ようこそ。死んだ世界戦線へ。   作:素早い土管

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第三話後編〜ようやく初任務〜

<対天使作戦本部>AM8:00

「はい、みんな注目!!これより、ブリーフィングを開始する。今回は、新入りも入ったことだし、軽めの任務にするわ。今回の任務は、これ!」

ゆりの背後にスクリーンが現れ、でかでかと「オペレーション・トルネード」という文字が現れた。

「・・・、トルネード?」

竜巻?よくわからない任務だな。どうにかして竜巻でも起こすのか?

「オペレーション・トルネードとは、生徒から食券を巻き上げること!」

ゆりが誇らしげに言った。てかその巻き上げるかよ。

「あれ、それ昨日もやってなかった?その説明からして、ガルデモって言うバンドのライブの観客の食券を巻き上げるんでしょ」

「そう。ガルデモが観客を集めて、あたし達が風を起こして食券を盗る。でも、昨日は時間がちょい早く、そんなに食券が手に入らなかったの。だから、今日再挑戦するわけ」

しかし、なぜあの女の子と戦う必要があったんだろ。

「で、それがなんであの女の子と戦うことにつながるの?あの人普通の生徒じゃないのか?」

「ああ、坂村くんには話してなかったっけ。あれが天使。本名は不明。この天上学園の生徒会長よ」

スクリーンに銀髪の女の子の顔写真が映った。なるほど。あれが天使・・・。

「作戦開始はヒトハチマルマル。それまで各自待機」

 

<学生大食堂>PM6:00

「ゆりっぺさん。ガルデモ、準備完了しました。他の隊員も配置に着きました。おーばー」

遊佐から連絡が入った。いつでも始められる。

そして、

「♪〜♪〜♪〜」

ライブが始まった。

<第二連絡橋>PM18:01

「♪〜♪〜♪〜」

岩沢の歌声が聞こえてきた。ゆりによれば、ガルデモは学校に認められていないバンドで、生徒会長である天使がライブを止めにくる、そのため、客が集まって食券の

量が集まるまで足止めしなければいけないのだ。

ふと、人影に気付いてそちらを見ると、天使がやってきた。

「!」

健二は天使に銃を向けた。スライドを引き、初弾を薬室に送り込んだ。

「えーと、そうだ。足を撃って止めればいいんだ」

健二はそう自分言い聞かせたが、さすがに相手は女の子だぞ。そう簡単に撃てない。

「・・・、クソッ!」

『タン』

一発撃った。弾丸は天使の太腿に当たり、貫通することなく、そのまま天使の体に埋まった。

「あ、当たった・・・」

だが、あまり痛そうではない。

「Gurad Skill Hund Sonic」

天使がそう呟くと、天使の手から細長い剣が現れた。

「なっ!?」

さらに発砲したが、すべて天使の剣に弾かれた。

「は!?あれ反則だろ!?どうなってんだよ?」

さらに撃つ。

「Gurad Skill Distortion」

天使がまた何か呟いたが、健二は構わず撃ちまくった。

しかし、天使の周囲にバリアのようなものが張られているようで、すべて弾かれた。

「坂村!大丈夫か!」

皆が集まり、集中砲火を始めた。しかし、そのすべてが弾かれた。

「クソ!いつものことだが全然聞いてねえ!」

野田が叫んだ。てかいつもこんなのと戦ってんのか?怖え。

「撃ちまくれ!」

「It's Cooool!!」

松下五段とTKが叫んだ。ていうかTKって外人?

すると、食堂の方から無数の紙がとんできた。食券だ。

「いよっ!」

健二は銃を仕舞って食券を取った。メニューは餃子定食。

「坂村、行くぞ!」

日向に声をかけられ、彼は走って食堂に向かった。

がやがやとした食堂は、よくみれば戦線メンバーしかいない。NPC、済まん。

「あいよ。餃子定食ね!」

威勢のいい食堂のおばちゃんに食券を渡した。

「あ、ニンニクMAXでお願い!」

そんなにニンニク食えるのか?という疑問を音無は抱いた。絶対明日はニンニク臭いだろ。

健二は四人席に座った。その席にはゆり、日向、音無が座っていた。

「ちょ、坂村くんそんなにニンニク食べれるの!?」

ゆりが聞いてきた。無理もない。餃子が結構膨らんでおり、ニンニクが丸ごと五つ入っているのだ。

「ん?美味いぞ、これ。食うか?」

と言って、健二は餃子をゆりに差し出した。絶対不味い。

「いや、いいです。トンカツあるし」

「え〜。本当に美味しいのに」

健二は残念そうにうなだれた。

こいつは舌バカか?一同はそう思った。

そしてまた、一日が終わった。

 




初任務です。しかし舌バカって怖いですね。感想をお願いします!
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