ハイスクールDevil×Dragon×Dhuman   作:しにかけ/あかいひと

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まとめ編です。
短いのはご了承。


その10-破棄×暴走×発覚

今回のオチ。

 

本来ゲームでお嬢が勝ったら、結婚の延期っていう条件だったんだけど。

 

「え、婚約破棄!?」

「そーなのよー…………うー、ライザー。貴方そこまでしなくてもー…………」

 

そんなことを言いながら、ウチでダレてるお嬢。いや、逆に好感持てるなーとか思っちゃったけどちょっと待ってよ。

 

「本人曰く『約束破りの罰は受けるべき』ってことよー…………あと、ちょっとライザー自重しろって家の方でお叱り受けてるみたいだし、それもあってのことらしいけど、ぶっちゃけ建前よねー…………」

「…………おおう」

 

あの日のライザー…………いや、ライザーさんの持論は、俺も観戦室から聞いた。

確かにお嬢との約束を反故にしたことは良くなかったけれど、彼は彼で家のことを思い、冥界のことを思って行動した。それを、否定する気にはなれなかったし、寧ろすごいことだと俺は思う。

実際、そんな息子を見たフェニックス夫妻がホロリと涙を零してたし。

 

「…………とはいえ、お兄様達もああ言う人材は欲しかっただろうし、なんらかのポジションを与える為に動いてたわ。婚約破棄、という残念な形にはなったけど、グレモリー家とフェニックス家はこれからは今まで以上に親密な付き合いをするでしょうね」

「……………………!」

 

ちょっと待て、どういうこと?

これって、ライザーさんの思惑通りにことが動いていない?

 

だって、勝てたらお嬢と結婚して彼の思惑通り。負けてもこうやって魔王様の目に留まる様に動けば、自然と両家の繋がりは強まるし。

 

す、凄いよライザーさん…………婚約者に嫌われることを覚悟しつつもこの策士っぷり。尊敬しちゃう!

 

『いや相棒、それは偶々だと思うのだが…………』

「そおかな?」

 

もしかしたら、あのだらしない風体も、何かの策だったりするのかな? 能ある鷹は爪を隠すって言うし…………うわー、なんか申し訳ないなぁ。

 

「なんにせよ、お互い新たなスタートを切らなくてはならないわ。彼の思いを砕いた身である以上、より一層私は冥界と家の未来に尽くす義務がある!」

「お嬢カッコいいー!」

 

ダレてた状態から一気に気合を入れて立ち上がるお嬢は、男が見てもカッコいい女だった。美人で性格も良くてカッコいいとか、なんてチート。

 

まあ、そんなことは置いといて。

 

「で、お嬢は本日何しにウチに? 最悪なことに、オトンもオカンも今いませんし、マイシスターズは仲良くお買い物でいませんし」

「あー、例の件で話があったのだけど…………また日を改めるわ。とりあえず今日のところは、友人との談笑ってところで」

「んー、例の件ってなんでしたっけ?」

 

 

 

 

 

 

「兵藤さんに、オカルト研究部の寮の寮長をやってもらいたいって話をするつもりだったのよ」

 

 

 

 

 

 

わぁ、すっごい爆弾。

 

「え、それマジっすか?」

「マジもマジ、大マジよ。表向きは、協力者の家族の保護なんだけど、どっちかっていうと私達が保護される側よね」

「え、いやでもそれでいいんで──────」

 

 

 

 

 

 

「「話は聞かせてもらったァァァアアアアアッッッ!!!!」」

 

 

 

 

 

 

突如として現れるおとーたまにおかーたま。つか大声で現れて焦るわビックリしたー!!

 

「その話、是非お受けしてもよろしいか!?」

「あぁ、夢にまで見た大家族の風景……!! そうだ、この家売って広い土地で新しい家建てないとっ!!」

「待て待て父さん母さん!! この家売っ払うのはキツイだろ!! だってこの家母さんが魔改造してどっかの要塞みたいになってるし!!」

「ふむ…………なら、ここはグレモリーの客が来た時の滞在場所として使うという契約で、我々が買い取らせていただきますわ。寮の土地についても手配しておきますので、追ってご連絡させていただきます」

「お嬢ォォォオオオッ!!!!?」

 

な、なんてことを言うんだアンタは!!? コレでは2人の暴走を止めることが…………!!!

 

「友達増える。万歳」

「そうですね! 賑やかになりそうで私も賛成です!」

「マイシスターズまで!!?」

 

この2人もいつの間に現れたっつかこいつらまで賛成派!!?

 

「なによイッセー。そんなに私達と同じ屋根の下で暮らすのが嫌?」

「…………チッ、分かってて聞いてんだろ」

「ふふっ。いつも私の胃を痛めるお返しよ」

 

反論、する理由はないのだ。

そりゃ、いろんな問題はあるだろうけど、楽しいに違いないだろうし…………。

 

「だから、これからもよろしくお願いするわね、イッセー!」

「…………はいはい。こちらこそ、お願いするぜお嬢」

 

 

◇◇◇

 

 

『なぁイッセー』

 

さんざ騒いで力尽き、自室のベットに倒れこむ俺に、ドライグから声がかかった。

 

「おー、どしたんドライグー」

『…………楽しかったか?』

「なにが?」

『…………誰かにモノを教えるのは、楽しかったか?』

「……………………」

 

ドライグの、言わんとしてることは、分かった。

 

「言ってくれるな相棒。頼むから、言ってくれるな」

 

そんなことは分かってる。

俺がもう『    』という運命はのは、分かってる。

 

「俺がここに来た意味……つまり、そういうこと。…………悪いな」

『…………お前は、それでいいのか』

「…………さぁ?」

 

 

 

 

『それでは…………周りが救われても、お前が救われないではないか、兵藤一誠…………ッ!!!』

 

 

 

 

[第2章-不死の炎翼  End]

 

 

◇◇◇

 

 

「あらヴァーリ。遅かったにゃん」

「…………ああ、黒歌か。なに、少々梃子摺っただけだ。まだまだ神器無しでは厳しいなと、反省する機会になったよ」

「相変わらず真面目ちゃんだにゃあ。それにぶっ飛んでるし…………全く、今代の赤と白はおかしいにゃん」

「…………待て黒歌。お前、赤龍帝との面識があるのか?」

「あるもなにも、私と妹の恩人にゃ。そのことについて言わなかったのは…………まあ、恩人に被害が行くのを手助けするのが嫌だったからにゃん。その辺りは、汲んで欲しいかにゃあ?」

「まあ、理解はできるが。だがしかし、私に赤龍帝を殺す意思はないぞ?」

「分かってるにゃん。だから今ついポロっとこぼしちゃったけど。なんにゃら、写真でも見るにゃん? ヴァーリに似て、肌は白いし髪は黒いし、片目は紅いし…………もしかして、知り合いかもにゃあ」

「…………それ、本当か?」

「嘘なんてついて、どうするにゃん。ほら、これだにゃん」

「…………ッ!!!!!」

「……ヴァーリ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ショウ・ウォーカー………!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 




さーて、タグ追加しないと〜
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