只今私たちは執務室にいる。港にいてもよかったのだが熊野が寒がっていたので中に入っていたのだ。
ちなみに今は冬だ。ミニスカートの女子がこの格好で外に出てたら寒いよな。
艦娘達は艤装を展開してるときはある程度体温の調節ができるらしいけどね。
執務室からも天津風の指示はできるので、映像を見ながら無線で天津風の指示を飛ばしていた。
哨戒中に会敵したりしたが、あまり指示は飛ばさなかったな。今いるの天津風一人だし。
でも、軽巡と駆逐と会敵した時は焦った。撃沈させることはできたが、天津風は中破していまった。
天津風の服装がめやくちゃやばい(エロティックな意味で)になってしまったので画面から目をそらしかけた。そんなことしてたらまともに指示を飛ばせないからそらせんかったっけど。
そんな風に目をそらしかけたら先輩に笑われた。だって中破の時とかってもっとグロイことになると思ってたし。
まぁ色んなトラウマがフラッシュバックすることがなさそうだし、ある意味は健全なのだろう。
全然健全じゃないけど。
そして今、天津風の帰投を待っているのだ。
凄いそわそわしてる。痛がってないだろうかとか、これからに支障がでるような怪我は無いだろうかとか色々な不安があるからだ。
「艦隊帰投ね、お疲れ様」
そんあこんなで天津風が帰ってきたってわあぁぁぁ!!!!
物凄い何というかそう破廉恥だ!破廉恥な格好になてるし!!!
天津風の余りの格好に目を逸らした。
いや、だってあのですね。まず天津風の服の前側がですね全部無いのですよ。それにですねあの天津風のお年頃で履くような感じじゃないパンツも左側の紐が切れちゃっているんですよ。
それで天津風の手はどうしているのかと言うと。右手で胸をおおて、左手で紐を持って何とか局部を隠している。
んで表情はというと、この服装の有様の恥ずかしさを我慢してるのか、顔を真っ赤にして涙目で睨みつける様に私をみている。
そして、彼女が連れていた連装砲くんもボロボロだ。
正直ヤバい。うんヤバい。凄いエロイ。別に連装砲くんは別にエロくないぞ。
柔らかそうな肌、肉付きのいい体、胸は後4年後くらいに期待か?ちらっちらっと見てしまうのは悲しい性だろうか。
でもでも、天津風まだまだ中学生位だよな?そんな子に劣情を抱きかけてるオレっていったい…。
「そ、そんなに見ないでよ…」
ヤバい…。顔を俯かせて恥ずかしそうに言ってきたよ。滅茶苦茶な破壊力ですって!
ってそんなこと考えてる場合じゃない。
「先輩!天津風をどこに連れてけば」
「ああ、入渠ドッグだ」
「じゃあ、あなた許可をって、きゃあ!」
もう頭の中が真っ白になってた。私は天津風のひざ裏を抱え上げ、肩に手をまわして支えた。
そうお姫様抱っこだ。
「だ、大丈夫だから!独りで行けるから~」
「遠慮するな。すぐにつれてってやるからな!」
すぐさま私は入渠ドッグに向かって走り出す。ついでに連装砲くんは私の肩に引っ付いている。
天津風から、泣きそうな声でやめてくれと言われたが無視。ジタバタ暴れてなおさら18禁に近づいているが無視だ!
「お前はこの戦いの功労者なんだ。この位の礼はするさ。」
「それにそんなに重くないから安心しろ!」
アレ?ちょっと失礼な事言ったか?女性に体重関係はタブーだよな。
まぁ気にしない今は緊急事態だ。
「う、うぅぅ」
天津風は唸りながらも暴れるのを止めてくれた。
まったく、こんなに疲れてるなら無茶するなっての
入渠ドックに着いて、いい加減降ろしてくれと言われたので降ろした。
中は家族風呂みたいな個室になってたし私が行くわけにはいかないしな。
「ねぇ?」
「うん?何だ。別に覗いたりしないから安心してくれ」
「そんな覗いてくれなんて言わないわよ!」
「違うの。ここまで連れてきてくれてその」
「どうした?」
「その…ありがとう」
恥ずかしかったのか顔が真っ赤だ。今日は顔が真っ赤の天津風を見てばっかだ。今日初めて会ったけど。
「いいってことさ。部下の状態の管理も上司の役目だ」
「まぁ、今回の失敗は君に落ち度は無いからオレに失敗を押し付けて貰っても構わん」
実際もっとうまくやれたかなーとかは思ってる。正直少破には抑えられたかなって。
まぁ戦いに過去もIFもない。あるのは結果だけだから未来につなげるには追求と反省するだ。
「いえ、貴方のせいじゃないわ。悪いのは私の練度が足りないせい…」
二人して黙り込んでしまう。彼女も彼女で落ち度があると感じてるらしい。
あぁもう!
「取りあえず入ってこい!責任云々の話はもうどうでもいいから」
「ええ、わかったわ」
歩いて個室の一つに入る前に一回こちらを振り返って口を開いた。
「ねぇ?」
「はぁ…。早く入れよ」
「そんな扱い酷くないかしら?」
「もう知らない!」
ぷんぷん怒って中に入ろうとしている。だけどまたこっちを見てきた。
早く入ってくれよ。色んな意味でドキドキが止まらないんだって。
「心配してくれてありがとうね」
気恥ずかしくなったのかこの言葉を言った後に即座に入っていってしまった。
「おうよ」
まぁ、オレも顔見られなくて安心した。
何故なら彼女がお礼を言った後に見せた笑顔に見惚れてしまって顔が真っ赤だからだ。
その後天津風は高速修復材(通称バケツ)を使って即座に復帰。
天津風が勝手に使ったわけじゃないぞ。もちろん私が使用を許可した。
で私の記念すべき第一歩を祝って、4人で甘味処に行ったりした。(この甘味処は間宮と伊良湖という補給艦が経営している)
その後また執務に戻って天津風が唸っていたけど無事にこの日の業務は終了した。
言い忘れてたが研修期間は1~2週間の間だ。
ようするに先輩の判断次第だ。先輩の鎮守府は大本営から派遣された人がかわりに業務を執行しているらしい。
早く一人前にならないとな。
明日も新しい艦娘が来るらしい。
明日はどうなる事やら…。