東方儚郵夢(郵便局員が幻想入り   作:ー《真戒》ー

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どうもー!閲覧者数730!うれしいですねー!こんな小説誰が読むんだよと思ったりしてましたがこんなにも多くの人に読まれて僕かぁ幸せですよぉー

今回は、前回の話と今回の序盤を読んで、ああーこういう理由かーって感じにできると思うんで会わせて読んでいただくと良いかもです。

順君は、過去に何をしていたかをチラリと書きました。

あとは、キャラ崩壊を書きましたので、毎度のごとく注意です~


集荷七件目 時に嫌なこと思い出してネガることあるよねー

「うん、大丈夫そうね。これなら退院を許可できるわ。…うちのてゐに押されて便器に頭ぶつけて幽体離脱してたなんて…。なんて申したら良いか…。」

 

八意先生が、とても申し訳なさそうに頭を下げられていた。

 

「いやいや、俺は、便器に頭を突っ込んで幽体離脱?して魂は、射命丸さんに助けてもらえたので全然気にしてないですよ。なんと言うかこちらこそ、ご迷惑お掛けしてすいません。」

 

取り敢えず、本題にはいるか。

 

「ところで、俺は、もう退院しても大丈夫なんですか?」

 

「ええ、体の損傷もすべて完治してるし大丈夫よ。」

 

俺は、八意先生の診察室で、体を見てもらい、無事に退院することができた。

 

「やっぱり、貴方は何かしらの妖怪の血を持っていたわね。うんうん。通りで治りが早いかと思ってたわ。二日じゃ全身複雑骨折は治らない筈よね」

 

「つまり、私と一緒ね。」

 

優曇華さんは、にこやかに俺が妖怪であることを喜んでいた。が、後ろから何か怖い視線を感じる。ていうか妖怪言うな!

 

「妖怪兎あなたは宇宙人でしょ!!…あっこら…然(さ)り気無く胸を当てるな…。(ぶつぶつ」

 

射命丸さんは、一体どうしてしまったんだろう。本当になんか、性格変わってないですか?

 

「こーら、優曇華。彼から離れなさい。」

 

「師匠、もう少しだけ!あのー私も、人里いくのでもし機会があればお茶でm」

 

ビュン!

 

そう言いかけた優曇華さんに鎌鼬が首の横すれすれを通り抜けていく。

 

「あやややー?手がスベッテシマイマシタネー。(棒読み」

 

「あ、いけない!」

 

ピュンピュン!

 

仕返しにと、優曇華さんもまた、指鉄砲を作り指先から座薬に似た弾丸を数発射命丸さんの首をすれすれを狙って発射したようだ。

 

「あやややや?(ピクピク」

 

「指が滑っちゃった。(ビキビキ」

 

どうして彼女たちはこう、好戦的なのだろうか…。

 

「いやですね。戦闘はしたくはないのですが…。」

 

射命丸さん、顔に血管が浮き出てますよー。一生懸命堪えているのが分かる程ですね…。

 

「いいねーその表情。波長が短くなってて良い狂気。非好戦的とかって性格らしいですが。文自身も戦いたくてうずうずしてるじゃないの。表に出なさい。」

 

優曇華さんは、なんかにこやかに中指立ててるし。

 

「上等です。手加減してあげるから本気で来なさい。」

 

あーあー。二人仲良く睨み合っちゃって…。

 

「あんたたち、やるなら外でやりなさいね。」

 

八意先生はやれやれと言った表情を浮かべてる。

 

 

 

ワーワーギャーギャー!

 

 

 

窓の外を見ると、優曇華さんと射命丸さんが戦っているのが見える。

 

「あれでなんで死なないのかすごく不思議ですね。」

 

射命丸さんと優曇華さんなんか、真顔で弾を撃ち合ったり殴ったりとなんとも、まぁ…。

 

「スペルカードルールがあるから、ああやってスポーツ感覚で戦えるのよ。この幻想郷には、人間でも妖怪でもそのルールがあるから、人間を妖怪は襲いやすく、妖怪は人間を襲いやすくなってるの。」

 

遠い目で、窓の外を眺める八意先生はどこか懐かしげに言葉を続ける。

 

「暫くしていないなー。」

 

八意先生、俺はこんな血生臭いスポーツは無理ですよ…。付き合いませんからね?

 

「順君は、あまりこういう格闘技とかしたりしないの?」

 

「あーっ…」

 

言葉を詰まらせる俺は、遠い過去を思い出すように言葉を紡ぐ。

 

「戦いが苦手で…。」

 

へぇー。と八意先生は少し興味深そうにこちらをちらりと見る。

 

「それは何故?」

 

返事に困るなぁ。何故かって言われても…。

 

「それは郵便局に入る前に自衛ーー。」

 

ドーーーーンッ!!

 

「ぬぉ!?」

 

話そうとしたときだった。優曇華さんが、回転しながら吹っ飛んで窓にぶつかってくる。「いたた」とおしりを擦っている。少しすると立ち上がり、颯爽と射命丸さんに向かって飛んでいく。

 

「何て言うか、彼女たち愉しそうですね。」

 

「そうねー。でも、モノは壊れるし竹を燃やして鎮火に手間取ったりとか色々後始末が大変なのよね。…窓もなおさないと」

 

困ったように八意先生は、微笑み、二人ともあとでお仕置きね。と物騒なことを口走っていた。

 

兎と烏、自業自得だ。

 

「さて、俺は、そろそろ行きましょうかね。」

 

「あら?あの子置いてくの?」

 

首を傾げる八意先生。

 

「ええ。どちらにせよ俺は、一人の方が気が楽なんですよ。」

 

その時、自分がどんな表情をしていたかはわからない。でも、八意先生はすごく悲しげな表情を浮かべていた。

 

「分かったわ。彼女には先に行っている。って伝えておくわ。」

 

「ありがとうございます。…では、達者で。」

 

そう言い残し、診察室を出ていくと。一言聴こえた。

 

「ごめんね。」

 

謝ることは、無いと思うんだけどな。こうして俺は永遠亭を後にした。

 

戦闘で夢中になってる射命丸さんを眺めながら、俺は迷いの竹林へと歩を進めた。

 

迷いの竹林は、昼間だと言うのに高すぎる竹で、光が遮られ、穴のなかにいる感覚すら感じてしまうほどだった。

 

「こうして、歩いているとなんだか、のんびりできるなぁ。」

 

ヒュォッ!

 

一陣の風が頬を撫でる。

 

爽やかな風だな。

 

「そう思います?」

 

…この声は…。隣を見るといつの間にか射命丸さんがいる。服はボロボロで、おまけに、身体中傷と泥で一杯。でも、まるで泥遊びしたあとの子どものような無邪気な笑みを浮かべている。眩しいく感じるほどに。

 

「なんでおるん?」

 

「あやややや。毎度の説明ですが、あなたのサポートですよ。」

 

違うんだ。射命丸さん。

 

「ついてくるなっていってるのになんで付いてくるのかってことを…!!」

 

そう言おうとしたときだった、笑みを浮かべたまま俺の唇に右人差し指を添えた。

 

「大事なものを失ってしまう気がするから。」

 

そう言うと、すっと人差し指を離しあなたの番。といった表情をする。

 

「…。お前は何故そんなにも、馴れ馴れしいんだ?お前は…何者なんだ…?」

 

「私は天狗の新聞記者。それ以外は、"まだ"内緒です。」

 

「まだ…て。なんだよ。」

 

「そうですね…。ヒントを教えましょう。夢、です。」

 

「夢…?」

 

そう問い返すと頷き、いたずらっ子のように微笑む。

 

「其れが解ったら教えます。貴方に対して何故こんなにも近くあろうとするか。」

 

なんだろうか…。全くわからない。彼女は一体何なのか?彼女は、俺を知っているといった。だけど、一つ言えるのは…。

 

「妖怪の山が、初めての出会いだったということだとおもうんだけどな。」

 

「フフッどうでしょうねー?」

 

彼女は、俺の前を歩きながら腕を後ろに組んで楽しそうに笑う。

 

「ほらほら、早く歩かないとまた妖怪に拉致られますよー。」

 

お前に俺は、拉致られそうだがな。自分の頬に手を触れる。緊張していたはずの頬が緩んでいる。

 

「遅いですよー。」

 

なるほどな。お前の狙いは此れか。

 

「ったく。はいはい。今いきますよー。」

 

彼女の背中を追って歩を進めていく。彼女の歩幅と俺の歩幅は合わない。だけど、振り向けばそこには確かに2つの足跡があった。

 

「…似てるな。」

 

「?何か言いました?」

 

「いや、こっちの話だ。」

 

俺は、名前以外にもまだなくしたものがあるようだ。ゆらりゆらりと重なる幻像。彼女の背中と"彼女"の背中。。

 

「…。ところで、だが。」

 

「なんでしょう?」

 

「俺たちの方向は間違ってないのか?」

 

気が付いたら、太陽は真上から少し西側へ傾いている。時間から察するに、午後二時くらいか?未だ、この幻想郷の季節は分からないが、場合によっては三時とかで、日が暮れてしまう可能性がある。そうなれば、備えがない俺は、ちょっと大変なことになる。

 

「今日中には到着できそうなのか?」

 

「はい、そうですね。到着は、出来るかと思います。が、人里は夜になると門を閉じるんです。」

 

「あ、門付いてるんだ。あれ、でも宿泊場所とかどうするの。お金無いぞ?」

 

「あ。」

 

射命丸さんは、しまった!とあからさまなポーズをとる。というか、なんかそのポーズムカつくんだけど。

 

「妖怪の山の私の家に泊まりましょう!」

 

「殺されかけた場所にもう一度行くの?!狂気かよ!」

 

いやいや、射命丸さん…あんまりにも無策なのではないでしょうか?

 

「…って言うのは冗談でー!今夜は、宿屋に泊まりましょう!」

 

「お金ないぞって。」

 

射命丸さんは、フッフッフッと怪しい笑いをあからさまにすると、おもむろに財布を出す。

 

「私が出しまーす!」

 

「それなら野宿の方がまだましだ。」

 

女の子に払わせる?そんなことをさせてなるものか。ましてやこれから先は、自分の力で生活していかなきゃならないのに、ヒモになるのはあんまりだ。

 

そんな思いが俺の顔に滲んでいるのを察してか、彼女は一つの提案を出してくる。

 

「なら、私の仕事の手伝いをするということで、貸しとしましょう。」

 

「新聞でも売れということか?」

 

「そう言うことです。順さんは手紙とか荷物を届ける郵便局員、ということならば、良いことだと思いますよ?うちの鴉にも休みをあげたかったですし。」

 

なるほど…。それなら確かに良いな。配達がてらに地域も知れて、どういう施設があるかっていうのも知れるし。

 

「分かったよ。それで、手を打とうじゃないか。」

 

その瞬間、射命丸さんが何か勝ち誇ったような表情をしたことに気づいた。なんかよくないこと考えてるな。

 

そんなことを感じてはいたが後に、これがまたひどいことになるのは、また後の話。

 

こうして、また彼女は俺のあとを付いて回ることとなった。

 

 

最後に。

 

 

 

 

新聞記者の仕事しろよ。

 

 

 

To be continue → 




読んでくださりありがとう!これからも頑張って更新するんでよろしくお願いします!

優曇華は、人によって態度を変えて、さらに波長を弄ることで穏やかな性格を演じてますが、緋想天の設定では戦闘時は性格が変わるということが書かれてたので、それを参考にしつつちょっと射命丸さんを刺激させる逆展開に活かすためにわざと順くんに近づいて、射命丸さんを煽る形をとってます。

好意の有無はご想像にお任せします。

サブタイトルに集荷つけ忘れたんで、訂正です。(7月12日(日)3:25修正済
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