リリカルでなのはな凡人転生記   作:セキシキ

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第3話です。投稿遅れてすみませんでした!<〇>

ちょうどバイトが始まったりなんだりで調整に時間がかかってしまいました。ホントに申し訳ないです。ああ、やっと投稿できた……。

とりあえず、話が進展するとかそういうのはないので、ゆっくりしていってね!



第3話 オリ主、能力を確認する。

アスタルテを手に入れた次の日、俺はアスタルテを持って近くの公園に向かっていた。

 

『マスター。』

「ん?何だ?」

『今日は何故出かけているのか知らないのですが。』

「あれ、言ってなかったっけ?」

『はい。急に「公園行くぞ。」と言われただけですから。』

 

そうだったっけ?言った気がしたんだけどなあ……。っは!?これがうわさの物忘れってやつか!?うそだろ、中身はともかく外身はピチピチ(死語)の7歳だぞ!?

い、いやだ、そんなこと絶対認めない!絶対に認めないんだからねっ!

 

……はあ、馬鹿言ってないでちゃんと説明しよう……。

なんか今日の俺テンションおかしいな。睡眠時間短いせい?

 

「ちょいと魔法を試してみようと思ってね。家の庭は狭いし、近くに広い場所が他になかったからな。頼むぞ?俺まだ魔法使った事ないから魔力運用とかよく分かんないんだよ。」

『はい。任せてください。』

 

うちの家族は、もともと管理局や聖王教会で勤務していた両親は言うまでもなく、兄である司はデバイスをすでに持っている。また妹の弥生はデバイスなしでも魔法の使えるというチートちゃんなので、我が家で魔法( ・・ )を使った事がないのは俺だけなのだ。

 

なので、この機会に自分がどの程度の魔法が使えるのか試してみようと思った次第である。

 

魔力量は平均より少し上のBぐらいだそうだが、自分の能力を把握しておいたほうが絶対いいだろうからな。というか、わからないと今後の指針が立てられない。

 

そんな話をしている間に公園に到着した。

その中でさらに林に囲まれていて人目につきにくい場所を探して荷物を置いた。

 

「よし、じゃあやるか!」

『はい。』

 

 

*  *     *     *     *     *        

 

ちょうどいいので、ここで魔法について軽くおさらいしておくとしよう。

この世界の魔法は、型月=サンや某とある等の漫画やラノベのような神秘や幻想ではなく、科学技術によって成り立っている。わかりやすく言うならば、コンピューターのプログラムのようなものだろう。

 

世界に刻み付けられた力を基盤にする事で人為的に神秘や奇跡を再現したり、異なる法則に基づいた術式を用いることで物理法則を超越した現象を発生させたりするのでなく、数式によって構築された術式(プログラム)魔法の杖(デバイス)に走らせることで求める現象を発動させる。この時に必要な燃料が魔力であり、大気中の魔力祖を取り込み魔力へと変換する器官(エンジン)がリンカーコアなのだ。

 

また、魔法は体系化されており、大きく分けて効果範囲と汎用性に重点を置いた汎用型のミッドチルダ式と、対人戦を前提とした瞬発力と威力に重点を置いた特火型のベルカ式の大まかに分けて二つの体系が存在する。

 

しかし、はるか昔にベルカが滅びてしまった上に、体の負担が大きい事や、先天資質に大きく依存しすぎることから、現在では衰退し、ミッド式が主になっている。

確か、父さんの実家も数少ないベルカ式を使う家なんだっけか。

 

閑話休題

 

こうして一通り魔法を使ってみたのだが。

「平凡だな。」

『平凡ですね。』

 

持ってきた昼飯(母さん特製おにぎりセット。たくあんとデザートもあるよ!)を口にしながらアスタルテと話し合う。

しかし、使えないものはないが飛びぬけているものもないとは……。

射撃魔法などの単純なものから封印魔法などの特殊な物まで試してみたが、使えるは使えるが特にこれが優れている!というものがなかった。どれも使うのは問題ないが、威力や精度等の点は使い慣れてないことを差し引いてもあまり優れているとは言いずらい。

 

いやあ、さすがに万能だとかチートだとかは思ってなかったけど、完全なる凡庸だとは思わなかったわ。神様舐めてたわ。……あれ、なんか目から汗が……。

 

あまりにも何とも言えない結果に思わず目を覆っていると、アスタルテが励ますように声を掛けてきた。

 

『しかし、結界魔法は中々よかったのでは?構成や魔力消費ともに精度は比較的に高かったと思いますが。』

「ああ、あれはレアスキルのおかげだろう。あれで少し慣れているからだな。」

『レアスキル……ですか?』

「あ、お前にはまだ見せてなかったな。よし、じゃあ少し離れたところで見ててくれ。

そういって宙に浮いたアスタルテから少し離れた広場のようなところまで歩く。

そして前を睨めつけるように見つめて能力を使うための鍵詩(キーワード)を唱え駆け出した。

Time alter(固有時制御)―――double accel(二倍速)!」

 

その瞬間、俺以外の全ての時が遅くなった。頬に吹いていた心地いい風も、暖かな太陽の日差しも、心なしか弱く感じる。

そのまま一気に目標の木に向かって駆けぬけ、木の横まで着いたときに能力を解除する。木までは目算でおよそ50mほどだったが、時計で測った結果ほんの3秒程度でたどり着いた。

 

『・・・今のがマスターのレアスキルですか?』

 

唖然とした様子のアスタルテがフワフワと近づきながら訪ねてきた。こいつ、浮くだけじゃなく移動もできんのか。

 

「ああ、そうだ。俺は[固有時制御]って呼んでるんだけど……。」

 

そう言ってアスタルテに簡単に説明する。

この能力は「Fate/Zero」の衛宮切嗣が使用した時間を操る魔術だ。といっても、時をかける少女のような時間遡行や、某紅王のように時間を消し飛ばして結果だけを残すことはできない。

 

この力は、未来化の加速、過去化の停滞といった自らの時間の経過を調節するものだ。元々は煩雑だった大魔術を切嗣が改良したもので、俺の使っているこれは原作と違い多少ながら他のものの時間を調節する事も出来る。

 

今回は切嗣が作中で使用したように、血液、ヘモグロビンの燃焼、筋肉組織の運動の始点から終点までの所要時間をすべて倍速まで加速させた。まあ、早い話が運動速度を倍にしたわけだ。

 

原作でネックだった「世界からの修正力」は神様のおかげか知らないがたいしてないものの、急速な変化に体が耐えきれておらず、倍速でもこれほど体中に痛みが走るため、それ以上は危険かもしれない。具体的には体の穴という穴から血が噴き出すとか!

 

話を戻して。

そしてここで重要なのは切嗣が使ったものは自身の肉体を固有結界、簡単に言うと一つの特殊な結界として定義することでその結界内の時間、つまり自分の体内時間を操作するということにある。

 

意識していないとはいえ、俺のレアスキルも肉体そのものを結界として定義し発動していることは変わらないようなので、その副作用で結界の使用が上手くなったようだ。

え?なんでわかったって?結界魔法使うときの感覚がレアスキル使ってる感覚とクリソツなんだよいわせんな恥ずかしい。

 

「ま、そういうわけだ。たぶんこのあたりが戦術上の鍵だな。」

 

今後はともかく、現在では唯一無二のアドバンテージだ。派手さはないものの応用性が高く、使い勝手がいいので主力になるだろう。

まあ問題は体に痛みが走るのと、動きを見切られ、あまつさえついてこられたら意味がないというところだろうが、さすがにどこぞのマーボー神父でもなければ大丈夫だろう。

 

「今後の方針としては、一通り全部手を出してオールラウンダ―を目指すというところかな?」

『そうなりますね。後はレアスキルの使いどころの見極めと持続時間の延長ですかね。』

「そうなるな。……徹底的な反復練習あるのみかぁ。」

『マスター。』

「うん?何だ?」

『マスターは何故、戦闘技術を磨くのですか?将来が決まっているわけではないのでは?』

 

ああ。そういうことか。

たしかにもっともな疑問だ。普通に生きるならこんなことしなくてもいいだろう。

魔力を持っていたとしても管理局なり教会に入ると決まったわけではないからな。

普通に一般人として生きる道もあるだろう。大した才能がないならなおさらだ。

苦笑しながらアスタルテの質問に答える。

 

「決まっていないからだよ。見ての通り、俺は別に規格外やチートじみた力はないからな。突然なろうとしても無理だろうから、今から色んな道に進めるようにしたいのさ。

あ、別に戦闘技術だけじゃないぞ。機械類とかプログラムとかもいじってるし。」

『なるほど。……マスターは本当に子供ですか?』

 

ゲッ。やっぱり子供っぽくなかったかな?中身は全部ひっくるめるとすでに20数年近く生きているからなぁ。

だがここで本当の事を言ったら病院に連れてかれるはめになるだろう。俺もそうする。

なので適当に誤魔化すことにした。

 

「そうかな?親がああいうのだから自然としっかりしちゃったんじゃない?」

『……そういうものですか?』

「そういうものだよ。」

『そうですか。』

「そうですよ。」

 

……ふう、なんとか誤魔化せたぞ。

しかしもっと上手く誤魔化せるようにしないと。これからの課題だな。

まあ、ばれないようにできるのが一番なんだが。

 

「しかし、今までの肉体面のトレーニングに加え魔法の訓練、さらには学校と。忙しくなりそうだなあこりゃあ。」

『はい。ですので、あまりご無理はなさらないようにしてくださいね。』

「もちろんさ。それくらいうまくできなきゃな。あ、それとお前の外装(フレーム)は勉強と資金等の理由からしばらくお預けだけど、いいかい?」

『ええ。マスターが自ら作っていただけるのなら文句などありませんよ。』

「よし!それじゃあもうしばらく特訓だ!」

 

そうして特訓に夢中になってしまったせいで帰るのが夜遅くになってしまい母さんにこっぴどく叱られたのは別の話。

 




完膚なきまでに説明回でしたね、メンゴッ!(ゝω・)

というわけで主人公の魔法の凡庸さとレアスキルの紹介、自分なりの魔法の説明回でした。
この魔法解釈のせいで投稿が遅れたよチクショウ。何回wikiったことか。戦犯は間違いなくこいつ。

うちの主人公の魔法技能は、レアスキル以外は多少の誤差はあれども平均です。まさに平凡、平均ボーイです。
結界魔法が優れてるとか言ってましたが、レアスキルの恩恵で慣れているだけなので、他のを鍛えれば横並びになります。慈悲はない。

そして出ましたレアスキル。皆さんご存知、魔術師絶対殺すマンの彼です。この能力使うオリ主をあんまり見かけないのと、チートになりすぎないちょうどいい感じなので引っ張ってきました。

能力の説明、こんな感じでいいですかね?今更ながら心配になって来たんですけど。
とりあえず、独自解釈タグ追加しときます。

そして今回一回も名前出てきてないですが、主人公の名前は悠斗です。
たくあん愛してる、結婚してくれ。

批評や感想、誤字脱字お待ちしています。
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