友達の少ない僕が幼馴染達のお手伝いを頑張る事になった(凍結)   作:なんちゃって提督

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今回はモヤシな主人公君が頑張らされるお話です


マネージャーに筋肉や体力は必要ないなんて思っていてもそれを口に出す事はできない

 

とある日の早朝

 

 

いつも通り穂乃果ちゃん達の朝練を眺めている僕です。今僕が読んでいるのはスポーツ医学の小難しい本です。さっぱり意味が分からないので今度もっと分かりやすいものを買った方が良さそうだ

 

 

そんな事を考えていた僕に休憩に入ってタオルで汗を拭いていた園田さんが一言

 

 

「林堂くんって細いですよね。運動とかしていないんですか?」

 

 

「ぐはぁ!?」

 

 

いきなり僕の心にクリティカルヒット。バットで頭を殴られたぐらいの衝撃を受けた僕は地面に這いつくばるしかできないのだった!

 

 

「え、ちょ、ちょっと林堂くん!? どうしたんです!?」

 

 

「今まで見たこともないような綺麗な倒れ方だったね~」

 

 

「ひょっとしてはるちゃん、まだ運動苦手なの?」

 

 

その言葉に倒れている僕はコクコクと頷くことでしか返事ができない。僕の数多くあるコンプレックスの一つを指摘されたショックからしばらく立ち直れそうもない

 

 

「えっと……穂乃果。どういう事か説明してもらえますか?」

 

 

「うん。はるちゃんはね、運動が苦手なの。そりゃもう悲しいぐらいに」

 

 

「ぐふぅ!!」

 

 

「そうそう、小さいときなんか雪穂にまで腕相撲負けてたもんね!」

 

 

「ぐはぁ!?」

 

 

「穂乃果ちゃん……」

 

 

「全く、追い打ちをかけてどうするのですか……」

 

 

純粋に悪気もなく酷いことを言った穂乃果ちゃんに苦笑いを浮かべている南さん、呆れたように頭を押さえる園田さん。三者三様の反応を見せてくれるが、今の僕にそれを見る余裕はない。地面にひれ伏して啜り泣くことしかできない

 

 

「まぁまぁ、そんなに落ち込む事ないよ。人には向き不向きがあるわけだし。はるちゃんが運動音痴だからって気にする事ないよ」

 

 

「穂乃果ちゃん……」

 

 

そうだ、人には向き不向きがあるんだ。僕が壊滅的に運動ができないからと言って何が悪いと言うのだ。そんな言葉をかけてくれた穂乃果ちゃんは僕の目には天使に見える

 

 

「そういう訳にはいきません」

 

 

「へ?」

 

 

顔を上げた僕の前に立ち塞がったのは園田さん。その顔は妙にやる気と自身に満ち溢れている

 

 

……ヤバい、これは何だか嫌な予感がする!!

 

 

「これから私が林堂くんの運動音痴を叩き直してあげます!」

 

 

「えぇ!?」

 

 

な、なんでまた? 別に僕が運動苦手だからって園田さんに迷惑はかからないんじゃ……

 

 

「私達のマネージャーたる貴方が運動ができないようでは指導に支障が出てしまうかもしれませんからね。林堂くんの場合まずは身体作りからでしょうか。そうとなれば専用のトレーニングメニューを考える必要がありますね。今日の夜までに考えておきますから楽しみにしていてください」

 

 

目が!! 園田さんの目が燃えている!! 普段は穂乃果ちゃんと南さんに向いている鬼教官としての瞳が僕をターゲットとして捉えているじゃないか!!

 

 

「林堂くん返事は!?」

 

 

「は、はい!」

 

 

反射的に返事をしてしまった。逃げるなんていう愚かな選択肢は、園田鬼教官の瞳の前には存在しない。これは……死ぬな、僕

 

 

RPGで言えば選択肢はこんな感じ

 

 

戦う

仲間

道具

→死ぬ

 

 

穂乃果ちゃんと南さんから向けられる同情の視線が余りにも辛かった、そんな朝練での一コマだった

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

園田さんに死の宣告をされてから数日

 

 

「あの、大丈夫ですか~…?」

 

 

「……」

 

 

神田明神の階段を上がった所で死んだように倒れている僕です。南さんの心配する声に返事をする気力すらありません。穂乃果ちゃんは面白そうに僕の体を指先で突っついてくる。全身が筋肉痛なので軽く触られただけでも痛い。ちなみにそれに文句を言う気力すらありません

 

 

「海未ちゃん、これは流石にやりすぎじゃないかなぁ?」

 

 

「そうは言ってもまだことり達のメニューの半分程度しかやっていないんですよ?」

 

 

これは壊滅的ですね、なんてさらっと言い放つ園田さんは正しく鬼。僕の身体能力の無さは筋金入りだというのに、いきなりこの練習量はないでしょう。僕を本当に殺す気ですか

 

 

「とりあえず、朝練はこのぐらいにしいておきましょうか。最初からあんまり飛ばして練習しても逆効果ですし」

 

 

最初は、っていうワードがとてつもなく不穏なんですが。これ以上激しくされたら本当に死ぬ自身がありますよ、僕は

 

 

ともかく休憩を頂いた僕は這うように日陰へと移動する。肩を貸してくれようとした穂乃果ちゃんをやんわりと断り、何とか一人で近くに立っていた木を背凭れに座り込むことに成功した

 

 

「はぁ……」

 

 

何とも情けない。たかが数日でこのザマだ

 

 

園田さんの言っていた事は本当で、僕の練習量は彼女達がこなしているそれの半分程度なのだ。完全に普段練習というか運動をしていないツケが回ってきている、というよりもあの三人、薄々気づいていたけど身体能力高くね? よくあんなに激しいトレーニングを続けられるな、と呆れながらも感心する

 

 

三人は少し離れた所でまだ練習に精を出している。その時不意に、呆然と練習風景を眺めていた僕の隣に誰かが立った

 

 

誰だろう? と思ってその人の顔を見たが、知らない女の人だった。巫女服を着ている事からここ、神田明神の関係者だろう

 

 

「ふふ、お疲れ様。今日も頑張っとるやん?」

 

 

「は、はぁ……」

 

 

「そんなに警戒しなくてもええで? 別に取って食おうなんて考えてないから」

 

 

これは警戒しているのではなく、知人ではない貴女と喋るのに緊張しているだけです

 

 

「あの子達だけじゃなくてキミまで練習始めるなんて思ってなかったんよ。まさかスクールアイドルにでもなるつもりなん?」

 

 

「……」

 

 

「え、無言? 少しは反応してくれないとウチも傷つくんやけど」

 

 

「……」

 

 

「え、ちょ、ちょっと、本当に無視するつもりなん?」

 

 

お返事したいのは山々なんですけど巫女さん。貴女は僕を見誤っている。僕は初対面の相手とペラペラと饒舌に喋れるほどのコミュ力は持ち合わせていません

 

 

「……よっぽどウチの事警戒しとるんやね。仕方ないから話しだけでも聞いてくれる?」

 

 

巫女さんは少し悲しそうにそう言った。女の子のその目はズルい……僕が悪い事をしている気分にさせられる

 

 

「あ、えっと、すみません」

 

 

とにかく無視し続けるのは最低だと分かっていたので何とか声を絞り出す

 

 

「僕、初対面の人と喋るのが苦手で……別に警戒してるとかじゃないんです」

 

 

「あ、そうだったん? それだったらいきなり話しかけちゃったウチが悪かったね」

 

 

ごめんな? と申し訳なさそうな笑顔でそう言う巫女さんは多分僕より年上だろう。同い年だと言うには体の一部が成長し過ぎている。どこがとは言わないけど

 

 

「……キミ、人見知りのくせにえっちなんやね」

 

 

「はう!? そ、そんな事ないですよ!?」

 

 

巫女さんは服の上からでもはっきりと分かる母性の象徴を腕で隠すようにして僕を見つめる。その瞳には確実に軽蔑の色が映っていた。あ、これ通報されるな

 

 

「女の子はそういう視線には敏感なんやから気をつけなあかんよ」

 

 

それは分かっていてもこれはある意味男の性だ。仕方がない、だって男の子だもん

 

 

しかしそうは思っても悪いのは十中八九、僕なので巫女さんに頭を下げて

 

 

「はい……ごめんなさい」

 

 

「うん、素直でよろしい。ところでキミの名前は林堂悠くんでいいのかな?」

 

 

「はい……ってどうして僕の名前を」

 

 

まさか知り合い? どこかで会っていただろうか。しかし、少し考えてみても目の前の女の人の事は思い出せそうもない

 

 

「ああ、キミと知り合いとかじゃなくてあっちにいる子達が名前呼んでるのが聞こえてただけなんよ。そんなに深く考えんといて」

 

 

「あ、そうだったんですか。てっきりどこかで会っていて僕が忘れていただけかと思いました。えっと……」

 

 

「そういえばこっちも名乗ってなかったね。ウチの名前は東条希。あの子達と同じ音乃木坂学院の三年生なんよ」

 

 

よろしくね、なんて言って笑顔を作る東条さんはなんと穂乃果ちゃん達と同じ音乃木坂の人だった。しかも三年生。僕の二つ上の学年だ

 

 

「東条先輩、これからよろしくお願いします」

 

 

「そんなかしこまらんでもええんよ。別に同じ学校の先輩後輩でもないんやから、ね?」

 

 

無理です。一個上の園田さんや南さんですらやっと慣れてきたのに今日会ったばかりで二個上の東条さんに馴れ馴れしくなんてレベルの高い事はできません

 

 

「それで、お話っていうのは何でしょうか?」

 

 

「そうそう、それなんやけどね。林堂くんは穂乃果ちゃん達のマネージャーやんな?」

 

 

「はい」

 

 

マネージャーらしいことをできていないので、一応ですけど

 

 

「えっと。それが何か?」

 

 

「そしてあの子の知り合いなんよね?」

 

 

「あの子?」

 

 

誰ですか、と聞く前に東条先輩の視線が僕の顔からずれる。僕の後ろの方を見ているようだった。そちらの方を見ると神社の本殿があってーー

 

 

「……あ」

 

 

その陰から特徴のある赤い髪がぴょこっとはみ出している。ひょっとしてあれで隠れているつもりなのかな……昔からちょっと抜けている所がある人だったからな

 

 

「真姫?」

 

 

はみ出ていた赤い髪の毛がビクッ! と揺れた。やっぱり真姫だったか。メールとか電話では興味ないとか言ってたけど、やっぱり気になってるんじゃん

 

 

「やっぱり知り合いやったんやね。と言ってもウチはライブの時に講堂を仲良く手を繋いで出て行くの見てたんやけどね♪」

 

 

「ええ!? 東条さんあの場にいたんですか……ってそうじゃなくてそんな言い方しないでください語弊があります!!」

 

 

「いやー女子高に忍び込むだけやなくて生徒と駆け落ちするなんてキミもなかなかやるやん♪」

 

 

「そんなんじゃありませんから!!///」

 

 

東条先輩は楽しそうにいやらしい笑顔を浮かべている。この人Sかよ。Sな先輩に対する僕の免疫は無いに等しいので対処法が分からない

 

 

僕をいじめてそんなに楽しいですか先輩!!

 

 

「いじめてるだなんて人聞き悪いなぁ。ただ弄りがいがあるなぁって思っとるだけなんよ?」

 

 

心まで読めるのかこの人は。僕の心の声が完全に筒抜けじゃないか。ひょっとしてエスパー…? 巫女さんだけにね

 

 

……あれ、気がついたら真姫がいなくなってる。真姫も弄られてたからね、きっと恥ずかしくなって逃げたのだろう。ひょっとしたらいるのがバレて恥ずかしくなって帰ったのかもしれないけど細かい理由はエスパーなどではない僕には分からない

 

 

「そ、それで真姫が一体どうしたんですか?」

 

 

「おっと、危うく本題を忘れるところやった。危ない危ない」

 

 

おどけて言ってみせるこの人はどこまで本気で言っているのかイマイチ分からない。今は凄く真面目な顔をしているし、これが食わせ者って言われるような人なのかな

 

 

「さっきまでそこにいた……確か、西木野さんやったかな。あの子と知り合いの林堂くんからも言ってあげて欲しいんよ。スクールアイドルになってくれって」

 

 

「……どうしてそんな事を僕に?」

 

 

「あの子が穂乃果ちゃん達に……μ’sに必要やから」

 

 

「どうしてそれが分かるんです?」

 

 

真姫の今後の高校生活に関わる話だ。僕も自然と真面目なトーンになる

 

 

「カードが告げるから、かな」

 

 

「カード?」

 

 

巫女さんはどこからかタロットカードを取り出す。占いでもできるのかもしれないが、スピリチュアルな方向には詳しくない僕はカードの絵柄を見せられても意味など分からない

 

 

「西木野さんって素直に自分の言いたい事が言えないタイプやろ? だから知り合いの林堂くんから言ってあげて欲しいんよ」

 

 

東条さんと真姫が友達だとは思えないが、この人は真姫の事はある程度理解できているようだ。だけど…

 

 

「だからキミがあの子の背中を押してーー」

 

 

「その必要はないと思いますよ」

 

 

この人は僕のもう一人の幼馴染の事を理解していないみたいだね

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

希side

 

 

「その必要はないと思いますよ」

 

 

ウチの言葉を林堂くんの言葉が遮った。その声は今までの彼の声とは違い、自信に満ちていた

 

 

「僕が真姫にそんな事言わなくても、真姫はμ’sの一員になると思います」

 

 

「どうしてそんな事言い切れるん?」

 

 

しかもそんなに自信満々に。ウチはそこまで言う彼の真意が気になった

 

 

「別に僕は先輩みたいな占いとかできませんから、簡単な事です」

 

 

「簡単な事?」

 

 

はい、と林堂くんは真面目な顔から一転、笑顔になって

 

 

「信頼です」

 

 

その言葉の意味を理解するのに数秒かかった。信頼といえば林堂くんから西木野さんに対する信頼という事だろうか

 

 

「それもあります。真姫は確かに素直じゃない所はありますけど、しっかりとした自分を持っていますから。言いたい事ははっきりと言ってきますよ。そしてもう一人」

 

 

林堂くんはウチから視線を外した。その視線を辿れば、いるのは未だにトレーニングを続けている三人の女の子。その中の一人、高坂穂乃果ちゃんという女の子を指して

 

 

「穂乃果ちゃんが、真姫を放っておかないと思います。ちょっと前に一緒にスクールアイドルをやりたいって言ってましたから。東条先輩はあの人の口癖知ってますか? 『やるったらやる!』 ってよく言うんですけどね」

 

 

かなり強引なんですよ、と苦笑する彼も、きっと穂乃果ちゃんに振り回されてきたんだろう。林堂くんの腕を引っ張る彼女の姿が簡単に思い浮かんでしまう

 

 

「だから僕がこの話に出しゃばる必要はないと思います。どうしても話が進まなかったら変わってくるかもしれないですけど……多分、大丈夫ですよ。穂乃果ちゃんも真姫も、二人ともやる時はやってくれる人ですから」

 

 

「へぇ……」

 

 

そう言いながら笑う林堂くんを見て、意外と強い芯を持っている人なんだと思った。最初に話した時のような頼りなさというか自信がない感じは今では全く存在しない

 

 

別人のような雰囲気と言っても過言ではないと思う

 

 

「随分と信頼しとるんやね、あの二人の事」

 

 

「はい、信じています」

 

 

これも即答。しかも恥ずかしげもなく。ウチとしたことが、西木野さんに関しては杞憂やったかもしれないね

 

 

「それにしてもあの二人は幸せやなぁ」

 

 

「え?」

 

 

意味が分からない、といった感じの林堂くん

 

 

「だって……近くにこんなにも真剣に自分を想ってくれる人がおるんやからね♪」

 

 

やっぱり意味が分からないという顔をしていた彼だったがそれは一瞬で、すぐに顔を真っ赤にした。ふふ、初心で可愛いやん?

 

 

「わ、ばっ!? その言い方は良くないです非常に良くないですよ!?」

 

 

「でも事実だし? ウチは間違った事なんも言ってないと思うんやけどな~」

 

 

「せ、先輩~!!」

 

 

涙目で訴えてくる目の前の少年には先程までの堂々とした様子は全くない。あまりのギャップが逆に可愛く見えてくるほどだった

 

 

目の前であんなに惚気話にも近いもの聞かされたんやから、これぐらいはええよね♪

 

 

結局、朝練が終わる時間になるまで林堂くんを弄り倒しちゃったけど……彼と関わる事になって、これから面白い事になりそうだ、とウチは何となくだけど思った

 

 

分かれ際に涙目で恨みがましい視線を送ってくる彼にぐっ、とくるものがあったのは内緒やね

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫side

 

 

私は走った

 

 

運動がお世辞にも得意とは言えない私はすぐに息切れしてしまったけど、それでも走った

 

 

一刻も早くあの場所から離れたくなったから

 

 

わざわざ早起きしてあの場所に出向いたというのに。どうして今度は逃げるようにそこから離れたのか

 

 

理由は簡単

 

 

あの人が、他の女の人と楽しそうに喋っているのを見ていられなくなったからだ。あの巫女服を着た女の人は音乃木坂の三年生。いつの間に彼と知り合いになったのだろう?

 

 

少し離れた所にいた私には二人の会話までは聞こえてこなかったけれど、それでも表情から楽しそうな雰囲気は伝わってきた

 

 

それを見ているだけで胸が苦しくなった。無性にイライラした。彼が高坂先輩の話をした時に感じたものと似ているけどそれよりも強烈だった

 

 

今までこんな感情知らなかったのに。一体私はどうしてしまったんだろうか?

 

 

「はぁ、はぁ……」

 

 

流石に体力の限界で立ち止まると、家のすぐ近くまで来ていた。我ながらよく走ったものだ、なんて思った

 

 

とりあえず家に戻ったらシャワーを浴びて汗を流して一旦落ち着いて頭の中を整理しよう。こんな状態ではとてもじゃないが授業に集中できるとは思えない

 

 

彼――林堂悠くんは私の小学校時代からの友達。異性の友達がほとんどいない私にとって、彼は唯一と言っていい位の友人

 

 

 

 

その友人が他の女の子と喋っているのを見てイライラする?

 

 

 

 

それじゃあまるで

 

 

「嫉妬、じゃない……」

 

 

掌をギュッと握りしめて自分の頭を軽く叩く

 

 

本の中の世界でしか知らなかったものが今自分の中にあるということを自覚させられてしまった事をを認めたくない私は、とりあえず次に彼と会ったら一発お見舞いしようと心の中で誓ったのだった

 

 

 

 




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真姫ちゃんとの関係が一歩前進…かも
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