織斑家の弟 かわいいは正義だ!   作:コーちゃん元帥

70 / 70

 さて前回の予告通りです。
 まあ楽しめるか分からないですがよろしくお願いいたします。


間違った恋の始まり 春華、命掛けます!

 「あんたみたいな男なんて大嫌いよ!」と俺はビンタを喰らったがこの時からかもしれない……

 俺が初めてこんなにも意識し始めたのは………

 これが俺が初めて自覚した初恋だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう思ったのは春華が拐われた時、みんなで救出に向かい施設の内部に侵入した。

 そのあと分かれ道が多くシャルルとラウラとチームを組んで行動していた。

 俺達は少しずつだが確実に進んだ。

 

 キャプテン達も頑張っているけど敵の妨害が予想以上で手を焼いていた。

 偶々聞いた男達からの話し通りなら残り30分以内に連れ出されてしまう

 

 「くそっ、どこにいるんだよ春華!」毎回思っていた。

 なんで春華がなんだと何でいつも俺はそんな時に側にいてやれないんだと時間が過ぎる度に思った。

 いったい何をしたんだと、いつも笑顔で周りを和ませ同い年でも幼さと可愛らしさを出す弟がいったい何をしたんだと

 

 「一夏、気持ちは分かるけど落ち着いて」とシャルルに気を掛けてしまった。

 

 「わりぃ、でもよ。もう時間が」

 

 「確かにもはや一刻の猶予も無いぞ」そうあと10分を切ってる。

 仮に早まっていたらアウトだ。

 慎重ながらも走っていたら焦ったせいか曲がり角から来た武装した兵隊に気づかなかった。

 「やべっ!」シャルルやラウラも気づかなかったらしくISのシールドで防ごうとした時、俺達の後ろから声がした。

 

 「しゃがみなさい!」と急な事だったが俺達はしゃがむと兵隊の頭に容赦なく弾が撃ち込まれた。

 そして俺は血が吹き出るんじゃないかと思ったが兵隊は頭からスパークさせて倒れた。

 

 「無事みたいね」と振り返ればそこには買い物の時に変装した春華がいた。

 「はるっ」と言い掛けた時、まるで例えるなら千冬姉みたいに速攻で目の前に現れ口を塞がれた。

 更に木箱の影に隠され

 「静かにして………」そう言われ少しするとさっきと同じ兵隊が来た。

 「動くんじゃないわよ」と言うとナイフと拳銃を持ちそして飛び出す。

 兵隊達は急なことであったが冷静に対処しようと動くが容赦なく喉元にナイフを突き刺されその流れで拳銃で頭を撃ち抜かれた。

 「はぁー全く、しつこい男は嫌われるわよ。まあロボットには関係ないわね」とやれやれと言った感じで立っている。

 そこでラウラが真っ先に口を開いた。

 「貴様、美華だったなその身のこなし何者だ?」

 

 「悪いけど組織も私も名乗る名なんて無いわよ。それよりあんたは織斑一夏であってる?」

 

 「え?そうだけど……」

 

 「ならちょうど良い戦力ね。織斑春華を見つけたけど戦力が馬鹿にならないからコントロールルームで時間稼ぎしようとしてたけど」この時、一夏とシャルルは頭の中で混乱した。

 目の前にいるのは姿は春華がシンクロアシストシステムで変わった姿だったのに春華では無い、話し通りなら春華は今でも捕まってると言うことになる。

 

 「ほう、なら場所と戦力を教えてもらおうか」とそんな二人の事情を知らないラウラは時間が無いからさっさと情報をもらおうとした。

 正体が不明なので信用し難いが唯一の情報を持ってるのは目の前の人物だけ二人は素早く交換した。

 ついでに千冬姉達にも情報を送信してだ。

 

 「成る程、確かに厄介だ。それで貴様はどうするんだ?」

 

 「あたしはISとか無いからね。コントロールルームを制圧して時間稼ぎでもするわ。じゃあね」と便宜上、美華と呼ぼう一夏は思わず呼び止めてしまったがそれと同時に銃を突き付けられた。

 

 「まさかこの切羽詰まった状況でわたしの心配でもする気?バカじゃないの!本当に弟が大切なら構ってる暇なんて無いでしょぅが!仮にわたしが時間稼ぎしても精々10分よ。さっさと行きなさい!」と美華は行ってしまった。

 俺はなんとも言えない思いを持ったがラウラが手を引く

 「嫁よ。あの美華の言う通りだ。あれは只者ではないそれよりも義弟の所に行くぞ!」

 

 「でも不味いよ。ISで飛ばしてもギリギリ間に合うか……」

 

 「なら近道すれば良い」とラウラは端末にルートを提示する。

 「このルートにある障害は全てISの前では脆い、エネルギーを多少消費しての突入防衛戦になるがまだ間に合う!嫁よ………本当に大切なのはどっちなんだ?義弟は今でも叫んでいるのでは無いのか」それは安易に想像出来た。

 

 (そうだ。今一番怖いのは春華なんだ!)一夏の目付きが変わりそれを見て大丈夫だと悟りISを展開した。

 (待ってろ春華!今、行くからな!)

 そして実はこの時から一夏は自分でも気付いていなかった。

 無意識、美華の事を意識し初めていたことに気付いていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして美華はコントロールルームに向かい走っていたが内心、穏やかではなかった。

 と言うものの

 (うわーーーー!!!!うちは何を言ってるのですか!?ラウラお姉ちゃんにいやみんなにバレたくなかったからどえらい嘘ついちゃったよー!!!)そう一夏とシャルルが最初に思った通り春華その人であった。

 ではなぜあんな嘘をついたと言うとそれは少し時間を遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キャプテン達が突入する約30分前のこと

 何故かシンクロアシストシステムの姿なのに疑問に思いながらプチッガイを探してる時のこと

 高台に上がり警備が殺到してるドックが気になり何故か都合よく落ちていた使える双眼鏡で覗いていた時のこと

 「あれ?うち以外にも子どもがいる」と黒服の男性に抱えられている子どもがいたが顔を確認した瞬間、信じがたい光景を見た。

 

 「えっ!?………なんで………なんでうちが抱えられているの!?」そう抱えられていた子どもは自分自身であったがおかしい明らかにおかしい!

 なんで自分はここにいるのにあっちには元々の姿の自分がいるのか?

 そう思っているとさっきまで自分のポケットに何も入ってなかったのにいつの間にか端末が入っていた。

 そこにはメッセージが入っていた。

 

 『プチッガイより  たぶん見てるご主人であるあなたが見たら驚くだろう、だけどこれしかなかった。わたしは本来持っていたISの機能が停止させられた。だからこそあなたとの間に出来た絆の証[心を形に]を使わせて頂きました。お陰で相手はあなたに擬態したわたしに気付いておりません、あなたの体は何故か女の子になってますがアシストを解除すれば元に戻ります。無事逃げてくれてる事を祈ってます。ISすらも愛してくれたご主人へ』

 涙が出て来て止まらなかった。

 プチッガイは自分自身を犠牲にして自分を逃がそうとしたんだ。

 たぶん最悪、プチッガイはバレたら自爆でもするつもりかもしれない

 だからこそ春華は決意した。

 自分が何をしようとしてるのか分かってる。

 プチッガイの行動を無駄にすることだと分かってる。

 けど………けど…………

 「見捨てられるわけ……ないじゃん……プチッガイ………」ISは機械であって機械ではない

 一度、失えば二度と戻ってこない心は絶対に戻ってこない!

 もう二度と同じプチッガイには会えない!

 

 (ごめんね。大バカ野郎だけど………後悔はしたくないから!)とこのあとはアシストのお陰で身体能力は劇的に向上していたのでアクション映画並みに動き回った。

 途中、束お姉ちゃんに習った『誰でも楽々、ハッキング術!』が役に立つとは思いもしなかったが………

 このあとは敵から装備を奪い、恥ずかしかったけどお色気作戦等を駆使して場所の特定した。

 けど大きな問題に直面した。

 戦力が馬鹿にならないからだ。

 プチッガイも機能が停止してるので接触して展開しての脱出のプランは不可能になった。

 

 「どうしよう…………装備がこれじゃぁ……」拳銃と電磁棒にサバイバルナイフ、通信が出来ない端末に何故かサイズピッタリのスニーキングスーツ防弾仕様、まあ恥ずかしかったのでその上に服を着たが………とにかく戦力が無いのだ。

 

 「でもここまで来て諦めたくないよぉ………」そう呟くと遠くから爆発音が聞こえた。

 『なんだ!何が起きた!』

 

 『敵です!海中からミサイルがそれと例の支援機と思われるのが現れました!』それを聞いてそして端末が震えて確認するとどうやらレーダーの役割も有るらしくIFFが表示される。

 (みんなが来てくれたんだ!……でもキャプテン達は足止めされてるし………ん?海中からもIFFがって………お兄ちゃん達だ!)そして察した。

 恐らく地上は足止めされるから陽動で海中からの侵入するみんなが本命だ。

 「だったら………この情報を渡さないと………」とその時に見つかってしまい、合流するために地下に逃げた。

 まあそのあとはさっきの通り無事お兄ちゃんに会えて情報も渡せた。

 

 

 

 

 

 「あとはうちが出来ることを精一杯やるだけ」そうプチッガイ達は何度も命を掛けてくれたんだ。

 今度は自分………いや身体が女の子だからわたしかな?

 とにかく!今度はわたしが命を掛ける番だ!

 コントロールルームにはあの無人機がいる。

 全部で10体、装備はあっちが上………

 そして物陰に隠れて確認する。

 システムを管理してるのが3体(武装無し)とよほど大切な場所なんだろう重武装したのが7体………

 

 「分の悪い博打だよね。チップは命………」怖い物凄く怖い

 本当の命のやり取りなんだからこんな気持ちは以前あった学園を襲撃した無人機かラウラお姉ちゃんのISが暴走した時………いやどれもみんながいた。

 1人なんてなかった。

 今一度、覚悟を決めて深呼吸し

 「ごめんね……でも命を掛けても助けるから」

 そうかけがえない友達の……いや家族の為に!

 そして本当に分の悪い制圧戦が始まった。

 

 

 

 

 





 さて本当に次回で終わらせてキャッキャッウフフな臨海学校に行きたいと思います。
 それではまたいつに投稿になるかあれですがよろしくお願いいたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。