変形する未来へ   作:プレダコンボイ

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とうとう原作キャラ登場、その意外な人選とは……


第四話 救援

倒した化け物ザメを引っ張り船の元まで戻り、調べてみたものの。

 

「う~ん、特になにかあるって感じはしないなぁ。作った人のヒントぐらいあると思ったんだけど……」

 

解ったことといえば、この化け物ザメはどんなものでも食べることでエネルギーに変換することができるというぐらいだった。

 

「まるでインセクトロンみたいだ。まぁ、奴らと違って消化不良でお腹が痛くなるなんてことはなさそうだけど。」

 

どうやらここまで大きいのも、この機能を使うためっぽいし。

 

「さて、サメを調べるのも終わり。次はこの船で使えそうなものを探さなきゃ。とは言ったものの、どこから手を付ければいいのやら。とりあえず、エンジンブロックからかな。」

 

そう思い、艦橋から出ようとしたその時。

 

ビー、ビー、ビー!

 

「うん?なんだ?通信が入ってる。」

 

『こちらサイバトロンレスキューチーム、こちらでSOSを受信した何があった。繰り返す、こちらサイバトロンレスキューチーム、こちらでSOSを受信した何があった……』

 

「サイバトロンだって!こんなに早く会えるだなんて。こちらウィンドウェーバー、旅の途中全滅した船団を発見、原因を排除したものの残りのエネルギーがあまりなく困っている。救援求む。」

 

『よくわかった。すぐに救援部隊が駆け付ける、落ち着いて待っていてくれ。』

 

こんなに早くサイバトロンに会えるとは思わなかったな、それにこれなら船の中でくつろいでいられる。ろくに休憩してなかったしちょうどいいかな。

 

 

 

 

 

しばらく船の中で休憩していると遠くのほうで一隻の船が近づいて来ているのが見えた。

 

「どうやら来てくれたみたいだ、ああドキドキしてきた。どんな人が来ているんだろう。楽しみだなぁ。」

 

それからすぐにサイバトロンの船が到着し、こちらの船に接続された。俺は入口で救援に来てくれた人達を待っていた。

 

「遅れてすまなかったな、君が……ウィンドウェーバーかい?私はサイバトロンレスキューチームの一つでプロテクトボット部隊のリーダーのホットスポットだ。他に誰か生存者はいるかい?」

 

「(大きい、やっぱり俺、トランスフォーマーとしてはかなり小さい部類だから余計にそう感じる)は、はい。俺以外に生存者は見当たりませんでした。」

 

「そうか。ところで原因を排除したと言っていたが、詳しく聞いてもいいかね?」

 

「はい、とりあえず原因となったものは回収しました。こちらです。」

 

そう言って俺はホットスポットを艦橋まで連れて行き、化け物ザメの残骸を見せた。

 

「すごいな、ここまで大きなシャークトロンを見たのは初めてだが、それにこの大きな穴……これは君が?」

 

「えへへ、まぁね。俺にかかればこんなものですよ。」

 

「勇ましいな、だがあまり無茶をするなよ。君はまだ若いようだからな。」

 

「は、はい!」

 

「ホットスポットどうやら本当に生き残った者はいないようだ、どうする?」

 

「そうかグレイズ、引き上げるぞ。よしウィンドウェーバー残りの話はこちらの船でしよう。」

 

「わかりました。」

 

それにしても運がいい、最初は誰が来るのかと思ったけどまさかプロテクトボット部隊とは。ということはここが初代トランスフォーマーから続くG1世界だということは間違いない。

 

「どうしたウィンドウェーバー、行くぞ。」

 

「あ、なんでもありません。今行きます。」

 

思いふけっている場合じゃないや、ついて行かなきゃ。

そうして俺はホットスポット達が乗ってきたサイバトロンシップに乗り込んだ。

 

「さて、改めて自己紹介しよう私がプロテクトボット部隊のリーダーホットスポットだ。そしてさっき君が会った彼が「航空支援員グレイズだ、よろしく。」そこで船を操作しているのが追撃員ストリートワイズ「よろしく。」そこでデータ整理をしているのが偵察員グルーブ「よろしくウィンドウェーバー。」そして最後に格納庫でシャークトロンを見ているのが救助員ファーストエイドだ。後であいさつに行くといい。」

 

「はい!改めてウィンドウェーバーです、よろしくお願いします……ところでホットスポットさんこれからどこへ行くんですか?」

 

このあたりに星はなく、困っていたからこそ訪ねずにはいられなかった。また、これから行く先によっては今の時代がわかるかもしれないという思いもあった。

 

「『さん』はつけなくていい、これから向かうのはマイクロ星だよ。私たちはその星で教官もしていてね。さっきのSOSも任務でマイクロ星を離れていて、帰る途中で拾ったのさ。君もマイクロトランスフォーマーだと思ったんだが、やっぱりマイクロトランスフォーマーにしては小さいし、君どこの出身だい?」

 

ヤバい、なんて答えたらいいんだ。プライマスの元で生まれました、なんてバカ正直に言えないし。

 

「え~っと、自分でもどう言ったらいいのか、わからないというかなんというか……」

 

「そうか、まぁ言いづらいのだったら別に構わないさ。」

 

「その、ありがとうございます。」

 

今ホットスポットはマイクロ星って言ったよな。

 

[マイクロ星]とはトランスフォーマーVに登場する惑星でマイクロトランスフォーマーと呼ばれる、比較的体の小さなトランスフォーマー達の生まれ故郷でもある。

 

マイクロ星ってことはもうユニクロン戦争やヘッドマスターズ戦争も終わっているのか?

 

「あの、最近なにか大きな事件ってなにかありました?ずっと一人で旅していたので最近の情勢について詳しくなくて。」

 

「最近起きた、大きな事件かい?そうだな地球でデストロンがフォートレス司令官に敗れて、逃走したとは聞いたが。」

 

「フォートレス司令官、それに地球ですか。」

 

「君は地球を知っているのかい?あそこには私も昔住んでいたことがあってね。とてもいい星だった。なにより我々にはない多くの文化がある。それに……」

 

な、長い。相当気に入ったんだな話が止まらない……それにしてもフォートレス司令官の話が出たってことは、つい最近ヘッドマスターズ戦争が終わったってことか。少し残念だ、つまりもうコンボイ司令官には会えないってことか。それに後数年もしたらまた地球でゴッドマスター達の戦いが始まるのか。

 

「ホットスポット、もうすぐワープに入る。そろそろ準備しておけ。」

 

助かった、このまま永遠長話を聞く羽目になるとこだった。

 

「うん?もうそんな時間か?わかった。すまないが君、ワープに入るからちゃんとどこかにつかまっていてくれ、君のサイズにあった椅子がなくてね。」

 

「はい、わかりました。」

 

そりゃそうだ、向こうは平均6m程。それに対してこっちは人間だったころと身長は変わらないからだいたい150cmぐらい。大きさ的にはマイクロトランスフォーマーより小さいマイクロンぐらいの大きさだ。人間が一緒に乗ることを前提としないかぎり、彼らの船に俺にあった椅子があるわけない。

 

「ワープが終わればすぐにマイクロ星に着く。楽しみにしていてくれ。」

 

「はい!」

 

それにしても楽しみだ。ようやくいろんな人がいるところに行ける。

 

「よし、ワープ!」

 

 

 

 

 




プロテクトボット部隊の面々は歴戦の戦士になり、少し固く真面目に優しくそんなイメージです。
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