王道(?)二大問題児が箱庭の世界で大暴れするそうですよ?ーって、キャンセルです!お帰りください!   作:猫好き猫アレルギー

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ようやく更新。
お待たせしてすみません。


YES!ウサギが呼びました!
理不尽って、意味知っているか?


*上空4000mから、只今絶賛墜落中*

 

 

 

 

 

 

「―って、何よぉぉ!これぇぇぇぇぇえ!!!」

 

よく分かんない手紙を開けたら、何が悲しくて、こんなとこに居なきゃなんないのよぉぉぉ!!

誰よ!この天才美少女魔道士たるこのリナ・インバース様にこんな仕打ちをするなんていい度胸じゃない!

生憎、このまま大人しく落ちてあげる義理はないわ!

 

「浮遊(レビテーション)!」

 

風を纏い、体を浮かばせる。これで一先ず、地面とのキスは避けられた。

 

「これでよし!…ん?」

 

回りを見ると、他にも同じ様に落ちている連中がいる。

 

「ま、下は湖だし。死にやしないでしょ」

 

 

 

 

 

「オイィィィ!何で、洞窟の次は空の上に居なきゃなんねぇんだよぉぉぉ!!」

 

クソッ!ツイてねぇにもほどがあるぜ!!

このままじゃ湖にドボンコースかよ!

回りを見渡すと、同じ様に落ちているガキどもがいる。

――て、一人だけさらっと浮いているのがいるのを発見。

 

「何、一人だけ安全圏にいやがるんだぁぁぁ!」

 

ドップラー効果付で、落下していく。

そしてそのまま、大きな水飛沫を上げて、湖に落ちた……。

 

「ぶはぁ!ゲホッ!し、死ぬかと思った……ハァハァ」

 

湖から這い上がり、上着を脱いで水を絞る。

自分の他にも、三人の男女と三毛猫一匹も上がってきた。

 

「し、信じられないわよ! まさか問答無用で引きずり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」

 

「右に同じだクソッタレ、場合によっちゃその場でゲームオーバーコースだぜコレ。石の中に呼び出されたほうがまだ親切だ」

 

「………… いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょ?」

 

「オレは問題ない」

 

「そう、身勝手ね」

 

二人の男女はフンッと鼻を鳴らし、もう一人の女は完全無関心で全身を震わせて、水をはじいていた猫の毛繕いをしている。

 

「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にもあの変な手紙が?」

 

「そうだけど、まずは"オマエ"って呼び方を訂正して。私は久遠 飛鳥よ。これからは気を付けなさい。それで、三毛猫を抱きかかえている貴女は?」

 

「…………春日部 耀。以下同文」

 

「そう。よろしく春日部さん。次に野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」

 

どんな自己紹介の仕方だオイ。

 

「あら、説明書用意してくれるのかしら?」

 

「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

 

「それじゃ、そこの全身黒で目付きの悪いの貴方は?」

 

「誰が、目付き悪いだ!誰が!」

 

全身黒は否定せず。

 

「貴方」

 

指を指す飛鳥。

 

「……ふん、オーフェンだ。そう呼べ」

 

「オーフェン(孤児)? それ本名か?」

 

「関係ねぇだろ」

 

十六夜の質問にそっぽ向くオーフェン。

そうこう話していると、一人だけ浮いていたリナが降りてきた。

 

「よっと。無事、着地♡」

 

「てめぇ、一人だけ安全圏に居やがって……」

 

全身ずぶ濡れとなった四人は、一人だけ全く濡れなかったことを恨みがましく見つめる。

 

「何よ~。いいじゃない、自分の力で浮いていただけなんだし。悔しかったら、自力で浮けばいいじゃない」

 

「それは、そうだけど……そもそも、どうやって浮けばいいのよ」

 

飛鳥の疑問にリナはあっけらかんに答える。

 

「そりゃ、魔術を使って……」

 

「待て。お前、魔術士なのか?」

 

オーフェンが確認するように聞く。

 

「正確には、魔道士よ」

 

「魔道士……?」

 

「まあ、似たようなモノかな?」

 

「―で、アンタの名前は?」

 

「私?私は、リナ。リナ・インバースよ」

 

お互いに自己紹介を終える。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼らを茂みで見ていたウサギ耳をした人物は、

 

(うわぁ………なんか問題児ばっかりみたですねぇ………あれ? 招待状は三通だったはずなのに、どうして五人もいらっしゃるのでしょう?)

 

送った招待状に対して、人数が合わないことに首を傾げていた。

 

 

 

「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねえんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」

 

「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの」

 

「……。この状況に対して落ち着き過ぎているのもどうかと思うけど」

 

「「(そうだな。)(そうね。)とりあえず……」」

 

オーフェンとリナは繁みの方を見て、

 

「我は放つ光の白刃!」

 

「炸裂陣(ディル・ブランド)!」

 

「え?わきゃーーーー!」

 

攻撃呪文をブッ放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「い…いきなり、何をするですか!?お二方!」

 

ウサギ耳をピンと立てて怒る

オーフェンとリナはお互いの顔を合わせ、そして……、

 

「いや、なんか知らないけど……」

 

「妙な気配がしたからな……」

 

「「とりあえず、ぶっ飛ばしてみた」」

 

「“とりあえず”で人をぶっ飛ばさないでください!!」

 

しかも、息もピッタリだった。

 

「はぁ?何事も先手必勝だろ」

 

何を当たり前なこと言うんだと言わんばかりのオーフェン。

 

「理不尽にも、程があります!」

 

「理不尽……? へぇ。じゃ、何か?問答無用に人を湖に叩き込むのは、理不尽じゃねぇのかよ」

 

水浸しにされた恨みは忘れない。それは、他の(リナ以外)メンバーも同じだった。

 

「うっ……そ…それは。や、やだなあ皆さん。そんな狼みたいな怖い顔で見られるとウサギは死んじゃいますよ?古来より狼はウサギの天敵でございます。ここはひとつ穏便にお話を・・・」

 

 

「断る」

 

「却下」

 

「お断りします」

 

「嫌よ」

 

「慰謝料出せ、コラ」

 

「あは、取り次ぐ間も無しですか。――慰謝料!?それは、ご勘弁を~(涙)」

 

まさかの慰謝料請求!?そんなお金はありません!

 

「えい」

 

「フギャ!」

 

突然、耀が力いっぱいウサギ耳を引っ張った。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きにかかるとは、どういう了見ですか!?」

 

「好奇心の成せる業」

 

「自由にも程があります!」

 

「へえ?このウサ耳って本物なのか?」

 

今度は十六夜が右から掴んで引っ張る。

 

「それじゃ、私も」

 

「ちょ、ちょっと待――――うみゃ―!」

 

今度は飛鳥が左から。

左右に力ひっぱい引っ張られた黒ウサギは言葉にならない悲鳴をあげ、その絶叫は近隣に木霊した。




感想、誤字、脱字は遠慮なくどうぞ。

リナ「ところで、オーフェン」
オーフェン「何だ?」
リナ「アンタ、前にどっかで会ったことない?」
オーフェン「奇遇だな。俺も同じこと思ってた」
オーフェン・リナ
(どこで出会った(んだ?)(のかしら?))

作者「それは、大人の事情です」
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