変形する未来へ   作:プレダコンボイ

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サイバトロンも軍隊っぽいところもありますが、入る入らないって結構基準は曖昧なんですよね


第五話 選択

ワープを終え、目の前に飛び込んできたのは銀色に輝く機械に覆われた星……マイクロ星だ。

 

「あれが……マイクロ星。綺麗だなぁ。」

 

ところどころにまだ自然が残っているのも見える。機械と自然の調和を体現しているかのような美しさだった。

 

「はは、君もそう思うかい?私もこの星のことは気に入っていてね。故郷のセイバートロンに少し似ている気もするしね。ただまぁ、地球の美しさもなかなかでね、あの……」

 

「ま~た始まったよ、ホットスポットの地球美化話。地球がいいとこなのは認めるけど、ちょっとくどいぜ。」

 

「ホットスポットは本当に地球のことが好きなんですね。」

 

「ああ、地球は我々にとって、第二の故郷といってもいいぐらいだ。それに宇宙広しと言えどあそこまで美しい星はまれだ。だからこそ、デストロンの連中からなんとしてでも守らなければならない。」

 

俺がいた地球ではないけど、同じ地球が褒められて嬉しいや。それにホットスポット達の強い正義感に思わず感嘆してしまう。

 

「そういえば、マイクロ星に着いたら俺はどうしたらいいんです?」

 

せっかくだから、あちこち見て回りたいけど。

 

「そうだな、まずは本部で一連の出来事の報告と事情聴取。そのあとは好きにしてもいいが……どうかね、君サイバトロンに入らないかい?」

 

「ホットスポット突然何を言いだすんだ。」

 

ファーストエイドが慌てて、止めにかかる。彼には人間と同じぐらいの大きさで見たところまだ若いウィンドウェーバーをサイバトロンに入れることに強く反対する。それは戦いを好まない彼の性格からしてもあまり許せることではなかった。

 

「だがファーストエイド、彼の実力はあのシャークトロンを倒していることから証明されている。」

 

「しかし、あのシャークトロンを彼が本当にやったとは限らないんだぞ、シャークトロンに開いていた穴の大きさに対し彼は小さすぎる。とても彼がやったとは思えない。どうせ若いやつらがよくやる誇張に決まっている。」

 

ど、どうしようまだヘッドマスターズ戦争が終わったばかりのこの時期にゴッドマスターなんているはずないから超魂パワーなんて言ってもわからないだろうし。どうやってシャークトロンを倒したって説明すればいいのか考えてなかった。

 

「だがファーストエイド、彼はあの船の墓場で唯一生き残っていた。彼意外にだれがあのシャークトロンを倒したと言うんだい?あのシャークトロンが死んで間もないことぐらい君ならすぐにわかるだろう。」

 

「ううむ、確かにお前の言うことももっともだが。」

 

「それに、彼なら大丈夫だ。勘……だがね。」

 

「超機械生命体の俺達が勘ね。ま、リーダーの決めることだ止めやしないよ。だが俺はあくまでも反対だ、それでいいね。」

 

「ああそれで構わない、それで君はどうするウィンドウェーバー。サイバトロンに入らないかい?」

 

どうしよう、サイバトロンに入るというのは魅力的だ。けれど一度入ってしまえば自由に旅を続けることができない。

 

「えっと、入りたいのはやまやまなんですけど、自由に旅もしたいというか。その……」

 

「なにも今すぐ入れるというわけではない。まずは訓練学校に通うことからだ。学校を卒業してからまた入るかどうか決めればいい。」

 

それなら問題はないか?ちょっと腰を下ろしてこれからどうするか考えるのも悪くないかも。

 

「わかりました。通ってみようと思います。」

 

「そうか、では私は先に本部に報告してくる。ストリートワイズ彼の道案内を頼む。ファーストエイド行くぞ。」

 

「あいよ。」「わかりました。」

 

そう言ってホットスポットとファーストエイドが去った後、グルーブが近寄ってくる。

 

「あ~、ファーストエイドをあまり悪く思わないでくれないか、彼も心配してるだけなんだ。」

 

「わかってますよ、彼優しいんですね。」

 

「ならいいんだ。あいつは昔からああでね、よく責任を感じて落ち込んだりしていたもんさ。」

 

「しっかし、本当に訓練学校に通うのかい?試験に受かるといいね。」

 

うん?今なんて言った?聞き間違えでなければ試験って……

 

「ああ、あそこの試験は難しいからね。前々から思っていたんだがあそこの……」

 

やばい、二人の話が頭に入らない。試験ってなにするんだ、それに難しいって。専門の知識とかだったらまずいぞ。

 

「それじゃあ行こうかウィンドウェーバー。」

 

「あ、はい。ストリートワイズ。」

 

やっぱり、軽い考えで決めなきゃよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウィンドウェーバーは試験に合格できますかな、無茶をしなければいいが。」

 

「心配するなファーストエイド。彼ならきっと大丈夫さ。」

 

「それも勘か?」

 

「ああ、それに今は昔と違って平和じゃないか。あのガルバトロンもこの世から消えたんだしな。」

 

「だといいんだがな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船を出て、街を案内してもらって思ったのは活気のよさだ。無論人はおらず、全員がトランスフォーマーなのだが。あちこちから子供のようなはしゃぎ声が聞こえてくる。

 

「賑やかでいいところですね。」

 

「そういってもらえると嬉しいよ。」

 

「あそこに見える建物が我々の本部で訓練学校の試験会場でもある。まずは君のIDを登録しないとな。」

 

なるほど、地球でいう戸籍みたいなものか。それにしても試験か、本当にどうしよう。

 

「どうかしたかい?」

 

「いえ、試験のことについて考えていて。あの、試験ってなにをするのか知ってますか?」

 

「あ~、それは俺の口からは言えないね。まぁでも、毎回中身は変わるらしいから気にしないでいいんじゃないかな。」

 

毎回中身が変わるって……不安だ。

 

「ああ、そうそう。しばらくは俺の部屋で生活してもらうよ。いきなり住む場所までは用意できなくてね。」

 

「問題はありませんよ。ゆっくりできるなら。」

 

「よし、さぁ行こう。」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐぅおおお~~~!!」

 

う、うるさい。まさかストリートワイズのイビキがこんなにうるさいなんて。さすがは超ロボット生命体、イビキもすごいのか。ロボットなのに……

 

 




次回からまた原作キャラが増える……かも。合体戦士登場なるか!!
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