シリーズ化するかもしれません。
親子編
ここは、一軒のラーメン屋。
ここのラーメンは、食べると自分の思い描いた通りの人生が送れるようになるラーメン屋である。
そのラーメン屋にある一組の親子が来店してきた。
30代の夫婦と幼稚園児位の男の子の親子である。
妻の
夫の
息子の
店主であろう、初老の男性が、水の入ったコップを三つお盆にのせて持って、彼らの座る席に注文を取りに来た。
「何になさいますか?」と店主が言った。
「醤油ラーメンと味噌ラーメンとお子様ラーメンを一つずつください」と父親が言った。
「醤油ラーメンと味噌ラーメンとお子様ラーメンを一つずつですね。以上でよろしいですか?」と店主が言った。
「はい」と父親が言った。
それを聞いて、店主は、カウンターの中に入って、ラーメンを作り始めた。
しばらくして、味噌ラーメンと醤油ラーメンが来た。
「味噌ラーメンです」と店主がテーブルに置いた。
母親の方が、手を挙げた。
店主は、味噌ラーメンを母親の前に置いて、醤油ラーメンを父親の方に置いた。
「お子様ラーメンもすぐにお持ちします」と言って、カウンターの中に入って行った。
しばらくして、お子様ラーメンと取り分け用の小さな丼をお盆に置き、おもちゃの入った籠も持ってきた。
「お子様には、おもちゃを一つサービスしております。好きなものをどうぞ」と子供の前に、おもちゃの入った籠を置いた。
「良かったわね」と母親が言った。
「うん」と子供は、言って、おもちゃの入った籠を見た。
子供は、籠の中のおもちゃを見て、どれにしようかと悩んで、「これ」と言って、子供は、車のおもちゃを取った。
「ありがとうございます」と夫婦が言った。
子供も「ありがとう」と明るい声で言った。
「ごゆっくりどうぞ」と店主が言って、おもちゃの入った籠を持って、カウンターに戻って行った。
親子は、ラーメンを食べ始めた。
母親が、子供のラーメンを小さい丼に入れ直して、子供用の椅子のテーブルに置いた。
子供も食べ始めた。
三人が、ラーメンを食べ始めて、彼らの体に変化が起き始めた。
母親の体が、徐々に小さくなっていき、父親の体は、徐々に女性らしくなっていき、子供の体は、徐々に大きく変化していた。
服装もそれ相応のものに変化していた。
そして、食べ終わった頃には、母親が座っていた席には、幼稚園児位の男の子が座り、父親が座っていた席には、30代位の女性が座り、子供が座っていた席には、30代位の男性が座っていた。
母親が、座っていた椅子は、普通の椅子から、子供用の椅子に変わり、子供が、座っていた椅子も普通の椅子に変わっていた。
「そろそろ行きましょうか?」と父親だった女性が言った。
「そうだな」と子供だった男性が言った。
父親だった女性が、「ほら。
父親だった母親が、会計をしている間、母親だった子供は、子供だった父親に手を繋がれて、一緒に待っていた。
会計を済ませた、父親だった母親が、母親だった子供の手を握り、「さ。帰りましょう」と言って、三人で、店を出たのだった。
「ありがとうございました」と店主が言った。
それぞれの願いと変身後の姿。
父親、仕事から解放され、息抜きをしたい→専業主婦
母親、家事、育児から解放されたい→子供
子供、早く大人になりたい→父親
変身後の名前
父親だった母親の名前、由貴(ゆき)
子供だった父親の名前、そのまま