変形する未来へ   作:プレダコンボイ

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主人公ちょっとだけ覚醒回


第三話 墓場

俺が記念すべき1個目の星系を飛び出して、はや1週間がたった。だがまだ次の星系に辿りつけていない。思っていた以上にあの星系は孤立していたようだ。だが今自分が抱える問題はそこだけじゃない。

 

「う~ん、このまま飛び続けても次の星系までエネルギーが持ちそうにないなぁ。いくら太陽光で充電できるといっても、肝心の太陽が遠すぎて充電が消費に追いついていないし。といってもこんな所になにかあるわけでも……うん?金属反応?トランスフォーム!」

 

一度ジェットから人型に戻り、反応のある方向を向くと、なにか残骸のようなものが漂っているのが見えた。

 

「こんな宙域でどうして、それも結構な量。どういうことだ?さっきまでなにも反応はなかったのに。」

 

かなり怪しい、無視してもいいんだが残りのエネルギー量に不安がある。行けばなにか代わりになるものがあるかもしれない。

 

「行ってみるか、よしトランスフォーム!」

 

目標に向かってしばらく飛び続け俺の目に入ってきたのは大量の船の残骸だった。

 

「すごい量の宇宙船だ、これが宇宙船墓場。でもこれだけの量の宇宙船に突然なんで反応したんだろう。それに見たところ全部同じ型の船みたいだけど……あれ?あの船だけ灯りがついてる。少しぐらいエネルギーが残っていると嬉しいけど……行ってみるか。」

 

そこにあったのは、ボロボロではあるもののまだ辛うじて稼働している、一隻の宇宙船だった。だが奇妙なことに、この船は他の船と形が少し違う。

 

「この船だけ周りの船とは少し違う。とりあえず、中に入ってみたいけど入口は~あったあった。ここのレバーを引けば。」

 

ビンゴ!扉が開いた。

 

「お邪魔しま~す。おっと、扉は閉めとかないと。」

 

そういって扉を閉めると、突然暗かった部屋に突然灯りがつく。

 

「やっぱり、この船はまだ生きてる。ここで何があったのかわかるかもしれない。」

 

俺は部屋からでて、廊下を歩き探索をしていると、奇妙なことに気付いた。

 

「おかしい、この大きさの船なら乗員の1人や2人見つかってもいいはずなのに、人っ子1人いない。どういうことだ。」

 

そうこうしていると艦橋にでたらしい。

 

「ここが、艦橋か。やっぱりここも人がいないっか。うん?これは記録映像か?これを見ればなにかわかるかも。」

 

 

 

 

 

『…………ザ……ザザ……ダメだ、また一隻食われた。護衛の船は何……ザザ……ダメです艦……もう護衛は……ザ…………この……ではぜ……ザザ……ワープだ!全艦ワー……だめ……ザ……この宙域でワープは……ザザザ……ザーーーー』

 

なんだあれは、サメのようなロボットが次々船を襲って、まるでまるで。

 

「っ!!」

 

落ち着け俺、落ち着いて情報を整理しろ!ところどころノイズが激しくてはっきりと断定はできないが、つまりこの船団は移動中にあのサメの化け物に襲われて命からがらワープしたがワープに失敗して船団は全滅、乗組員も時空の狭間かなにかに飛ばされたといったところか。

 

「それにしても気味が悪い、それにあのサメの化け物どっかでみたことあるような……まぁいい、これで2つの疑問は解決したってことか。」

 

金属反応が突然現れたのも、船団が全滅していて人っ子1人いないのもワープに失敗したからってことだしな。

 

ウィーン!ウィーン!ウィーン!

 

「な、なんだ。」

 

『警報、警報、敵接近』

 

「敵?敵ってまさか」

 

まさかさっきのサメの化け物がワープに引っかかって、このあたりにいるってのかよ!まずい、これ以上この船を傷つけられると、エネルギーが回収できない。ここから出口まで結構時間がかかる。いつあのサメが出てくるかわからない以上時間はかけられない……

 

「グランドブリッジを使うしかないか、いやでもぶっつけ本番は……」

 

『警告、警告、接敵まであとわずか』

 

「くそ、もうやってやる。やってやるぞ!座標軸固定、空間把握、エネルギー接続良し、グランドブリッジ起動!!」

 

グランドブリッジを起動した瞬間、目の前と外に緑色の渦が発生する。そして目の前の渦に吸われたものが外の渦から出てくる、つまり。

 

「やった成功だ、ちゃんとできた。よし、トランスフォーム!」

 

無事に外に出れたけど、サメはどこだ?

 

「っ!!後ろか!」

 

そこには現れたのは全長15mはあろうかという巨大なロボットのサメだった。

 

「で、でかい!それに思い出したぞ、こいつシャークトロンそっくりだ。でもシャークトロンってこんなに大きかったか?」

 

「シャーーー!!」

 

「おっとっと、考え事してるばあいじゃない。こいつをまず船から引き離さないと。こっちだこの化け物ザメめついてこい!」

 

「シャーーー!!」

 

よーし、いいぞぉ。ちゃんとついてきている。これなら……

 

「ついでにこのミサイルもくらえ!」

 

ウィンドウェーバーの背中から放たれるミサイルが化け物ザメに殺到する……が!

 

「シャーー!ムシャ!グチャ!シャーーー!!」

 

「う、嘘だろ!あいつミサイルを爆発ごと食べやがった!!くそー、今のより威力のある武器なんてないぞ!」

 

こうなったらもう、当たって砕けろだ!うん?まてよ、そうだ体当たりだ。光速を超える速度でぶつかればあんなサメでも一撃で倒せるはずだ。いや待て、そんなスピードでぶつかればこっちも死んじゃう。結局八方塞がりかよ。

 

『あなたの魂に合わせたボディをあなたに』

 

……確かに、あの時プライマスはそう言った。俺の魂に合わせたボディ、つまり俺のボディはトランスフォーマーだけど魂は人間のはずだ。あるじゃないか人間の魂を持ったトランスフォーマーが!そうゴッドマスターだ!

 

[ゴッドマスター]とは人間と超ロボットが融合した新たな生命体。人間が「マスターブレス」と呼ばれるブレスレットによって「マスターフォース(強化服を纏った姿)」に変身。さらに魂の結晶体「アイアコーン」に変形してトランステクターに合体(ゴッドオン)し、ロボットに変形する。「天超魂」「地超魂」「人超魂」の三つのエネルギーを使いこなすことによって、超パワーを生み出したり傷を自然治癒させたりすることができる(この天地人の超魂パワーを使いこなすことにより、神の域にまでいったため、ゴッドマスターと呼ばれる)。

 

俺も多少作りは違うがある意味人間とトランスフォーマーが融合した存在。なら、使えるはずだ。超魂パワーを!

 

「さっきからぶっつけ本番ばっかりだけど。もうこれしかあいつを倒す方法はない!行くぞぉーー!!」

 

そういって化け物ザメから一気に距離をとり、一気に超スピードで近づいていく。

 

「シャーーーー!?」

 

この瞬間化け物ザメはウィンドウェーバーの姿を見失い、動きを止めた。

 

「うおぉぉーーーーー!!燃えろ俺の魂ー!超魂パワー!!!」

 

その瞬間ウィンドウェーバーの体が燃え上がる!

 

「超魂ウィンドストライク!!!」

 

「シャ、ジャアァァァァーーーー!!!」

 

化け物ザメは風穴を開け、完全に動きを止めた。そしてウィングウェーバーは……

 

「トランスフォーム!やった、やったぞ。あの化け物ザメを倒した!それにさすがは超魂パワーだ。エネルギーの消費も思ったより多くない、と言いたいところだけど精神的にすっごく疲れた。はぁ、とりあえずさっきの宇宙船に戻ろう。修理すれば使えるものもあるかもしれないし。ついでにこのサメも持って帰るか、調べればこいつの正体とここがどこら辺なのかわかるかも。よし、トランスフォーム!」

 

 

 

 




こうしたほうがいいよぉ、と言ったご指導なんかもお待ちしています。
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