王道(?)二大問題児が箱庭の世界で大暴れするそうですよ?ーって、キャンセルです!お帰りください! 作:猫好き猫アレルギー
「な、なんであの短時間に”フォレス・ガロ”のリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか!?」
「しかもゲームの日取りは明日!?」
「それも敵のテリトリー内で戦うなんて!」
「準備している時間もお金もありません!」
「一体どういうつもりがあってのことです!」
「聞いているのですか三人とも!!」
「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しています」」」
「黙らっしゃい!」
口を揃えて言う、飛鳥、耀、ジンに黒ウサギは怒りをぶつける。
一緒に戻ってきた十六夜は隣で大爆笑している。
「オーフェンさんもどうして止めてくれなかったんですか!」
「はぁ?なんで俺が止めなきゃいけねぇんだよ」
突然、怒りの矛先を向けられオーフェンは知るかと言わんばかりな表情をする。
「それに!リナさん!」
「な、何よ!」
「この惨状は一体どう責任を取るのですか!?」
「取らない!」
「なんですとー!?」
リナの言葉に思わず絶叫する黒ウサギ。
「なんで、アタシが責任取んなきゃなんないのよ!」
「この惨状を引き起こした張本人が、責任を取るのは一般常識です!」
「何言ってんのよ!アタシのランチタイムを台無しにしたやつが責任取るのが常識でしょ!」
つまり、責任があるのはガルドの方だと……。
「どこの世界の常識ですかぁぁぁぁぁ!!」
スパァァァァァァァン!!!!
黒ウサギは何処からかハリセンを取り出し、リナを思いっきり叩く。
「痛いじゃない!」
「黙らっしゃい!」
「ヤハハ!別にいいじゃねえか。確かに先に喧嘩を吹っ掛けて来たのは向こうなんだろ」
「ああ。それに町一つ、瓦礫の山にした訳じゃねぇんだしよ…」
笑いすぎて、腹を抱えている十六夜と妙にしんみりとしたコメントを言うオーフェン。
「た、確かに。喧嘩を売って来られたのは向こうですが……。――って、オーフェンさん瓦礫の山とは一体…!?」
「気にすんな」
「いえ、そんな訳には……」
「そーよ。町が瓦礫になるなんて、よくあることよ!」
「あってたまりますか!!!」
「あるぞ」
「あるわよ」
あっさりいい放つ二人。
「貴方達、一体今までどんな生活を……?」
飛鳥の疑問は最もだった。――が、原作読者ならご存じでしょうから割愛します。
「……単に原作内容があやふやなんじゃないの?」
Σ(・∀・)
「リナさん、誰に言っているんですか?」
「誰にって……アレ、誰に言ったのかしら?」
リナと黒ウサギは、お互いに顔を合わせ、首を傾げる。
語り部にツッコミを入れるとは流石リナ・インバース。
「兎に角、今はサウザントアイズに向かいましょう」
今までの流れをスルーして、先に進む一同。
流していいのだろうか?
ちなみにジンはコミュニティに戻って色々と準備をすると言って、先に戻った。
途中、咲いていた花について季節のことでアレコレ意見が出たが…………まぁ、異世界から来たら、違っているなんてよくある話だ。
「ところでサウザントアイズってーのはどんなコミュニティ何だ?」
「“サウザンドアイズ”は特殊な“瞳”のギフトを持つ者達の群体コミュニティ。この箱庭の東西南北・上層下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティです」
「つまり、超大手の商売人ってことね?」
「まぁ、そんなところです」
そうこうしているうちに向かい合った女神の旗が見えてきた。
どうやら、あれが“サウザンドアイズ”のようだ。
見ると、店の暖簾を片付けている割烹着姿の女性店員が……。
黒ウサギは慌てた様子で、滑り込み待ったをかける。
「まっ」
「待ったはなしです、御客様。うちは時間外営業はやって…………」
「「お邪魔しまーす」」
「――って、何勝手に入ろうとしているんですか!?」
「リ、リナさん!? オーフェンさん!?」
女性店員の制止を無視して、入ろうとする二人を止める黒ウサギ。
「何よ?」
「何だ?」
「店仕舞いだと、言っているでしょう! 何を堂々と入ろうとしているんですか!?」
「いや、店ん中に入ればオッケーかなっと?」
「いいじゃない。お客様は神様でしょ?」
とんでもない理屈だった。
「あの、お二人様。その様…………」
黒ウサギは途中までしか、言えなかった。
何故なら…………
「いぃぃぃやほおぉぉぉぉ!! ひさしぶりだなぁぁ!! 黒ウサギイィィィ!!!」
「我は放つ光の白刃!」
「ぎゃうぅぅ!」
「オーフェンさん!?」
飛び出してきた謎の少女に対して、オーフェンは問答無用に魔術を打っ放す。
「―って、なにす……!」
「我は放つ光の白刃!」
復活した少女に更に魔術を放つ。
「だから、な…………!」
「我は築く太陽の尖塔!」
白熱した渦巻く火炎の柱が少女の上にそびえ立つ。
「いい加減にせぇぇぇぇぇい!! 何なのだ!? おんし! こんなぷりちーな美少女を出会い頭に攻撃するとは……! 一体、どういうつもりだ!!」
激昂する少女。そりゃそうだ。
「いや、いきなり現れたら攻撃するだろ」
「どんな理屈だ!」
「ついでに俺は、銀髪の頭をした奴は問答無用にぶちのめすのが、モットーだ!」
「何じゃそりゃ!?」
「うるせぇ! 兎に角、銀髪にロクな奴はいねぇ!」
「おんし、銀髪に恨みでもあるのか!?」
「ノーコメント!」
「説明せんかぁぁぁぁ!!」
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