変形する未来へ   作:プレダコンボイ

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とうとう異世界へ、いったいどんな世界なのか……


第十話 事故

あれから旧クインテッサ基地を中心に活動をしペイルスプリームの調整と新たな実験品を作り搭載するなどして数か月がたった。

 

「ふむ、俺のグランドブリッジのシステムとペイルスプリームのシステムを連動させれば異世界に飛ぶためのワープホールを作ることはできる。」

 

けど一度開いたら再び開くのに1年はチャージしないとだめなんだよな~

 

「まぁ、ペイルスプリームの調整も終わったし一度試してみるか。実際にワープホールを超えるのは来年でもいいだろ。」

 

しかしペイルスプリームの拡張性の高さは思った以上だ、これならもっといろいろつけてみるのも面白いかも……いかんいかんなんだか最近考えがマッドサイエンティストっぽくなってそうでだめだな。ホイルジャックの研究に影響されたか?まぁ今はそんなことよりも実験のほうが優先だな。

 

「よし、ペイルスプリーム起動!宇宙船にトランスフォームだ!」

 

『ペイルスプリーム起動、トランスフォーム!!』

 

「ペイルスプリーム!今から宇宙にて君に搭載した異世界転送装置のテストを行う。俺について来てくれ、トランスフォーム!」

 

『了解、同行します。』

 

そうして俺はペイルスプリームを誘導し、基地から出て宇宙に飛び出した。

 

 

 

 

 

「よし、目標ポイントに到着だ。ペイルスプリーム、一度俺を中にいれてくれ。」

 

『わかりました。』

 

よしよし、航行に問題なし。出力も安定してるし、整備は完璧だな。

 

「最初に武器のテストを行う。君のターゲット・コンピュータは俺のターゲット・コンピュータとリンクした状態だ。我々が同期することで俺の方から君にターゲットを指定できる。」

 

『了解、ターゲット同期を開始……ターゲット同期、50%……ターゲット同期、完了しました。あとはあなたの指示を待つだけです、ウィンドウェーバー。』

 

「ペイルスプリーム、目標前方の小隕石。粉砕してみせろ!」

 

基地に目がけて飛来する小隕石群のなかの一つに照準を合わせる。本来なら基地の防衛システムで壊すのだが、今回は実験のためペイルスプリームに破壊させる。

 

『引き受けましょう。』

 

ペイルスプリームから4本の赤いビームが小隕石目がけて放たれる。小隕石はそのビームの熱量に負け、溶けだし最後に大きく爆発した。

 

ふむビーム砲に異常はないな。

 

「次だ、今度は複数の目標を狙い撃つぞ!ミサイル用意!」

 

『了解、ミサイル用意。』

 

「撃てっ!」

 

『発射。』

 

ペイルスプリームから16ものミサイルが同時に発射される。それらのミサイルはそれぞれ迫りくる小隕石群に向かい……

 

『目標の消失を確認。レーダーに残りの小隕石確認できず。』

 

「ああ、武器のテストは終了だ。よくやったペイルスプリーム。」

 

さて、計器にも異常は見当たらないし。武器は問題なかった。次の実験で最後だ……上手くいくといいが。

 

「よし、ペイルスプリーム。これから最後の実験を行う、俺のグランドブリッジシステムと君の異世界転送装置のシステムを同期し、ワープホールを作る。準備はいいな。」

 

『了解、いつでもいけます。』

 

「システム同期開始、続けて位置座標固定、装置にエネルギー充填開始!」

 

『システム同期、位置座標固定、充填開始…………完了しました。』

 

「ワープホール生成まで3……2……1」

 

『「生成。」』

 

言葉の直後、目の前の空間に青白いワープホールが生成される。

 

「ペイルスプリーム、調査カメラ射出。」

 

『了解、射出します。」

 

俺はワープホールの向こうが側を調査するためカメラを出すよう指示するとカメラが写す光景を見るためにモニターを注視する。その時……

 

『警告、ワープホールが不安定になっています。』

 

「なに!そんなはずは……」

 

確かに、ワープホールが不安定になっている……だが何故だ、システムも装置も異常は見当たらないし、エネルギーだって十分足りているはずだ。なのに何故……

 

ガコンッ! 俺がそう考え込んでいると突然ペイルスプリームが大きく揺れた。

 

「なんだ?どうしたペイルスプリーム!」

 

『目の前のワープホールから強力な吸引が発生しています。このままではあのワープホールに吸い込まれます。』

 

いかん、今エネルギーを装置に回しているから離脱できない。それにここで装置を切ったらそれこそなにが起きるか。くっ、こうなったら……

 

「ペイルスプリーム前進、目標ワープホール。このまま吸い込まれるのを防ぐ手がないのなら、崩壊する前に突入しないとバラバラのスクラップにされるぞ!」

 

『了解、突入します。』

 

頼むぞ、もってくれ!

 

『「突入!」』

 

今にも崩壊しそうな青白い空間を通る、どうやら強力な吸引は空間の向こう側から発生しているらしい。そうして……

 

『空間から出ました。同時にワープホール消失。』

 

どうやら無事に通れたらしい。

 

「ふぅ、ひやひやしたぜ。ペイルスプリーム現在位置分かるか?」

 

『周辺区域及び星系のデータ照合……わかりません。』

 

「わからない?一致するところはなにもないのか?」

 

だとするとちょっとどころじゃなくてヤバいんだが……

 

『一致情報有り、地球を確認。』

 

「地球?ならそこに向かうか、地球ならなにかわかるかもしれないし。よしペイルスプリーム進路変更、目標地球!」

 

『了解、進路変更、目標地球。発進します。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……なにものかがこの宇宙の時に干渉した?いったい誰が……グランドブラックホールのこともある。何事も起きなければいいが。

 

「どうしたベクタープライム、プラネットフォースについてなにか解ったのか。」

 

「いや、なんでもない。どうやらこのアトランティスの紋様からはなにも得ることができなかったがある惑星の位置がわかった。惑星スピーディアの位置だ。ギャラクシーコンボイ。」

 

「惑星スピーディア?そこに……」

 

 

 

 

 

そうだなんとしてもグランドブラックホールを止めなくては……




ギャラクシーコンボイの変形する消防車って地球で隠れて暮らすにはちょっと無理がある気がする。
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