さぁ!忘却の彼方へ沈めておくれ!
Charlotteに出てくるポストロック【ZHIEND】の曲が発売されたわけですね!
サラはやっぱ能力でズルして人気になったんでしょうかね?Triggerとか懺悔っぽいきはしますし。『もう分かっているよ 贖罪する日々を いつか許される日を夢見てる』とか。
調子に乗って見切り発車連投でCharlotteの二次もやろうと思ったのですが私は気づいた。
や・き・う?ルールなんて知らねえぞ!
ってことに。
Side 神田零夜
俺が魔術刻印を受け継いだ日から約七年が経過し現在は1984年の春。
起源影響で肉体の早熟が早かった俺は青年といえるところまで成長した。
さらに吸血鬼の肉体のおかげでこれ以上歳を取ることがないらしい。
そして都合のいいことに肉体年齢を変化させることができるので今となっては裏で狙われる俺も多
少、吸血鬼であることを誤魔化せる訳だ。
なので今日も今日とて前世の様に
『もしかしてとんだ大馬鹿ですかマスター。一応、時計塔の目と鼻の先なんですけど?』
『だからこうして少年の姿になってる訳だ。そして魔法を使って吸血鬼であることも隠してるし
それに倫敦に来たのは他でもない魔術協会に所属する為なのだが』
『ちょ、勧誘された訳でも手紙を予め出した訳でもないのに?図々しくないですか?というか魔術
協会に所属するメリットは?』
『そうだな、協会に所属するメリットは情報がすぐに得られることだな。それとコネクションも欲
しいからだな。それと単純に興味があるってくらいか』
『ほとんどメリットないですし、それ以上にマスターの正体が割れることのデメリットは大きすぎ
ます。魔術刻印に関しても歩く封印指定なので執行者が動きます。それに特典も【死徒の肉体】で
はなく【吸血鬼の肉体】で死徒と真逆の英霊寄り、さらに二十七祖番外位の息子なんて知られたら
埋葬機関も動きますよ』
……確かにそうだ。転生後に判明したことではあるが俺の父『神田零仙』は死徒二十七祖の番外位
サマだった。なんでも神代からずっと代を受け継いできたとか。で、最近息子が生まれたってのが
教会に漏れたらしい。埋葬機関の知り合いに話してしまったそうな。父さんェ…
そして俺の【死徒の肉体】だが転生後【吸血鬼の肉体】になっているらしく能力は死徒と非常に似
ているが大きな違いとして真祖の領域に足を突っ込む可能性があるのと肉体が英霊よりであるので
教会に捕まったら間違いなくシエルみたいに解剖される。
その為エクスが言うことは最もではあるのだが…
『正直に言おう。ぶっちゃけ興味本位だと!せっかく転生したんだし楽しまないとさ?』
『それでバレたら目も当てられないですけどね』
『……まあなんとかなるんじゃないです?』
『はぁ…まあマスターがそういうならば私は従うまでです。まあバレた時の為に手は打っておきま
すよ』
『いつも、お前には助けてもらってばかりだな。ありがとな』
『突然、気持ち悪いですよ。マスター』
『おいおいエクス、礼を言っただけなのにそりゃ酷くないか?』
『いいえ、私は貴方のデバイスなんですからマスターを手助けすることが私の中にある最も重要な
アルゴリズムです。ですので礼はいりませんよ』
『そうか、俺には勿体無い評価だよ。なら俺もマスターとして見限られないよう上手く立ちまわる
さ』
『当然です。貴方は私のマスターなんですから。』
そんな会話を念話でしている内に時計塔に着いたようだ。
魔術師の総本山と呼ばれるここなら得られるモノも多いはず。なにより楽しみで仕方がない。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
俺が魔術協会に所属して最初の秋が来た。
今日は休暇をとり歳を偽らずにローマに観光にきていた。
お偉方とのコネクションや名家の友人――今のところ表面上ではあるが――も出来たため家にいた
時より刺激的な生活を送ることができている。
『ホント刺激的ですよね。四位の
よアレ。』
『刺激的すぎるわ!もう協会にいるメリットが無くなりつつあるからな!?執行者に勧誘されるわ
埋葬機関に探られるわ。それに研究のほとんどかっさらちまったしなあ。』
『流石マスターです!やることが下衆い!そこに痺れる憧れるゥ!』
憧れねえけどな!と念話ではなく内心でツッコミをいれる。エクスとの接し方も7年経ってようや
く慣れてきた。
そんなことを考えていると空気がピリピリとしてきた。少し肌寒いような気もするがベクトル変換
で熱量を反射しているので寒いといった感覚は等に摩耗してきている。
だとしたら答えは一つしかないだろう。裏の世界を生きる者であれば思い当たる。
―――殺気
「オイオイ、聖堂教会の代行者サマがなンのようだ?魔術側とは不可侵のはずだろ?それとも何
か?お前らが信仰する神の教えに背いた覚えはねェンだがな?」
俺がそういうと男も応える。
「吸血鬼というのは存在自体が教義に反する。よって今ここで貴様を葬る!」
その声と共に男と他9人ほどの気配が俺に向かってくる。なるほど、俺を確実に葬る為に精鋭を
寄越したとみえる。だがそれだけだ。俺の計算が正しければこれはSN言峰にも劣る。
俺は特定の条件下でしか魔力攻撃と物理攻撃の反射をすることができない。それ以外は紫外線
でも熱でも反射できるんだがな。逆に言えばデフォ反射が出来ないだけだ。
ベクトル操作は凡庸性も応用力も高い。
俺は魔術でかけていた暗示を少し解き精神面のスイッチだけで展開できるようになったバリア
ジャケットを展開し刀を召喚。肉体強化の魔術をかけてベクトル操作で足に力を集中させる。
それと同時に駆け出し刀の柄に軽く手を添え抜刀。技工のない力任せの一撃だったがまずは一人。
一人倒したから油断したと思ったのだろうか?八方から黒鍵が迫る。しかし彼らは埋葬機関に所属
してる訳でもないので鉄甲作用が使える訳でもない。
俺はそれをベクトル操作で無理やり腕を振るうことによって全方位を斬り払う。
「芸が無いな吸血鬼。そんなことでは足下をすくわれるぞ!」
その言葉と共に背後から黒鍵が振るわれるが紙一重でかわし男を蹴りで吹き飛ばした。
「芸がないのは分かってンだがイイ師に出会えなくてなァ。」
そのまま10人の男たちの攻撃を捌いていくが徐々に身体が追いつかなくなってくる。
そして――
「グァッ!俺もここまでかなァ?」
「ああ、そうだ吸血鬼。せめて貴様にも慈悲があらんことを。アーメン!」
そして黒鍵が目に追えない速度で振るわれ俺の視界は真っ暗になった。
「あーくっそ!まだ何かが足りない!」
黒鍵で意識を刈り取られた俺は寮のベッドで目を覚ました。
え?なんで生きてるかって?俺は魔術刻印で錬金の技術を受け継いでいるだろう?その技術をさら
に向上させる研究をしている。
今の俺の研究テーマは『ホムンクルスの身体に意識だけを憑依させて自在に操る』と『自分だけの
現実から新たな能力の可能性を引き出し、ホムンクルスに移植する』最後に『ミサカネットワーク
的なリンクを作る』だ。
先ほどの個体はベクトル変換と身体能力をトレースした個体に意識を憑依させていたのだ。
個体の精製の問題は既に解決したのだが憑依となると結構難しい。憑依自体には成功してもラグが
生じて徐々に動きが咬み合わなくなったりするのだ。
そこで新たに考えだしたのがとあるシリーズで出てくる御坂美琴のクローン【
トワークを作るというモノ。これならば記憶も共有できるし、武術等のスキルも継承できる。
自分だけの現実を変化させることができれば【
可能だろう。魔法の変換資質を応用すれば容易になるはずだ。
まあ、しばらくはそれも休止となる。どうやら蒼い眼の殺人鬼がロシアに現れたらしいのだ。
おそらく直死の魔眼の保持者。だとしたら一度見ておきたい。
いう可能性も捨てきれない。
早速だがロシア行きの飛行機のチケットを取っておいた。聖堂教会にも吸血鬼であることがバレた
し逃亡の意味も兼ねてな。
万全の状態で行かなければ直死の魔眼保持者には厳しいはず。装備の手入れと情報の整理をしたら
明日に備えて休むとしよう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
Side 語り手
ある所に少女がいた。『
雪もまた神に選ばれた五人目の転生者であった。
しかし彼女は望んで転生者になったのではない。否、望んでいないというのは違う。
あの日、雪は死んだのだ。大切な親友を庇って。
大好きだった父と兄さえも犠牲にして。
親友を本当に守りきれたのかも分からず死んだのだ。
Side 柊木雪
私が物心ついた時、私にお母さんはいなかった。だけど寂しくはなかった。
一生懸命仕事を頑張って休みの日は一緒に遊んでくれるお父さん。
頭が良くてみんなから好かれる優しいお兄ちゃん。
二人とも大事な家族で私はとっても幸せだった。
私が小学生になるころお父さんが選んでくれた私の目と同じ水色のランドセル。
それをもらった日からきっとできるであろう初めての友達に夢を馳せて興奮で眠れない夜が続いた。
だけど現実は非情だ。みんなと同じ黒い髪。
だっていうのにランドセルと同じ色の目を理由に誰も私に近づこうとしなかった。
私は幼稚園にも保育園にも行ってなかったから友達の作り方なんて分からなかった。
それから私は友達が出来ない不安で眠れない夜が続いた。
一ヶ月の月日が経ったけど私に友達はできなかった。
だから私は勉強と習い事に時間を費やした。
ある日のことだ。私に女の子が話しかけてきた。
その子はクラスの女子の中心的な存在で。やっと友達が出来るそう思った。
だっていうのに現実は非情だ。子供は純粋だ。
だから――
女の子に話かけられたその日。私に対するいじめが始まった。
兄は私が家に友達を連れてこないのを心配してくれたけど、優しい兄のことだ。
きっと私の為に怒ってくれる。
けれど私はお兄ちゃんに大丈夫だと言った。
大好きなお兄ちゃんに迷惑はかけたくないから。
それから私は辛くて怖くて眠れない夜が続いた。
何年かの月日が経って父の都合で各地を転々とした。
――新しい学校ならきっと友達が出来る
そう希望を抱いて私は新しい学校に行く。
だけれど。いざ皆の前に立つと怖くて手が震える。
だから私はクラスメイトが話しかけてきてもオドオドしてしまって。
新しい学校に行く度にいじめは必ず起こった。
そのころの私は家族と話すことが心の支えになっていた。
お兄ちゃんもお父さんも私の話を嫌な顔一つせず聞いてくれる。
ありがとう。お兄ちゃん、お父さん。
私が小学校六年生になったころ父が危ない仕事に手を染めて怖い人に目をつけられたらしい。
だから私は家族と一緒に夜逃げをした。幸いお金はある。
まだ希望はあるんだ。
中学生になり私はまたいじめられた。しかも前よりも内容は酷く。
私はもう限界だった。死にたい。そう思った。
でも彼女は私を地獄から救い出してくれた。
名前は忘れてしまった彼女。だけど今でもその姿と声は鮮明に思い出せる。
彼女は皆から避けられていた。
それは彼女がいじめられたりしていたからでも素行不良だからという訳でもない。
ただ面倒くさい電波な少女。それが彼女だったのだ。
彼女はいじめていた子たちを一喝すると訳の分からない言葉でいじめっこたちを追い払った。
そして一言。私に向って「私の
言わんとしていることは分かったけど仰々しいその言葉に私は大声で笑った。
彼女も大声で笑った。小学校以来家族以外の前で初めて笑った。
そして私に初めての友達ができた。
彼女はとても明るい性格だったから大人しい私とは
彼女は家族と話したことがなくてぎこちない私の話を嫌な顔一つせず聞いてくれた。
彼女とは遊園地、水族館、海水浴、キャンプ、ショッピング、お祭り…他にも色んな場所に行った。
彼女には色んなことを教えてもらった。お菓子作り、釣り、虫捕り、護身術、サバゲー、etc…
そんな中でも私が一番ハマったのは彼女も好きなサブカルチャーだった。
アニメや漫画、ライトノベル。架空の世界の超常の力や熱い友情の学園日常系。そういったモノに
憧れた。それはとても綺麗だったから。
そうして私は彼女の家に住み込んでコミケに行ったり二人で物語を創作したりした。
どれも初めての経験で私はとても楽しかったんだ――――。
でも彼女の家に住み込んでいたのは彼女と一緒の時間を過ごせるからだけじゃない。お父さんの居
場所が危ない仕事の関係者にバレてしまったからだ。
どうにかそれも振り切った様で幾年か経って私と彼女は同じ高校の二年生となっていた。
今ではあの頃のことが嘘みたいに友達ができた。
新しい友達が出来た日は嬉しくて年甲斐もなく眠れない夜が続いた。
その年の夏休み。私と彼女は父の家で兄と会う約束をした。
そして私と彼女と兄と父とで。他愛もない話をした。
その時の私はいい雰囲気の彼女と兄が将来結婚するのかなあって思ったりしていた。
当たり前の日常がこのままずっと続くと思っていた。いや思い込んでいた。
バンと鈍い音がなる。その音はドアが勢いよく開けられた。
そこにいたのは黒い物体を持った男とバールのようなものを持った男。
――現実はどうしようもなく非情だ。
父さんが叫んだ。逃げろと。それが最初の犠牲。
それと同時兄さんが私と彼女の手を取ってベランダから逃げる。
その時、断末魔が聞こえた。私たちが父の死に際を見ることはなかった。
それから私たちは走った。途中で降りだした大雨も気にせず走った。
やがてモーターの音が聞こえる。きっと追いつかれる。
そして兄が私たちの手を離した。手にあるのは護身用の木刀。
私は叫んだ。置いていけないと。でも。
彼女は私の手を引っ張って走り出した。私は叫ぶ。兄を見捨てるのかと。
彼女も叫ぶ。兄の想いを無駄にしたくないと。これが彼女との最初で最後の喧嘩。
兄は声をあげ自分を奮い立たせて豪雨の中を走り去った。それが次の犠牲。
私達が走る最中、酷く冷たい音が響いた。兄の死に際も見ることはなかった。
それでも私たちは走る。でも、限界は必ずくる。彼女が段差で躓いて転んだ。
そこに先ほどの男たちがやってくる。
片方の男が彼女に向ってバールのようなものを振り下ろす。
だけどと。私は思う。彼女は賢い人だ。彼女は必要な人だ。彼女は私を地獄から救ってくれた。
彼女は私に楽しさを教えてくれた。私はきっと彼女に助けられてばかりだ。
だから私も助けられてばかりじゃいられないな。
そして私は彼女を庇って頭に致命傷を負った。
彼女は守れたのかは分からない。最期に涙を流す親友の姿が見えた。
だから私はその時思った。彼女を傷つけたら許さない。
最期の犠牲は私だけでいいから。
語り手Side
そうして彼女は死んだ。
そして神と名乗る者に出会った。彼女はこのシュチュエーションを知っていた。
俗にネットでは神様転生と呼ばれるそれ。
雪は親友とそれを語らい小説を書いたこともあった。そして親友はそれに憧れいた。
――ああそうか。これは彼女と描いた最期の夢で。なら私が叶えなくちゃ。
彼女はそれを聞いて夢だと思った。きっと私の最期の願望だと。
だけど現実はどうしようもなく――――非情だ。
だからそれが現実になった時、私はひどく絶望した。
何故、私だけなの?父と兄も、いや私の代わりに父や兄が。
けれど声は届かない。そして彼女は沈んでいく意識の中で。
――死と出会った。
真っ暗だったそこは。けれど真っ白でからっぽのようで。そこに居る時間は一瞬の刹那にも永遠に
も思えた。そこにはたくさんの死が溢れていた。
それを見て彼女が抱いた感情は憎悪と虚無感。そこに嫌悪の感情は砂漠にある砂の一粒ほどしか無
く。ただの八つ当たりなのかもしれない。
けれど、私を選んだ神が憎い。また一人になると心が空になって。嫌なことを思い出す。
だからだろうか?鏡に映った私の瞳は彼女が綺麗だと言ってくれた空色の瞳ではなく毒の様な淡い
紫の瞳になってしまったのは。
その時、部屋の外を通りかかった人を見て感覚で魔術師だと分かった。瞬間、彼女の中を殺人衝動
が支配する。その日、彼女は初めて生物を殺した。
虫の一匹も殺さなかった彼女は確かに自分の手で人間を殺したのだ。初めて見た自分以外の血液は
とても綺麗だと感じた。生き物を両断する感覚は心地よかった。
だが、それを見ていた人間がいる。それに気づいた彼女が思ったことは唯一つ。
――殺さなければ
その動機は色々あっただろうが彼女の顔は愉悦に歪んでいた。まるで玩具を見つけた子供の様に。
彼女は完全に理解した。死を見て殺して満たされて。己の中の力を掌握した。
今の彼女を見た者は皆、口を揃えて彼女をこう形容するだろう。
――死神
と。
そして彼女は死を視た。そして手に持った
頭に激痛が走るが達成感でそれすらも心地いいと雪は感じた。その時の雪の瞳は死神を彷彿とさせ
る蒼い瞳。
――この世界には死が溢れている。今、生きている生物にも日常生活で使っている物でも【存在の
寿命】というモノがある。
それは意味や存在が、その始まりの時から内包している【いつか来る終わり】即ち死期。
対象の【死期】を視覚として捉えそれを元に対象を【殺す】眼。まさしく死神の所業。
其は――直死の魔眼
雪はただ感情に任せ哄笑する。此処に新たな死神が産声をあげた。
いかがでしたかね?
なんで名前がシキじゃないんだってのは次で明かされます。
いじめって鬱ですよね。放ってほしいのに絡まれるっていう。
やっぱり、リア充は寂しさに耐えられないかまってちゃんの総称って意味ですよね(震え)