復讐者の仲間のような感じの人   作:345

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本編からかけ離れたストーリー性&内容です。



外伝 もう1人の転生者その名は?

これは愚かであまりにも臆病者だった者の話し。

夢が塵と消えた悲しき者の話し。

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自分はこの世紀末覇者もビックリな世界に生まれ変わってから20数年、それはそれは最初は喜んだ。

今は元の世界が恋しく感じる。

前世では大学卒業後、就活失敗、それから引きこもりになってニート生活を送っていたら、30超えたあたりに病死した。

何かを得ることもなく、童貞のまま死んだ、二次元の世界に没頭して死んだ。

あまりにも虚しい。

親不孝過ぎてごめんなさい。

 

だからこれはチャンスだと思った、神が俺を救くい、全てをやり直せると思った。薔薇色の生活を送れると。

引きこもりからバイバイし、ニュー俺がH×Hの世界でハーレムを作って、ウフフな生活を送ろうと思っていた。

だがしかし甘かった、甘かったんだ。

世界は自分に厳しかった、神は救くってくれなかった、むしろ悪魔の仕業と言わざるをえない。

 

「やぁ、兄さん」

 

コイツだ、まずコイツだ、コイツが問題なんだ。

俺を生き地獄に叩き込んだ張本人であり、今もなお自分を地獄にエスコートしている、悪魔の化身。

 

「聞いてるのかい、兄さん?」

 

やめてよね、自分はお前と関わりたくないんだ。

自分は前世では一人っ子だった、それがこの世界で弟が出来た。

あまりにも凶悪な弟、自分を兄と呼んでいるが、絶対に自分を兄だと思っていない。

都合のいい道具、暇つぶしの玩具程度にしか考えていないだろう。

 

「ええ、聞いていますよ。ヒソカ」

 

H×H世界で最凶の男、頭がいっちゃってる格好をして何時も自分の前に唐突に現れる。

 

「いい獲物が見つかったんだ、手を貸してくれないかな? 

 ブラックリストハンターの兄さんにも、悪い話しじゃないよ」

 

勘弁して下さいよ、どうせまた、ろくでもない話しを自分に持って来たんだ。

絶対に自分はやらんぞ、コイツのせいで何度も死にかけたんだ、何度も何度も、数を数えるのも嫌になる。

ガキの頃からそうだった、強面の奴らに喧嘩を売り、自分も巻き込まれ、馬鹿みたいに修羅場をくぐった。

自分は伊達にコイツの兄ではなかった、修羅場を潜る度にドンドン強くなった、努力なんてほとんどした事はない。

ひたすら実戦、殺し殺されそうな中で、生きるために必死で戦った。様々な経験を積み重ね、気付けば念すら覚えていた。

幼少期はそんな感じで育った、女っけなんか全くない、もう一度やり直すとか考える暇すらなかった。

生きる事に必死だった、死にたくないから闘い奪い殺しまくった。

罪悪感何かなかった、だって死ぬのは嫌何だもん。

 

 

13の頃に俺はそんな生活から逃げ出した。

ヒソカが追ってくる恐怖で怯えながら、自分はひたすら逃げた。ハーレムを夢見て。

だがやはり世界は厳しかった、身分も何もない証明できない、ガキの俺に働き口なんて見つからなかった。

残念な事に俺の内なる物、引きこもりの経験&荒みきった13年間の生活で持っているスキルは闘う力とコミュ力不足と言った悲しい物だけだ。

唯一使えるスキル闘う力の念能力は戦闘に特化しすぎて、使い物にならない、戦いはもう嫌だった。

だって痛いの嫌だもん。

 

限界を感じた14歳。

浮浪者に近かった、街の片隅では培われたこの鍛えられたら力は役に立った、一般人を遥かに超えるスペックを持った自分は犯罪に手を染めた。

ちょっとカッコ良く言ったが、ただのスリ行為や万引きとかいうケチな物だ。

それで日銭を稼ぎ日々ひっそりと生きる。

強盗とかはしなかった、だって指名手配されて賞金首にされてみろ、人生の終わりにリーチがかかる。

こんなアホな生活を送っていたが自分はある事を聞いた、もう前世の知識何かかすれまくってるから、あーそんな事あったなぐらいの事だけど。

偶然通りすがりの人の会話でパッと閃いた。

 

ハンター証だ、売れば凄まじい額になると言われている。

腕には自信があったし、原作で出てきたハンター試験程度なら、簡単に受かる自信があった。

案の定受けてみると、ハンター試験は簡単だった。へーこいてプーよ。

2週間程の試験期間はもちろん、一緒に受けた女性を口説こうと思って必死に駆け回った。

駆け回ったと言ってもどう話かけていいかわからないから、無言でそばに近寄って己の存在をアピールしてただけ。

話しかけてよ、女性ならいくらでも試験合格する為に手伝ってあげたのに。

色々努力もしたのに試験の一つ魔獣や獣がいる変な島で3日間生き残れっていうサバイバルさせられた時には。

自分が目を付けた複数の女性が魔獣や獣に襲われないよう島の中を走り回った。

夜遅くても自分は頑張った、寝ようとしていた女性を襲おうとした獣を撲殺した時はもうヒーローだったね。

月明かりでよく見えなかったけど目があったはず、ニッコリ微笑むとなぜか女性は逃げてしまった。

きっと獣に驚いたのだろう、予定とは違うけどしょうがないさ。

本当なら「あなたが私を守ってくれたのね! 好き!」ってなるはずだったのに、獣が怖かったのだろう残念だ。

自分はよくやったと思う、純情な少年の頑張りは無意味に終わった。

誰1人、俺の相手をしてくれる人間はいなかった。

女性どころか興味のない男にすら、自分を怖がっている節があった、なぜだ理解出来ない。

確かにサバイバル中やその他の試験の最中、邪魔だった奴や女性によからぬ事をしそうな面の奴はチャンスがあれば世の中の厳しさを叩き込んでやった、きっとお空の上で反省しているだろう。

言うのも何だか、自分はイケメンだ、コミュ力足りてないけど、イケメンならそれを補える筈だと前世の知識がうっすら残っていた。

それに、ニコポイベントのために鍛えた爽やかな笑顔、どこで俺の運命の人がいるかわからないから、ヒソカから逃げ出した最中も、試験中もずっと笑顔を絶やさない。

女性を不快にさせないために、紳士のような言葉使いも覚えた。

 

なのになぜだ!

なぜモテない! おかしいよ! この世界おかしいよ! 前世で読んだけどこういう、二次創作的な世界とかだったら、補修がかかってモテモテになるんじゃないの? 間違ってるよ。

 

絶望感を味わっても俺は笑顔を崩さない、未来の嫁のためにじっと耐えていた。

さらに世界は厳しかった、もう俺を見捨てたのかもしれない。

試験が終わり、ハンターの仕事の説明を受け、ハンター証を持って会場を出た。

売り払って、金持ちになって、女を侍らせるゲスな事を妄想しながら。

 

運命は残酷だ、そこで恐怖は自分に追い付いたのだ。

 

「兄さん、久しぶりだね、ハンターになったんだ、おめでとう」

 

ヒソカが俺の前に現れた、普通ではなかった、おかしな格好をして顔に変なペインティングまでしていた。

自分は笑顔を崩さなかった、理由はわからない、まぁ笑っとけって、思ったのかもしれない。

 

「さぁ、行こうか、兄さん」

 

嫌だとは言えなかった、ヒソカ怖いもん。




本文にキャラ名出していませんがあの人です。
これからちょくちょく投下しますが、苦手な方は外伝はスルーしても本編には支障は出ない筈です。
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