織斑家の弟 かわいいは正義だ!   作:コーちゃん元帥

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どもどもなんか書いてる内に黒春華ちゃんが降臨してしまったが気にしない!
それではどうぞどうぞ


 ナデナデが欲しいのです!

 

 

 前回、みんなで練習してたらあのラウラが現れました。

 

 

 

 一夏said

 

 

 ある意味忘れもしない転校初日から俺を叩こうとした人を

 

 

 「織斑一夏」

 

 ISのオープン・チャネルで名指しの声が入った。

 それは言うまでも無くボーデヴィッヒ本人の声。

 

 「……なんだよ」

 

 取り敢えず俺は返事をする。

名指しをされた以上無視する訳にはいかない。

 

 「貴様も専用機持ちだそうだな。ならば話が早い。私と戦え」

 

 「イヤだ。理由がねえよ」

 

 「貴様にはなくても私にはある」

 (・・・多分第二回モンド・グロッソのことだろうな)

 

 第二回IS世界大会『モンド・グロッソ』の決勝戦当日、俺と春華は何者かに誘拐された。

 

 理由は今でも不明だが、俺は拘束されて真っ暗な場所に閉じ込められ誘拐犯は更に欲をかいて春華を束さんの交渉材料にするとかでどこか別の所に連れていかれそうだった。

 

 しばらくすると部屋の壁が崩れ、光が差し込んできた。

 

 現れたのはISを装備した千冬姉。

 

 報せを受けて本当に飛んできたらしい。

 

 忘れない、忘れるわけがない。

 

 あのときの千冬姉の姿を凛々しく、力強く、美しい。

 

 そして俺と春華を見つけた時、涙を流しながら抱き締めてくれたあの時を。

 因みにそのあと束さんも来て千冬&束コンビで誘拐犯に天変地異が起きたのは言うまでもない。

 (その頃からかもしれない。千冬姉や春華…仲間、みんなを助けるヒーローみたいなのに憧れたのは……)

 

 決勝戦は千冬姉の不戦敗、二連覇を逃した。

その後、千冬姉はドイツ軍の情報によって俺達を助けたという借りを返すため1年ちょっとドイツ軍のIS部隊で教官をしていた。

 ラウラはその時の教え子だろう。

 

 「貴様さえいなければ教官が大会二連覇の偉業をなしえただろうことは想像がつく。だから、貴様を……貴様の存在を認めない」

 

 (認めないって……千冬姉に惚れ込んでいて、千冬姉の経歴に傷が付いたから憎い………か。わからなくもない、正直俺もあの無力さが許せないからな)

 本当にあの時、春華を守れず更には目の前で連れていかれる時も只見ているだけだった見ている事しかできなかったんだ。

 

 「また今度な」

 だからといって戦うにはならない。

 

 「ふん。ならば・・・戦わざるを得ないようにしてやる!」

 

 右肩に装備してある大型の実弾砲でこちらをロックするが……

 

 バンッ!

 

 「なっ!?」

 

 「「「「「!?」」」」」

 

 ラウラに向けて弾丸が迫っていた。

 

 ラウラはそれを回避しながらもこちらに向けて撃ってきた。

 (って呑気に解説してる場合じゃねえ!)

 

 ゴガギンッ!

 割り込んできたシャルルがシールドで弾を弾いてくれたおかげで俺に当たることはなかった。

 

 (そんなことよりラウラに向けて撃たれたときの銃声は……まさか……)そう先ほど撃った『ヴェント』とは別のもう一つの銃声まさかと思い銃声の方を向くとザクアメイジングの拳銃構えてる春華がいた!

 

 「こんな密集空間でいきなり戦闘を始めようとするなんて、ドイツの人はずいぶん沸点が低いんだね。ビールだけでなく頭もホットなのかな?」

 右手に六一口径アサルトカノン『ガルム』を展開してラウラに向ける。

 

 「貴様ら・・・・」

 

 「腐れ眼帯風情が一夏お兄ちゃんに手を出して覚悟はできてるの?」

 あれ?今、トンデモナイ言葉が春華から聞こえたような?

 

 「フランスのアンティークと着ぐるみ風情が私の前に立ちふさがるとはな」

 

 「未だに量産化の目処が立ってないドイツのルーキーよりは動けるだろうね」

 

 「三流以下の腐れ眼帯がガタガタ抜かしてるんじゃねぇよ!」うん……やっぱり………

(春華ーーーーーー!!!!お前から……お前からそんな言葉出ちゃ駄目だーーーーー!!!!見ろっシャルルは集中してるからなのか聞こえてなさそうだけどみんな顔が青ざめてるぞ!更に泡吹いて倒れてる奴までいるぞ!)

 

 「私が……私が三流……以下だと…」こっちはこっちはでプルプルしてるよ!

 

 「そうだよ。軍人のぐの字もないド素人なんて三流以下の腐れ眼帯で充分だよ」

 

 (やめてくれーーーー!!!!いやっマジで!!!俺の為に怒っているのは分かるけど身内の話をガダガダ言われたからとか分かるけど、お前の口から出たらダメだーーー!!)

 

 「ぐぬぬぬぬ……それなら貴様から」とラウラが動こうとした瞬間

 『そこの生徒!何をやっている!学年とクラス、出席番号を言え!』

 スピーカーから声が響いた。

 騒ぎを聞きつけてやってきた教師だろう。

 

 「………ふん。今日は引いてやるが………織斑春華……忘れないぞ」

 

 「うちも忘れないよ。三流以下の腐れ眼帯」

 色々と納得してなさそうだがISを解除してアリーナゲートへと去っていくラウラ。

 向こうには教師がいるだろうがラウラのことだ無視するだろう。

 それと春華もう……もうやめてくれ……

 「一夏、大丈夫?」

 

 「あ、ああ。助かったよ。」

 

 「一夏お兄ちゃん大丈夫だった?」

 先程までの雰囲気はなく、いつもどおり二人に戻っていた。

 良かった戻ってる……戻って良かった。

 

 「一夏お兄ちゃん、今日は帰ろう、あの腐れ眼帯の所為で周りがジッとこっちを見てるし」戻ってない!

 

 「そっそうだね。それに四時を過ぎたし、どのみちもうアリーナの閉館時間だしね」シャルルも気づいたのか若干引いてる。

 

 「おう。そうだな。あ、銃サンキュ。色々と参考になった」

 

 「それなら良かった」

 

 俺が礼を言うとにっこりと微笑むシャルル。

 何故だか妙に照れる。

 男の筈なのに何故だ?

 

 

 

 

 sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 春華side

 

 

 まったく気分は最悪なのです。

 身内の問題を千冬お姉ちゃんが気にしてない事をガダガダ言って……次は確実に仕留めてやるのですよ。

 この五日間で制作したあの新武装で………

 

 さてさてみんなで着替えにいくのですが……

 

 「えっと……じゃあ、先に着替えて戻ってて」

 

 そう、上がる時にはいつもこれなの。

 シャルルお兄ちゃんはIS実習後の着替えは一緒にしない。

 いや、したがらないと言った方が正しいかも?

 シャルルお兄ちゃんと一応一緒に着替えたのは転校初日のIS実習前だけ。

 

 シャルルお兄ちゃんが転校して数日経っていく内、うちは疑問に思う事、が増えました。

 

 あそこまで頑なに一緒に着替えるのを断ると言う事は、何かあるとしか言いようがないのです。

 それにしてもなんか前の休みに会った金髪のお姉さんと重なってしまうのは気のせいでしょうか?

 

 「というかどうしてシャルルは俺と着替えたがらないんだ?」

 

 「どうしてって……その、は、恥ずかしいから……」

 

 これもいつものやり取りで、一夏お兄ちゃんは着替えを断るシャルルお兄ちゃんを強引に誘おうとしている。

 流石に嫌がってる相手に無理に着替えようとする一夏お兄ちゃんもどうかと思うから止めましょう

 

 「一夏お兄ちゃん、シャルルお兄ちゃんがこう言ってるんだから早く行くのですよ」

 

「ちょ! ま、待って「じゃないと敬語」イエス、ユア、ハイネス!」と聞いた瞬間に一夏お兄ちゃんは服従の体勢になりました。

 

 魔法の言葉で一夏お兄ちゃんと更衣室に向かいます。

 

 「春華、早く一夏を連れて行きなさい。それと一夏、引き際を知らないやつは友達なくすわよ」

 

 まったくもって同感なの。

 

 「こ、コホン!……い、一夏さん。どうしても誰かと着替えたいのでしたら、そうですわね。気が進みませんが仕方がありません。わ、わたくしが一緒に着替えて差し上げましょう。春華さんもよろしければ――」

 

 「こっちも着替えに行くぞ。セシリア、早く来い」

 

 「ほ、箒さん!首根っこを掴むのはやめ――わ、わかりました!すぐ行きましょう!ええ!ちゃんと女子更衣室で着替えますから!」

 

 反論しようとするセシリアお姉ちゃんだったけど、箒お姉ちゃんが有無を言わさず首をグイッと引っ張るので根負けした。

 

 「早く行くのです!さもなければ」

 

 「わ、分かった。分かったから敬語は……止めてくれ!」

 

 「分かったら行くのです。それじゃシャルルお兄ちゃん、先に行ってるね」

 

 「あ、うん」

 

 シャルルお兄ちゃんにそう言い、一夏お兄ちゃんとゲートへ向かう。

 

 「しつこすぎるのはダメなのですよ一夏お兄ちゃん」

 

 「わっ悪かったから敬語だけは……」と話してる間に更衣室の前に着きました。

 

 「しかしまあ、この更衣室を俺達だけ使うなんて贅沢っちゃあ贅沢だな」

 

「確かに。うち達だけでは広すぎるのです」

 

 がらーんと広い更衣室に入るとそこにはロッカーの数が五十程あって、当然室内も広い作りなの。

 

 うち達はISを待機状態にして、うちはそのまま着替えを入れておいたロッカーを開け、一夏お兄ちゃんはベンチに腰掛けながらISスーツを脱いだ。

 

 「はー、風呂に入りてえ……」

 

 「無い物ねだりしてもしょうがないよ」

 

 「シャワーだけじゃ物足りなくてな春華は……そう言えば千冬姉と一緒だったな」

 

 「なんかごめんなのです」

 

 「あっごめんな、でもいつになったら大浴場が使えるんだろうな~」

 

 「確か山田先生が大浴場のタイムテーブルを組み直してるって聞いているのです」いつになったら使えるのやら

 

 そう話してる内にうち達は着替え終わりました。

 

 「よし、着替え終わり」

 

 「それじゃ行くのです」

 

 「あのー、織斑君と春華ちゃんとデュノア君はいますかー?」

 

 更衣室から出ようとすると、ドア越しから呼んでいる声が聞こえた。

 声の主は山田先生のようです。

 

 「はい? えーと、うちと一夏お兄ちゃんがいます」

 

 「入っても大丈夫ですかー? まだ着替え中だったりしますー?」

 

 「大丈夫です。着替えはバッチグーなの」

 

 「そうですかー。それじゃあ失礼しますねー」

 

 問い掛けに答えると、パシュッとドアが開いて山田先生が入って来る。

 どうでも良いけど、圧縮空気の開閉音は一夏お兄ちゃんはとても気に入っている。

 

 「デュノア君は一緒ではないんですか? 今日は織斑君と春華ちゃんと一緒に実習しているって聞いていましたけど」

 

 「まだアリーナにいます。もう戻って来ているかもしれませんが、どうかしましたか? 大事な話があるんでしたら、俺がすぐに呼んで来ますが」

 

 シャルルお兄ちゃんもいないとダメだと思った一夏お兄ちゃんは連れてこようと言うが、山田先生は特に気にしないように言う。

 

 「ああ、いえ、そんなに大事な話でもないです。後で織斑君か春華ちゃんのどちらか伝えておいてください。ええとですね、今月下旬から大浴場が使えるようになります。結局時間帯別にすると色々と問題が起きそうだったので、男子は週に二回の使用日を設けることにしました」

 

 「本当ですか!」

 

 話を聞いた一夏お兄ちゃんは感激の余りに山田先生の手を取った。

 風呂好きの一夏お兄ちゃんにとって嬉しい話しです。

 

 「嬉しいです。助かります。ありがとうございます、山田先生!」

 

 「い、いえ、仕事ですから……」

 

 「一夏お兄ちゃん、落ち着くのですよ」

 

 山田先生に感謝してる一夏お兄ちゃんにうちが落ち着かせるように言うが、一夏お兄ちゃんはそんなのお構い無しです。

 

 「これが落ち着いていられるか。山田先生のおかげでやっと風呂に入れるんだぞ。山田先生、本当にありがとうございます」

 

 「そ、そうですか? そう言われると照れちゃいますね。あはは……」とまあ山田先生の手を握ってるのですよ。

 完全に一夏お兄ちゃんが山田先生に迫ってるようにしか見えないです。

 

 「……一夏? 何してるの?」

 

 背後から声がすると、そこにはシャルルお兄ちゃんがいた。

 

 「まだ更衣室にいたんだ。それで、先生の手を握って何してるの?」

 

 「あ、いや。なんでもない」

 

 シャルルお兄ちゃんの台詞に一夏お兄ちゃんは握っていた手を離す。

 山田先生も流石にシャルルお兄ちゃんに言われて凄く恥ずかしくなったのか、一夏お兄ちゃんから開放されてすぐにクルンと回転して背中を向けた。

 

 「二人とも、先に戻ってって言ったよね」

 

 「お、おう。すまん」

 

 「戻ろうとした直後に山田先生が来たので、此処で話し込んでいたのです」

 

 「ふ~ん」

 

 うちが戻らなかった理由を言っても、シャルルお兄ちゃんは妙に不機嫌そうです。

 特に一夏お兄ちゃんを見ながら。

 

 「喜べシャルル。今月下旬から大浴場が使えるらしいぞ!」

 

 「そう」

 

 興奮気味な一夏お兄ちゃんとは対照的に冷静な返事をするシャルルお兄ちゃん。

 あんまり興味無さそうな感じ。

 

 「ああ、そういえば織斑君にはもう一件用事があるんです。ちょっと書いて欲しい書類があるんで、職員室まで来てもらえますか? 白式の正式な登録に関する書類なので、ちょっと枚数が多いんですけど」

 

 「わかりました。――じゃあシャルル、ちょっと長くなりそうだから今日は先にシャワーを使っててくれよ」

 

 「うん。わかった」

 

 「春華、夕食はいつもの時間な」

 

 「ラジャー」

 

 「じゃ山田先生、行きましょうか」

 

 一夏お兄ちゃんはうち達に言った後、山田先生と一緒に更衣室を後にする。

 

 一夏お兄ちゃんが行ったのでうちはうちで疑問を確信に変える為に

 

 「シャルルお兄ちゃん何か嫌な事あったの?」

 

 「別に何でもないよ」と言うけど明らかに不機嫌オーラ満々です。

 と言う訳で

 「それならお願いがあるのです」

 

 「え、なっ何かな?」

 

 「ナデナデがして欲しいのです」

 

 「え?」

 

 「ナデナデ~」

 

 「え、いや、その……」戸惑うのであれば

 

 「うちのことって……きらい?」

 

 

 sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャルルside

 

 

 えっえっ!?どうしようナデナデ!春華ちゃんの頭を!と内心戸惑っていると

 

 「うちのことって……きらい?」上目遣いで若干うるうるしてる!かわいい!かわいいよーーーーー!!!!

 

 「そ、そんなことはないよ!」

 

 「それならナデナデ~」と甘えてくる。

 

 「じゃ、じゃあ」と僕は恐る恐る頭の上に置きそっと撫でた。

 

 ナデナデ ナデナデ 

 

 「ふにゅ~む~」かわいい初ナデナデだけどかわいい!かわいいよ!

 ついつい欲が出て喉の方に手を回して猫のように

 

 コショコショ コショコショ コショコショ 

 「あっう~んはぁ、はぁ、はぁ」顔を赤らめてちょっと息が荒くなってきた。

 ここまで来たらあとはモギュモギュでもしようと思ったら更衣室のドアが開き

 

 「何をなされてるのでしょうか?」春華ちゃんの支援機、エーネウスさんが入ってきた。

 僕は咄嗟に止めて「いっいや、なっなんでもないです!」

 

 「そうですか?それでは春華様そろそろ夕食になりますので一度部屋に戻って着替えを」

 

 「うん……分かった。じゃあまたあとなのです」

 

 「うん、またあとでね」

 春華ちゃんとエーネウスさんが去ったのを確認してから僕も着替えて自室に向かった。

 

 (はぅ~かわいかったな~春華ちゃんもうあれは病みつきになっちゃうよ~………それにしてもやっぱりあのザクアメイジングっていうのどう見てもあの施設の無人機と……ケンさんと同系列の機体だよね?……)考えてる内に自室に着いた。

 

 ドアを閉め、寮の自室に一人だけになったところでシャルルはベッドに座り

 

「…………それにしてもケンさん達………今頃どうしてるんだろう?……もう主の所に帰れたのかな?」あの施設の日を思い出していた。

 ISであろうとも立派な意志が志が理想があったあのIS達の事を………

 

(……とりあえずシャワーを浴びようかな?)

 

 シャルルはクローゼットから着替えを取り出してシャワールームへと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 






 支援機達の日記  ザクアメイジング

 まずは初めましてだ。
対IS戦を想定したザクアメイジングだ。
 実弾重視の汎用型支援機であるがもちろん戦闘はしないのならそれで良いそれは春華が望んでいることでもあるからな。
 そして最近、私にも目標が出来た。
春華が言ってくれた『強さと優しさを兼ね備えたみんなの名人』必ずなってみせる。
 みんなの名人に!
それではまた次回もよろしく頼もう。
 感想等も待っている。

 
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