リリカルでなのはな凡人転生記   作:セキシキ

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前の投稿から一週間。どうも、自分の執筆速度の遅さに絶望しているセキシキです。

絶望した!私の筆の遅さに絶望したぁ!

そして、夏の暑さのせいなのかどんどん文が拙くなるのを感じる。自分で言ってて悲しくなってきた。

最近は少しずつお気に入りやUA増えて狂喜乱舞してます。


第7話 主人公が警備部隊に着任しました!

士官学校卒業から数日後、俺は配属先である第38陸上警備隊の隊舎のまえにきていた。

 

ここの隊舎はミッドチルダの首都クラナガンから少し離れた街の海沿いに建っている。海からの潮風が気持ちいい。

ちなみに、我が家の近くでもある。自宅通勤マジ楽チンです。

 

あと関係ないけど、クラナガンていうと、どこぞのニュータイプ研究所の所長思い出すね。

 

聞いた話によるとこの世界って結構ブラックらしいから実際ありそうで困る。ムラサメ研とか。プルクローンとかいたりしてな。

 

話がそれたか。

俺は一回深呼吸してから、隊舎に向けて歩き出す。

門の前で警備していた守衛さんに話を通してから、隊舎内にあるという隊長室を探す。

 

クラナガンに建造された高層ビル群である地上本部と違い、この部隊に限らない地上部隊の隊舎は、基本的に敷地内に4階建ての本棟と訓練場からなっている。

 

もちろん敷地面積や建物の老化具合はまちまちだし、隊によっては研究所などと併設されていることもある。

まあ、地上部隊は基本的に予算がかつかつなので、豊富な設備なんて夢のまた夢らしいが。

 

さて、この第38陸上警備隊(略して38警、もしくは38隊)の設備は、なんとその珍しいデバイス研究所と併設されているのだ。確か、研究所を所有する会社と契約を結んでるんだったっけ?

 

それで敷地を共有し、デバイスのデータ取りを行う代わりに資金を提供してもらっているらしい。進路説明会のブースにいたおっちゃんが言ってた。

 

っと、そうこうしている間に隊長室についたみたいだ。服装が変じゃないか確認……よし、問題ないな。

 

あとはドアをノックして……あれ?ノックって何回だっけ?何回かでトイレのドアノックになるからだめって聞いた覚えがあるんだが……。ああだめだ、思い出せない!ええい、もう知るか!なるようになっちまえ!

 

自分自身でも何故かわからないまま世の中の不条理に憤慨(逆ギレとも言う)した俺は、隊長室の扉をとりあえず二回ノックし、失礼します、と言った。

 

すると、扉越しにどうぞ、と声を掛けられたので、扉を開けて中に入る。

 

そこには、横に長い執務用の机にゲンドウスタイルで座っている壮年の男性と、その横で立っている一回り若い男性が俺を待っていた。

 

「ユウト・シラミネ一等陸士、ただいまを持って着任いたしました!」

 

士官学校で叩き込まれた通りに敬礼する。力みすぎずだらしなさすぎず、我ながらいいできだと思う。

 

これも覚えるのに苦労した。変に曲がっていたりするとすぐドヤされ、最悪鉄拳が飛んできたからな。まさに叩いて直せ、って感じだった。

 

「うむ、ご苦労。楽にしたまえ。」

「はっ!」

 

ゲンドウさん(仮)に言われたとおり、敬礼を解き休めの姿勢をとる。

 

……わかってると思うけど、休めって本当に休んでるわけじゃないからな?

腕を後ろで組んで足を肩幅で開いて、楽な姿勢をとるってだけだからな?みんな学校でやっただろ?あれだよ。

 

「さて、まずは自己紹介といこうか。私はこの部隊の部隊長、コーツ二等陸佐だ。」

 

そういってコーツ部隊長はゆっくりと立ち上がる。

 

ただ後ろ手を組んで立っているだけなのに、それだけで威圧感というか、迫力を感じる。

 

言葉では言い表せないが、この人が積み重ねてきた人生の重みというのだろうか。それを肌で感じる。これが歴戦の戦士ってやつなのか。

 

すると、部隊長は右手をもう一人の男の方へと向ける。

 

「そして、彼が……」

「ケリィ一等陸尉だ。君がこれから所属する小隊の小隊長をやっているよ。よろしく。」

 

そう言って若い男ーーケリィ小隊長はにこやかに話しかけてきた。

 

この人は部隊長とは違い柔らかな雰囲気だが、服の上からでもわかる鍛えられた身体が、柔な印象を否定している。

 

きっとこの人も部隊長と同じように、多くの経験を積んできたのだろう。こちらも、何となくだが伝わってくる。

 

「そんなに身構えないでくれ、シラミネ一士。別に脅かそうってわけじゃないんだ。もっと楽にしてくれていいよ。」

「は、はい!」

 

どうやら知らない内に緊張していたようで、ケリィ小隊長が声を掛けてくれた。

なんとか肩の力を抜くと、思わずホゥ、と息が出てしまった。

 

でも仕方ないと思う。こういう人とは今まであったことないし、前世も高校止まりだから、面接とかしたことないし。

え、父さん?親バカなイメージしかないな。

 

さっきも何度か出ていたが、管理局では日本の自衛隊と同じ階級区分を使っている。

 

上から、名誉元帥、将官、佐官、尉官、曹、士という風に分けられていて、さらに次元航行部隊(うみ)地上部隊(おか)でも呼び方が少し違う。

 

また、佐官、士は、三等、二等、一等の順で階級が上がっていき、尉官の場合はその三つの前に准尉という階級が入る。

 

例えば、俺の階級は一等陸士で下から三番目なのだが、海では一等空士と呼称するし、部隊長は二等陸佐、佐官の中ではちょうど真ん中で、海では二等空佐となる。

 

まあ、基本的に省略して一士や二佐というように呼ぶんだけど。 

 

ちなみに、何故俺が一等下からスタートではないのかというと、俺が魔導師だからだ。

 

職務上、管理局はどうしても魔導師の印象が強いが、実際はそんなに多いわけじゃない。むしろ不足しているくらいだ。

 

元々、魔導師の才覚を持った人間は絶対数が少なく、さらに実戦に耐えうる人材は少なくなってくる。結果、管理局では魔導師不足となり、その希少価値が上がっているのだ。

 

勿論、事務や指揮などを行う非魔導師の局員も大勢いるが、魔導師至上主義が蔓延している現在、彼らの地位は大分下で、魔導師に比べて出世が遅く、給金も少ないなど、肩身の狭い思いをしているらしい。

 

いつの世でも、裏方が日の目を浴びることが無いのは共通なのかねぇ……。

 

まあ、魔導師である俺がこんなこと言うのもお門違いかもしれないけどさ。

 

 

閑話休題

 

 

再び椅子に座り直した部隊長が、緊張を解そうとしてくれたのか、フッ、と笑いながら話しかけてきた。

 

「君のことはよく聞いていたよ。問題児のまとめ役だったんだって?」

「うっ……。だ、誰から聞いたんですか……?」

 

ま、まさかこんなところにまであの話が広まってるなんて……。くそう、もうあの不名誉なデマからは解放されると思ってたのに!

 

というか、一体誰からそんな話聞いたんだ……?

 

「ああ、"軍曹”から聞いたんだ。私と彼は、昔同じ部隊にいたことがあってな。そのころからの付き合いだ。」

 

驚きではあるが、ある意味順当な答えが返ってきた。まあ、あんな噂知ってんのって教官たちしかいないからな。軍曹からってのは以外だったが。

 

「軍曹から……ですか。」

「ああ。以外かもしれないが、彼は案外交友が広いんだ。彼は最近どうかね?」

 

部隊長が軍曹の近況を聞いてくる。ならば、俺が言えることは一つしかない。

 

「すごく……マッスルでした……。」

 

俺の万感の念を込めた一言を聞いた部隊長は、一瞬ポカンとしたかと思うと、声を押し殺すようにして愉快そうに笑い出した。

 

「ククッ。そうかそうか、あいつも相変わらずのようだな。」

 

楽しそうに笑う部隊長を見て、今度こそ肩の力が自然と抜けた。やっぱり、部隊長の威圧感に押されていたのだろう。だからこそ、彼の笑顔を見て無駄な緊張がなくなったのだ。

 

そして二人は、そんな状態であることを察して、気を使ってくれたのだ。自然と相手に気を使ってフォローできるというのは、素直に尊敬できることだと思う。

 

実力面は当然だが、人格面においても部下を思いやれる人格者。きっと、この部隊でならちゃんとやっていける。この二人を見ているとそう思えた。

 

この部隊の一員になる覚悟を再確認していると、小隊長が軽い雰囲気で指示を言い渡してきた。

 

「うん、それじゃあこのあと隊舎の案内と顔合わせしよう。少ししたら行くから、先に一階の正面エントランスで待っててくれるかい?」

「はい!……あれ?小隊長自ら……ですか?」

「うん、こういうのはちゃんとコミュニケーションしておくべきだからね。」

 

そう言って朗らかに笑う小隊長。そしてそれに追随するように部隊長が真剣な声音で口を開く。

 

「では、行ってくれたまえ。これからの君の奮戦に期待している。」

「は!」

 

*     *     *     *

 

「失礼しました。」  

 

二人に敬礼してから部屋を出る。とりあえず、エントランスを目指そう。あそこは一回通ったから場所はバッチリ覚えている。

 

しかし、二人ともいい人っぽかったな。割と不安だったけど、これならきっと大丈夫だろう。

 

よし、頑張っていこう!まずは目指せ、先輩方との良好な関係作りだ!

 

 

 

 

 

 

 

「な、なあケリィ君!なかなかいい感じじゃなかったかね!?」

「ええ、ばっちりでしたよ部隊長!これならきっと、好印象間違いなしです!」

「フッフッフ、今では割とそこらへんがルーズになっているからな。新人には尊敬の眼差しで見られたいのだよ!」

「行けます、行けますよ!」

 

 

…………前言撤回、やっぱりだめかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで第7話、いかがだったでしょうか?

ついに始まる主人公の地上部隊生活、登場する愉快(?)な隊長陣、そして陰さえ見えないヒロイン。

一様あと数話で登場させるつもりなのですが、警備隊書くのが楽しくなったらもっと延びるかも。頑張って早くそこまで書きたいですね。

ちなみに、てきとーに名前パクってつけたうちの隊長陣ですが、多分もう名前出てきません。基本「隊長」とか、階級呼びになります。というより、この作品のオリキャラは名無しが多くなる予定です。だって面倒くさいし……。

次回は初出撃、悠斗君はどんな活躍を見せるのか楽しみですねぇ(。-∀-) ニヒ

批評や感想、誤字脱字お待ちしてますというかマジで下さい。結構寂しいし、どこが悪いか分からないので……。

というわけで、哀れな私目に感想を、感想を恵んでくださぁい!

「もっと感想くれてもいいのよ!(雷風)」

p.s
主人公の呼び方をユウト・シラミネに変更しました。

話数の表記直しました。何故8話になっていたんだ……
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