レポートがめんどくさいせいで取れず……。明日はバイトだから執筆できるかも怪しいという。いやあじゅうじつしてるなあ(棒)
そして唐突に6000文字を超える本文。文字数が安定しない……!
時は過ぎ、11歳にもなって、そんなこんなで士官学校卒業が徐々に近づいてきた。
え?飛ばしすぎなうえに突然すぎてわけわかんないって?
ふっ、ヴァカめ!俺はそんな細かい事情は気にしないのさ!(ドヤッ
あ、イタッ、ごめんなさい、石とか投げないでッ!芯出したペン投げないでッ!ささ、刺さっちゃうからっ!
ふう。さて、なぜ士官学校に入っていてさらにもう卒業間近なのかと言うと、話は数年前まで遡る。
まあ、ぶっちゃけて言っちゃえば7歳のときに管理局に入ることを決めて、9歳で士官学校に入学した、というだけなんだけどな。
ちなみに入局する事を決めたとき、両親は「考えて決めた事ならいいよ。」と協力的だったのだが、妹の弥生が猛反対したせいで交渉が難航してしまった。なんでも「お兄ちゃんと離れ離れになるのいや!」だそうだ。うれしいのだがいい加減兄離れしてほしいと思った。
その後は試験対策に勉強をしつつ、父さんから(必要性を感じないが)槍術と弓術を、父さんの同僚だという騎士から剣術を、母さんからは魔法の使い方を習った。
あと、公園でよく出会うお爺さんに初歩的な格闘術も教わった。
ミッドチルダの人のはずなのに使っているものがどう考えても中国の古武術なのだが、そんなことは無視である。
もう八十歳越しているのに車よりも早く走れるそらおっそろしい御方なのだが。いったいどんな人生を送ったのだろうか
まあ、俺はどうやら才能がないらしく、あくまで初歩しか教わっていないが。
母さんの説明は結構分かりやすかったんだが、ところどころで感覚的だったり擬音語が多くて困った。これが天才と凡人の差か、妬ましい。パルパルパル……。
同僚さんは「努力して頑張ろうとしている奴見ると応援したくなるんだよなあ」とかいって兄さんと一緒に稽古をつけてくれた。
ちなみに、呑み込みは兄さんの方が早かったのだが試合の成績はおれのほうがよくて兄さんが地団太踏んでいたのが印象的だったな。
あ、それと俺のデバイス、アスタルテだが、士官学校入学前に外装が完成した。父さんの友人であるデバイスマスターと共同で作った力作で、二丁の大型拳銃にしてみました。
その中で、特に一番力を入れたのはカートリッジシステムだろう。使うのは一応ミッド式だが、俺は魔力量があまり多くないので、それを補うために必死で作ったのだ。ここには俺なりに一工夫入れているのだがまたの機会にでも話そう。
ちなみにデバイスを弄りまくっていたせいで、その後はなんとなしに受けてみたB級デバイスマイスター試験に見事合格してしまった。史上最年少で合格、とかなんとかみんな言ってたけど、ぶっちゃけよく覚えていない。
そんなこんなで士官学校に入学して、苦節2年弱。厳しい訓練をくぐりぬけてきた。そのなかでも紆余曲折があったのだが、それを全部話しているとかなり長くなるので割愛。
そして今は、卒業まで二ヶ月をきり、俺たちの代は具体的にどの進路に進むかの選択を迫られていた。
* * * * * *
「ふむ、どうしよっかなぁ……。」
俺は今、自室でくつろぎながら進路資料を眺めていた。
資料と言っても別に大層なものではなく、卒業後の配属先の紹介をしているパンフレットだ。
俺たちのように士官学校を卒業して入局する者は、卒業前にどの部隊に行くかを決めなければならず、卒業間近になるとこうしてどこにはいるのか考えなければならない。
配備先は主に、本局の武装隊、航空武装隊、次元航行部隊。
地上部隊の首都防衛隊、陸上警備隊、陸士隊。救助隊
母さんの話では教育隊や古代遺物管理部などもあるらしいが、それらは選りすぐった精鋭で構成されるらしく、士官学校を卒業した後の進路ではないらしい。つまり、今の俺には関係ナッシング!(死語)
基本給は同じだが、各部署ごとに手当てがついて差ができるようだ。そしてやはり地上部隊より本局の部隊の方が圧倒的に給料も、出世も早い。また、本局の方が待遇もいいようだ。これが本局の人気が高い理由だろう。
対して地上部隊は給料が安く、休みがなく、負担が大きく、やってられないという人が多かったらしいが、最近は一部の将官や左官の尽力により少しずつ改善されているようだ。まあ、解決するのはだいぶ先だろうけど。
なので卒業後の進路は前述の7つから選ばなければならないのだが……。
「特に行きたい所ないからなあ……。どうしよっか……。」
ぶっちゃけ、さして出世欲とかないからなあ……。だからといって平和を守りたいという、正義感だとか使命感だとかそういうのもないしなあ……。魔法使えるから、せっかくだし生かせる道に進もうかなってだけだったし。
まあそんなわけで全く見当がつかないのである。
「そんなに悩んでねえでパパッと決めちまえよ~。悩んでても何にも解決しないぜ?」
と、俺の横から顔を出したのは俺の同期で親友のヨナン・バーナード。正統派魔導士を語っている癖に杖で叩いたり杖を投げたりとどう考えても邪道な戦闘法をしている上に、セクハラ発言やら覗きやらしている変態でもある。本人は伸士とか言っていたが実際は手を出せないただのチキン野郎だ。
「そんな適当な事ばかり言っていてもよくないぞヨナン?しかも結局何にも解決してないじゃないか。」
適当な事を抜かしているヨナンに苦言を呈しているのはエルマー・フリント。同じく同期で親友だ。
実際に行った事はないが彼の実家は剣術を教え受け継いでいる家らしく、彼の戦い方も魔力刀を展開して剣術を駆使するというそれらしいものだ。ただ気取ったところがあり、格好を付けたがる悪癖がある。
「でも悠斗だったらどこに行ってもうまくいきそうだよねえ。ね、カトリネ?」
寝ころんで足をパタパタ揺らしながら訪ねたのは同期のアーシア・グリニャ―ズ。楽しい事が大好きなお気楽極楽お転婆娘だ。いつもみんな彼女に振り回されている。
また俺と同じく近接高機動型だ。手甲型デバイス装備して駆けまわるのだが、どう考えても脚力が人間の限界を超えているようにしか見えない。一体どうなってるのだろうか・・・・・。
「そうだね。悠斗ならどこを選んでも結局そこになじんで上手くやっていけそうだよね。」
アーシアの質問に微笑みながら答えたのは同じく同期のカトリネ・ハーベストだ。俺たちの中では一番年上で、性格は謙虚で控えめと大和撫子みたいなのだがかなりの天然の気があり、周りの度肝を抜く事が多々ある。そんな性格ゆえなのか砲撃や回復など後方支援を得意としている。
この4人とは入学した当初からの仲で、さらにこいつらは大なり小なり問題児なので、いつの間にか教師陣の間では俺がこいつらのまとめ役という認識になっていた。このことを知った時はさすがにびっくりした。
ちなみに今は、俺が部屋でのんびりしていたらこいつらが勝手に入って勝手にくつろいでいるという状況だ。いつもこんな感じだが、やっぱり勘弁してもらいたいものである。あ、アーシア、お前勝手に菓子を出すんじゃありません。
「そんなもんかねぇ……。そういやお前ら、どこに行くのか決めたのか?」
なんとなく、こいつらの士官先を聞いていなかったので聞いてみることにした。
するとすぐに、
「ん?次元航行部隊一択だぜ。」
「航空武装隊だな。」
「あたしは武装隊だねえ~!」
「私も武装隊かなぁ……。」
へえ。そんで、理由は?
「あそこは給料すごくいいし、出世早いからな。艦長までなったらモテモテだろ!」
「ピンチの時に颯爽と登場してみんなを助ける……格好いいだろ?」
「ん?退屈しなさそうじゃない?面白そうな事がいっぱいありそうで。」
「わたしの能力生かしたいから……。思いっきり砲撃ぶちかましたいし……。」
「うん。お前らに聞いた俺がバカだった。」
もうだめだこいつら、もう手遅れだ。しかしやっぱり本局志望は多いなあ。給料がいいからか?
「まあ、今度また説明会あるみたいだしそこで決めても遅くないんじゃないか?個別で説明してくれるらしいぞ?」
「なるほど、その発想はなかった。お前にしてはまともな意見だな。たまには。」
「まともだとか、たまにはとか、失礼だなお前!おれはいつもまとも……」
「黙れチキン。」
「チキッ……!おまっ、俺は伸士だと何だ言えば―――」
「やかましいぞこのチキン。前の合宿の時だって、女風呂覗こうとか自分から言ったくせに……。」
「ギャアアア!イヤァァァァ!それはいわないでぇええええ!」
あ、チキンが壊れた。
「……まあいっか。よし、んじゃあ、その前にある程度条件を絞っておくかな。」
「・・・相変わらず、悠斗は鬼畜というか、えげつないよね……。そこで黒歴史蒸し返すって……。」
やかましい。何も問題ないんだからいいじゃないか。あと、お前はいい加減に菓子食うのやめなさい。それは俺のだと何回言えば!
* * * * *
その後ある程度条件をまとめて、母さんの元同僚の話を聞いて情報集めていたら、あっという間に説明会当日になってしまった。
当日は2時間程度会場を回って説明と相談を聞いていたのだが、ここは俺がただ説明を聞いたり、行列に並んだりしているだけでつまらないので割愛する。
まあ、本局のブースは行列ができていて、地上部隊のほうは閑古鳥が鳴いていたことだけは記述しておこう。
さて、それぞれのブースで色々と聞いてきた結果だが。
次元航行部隊は、次元航行艦で次元世界を巡回、まあパトロールすること部隊だ。艦内で生活するため休暇は不定期になるが、その分給料もよく出世も早い。
武装隊は、要請に応じ出撃する戦闘専門の派遣部隊。次元航行部隊にも派遣される事もあるので長期任務もあるが、次元航行部隊よりは少ないようだ。母さんのおすすめらしい。
その内航空適性の高い人たちは航空武装隊に所属するらしいが、俺は飛行適性が低いから無理だな。
次に地上部隊だが、首都防衛隊はその名の通り首都を守る部隊だ。勤務地が変わることがなく、地上部隊の中でも比較的装備が充実している印象があった。
陸上警備隊は、担当区域の警備や犯罪捜査などを仕事とする、いわば県警のような所だ。人手が足りなかったのか、かなり譲歩した条件を出してきた時はビックリしたなあ……
最後に陸士隊は、危険な犯罪捜査やテロに対処する部隊だ。警備隊よりも難度の高い任務が多く、公安のような組織だ。こっちも人手が足りないようで、必死にアピールしていた。
本局の部隊は任務の難易度が高い分給料もよく出世も早いことが、地上部隊はそれらが少ない分勤務地を自由に決められたり、その他の色々な面で譲歩が見られたことが印象的だった。
個人的には休みもちゃんととりたいし、デバイスの研究とかもしてみたいからなぁ。候補はやっぱり武装隊か陸上警備隊、ああ後は陸士隊か。
この中からちゃんと考えて決めないとな。
というわけで。
「へえ、結局警備隊にしたのか。」
説明会から数日後。俺は久々に実家で家族と食事をとっていた。家族それっての食事は久しぶりだなあ、やっぱ楽しいね!
「うん。武装隊とどっちにするか悩んだけど、こっちの方が身の丈に合ってるかなって。
それに、やっぱりデバイス開発させてもらえるみたいだったから。」
みんなが興味津々な目で見られながら、自身の進路の話をする。少し照れくさいが、家族の反応が面白くて結構楽しいものだ。
「でもこれで悠斗も管理局員かぁ……。ウフフ、ちょっと昔のこと思い出すわ。」
母さんは何だかとても楽しそうに笑っている。管理局員だったころでも思い出しているんだろう。
母さんは武装隊に所属してそうなのだが、あんななりしてかなり問題児だったそうだ。
元同僚の人から聞いたところによると、
『え?綾乃さん?そりゃあお前、凄いなんて言葉じゃ表せないくらい半端なかったよ。
いいか?坊主。見てねえお前には実感わかねえと思うけどよ、あの人、昔は武装隊のエースって言われていて、敵味方問わず名前が知れ渡っていてな。『白銀の女帝』って二つ名までついたんだ。戦闘になれば即視界を覆い尽くすほどの魔力弾と砲撃の弾幕が襲ってくるし、それを抜けて接近したら素手で思い切りタコ殴りにされる。【白銀の女王にあったら急いで遺書を書け】という教訓ができるほど容赦のない人だったよ。坊主、お前はあんな鬼みたいになっちゃだめだぞ……って綾乃さん!?なんでここに……。え?ユウトの迎えに?はっはっはあですよねえ!……え?何してたか?いやいや綾乃さんの武勇伝をユウト君に教えてたんですよ!ってちょっと待ってください綾乃さん!?やめて!訓練所は!模擬戦はやめてええええええ!いやああああああああヘルプミイイいいいいいいいい!!!』
だそうだ。その時の母さんに首元掴まれてドナドナされた元同僚さんの姿が忘れられない。ちなみに彼は3カ月入院したらしい。非殺傷設定どこ行ったし。
閑話休題
「まあ、何か困ったことがあったら父さんに言いなさい。父さんが魔法を教えてあげよう。」
自慢げに胸を張ってドヤ顔を見せている我が父。やべえ、殴りたい……!
こんな父さんだが、現在も聖王教会で騎士団長を務めている実力者で、たしかバインシュミット家という由緒あるベルカ騎士の家系出身だ。
名前も日本風の名前ではなくベルカ式(つまりドイツっぽい)名前だったのだが、母さんと駆け落ちしたときに改名したという。そのせいでいまだに父さんとじいちゃんは不仲のようで、緊急時以外はめったに会わないのだとか。ただ、やはり親子なだけあって俺たち孫にはかなりデレデレで、かなり頑固な人だと聞いたときは信じられなかったね。
だってさ、たまに俺たちが遊びに聞くと、使用人より真っ先に駆けつけてニコニコしながら一緒になってはしゃいでるんだぜ?お小遣いやらお土産やらもこっちが遠慮してんのにガンガン持たせて来るからね?思わず嘘だあ~って言っちゃったよ。
ああ言うのって、親ばかならぬ爺ばかとでもいうのだろうか。
って、話がかなり逸れたな。
「いらないよ。だって父さんが使うのって弓と槍でしょ?俺、銃と剣だから役に立たないよ。」
「グボアァ……!」
とりあえずお断りしておいたところ、父さんがなんか凄まじい声をあげて机に突っ伏してしまった。まあよくあることだし、放っておこう。
「そういえば、明日で訓練校は最後だったよな?」
ふと思い出したように兄さんが聞いてきた。机の上でなんか手を動かしてもがいている父さんを一瞥するだけとか、スルースキルに磨きがかかってるな。うん。
「うん。明日でしゅーりょー。んで、明日最後に先生たちと模擬戦するんだってさ。」
「ああ、そういえばあったわねえ。最終日の模擬戦」
相性よくて圧勝しちゃったから憶えてなかったわ、と母さんが笑いながら言った。
空恐ろしいセリフではあるが、それ以上に憶えてすらもらえなかった当時の教官が可哀想すぎて……なんか……こう……やばいな!
「でも、明日が最後なんだし、後悔の無いようにね?」
「もちろん。今まで勝てたことなかったから、明日こそは絶対に勝つ!」
激励してくれた母さんに、グッとこぶしを握りしめて答える。
勝てるように色々と準備してきたんだ。絶対に白星つけてやる!
主人公の進路が陸上警備隊に決定しました。
今回の管理局の設定は、ウィキペディアの他に、別のオリ主系ssを参考にしてます。
わかる人にはわかるんじゃないかな?なんて思ってみたり。
本局の部隊はともかく地上部隊はそれほど描写されてないので、これからオリジナルの設定が増えるかもしれないです。
それと、早速ストックが切れそうなので、更新が不定期になりそうです。
批評や感想、誤字脱字お待ちしてます。