ハイスクールDevil×Dragon×Dhuman   作:しにかけ/あかいひと

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流石にイッセーは参加させませんよぅ。

あ、あとD×D×Dについて悩んでることを活動報告に乗っけたんで、良ければ是非。


その4-脅迫×愉悦×錯乱

ハーッハッハッハ!

カッコよく決めて、俺参上!

 

「『そういうわけで、この俺『赤龍帝:兵藤一誠』も、協力者リアス・グレモリーに加勢するとしよう』」

 

意識がドライグと軽く混ざっているからなのか、声まで俺の声とドライグの声と混ざった様な声だが…………まあ気にしたら負けか。

 

ってアレ? 予想以上に打ち合わせしたはずのグレイフィアさんが怯えているんですが。

 

「……まあ、自重しなくてもいいと言ったのは私だし、効果は最大限に現れてるから文句は言わないけれど」

「『?』」

 

お嬢が少し頭を押さえながらそう言った。アレ、やり過ぎた?

 

まあ、ライザー・フェニックスのメンタル面に多大な一撃を不意打ち気味に当てられたのは言うまでもない。大成功だ。

 

「しかしまさか、ドライグそのものになって現れるとは思ってなかったわ」

「『言っただろうお嬢。とある禁手の所為で身体が龍に変質したと。つまりは、こういうことだ』」

 

いつかの俺の様に間違えたドライグと先輩方が『覇の理』を捨て、前を向いて答えを得たからこそ為し得た亜種禁手『共鳴せし赤龍帝の遺志(ブーステッド・ギア・ナノブラスト)』。グラールにて存在した獣人種族『ビースト』の固有能力『ナノブラスト』を参考にした、龍人化の禁手である。まだ聖書の神の封印が完全には解けていないから、まだドライグの真の必殺技が使えないのだが、まあエーナを相手にするわけでもないので、十分である。

 

「これでもやるかしら、ライザー?」

「ふ、ふざけるなッ!! 協力者が、あろうことか『赤龍帝』だと!?」

「ズルい、とは言わせないわ。だって貴方は認めたのだし、先に約束を反故にしたのは、そちらでしょう?」

 

全くもってその通り。

 

「まあいいわ、流石にこれでは虎の威を借る狐の様だものね? でも、せめて2週間ぐらいは訓練期間を与えなさい。そして、此方側が勝った上でさらに約束の反故をする様なことがあれば…………」

「『俺の出番、というわけだ。その意味、分からないとは言わせない』」

 

俺とお嬢は、どす黒い笑みを浮かべながら、ライザー・フェニックスを見下ろした。

 

 

◇◇◇

 

 

「とりあえず兵藤様…………やり過ぎです」

 

元に戻った俺は、別室に連行されてグレイフィアさんに説教されていた。解せぬ。

 

「確かに、ライザー様からより良い条件を引き出すためにはああしなければならなかったのは理解できます。ですが、あ、あそこまで再現された赤龍帝ドライグを出されますと、お嬢様が現冥界に反逆の意思を持っている様に疑われかねません」

『ハッハッハッハ! 言った通りであろう相棒?』

 

う、うにゅにゅ…………まだマシだと思うんだよなぁ。

 

「最強モードじゃなかっただけマシだと思いますけどねぇ…………」

「…………聞かなかったことにして、よろしいですか?」

「どーぞどーぞ」

 

そんなことはともかく、である。

 

「グレイフィアさんグレイフィアさん。思うにグレイフィアさんは、この婚姻をなかったことにしたいのですよね」

「…………。いえ、決してそんなことは」

「言い方を間違えました。魔王ルシファーとグレイフィアさんは、愛しの妹『リアス・グレモリー』にちゃんと恋愛して欲しいんじゃ、ありませんか? あなた方がそうだった様に」

「…………。ご冗談を」

「ある意味では負い目に感じるかもしれませんねぇ。だって自分達は表向きはともかく恋愛結婚で家を出て、本来自分が負うべきだった義務を妹に押し付けてしまったわけですから。それとは別に、冥界の事情的なのもあるから、表立っては彼女の味方ができず、歯がゆい思いをしている。だから結婚を急かせようとするグレモリー、フェニックス両家に従いつつも、こうやってお嬢を助けている」

「…………私がこんなことを言うのもどうかと思いますが。まるで悪魔の様な方ですね、兵藤様は」

「ふふっ、お褒めに預かり光栄です」

 

追い詰めるのは大好きなもので!

 

「でもまあ、あんまり肩入れしなくともいい気がしますけど。確かに、俺はライザーさんと結婚はやめといた方がいいとは思いますけど、お嬢はその立場上こういう面で我儘は言えないことは覚悟しています。だから、無理に恋愛結婚させる様な真似は、お嬢の覚悟に水を差す形になると思うので、やめといた方がいいと思います」

「……………………」

「まあ、所詮17のガキの戯言ですので、軽〜く流しておいてください。あと、俺はお嬢の味方ですので、冥界と事を構えるつもりは、『余程のことがないと』ありえないということを、お伝えしていただけると助かります」

「……。伝言、受け賜わりました」

「はい、よろしくお願いします」

 

実にいい笑顔を浮かべて、俺はお礼を言った。

 

「(それにしても強いよなぁこの人。流石は女性悪魔最強の一角)」

「恐れながら兵藤様。その視線は命の危険を感じます」

「あっは! こりゃ失礼!」

 

 

◇◇◇

 

 

「と、言うわけで訓練をするわ。イッセー、貸し1で私たちをライザーに勝てるぐらいまで出来るかしら?」

 

部室に戻ってきての会議。お嬢は俺にそう言ってきた。

 

「できますとも。まあもっと言うなら1ヶ月は欲しかったところですが、まあ問題無しです。ちなみに、訓練場所は?」

「一応、山が使えるわ。もちろん寝泊まりできる別荘も」

「GOOD. では、こちらから指導要員を引っ張ってくることは?」

「もちろん構わないわ。でも、悪魔陣営と関わらせたらまずそうな、特に天界陣営の人を連れてくるのはやめて頂戴」

「もちろんです。で、日程は?」

「明日から、よ」

 

よし、ならばすることは…………だ。

 

まず1件目。

 

Prrrrrrrrr……ガチャン

 

『もしもし、兵藤です』

「あ、母さん? 明日からグレモリーさんとこの眷属さん鍛えるんだけど、我が家総出でどう?」

『いいわねー。お父さんにも伝えておくわ』

「ありがとー」

 

では2件目。

 

Prrrrrrrrr……ガチャン

 

「もしもしクロちゃーん?」

『あら、イッセー久し振りだにゃん。で、今回は?』

「いやね、ちょっとグレモリーさんとこのみんな鍛えるんだけど、クロちゃんも手伝ってくんね?」

『あー……他ならぬイッセーの頼みだけど、ちょっと厳しいにゃん』

「まじかー……じゃ、また今度ねー」

 

ぬー、クロちゃん少しあてにしてたんだけどな。

 

では3件目。

 

Prrrrrrrrr……ガチャン。

 

「もしもしミルたん?」

『イッセー、久し振りだにょ。もしかして、再戦のお誘いかにょ?』

「あはは、それも楽しそうだけど。今回はちょっとグレモリーさんとこのみんなを鍛えることになったんだけど、ミルたんも手伝ってくれないかなぁ?」

『むー、他ならぬイッセーの頼みは聞きたいところだけど、今異世界にいてどうにもならないにょ』

「そっかー。分かった、ごめんねー忙しいところ」

 

…………うがー、兵藤家以外全滅。

 

「すんません部長。仙術のプロと魔術のプロと龍神と巫女しか連れて行けません」

 

そうそうたるメンツだが、2週間だけという期間を考えるなら人員が足りない。どうしよう…………と思っていると、震えた声で部長からお声がかかった。

 

「ちょっと待ちなさい。色々と突っ込みどころがあるのだけど、もしかして兵藤家って…………」

 

あー、説明忘れてたね。

 

「ええ、仙術を不良坊主に教わった父と、魔法を極めちゃった母と、世界最強の龍神な妹と、そんな龍神と契約したこのあいだのシスターと、其処に今代の赤龍帝である俺が長男な、世間からしてもビックリドッキリな戦闘家族です」

「誰かッ!! 私の頭を叩いてッ!! イッセーの言ってることが理解できないのッ!!!」

 

錯乱したように喚きだしたお嬢。そして俺が原因だと言わんばかりにジト目で睨みつけてくる周囲に、思わず涙の流したのだった。

 

敢えて言おう、解せぬと。

 




見てください!
この下手な道場よりも充実している講師陣を!(錯乱)
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