王道(?)二大問題児が箱庭の世界で大暴れするそうですよ?ーって、キャンセルです!お帰りください!   作:猫好き猫アレルギー

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あけましておめでとうございます。
長々とお待たせしました。
新年早々、投稿してみました。
今年度もよろしくお願いします。


オーフェンやりたい放題

「すまん、生憎と店は閉めてしまったのでな。私の私室で勘弁してくれ」

 

 招かれた場所はやや広い和室で、白夜叉は上座に腰を下ろす。

 

「さてと、もう一度自己紹介しておこうかの。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えている“サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている器の大きな「セクハラ変態ロリ駄神」と認識…………って、誰がだ!?」

 

 的確なセリフを被せるオーフェンにツッコミを入れる白夜叉。

 

「ケッ。人をこんな目に会わせといて何言いやがる」

 

「当然の報いであろう!」

 

 銀髪と言う理由だけで、問答無用の攻撃をしたオーフェンは現在簀巻き状態で部屋の隅に転がっている。

 ある意味、自業自得ではあるが……。

 

「しつもーん! 外門って何?」

 

 リナが手を挙げて、聞いてくる。

 

「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。数字が若いほど都市の中心部に近く、同時に強大な力を持つ者達が住んでいるのです」

 

 そう言って黒ウサギが描く上空から見た箱庭の図は、外門によって幾重もの階層に分かれて七つの支配層が形成されている。

 それを見た各々の感想…………。

 

「……超巨大タマネギ?」

 

「いえ、超巨大バームクーヘンではないかしら?」

 

「そうだな。どちらかといえばバームクーヘンだ」

 

「そーぞーすると何だかお腹すいたわね。ランチも途中だったし」

 

「飯ぐらい出せよ。気が利かねぇな」

 

「喧しい! どんだけ図々しいのだ!」

 

「オーフェンさん……何故そこまで喧嘩腰なのでしょうか? 過去に何があったんデスカ?」

 

「ふん。テメェも銀髪キャラで毎度毎度トラブルに巻き込まれてみろ。いい加減、嫌になるぜ」

 

「トラブル……?」

 

 何があった? 銀髪キャラと何があった!?

 

「思い出したくない悪夢の日々……………………………………………………つーわけで、銀髪キャラ特に執事は敵だ!」

 

「なんで、そうなるのだ!」

 

 確かに白夜叉じゃなくても、ツッコミたくなる。

 と言うか、執事って何だ? 執事って?

 

「一体、どんなヤツなんだ? その銀髪キャラ」

 

「あーそうだな。一例に出すと………………………………

 芸術家の祖父、接着剤を作る叔父、モグモゲラ村の村長である父改め母等々がいるヤツだ」

 

「「「「「いや、それどんなヤツ?」」」」」

 

 異口同音ツッコミ大発生。

 父改め母とは、どういうことだ?

 

「ふっ。この程度なんぞ序の口だ」

 

 何故だろう? 妙に哀愁漂うのは?

 

「つーか、んなことよりもさっさと話を進めろよ」

 

「おんしが脱線させたんだろうが!」

 

 

 

 ……色々とすっ飛ばしたけど、白夜叉とギフトゲームをすることになった。

 

「……では、あやつに来てもらおう」

 

 遠くから何かの声が聞こえる。

 

「あれって……まさか、グリフォン!?」

 

「そうだ。あやつとギフトゲームをしてもらう。内容は…………」

 

「烈火球(バースト・フレア)!!」

 

「我は射つ光靂の魔弾!!」

 

「グワァァァ!」

 

 グリフォンは叫び声と共に吹っ飛ばされる。

 

「――って、何しとるんじゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「リナさん! オーフェンさん! いきなり何をしているんですか!」

 

 二人は突然の攻撃を非難し、他の三人も唖然としている。

 リナとオーフェンは顔を合せ……

 

「何って……」

 

「どうせ、あれだろ。グリフォンと戦って勝てとかそんなゲームだろ」

 

「「だから、先手必勝で攻撃呪文ブチ込んでみた」」

 

「阿呆ですかぁぁぁぁ!!」

 

 スパコーーン!!

 

 黒うさぎのハリセンが炸裂した!!

 

「「痛い(じゃない)(だろ)!」」

 

「黙らっしゃい!」

 

「おんしらギフトゲームのルールぐらい守らんか!」

 

「ふっ。ルールは破るためにあるのよ!」

 

「どこの大捜査線だ! ルールは守るもんじゃろが!」

 

「何を言う。世の中の政治家はルール破りまくってるぞ」

 

「悪い政治家の真似をしてどうするんですか!」

 

「ええい! もう、おんしら二人は別だ! 別のギフトゲームにしてくれるわ! 今回のは、こっちの三人だけだ!」

 

「ええ!? 差別よ!」

 

「差別ではない! 当然の結果と思え!」

 

 

 まあ、グリフォンとのギフトゲームは代表者として耀が出ることになった。

 結果として、無事にクリアした。

 もっとも、二人から受けたダメージが若干残ってるかもしれないけど…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――で、俺らのギフトゲームは何してくれるんだ?」

 

「ふん。おんしらの相手は、そう簡単にいく相手ではないと言うことだけ伝えておこう」

 

 妙に自信満々な白夜叉の態度にリナは訝しげに聞く。

 

「まさか、アンタが相手じゃないでしょうね?」

 

「ふふ。それもそれで良いが今回は別の者だ。………………先に言っておくが、今度は先制攻撃は無しだ。した時点でおんしらの敗北とする」

 

「「ちっ」」

 

「する気だったのか!?」

 

「「さあ?」」

 

「おんしらな~!」

 

 白夜叉は目にもの見せてやると言わんばかりに柏手を打つ。すると大地に巨大な魔法陣が描かれる。

 

「おんしらの相手はこやつらだ!」

 

 魔法陣が光輝くと共に現れたのは、漆黒のドラゴンだった!

 

「な!? ブラック・ドラゴンですって!?」

 

「しかも10体もかよ!?」

 

 驚愕する二人に白夜叉はドヤ顔で高笑いをする。

 

「ふっはははは! どうだ見たか! さあ、ブラック・ドラゴン達よ! そこの傍若無人なド阿呆でロクデナシどもに裁きを喰らわしてやるがいい!」

 

 大人気ない言い方だった……。

 

「おい! 趣旨が変わってんぞ!」

 

「明らかに試練とは関係ない失礼極まりないコメントが聞こえたわよ!?」

 

「問答無用!」

 

「「ふざけんなぁぁぁぁ!!!」」

 

 二人の絶叫が谺した!

 

 

 

「オイ。黒ウサギ。あれはガチモンのドラゴンか?」

 

「は、はい。まあ、正確には最強種である純血種とは違い亜種のドラゴンです」

 

「つーことは、純血種よりは弱いのか?」

 

「はい。ですが、弱いと言ってもドラゴンです。人間では歯が立ちません!」

 

 顔を真っ青にし、黒ウサギは二人の身を案じる。

 

「確かにただの人間なら、勝てそうにないな」

 

 黒ウサギの言葉に頷く十六夜。

 そうただの人間なら、ドラゴン相手に勝ち目はない。

 

「“ただの”人間ならな」

 

 

 

 

 

「ええい! クソッタレロリババアめ! 面倒なことにしやがって!」

 

「しっかたないわね! オーフェン! ここは協力して何とかするわよ!」

 

「何とかって!?」

 

「何とかするわよ! この天才美少女魔道士! リナ・インバース様にケンカを売ったことを後悔させてあげるわ!」

 

 

 …………リナ……インバース!!!?

 

 すると、ドラゴン達が動揺し始めた。

 

「GAAAA!」

 

「GUUU! GAGAGUUU!」

 

「な、何だ? 何か焦ってないか?」

 

「て言うか、なんでアタシの顔をじっと見てんのよ!」

 

「あ、あのリナさん」

 

 黒ウサギが非常に申し訳なさそうな表情で声を掛けてきた。隣にいる耀も何とも言えない表情をしている。

 

「何よ!」

 

「その、質問をしても……いいデスカ?」

 

「へ? 質問? …………何よ?」

 

「えーっと、とりあえず“ドラまた”という言葉に心当たりはありますか?」

 

 ピキッ

 

「黒……ウサギ……」

 

「ヒィ!」

 

 そこには、幽鬼のような目で殺気立つリナがいた。

 

「その、言葉、どこで、聞いた、の?」

 

「ああああちらの、ドドドドラゴンさんたちが、『あれが噂の超絶危険生命体で関わったら最後、人類最悪の害悪のドラまたのリナ・インバースか!?』と、おっしゃっていました!」

 

「どぉぉぉぉいうぅぅ意味よぉぉぉ! それはぁぁぁぁぁ!?」

 

 リナの怒りが頂点に達した!

 

「誰よ! そんな根も葉も………………兎に角! 許さん!」

 

「おい。根も葉も心当たりあんのか?」

 

「ノーコメント!」

 

「おんし、随分と悪名高いようだな」

 

「うっさい! この変態白ロリババア!」

 

「ドラゴン達よ! 遠慮はいらん! ぶっ倒せ!」

 

 ドラゴン達は顔を合せ、頷き襲ってきた!

 

「ちっくしょぉぉぉ! 何が悲しくて、こんな目に遭わなきゃなんねーんだよ!」

 

「それはこっちの台詞よ! あんたが白夜叉を怒らせたのが原因でしょ!」

 

「何だと!? オメーだって、好き放題言ったじゃねぇか!」

 

 言い争う二人を見て、見学組(女子)は溜息をつく。

 

「……醜いわね」

 

「……お互いに責任転嫁していますね」

 

「……どっちもどっち」

 

「ヤハハ! それにしてもドラゴンとバトれるなんて羨ましい限りだぜ! オレもこっちに参加すりゃ良かったな!」

 

「さらにややっこしくなりますので却下です!」

 

 乱入オッケーなルールだったら、即座に参加していただろうが乱入不可なので大人しく見学するようだ。

 

「ちっくしょー! 外野が好き勝手放題言いやがって!!」

 

「しっかたないわね! オーフェン!」

 

「なんだ!?」

 

「ちょっと時間稼ぎなさい!」

 

「へ?」

 

「それいけ! 魔風(ディム・ウィン)!!」

 

「どわぁぁぁぁぁ!!」

 

 圧縮された空気に吹き飛ばされ、ブラック・ドラゴンの集団の中に放り込まれる。

 

「何しやがるぅぅ!! てめぇぇぇぇ!!」

 

「頑張んなさい! オトコノコデショ!」

 

「ふざけんなぁぁぁぁ!!! ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 ブラック・ドラ……面倒になったのでブラドラと略。

 ブラドラ達はチャンスとばかりにオーフェンを集中攻撃を始める!

 

「な・ん・で~!! 俺には容赦なく仕掛けてくんだぁぁぁ!!」

 

 やはり、ドラまたとして恐れられているリナと違いオーフェンには何の遠慮も要らないからだろう。

 

「くっ! 我は流す天使の息吹!」

 

 呪文を唱えた瞬間、凄まじい突風がブラドラ達に襲い掛かる。

 

「Gaauu!!」

 

 ブラドラ達は突風に驚き怯む。

 

「我は誘う贖罪の眠り!」

 

 オーフェンはすかさず追撃の呪文を唱える。ブラドラ達の足元を冷気が襲い、凍り付いていく。

 流石に数多すぎて、全身を凍らすことが出来ないようだ。

 

「三十六計逃げるに如かずだ! 我は踊る天の楼閣!」

 

 負担は掛かるがここで逃げないと何だか良く分からんが身の危険を感じる! と、野生の勘が働き魔術で自身を加速させる。ーーしかし、残念なことだがそんな簡単には逃げられなかった。

 

「Gaauu!! Gaauuoo!!」

 

 パキパキと音と同時に氷は無情にも砕けていく。

 

「くっ! やっぱ、無理か!」

 

 流石にドラゴン相手じゃ分が悪すぎる!

 だが、死ぬのは真っ平御免だ!

 

「リナー!! なんとかすんなら、早くなんとかしやがれ!!」

 

「ふっふっふっ! ま・か・せ・な・さぁい! 失礼千万な連中にはきつい一発を喰らわしてあげるわ!」

 

 そう言うとリナはタリスマンに力を込める。

 

「四界の闇を統べる王、汝ら欠片の縁に従い、汝ら全ての力持て、我に更なる力を与えん!」

 

 四つのタリスマンが光輝き出す。

 

「黄昏よりも暗き存在、血の流れよりも赤き存在……」

 

「む、あの呪文は……」

 

 白夜叉がリナの呪文に反応する。

 

(この力は……間違いない……!!)

 

「時間の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、我ここに闇に誓わん!」

 

 リナを中心として赤い光が収束していく。

 

「我らが前に立ち塞がりし全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことをーーー!!!」

 

 収束した光が手の中で激しくなる。そしてーーー。

 

「竜ーー破斬(ドラグ・スレイィィィブ)ーーーー!!!!」

 

 リナの手より放たれた光はブラドラの群れに襲い掛かる!

 

「……て、どしぇえええ!!」

 

 そして、近くにいたオーフェンも巻き込んだ!

 

「「え……えええ!!」」

 

「オ、オーフェンさぁぁぁぁん!!!」

 

 光と共にオーフェンの姿は見えなくなっていく。ブラドラたちもぶっ飛ばして、光は徐々に消えていった。

 

「ふっふっ! 見たか! これぞ必殺・竜破斬! どーだ! 参ったか! あーはっはっはっ!」

 

「あーはっはっはっ! じゃ、ありません!!」

 

 スパァァァァァァン!!

 

 黒ウサギのハリセンが炸裂した!

 

「いっっったーい! 何すんのよ!」

 

「何すんのよでは、ありません! なんてことをするんですか!」

 

「何がよ?」

 

「オーフェンさんごとぶっ飛ばしてどーするんですか!!」

 

 黒うさぎに言われ、流石にバツが悪かったのかリナはオーフェンがいた方に向かって……

 

「ごめん! これでよし!」

 

「よしで済ませないで下さい!!!!」

 

 さようならオーフェン!

 

 君のことは忘れない……多分!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「----って、勝手に終わらしてんじゃねぇぇぇ!!」

 

地面から若干焦げ目のついたオーフェンが這い出てきた!

 

「あら、生きてたの?」

 

「ったりめぇだ! そんな簡単に死んでたまるか!」

 

「オ、オーフェンさん。よ、よくご無事でしたね……」

 

「まぁ、気合いさえ有れば何とかなるもんよ!」

 

 あっけらかんと言うリナに対し、十六夜は首を傾げながら質問する。

 

「気合いで何とかなるもんなのか?」

 

「なるわ!」

 

「なってたまるか!」

 

「少なくとも、私の知っている連中はそうよ! 特に…………やめとくわ。どっからか湧いて出てきそうだし」

 

「誰のことだ」

 

「あーーちょっとした知り合いよ。生命力が半端ないのよね」

 

 リナの言葉にオーフェンは地人の兄弟ととある銀髪を脳裏に浮かべた。

 

(ああいう生物が他にもいるのか!?)

 

「と・に・か・く! ドラゴン達はぶっ飛ばしたんだし! ゲームクリアよね!」

 

 キラキラした瞳でリナは白夜叉に詰め寄る。

 

「う、うむ。確かにそうだが……何故、そんなにキラキラしているのだ?」

 

「クリアしたんだから、とーぜんごほーびあるんでしょ!」

 

「ーーってそれか!? 」

 

「もちのろん! ギブミーギフト! よろしくね!」

 

 

 

こうして、リナとオーフェンのギフトゲームは終了した。

 

 




非常に遅くなってしまい大変申し訳ありません。
ぼちぼち書けるよう頑張りたいです。

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