短編 性転換物   作:3442

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自分の思い描いた通りの人生が送れるようになるラーメン屋のおはなしです。
シリーズ化するかもしれません。


新しい人生プロデューサー
親子編


ここは、一軒のラーメン屋。

ここのラーメンは、食べると自分の思い描いた通りの人生が送れるようになるラーメン屋である。

そのラーメン屋にある一組の親子が来店してきた。

30代の夫婦と幼稚園児位の男の子の親子である。

妻の優樹(ゆき)は、毎日の家事と育児に疲れ、家事と子育てから解放されたいと思っていた。

夫の由貴(よしたか)は、たまには、仕事から解放され、息抜きをしたいと考えていた。

息子の貴優(たかまさ)は、幼稚園のクラスの担任が好きで、大人になったら、彼女と結婚したいと思っていて、早く大人になりたいと考えていた。

店主であろう、初老の男性が、水の入ったコップを三つお盆にのせて持って、彼らの座る席に注文を取りに来た。

「何になさいますか?」と店主が言った。

「醤油ラーメンと味噌ラーメンとお子様ラーメンを一つずつください」と父親が言った。

「醤油ラーメンと味噌ラーメンとお子様ラーメンを一つずつですね。以上でよろしいですか?」と店主が言った。

「はい」と父親が言った。

それを聞いて、店主は、カウンターの中に入って、ラーメンを作り始めた。

しばらくして、味噌ラーメンと醤油ラーメンが来た。

「味噌ラーメンです」と店主がテーブルに置いた。

母親の方が、手を挙げた。

店主は、味噌ラーメンを母親の前に置いて、醤油ラーメンを父親の方に置いた。

「お子様ラーメンもすぐにお持ちします」と言って、カウンターの中に入って行った。

しばらくして、お子様ラーメンと取り分け用の小さな丼をお盆に置き、おもちゃの入った籠も持ってきた。

「お子様には、おもちゃを一つサービスしております。好きなものをどうぞ」と子供の前に、おもちゃの入った籠を置いた。

「良かったわね」と母親が言った。

「うん」と子供は、言って、おもちゃの入った籠を見た。

子供は、籠の中のおもちゃを見て、どれにしようかと悩んで、「これ」と言って、子供は、車のおもちゃを取った。

「ありがとうございます」と夫婦が言った。

子供も「ありがとう」と明るい声で言った。

「ごゆっくりどうぞ」と店主が言って、おもちゃの入った籠を持って、カウンターに戻って行った。

親子は、ラーメンを食べ始めた。

母親が、子供のラーメンを小さい丼に入れ直して、子供用の椅子のテーブルに置いた。

子供も食べ始めた。

三人が、ラーメンを食べ始めて、彼らの体に変化が起き始めた。

母親の体が、徐々に小さくなっていき、父親の体は、徐々に女性らしくなっていき、子供の体は、徐々に大きく変化していた。

服装もそれ相応のものに変化していた。

そして、食べ終わった頃には、母親が座っていた席には、幼稚園児位の男の子が座り、父親が座っていた席には、30代位の女性が座り、子供が座っていた席には、30代位の男性が座っていた。

母親が、座っていた椅子は、普通の椅子から、子供用の椅子に変わり、子供が、座っていた椅子も普通の椅子に変わっていた。

「そろそろ行きましょうか?」と父親だった女性が言った。

「そうだな」と子供だった男性が言った。

父親だった女性が、「ほら。優樹(ゆうき)。椅子から降りるわよ」と母親だった子供を子供用の椅子から降ろした。

父親だった母親が、会計をしている間、母親だった子供は、子供だった父親に手を繋がれて、一緒に待っていた。

会計を済ませた、父親だった母親が、母親だった子供の手を握り、「さ。帰りましょう」と言って、三人で、店を出たのだった。

「ありがとうございました」と店主が言った。




それぞれの願いと変身後の姿。
父親、仕事から解放され、息抜きをしたい→専業主婦
母親、家事、育児から解放されたい→子供
子供、早く大人になりたい→父親
変身後の名前
父親だった母親の名前、由貴(ゆき)
子供だった父親の名前、そのまま
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