作業に使用した曲:蒼穹の光
「以上です」
ガタタッ!!教室にいた全ての生徒がずっこけた。
そして席に座った瞬間、パァン!という小気味いい音と共に俺の脳細胞が千個ほど死んだ。
その理由は明白。というのも、音や気配すら微塵も感じさせることもなく一瞬で背後に近付き、俺の頭に神速の一撃を見舞ったからだ。頭に一撃を見舞った相手を確認するべく視線を背後の人物に向けると驚くべき人物が俺の目に飛び込んできた。
黒いスーツにタイトスカート、すらりとした身長に過肉厚ではないボディライン、組んだ両腕に狼を連想させる眼光鋭い吊り目・・・・・
「げぇっ、関羽!」
パァン!軽快な音と共に頭に衝撃が来る。見てくれよ、音があんまりにデカいから一部の女生徒がドン引きだよ!てか、動いたのが見えないくらい速いってどんだけだよ!!何処の居合いの達人だ!?
「誰が三国志の英雄か馬鹿者」
なぜ千冬姉がここに居るんだ?職業不詳で月に一度か二度くらいしか帰ってこない俺の姉は。
「あ、織斑先生、会議は終わられたんですか?」
「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押しつけてすまなかったな」
なんと!俺が聞いたこともないような優しい声だ。その優しさを生徒に接する時にも分けてくほしい
「い、いえっ。副担任ですからこれくらいはしないと・・・・・」
さっきの涙目&涙声は何処へやら若干熱っぽい声と視線で担任の先生に応えている。あ、はにかんだ
「諸君、言わんでも分かるだろうが私が織斑千冬だ。私の仕事は貴様等
何という暴力鬼教官発言。だがこれが我が姉の通常運転でコレ。優しさの欠片も無い言葉、間違いなくこの人は
だが、教室には困惑のざわめきではなく、黄色い声援が響く。
「キャーーーーーー!千冬様、本物の千冬様よ!!」
「ずっとファンでした!」
「私お姉様に憧れてこの学園に来たんです!北九州から!!」
「あの千冬様にご指導いただけるなんてうれしいです!」
このあと、色々あって俺と千冬姉が姉弟だってばれたけど千冬姉が事態を沈静化。そして注目は
静かに席を立ち、口を開く
「ジュード・マティスです。よろしくお願いします」
このあと自己紹介が続き、ミラ・マクスウェルさんの発言で女子が色々騒いだか千冬姉が沈静化してくれたのは言うまでもない。