少し、ガールズラブの要素があるので、タグにガールズラブを念のため付けております。
俺は、同級生で、1年からずっとクラスメートの
同級生の男子の間では、女が好きなんじゃないか?と噂されていた。
だが、俺は、勇気を振り絞って、卒業の日に告白しようと思っていた。
友達からは、「ふられるだろうから止めておけ」と言われたが、
「告白しないで、後悔するより、告白してふられる方がいい」と俺は友達に言った。
友達は、「お前がそれでいいなら、応援しているよ。頑張れよ」と言った。
この事が、俺の人生を変えてしまうとは、この時は知るよしもなかった。
卒業式当日
俺は、立花を卒業式が終わって、帰りのホームルームが終わってから、体育館裏に呼び出した。
体育館裏で待っていると、立花が来た。
「急に呼び出してごめん」と俺は、立花に謝った。
「話って何?
「俺、立花が好きだ。俺と付き合ってほしい」と俺は言った。
「本気なの?私、皆から何て噂されているか知ってるよね」と立花は言った。
「ああ。女が好きなんじゃないか?と男子達は、噂だよ。でも。ただの噂だろ。俺は、立花が好きだ」と俺はもう一度告白した。
「本気なの?」と立花はもう一度言った。
「ああ。本気だよ」と俺は言った。
「わかった。そこまで言うなら」と立花は言った。
「付き合ってくれるのか?」と俺は立花に訊いた。
「でも、返事はもう少し待ってほしい。これから用事ある?付き合ってほしいところがあるんだけど」と立花は言った。
「予定はないから。いいよ。どこ行くんだ?」と俺は言った。
「何でも願いが叶うラーメン屋さん。そこで、『私と付き合いたい』と願えば付き合えるから」と意味深に立花は言った。
「わかった。『立花と付き合いたい』と願って食べればいいんだな」と俺は言った。
「じゃあ。行きましょうか?」と立花は言って、先に歩き出した。
俺は、その後を追いかけた。
校門の前に友達は立っていた。
「告白は上手く行ったのか?」と友達が訊いてきた。
「まだ。これから昼を一緒に食べてから返事を待つことになった」と俺は言った。
「どこに行くんだ?」と友達が言った。
「何でも叶うっていうラーメン屋」と俺は言った。
「何でも叶うっていうラーメン屋?ちょっと、耳を貸せ」と友達が言って、俺に耳打ちをした。
「お前、あの噂が本当なら、行かない方がいいぞ。お前、女にされるぞ」と友達が言った。
「まさか?ただの噂だろ」と俺は言った。
「だといいんだがな。お前、立花に何か言われなかったか?」と友達が訊いてきた。
「店に入ってラーメンを食べながら、『『『私と付き合いたい』』と願えば付き合えるから』と言われた」と俺は言った。
「それ、罠だぞ。お前、本当に女にされるぞ。悪いこと言わないから、行くの止めておけ」と友達が言った。
「立野君。何してるの?早く行くよ」と立花は言った。
「ああ。今、行く。大丈夫だって。じゃあな。上手くいったら、連絡するから」と俺は手を振って言って、立花の後を追った。
「立野。行くなら、せめて、『彼氏、彼女として立花と付き合いたい』と願えよ」と友達は言った。
了解の意味を込めて、振り返らずに手だけを挙げた。
ラーメン屋に着いて、俺達は、ラーメンを食べ、友達の助言と彼女との約束通り、「立花と彼氏、彼女の関係として付き合いたい」と願った。
俺は、告白の返事を聞くため、目の前に座る、立花を見て、驚愕をした。
立花が座った席にどことなく、立花の面影のあるうちの高校の男子の制服を着た、男が座っているのだ。
「お、お前、立花か?」と俺は、目の前の男に
「何言っているの?立野君?私以外いないでしょ?」とその男は言った。
「お前、男になっているぞ」と俺は言った。
「え?」と言って、自分の身体を見た。
「キャーッ。何で?」と立花と名乗る男は言った。
「立野君、何て願ったの?」と立花と名乗る男が言った。
「俺?『立花と彼氏、彼女の関係として付き合いたい』って願ったけど」と俺は言った。
「だから、私、男になったって事?」と立花と名乗る男が言った。
「どういうことだよ」と俺は言った。
「私、女の子が好きだから、『立野君を、私の理想の女性にしてほしい』と願ったの」と立花と名乗る男が言った。
俺は、「え?立花の理想の女性?」と言って、身体を見下ろすと、うちの高校の女子の制服を着ていた。
俺は、鞄の中を探すと、手鏡を見つけ、自分の顔見た。
そこには、俺の面影はあるが、美少女が写っていた。
「ま、まさか、あの噂は本当だったのか?」と俺は言った。
「ええ。私は、美人で、私より背の低い女性が好きなの」と立花と名乗る男が言った。
「ねえ。私にも鏡貸して」と立花と名乗る男が言った。
「お前の使えば良いだろ?」と俺は言った。
「有るわけ無いでしょ。今、私、男なんだから」と立花と名乗る男が言った。
「それもそうか。はい」と言って、俺は、立花に鏡を渡した。
立花と名乗る男が、「何だ、イケメンではないのか」と言って、少し残念そうに言いながら、鏡を私に返した。
「それで、立花君、さっきの告白の返事は?」と私は言った。
どうやら、私たちは、心と身体が一致し始めたようだ。
「俺からも、告白させてくれ。立野、いや、立野さん、俺と付き合って下さい」と立花君から返事が帰ってきた。
私は、その言葉が嬉しくて、涙を流しながら、「はい」と頷きながら返事をした。
日本は、同性同士の結婚は認められていなく、パートナーとして、役所に申請し、結婚相当になれなくはない。
LGBTに対する偏見は、まだ強い。そういう意味では、男女の関係は逆転してしまったが、私たちは、これで良かったのかもしれないと私は思う。
私に助言をくれた友達は、小学校からの幼馴染みの男子という関係になり、私の告白成功を素直に喜んでくれた。
私たちは、私が短大を卒業したときから同棲を始め、彼が大学を卒業し、就職してから婚約をし、彼が社会人2年目に結婚をした。
因みに立野の身長は、174㎝から164㎝に縮み、立花は、154㎝から174㎝に伸びた設定になっています。
裏設定で、幼馴染みの男子という関係になった、助言をくれた友達が、本当は、昔から、好きだったということを結婚式の時に暴露される設定になっています。