ということで連投します。
どうもどうもこんにちは、転生しました白峯悠斗です。
さっそくですが、平和な日常を謳歌しています。
俺が転生した白峯家は特に家庭や経済的な問題がなく、それどころか家族の仲が異常にいいところだった。
……うちの親ってば、もう結婚後10年近くたっているのに、まるで新婚ホヤホヤのように隙あらばイチャつくぐらいに仲がいいのだ。まさに『口から砂糖を吐きそうなくらい甘い』みたいな状態をほぼ毎日味わっている。
……もう……堪忍してつかあさい……。
まあ、それ以外は特に問題もなくすくすくと育っている。生まれてからの1年くらいは地獄だったが。
考えても見てくれ。中身はいい年した高校生なのに、自分で食事も排泄もできず全部人に世話してもらっているとか言ったらそれはもう……。
……うん、忘れよう!そうするべきだ!思い出しても辛いだけだしな!
ちなみに、白峯家はミッドチルダという管理世界にあり、家族全員が魔法の素質をもっているらしい。俺はまだ使った事はないが。
まあそれはともかく。
もしかしたら前世より(色々な意味で)充実している毎日をおくっているのかなぁ……。まだ子供、しかも幼稚園生くらいだけど。
なんて考えていたら。
「ご飯できたわよ~。」
と、間延びした女性の声が聞こてえた。
「はぁ~い!」
とこちらも間延びした声を返しながらソファから振り返ると、そこにはニコニコ笑っている我らが母―――白峯
聞くところによると、彼女は日本からの次元漂流者らしい。次元漂流者とは、読んで字のごとく全く違う次元世界から流れてきた漂流者、つまり迷子である。わっかりやっす~い!(自画自賛)
そんな母は元管理局員で、仕事中に出会った父とフォーリンラブ。数年を経て結婚し寿退職したんだとか。また彼女の元同僚さん(現在30歳、かなりこき使われているようでよれよれだった。雰囲気が)に聞いたのだが管理局時代、「十六夜の女王」というとっても厨二くさい二つ名があったそうだ。
……そのことを話していた時顔が青かったので相当やばかったのだろう。今の柔らかい物腰からは想像できないんだけどな。
「悠ちゃん、お皿運ぶの手伝ってくれる?」
「うん、分かった。あと悠ちゃんってやめてって言ってるよね。」
「ごめんね~。」
謝るなら直してよ。
そんな話をしながら皿をテーブルに運ぶとすでに俺の家族の姿が。
「いや、先来てるんなら運ぶの手伝ってよ。一人だけ手伝ってる僕が馬鹿みたいじゃ
ん。」
「そんなことはないぞ!おまえは馬鹿じゃない!ちゃんと母さんの手伝いができるいい子だ!」
そういって俺の頭を撫でようとする我が父―――白峯
我が家の大黒柱で、聖王教会に所属しているが、聖王には特に興味がないとか。なんてばちあたりなひとなんだろう(棒)
元々はベルカの騎士の家系で、名前もまったく違ったとか。(母さん曰くドイツ人みたいな名前)その後母さんと出会い、紆余曲折のすえ家を出、日本人っぽい名前に改名したそうだが、その話をすると長編小説が1本かけてしまうのでここでは話さない事にする。
また、ベルカ式を使う癖に弓ばかり使う変わり者だ。槍も使えるらしいがそんなところは見た事がないし。ちなみに極度の親ばかだ。
あ、頭撫でないで。こぼれるから。
すげなく拒絶されて、しょぼくれている父を無視して皿をテーブルに並べていると、脇から手が伸びてきて俺が持っていた皿をテーブルに並べてくれた。
「あ、ありがとう兄さん。」
「気にするな。むしろこっちの台詞だよ。」
俺の兄―――白峯
「おにーちゃん、きょうのごはんなあに?」
「ん?見ての通りカレーだよ。」
「やったー!かれーだ~!おにーちゃんだいすきー!」
「それは母さんにいいなよ?」
このやたらテンションが高いのは俺の妹―――白峯
「みんな揃ったわね?あなたもしょげてないで。はい、手と手をあわせて。」
「「「「「いただきます」」」」」
こんな家族と、日々を平穏に過ごしています。
生き返らせてくれた神様には感謝だな。本当に。
というわけで第1話、いかがでしたでしょうか?
今回は主人公の家族についての説明回でした。
ここから数話は説明回が続くと思いますので、あまり好きではない人はご辛抱を。
戦闘シーンももうちょっと先になりますね。
ちなみに、作中にあった高久と綾乃の恋路を描いた『ベルカ恋物語~次元の壁を越えて~』は書く予定はありません。ええ、一切ありませんとも。
批評、感想、誤字脱字のご指摘待ってます。
あと関係ないですけど、自分の書いた小説が載っているのを見ると、得も言われぬ感動に襲われました。