「ぬぁぁぁぁぁっ!」
朝起きたら
昨日ミアハさんと飲んでいて泥酔したところをそのまま送ってきてくれた。
飲み代はミアハさんが払ってくれたらしい。
その時、泥酔した理由を聞いた俺はそっとミアハさんに2000ヴァリスを握らせた。
「ほら持ってけ」
俺はハチミツを入れたホットミルクを木のコップに入れベルに手渡した。
「うー、シキ君ありがとう・・・」
俺はベルと自分の分のホットミルクをコップに入れるとミルクを暖めた鍋を洗い始めた。
「ベル今日は休みにするか?」
「そうだね」
俺は鍋を洗い終わるとベルにホットミルクを手渡した。
「ん!美味しい!」
「父さんが二日酔いした時に飲ませたら元気になったからな。ハチミツの量は俺の好みだ」
「ふーんだ!ベル君とシキ君は昨日美味しい料理を食べてきたんだろ!ボクはおつまみ無しで安酒さ!」
「つまみ無しで酒飲んだのか?そりゃ悪酔いするわけだ」
「あーあ、僕も行きたかったなぁ!」
「なら二人でいってこいよ。どうせ今日は休みにするんだろ?」
「え?シキは?」
「俺は今日は久しぶりに弓の練習をしようと思ってるしな」
俺はヘスティアの耳元によると。
「頑張れよヘスティア」
と呟いた。
「うん!シキ君!」
「神様、体調は?」
「ホットミルクで直った!」
んなわけねー。
まあ、病は気からって言うしな。
ヘスティアは自分が酒臭いのに気づくと。
「ベル君六時だ!」
「は、はい?」
「六時に南西のメインストリート、アモールの広場に集合だ!」
ヘスティアは何やら着替えとタオルを持ってホームを飛び出した。
「ふっ」
オラリオ郊外の森で弓の練習をしている弓と矢は投影した。
まあ、弓は短剣よりも消費魔力が多いが矢は短剣の五分の一程度なので問題はない。
「止まっている物に対しての命中率は100%と」
ちょっとした大木に二十本ほど射ったがすべて命中した。
まあ、投影するときの一瞬でイメージを固めるのに比べたら楽なもんだ。
「矢に細工でもしてみるか?」
今のだったら上層の魔物なら倒せるだろうが10層を越えたら難しくなるだろう。
ならどうにかして矢を強化するしかない。
「矢を投影するときに魔力をより多く込めてみるか?」
「
今度は五倍の魔力を込めて投影した。
矢を投影すると俺はざっと見た中で一番大きい木に向かい矢を放った。
すると・・・。
「いやこれは無いだろ」
矢が大木を貫通しその後ろの木に刺さっていた。
「やり過ぎたな・・・」
弓の腕も落ちてないことだし帰るか。
森から戻ると昼頃になっていた。
バベルでシャワーを浴び帰ってくるとホームの辺りで何やらこそこそしている者がいる。
「ん、お前はヘスティアの所の・・・」
「シキ・クレンですタケミカズチさん」
「おお!シキだったな」
「えっと、今日は何用で?」
タケミカズチさんは極東の国から来たヘスティアのちょっとした知り合い何だそうだ。
「うむ、今日は我等のファミリアで米が出来たのでなお裾分けだ」
「あ、ありがとうございます」
正直助かった。
最近、米の値段が上昇してるからな。
「そうだ、良かったら」
俺は地下室に行くと一昨日に浸けたキュウリの浅漬をタッパに入れて手渡した。
「少ないですが」
「いやいや、これは旨そうだ!」
「良かったらファミリアの方とどうぞ」
「うむ、今日もいい食事になりそうだ!」
タケミカズチさんは、ではなと手を降ってホームから離れていった。
「さて、買い物にでも行くかな」
俺は財布を持ち商店街へと向かった。
商店街に着くと鶏肉と卵と葱を買った。
どれも今日安売りだったためつい買ってしまった。
「でも、いい買い物できたな」
ふと前を向くと見覚えのある後ろ姿があった。
スーツできっちり固めたハーフエルフ・・・エイナだ。
「おーい、エイナ」
エイナは聞こえないのかそのまま歩いている。
歩いているのだがふらふらしながら歩いている。
と、その時エイナの体が倒れた。
「エイナ!」
俺が駆け寄ると地面に頭が着く寸前で抱き止めることに成功した。
「息が荒い。熱は・・・熱っ!」
ざっと、39度ってところか。
俺はエイナを抱き上げると前に聞いたエイナの家のある通りまで駆け出した。
もう、エイナがヒロインで良いんじゃないかと思う今日この頃。