ラブライブ!~武闘派高校生とμ's II~ 作:ステア(STER)
今回は、メンバーに、信翔の生まれ故郷・愛知へ行ってもらおうと思いますw
もう合宿に近いねw
とりあえず、今回は小説に出てくる信翔の最後の友達を紹介します。
名前:佐々木政武(ささき まさたけ)
年齢:現時点で17歳
誕生日:02/18
血液型:O型
職業:高校三年生
特技:銃さばき、工作
出身地:アメリカ
アメリカ生まれの高校三年生。両親は共に日本人で、日本語と英語の二か国語を話せる。
佐々木小次郎の子孫を自称する家に生まれたが、刀なんか触ったことがない。だが銃さばきがすごく、百発百中の腕を持つアメリカきっての猟師だった。
15歳の時に両親の故郷であるここ東京へとやってきて、信翔らと出会った。
俺が音ノ木坂学院を始めて訪れてはや一ヶ月程度の月日が去った。そんなある日、俺は再び、音ノ木坂学院へと招かれた。
「今度、皆で旅行に行きたい?」
「うん、そうなの…。でも、皆意見がまとまらなくって…。」
「だからって、俺を呼ぶ必要あるのか?」
そう。もうこれこそが疑問だった。俺は朝早くにたたき起こされ、挙句の果てに旅行のミーティングに参加させられているのだ。俺は普段より不機嫌だった。
「えっでも…信翔君はもう、私たちの仲間のようなものじゃない!」
「いつ、お前らの仲間になった? 記憶にねぇな。」
そろそろ、俺の声が荒くなり始めた。
「穂乃果…やっぱり信翔に頼むなんて、そんなの迷惑でしかなかったんですよ。」
「えっでも…。」
「はぁ…。とりあえず、何で俺を呼んだんだ? それだけの用ならもう帰るぞ。」
「もう! 貴方って人は! この音ノ木坂学院は女子校。女一色より、男である貴方にいてほしい。穂乃果はそう思ってるのよ! 穂乃果だって女の子なんだから、それくらい察してあげなさいよバカ!」
いきなり、真姫が声を荒立てて言った。
「あっでも…私は別に、貴方がいようがいまいが、どっちでもいいから。それだけは勘違いしないでよね!」
「はぁ?アホらし…。」
そう思った俺は、部室から出て行こうとした。そんな俺を穂乃果が止めた。
「そうだよ! 私、信翔君と行きたいの!」
「…。」
「行きたいの…グスッ…。」
穂乃果が涙ぐみ始めてしまった。
「分かった分かった。行ってやるから…。泣くのだけはよしてくれ。」
「本当…?」
「ああ。」
「やったー! これでお金の心配がなくなるよ~!」
一瞬、穂乃果を本気で殴りたい衝動に駆られた。理性も、ミシミシと音を立て始めた。
「あぁ…?」
つい、路上のチンピラどもを脅すような目で思いっきり穂乃果を睨んでしまった。穂乃果はその目を見ると、俺が本気で怒っている事を察して謝った。
「ご…ゴメンゴメン。冗談だよ。皆、純粋に信翔君と行きたいだけだから…。」
「…ちっ。分かった。カネも俺が工面してやる。で、どこ行くんだ?」
「それが問題なんだよねー…。あっ、よかったら信翔君が決めてもいいよ。」
「俺はどこにも――」
そう言おうとした矢先、俺のスマホに着信がきた。相手は…親父だ。
「すまんな。ちょっと電話だ。」
そうメンバーに断ると、俺は親父からの着信に出た。
「信翔か?」
「今度は何の用だ、親父?」
「翌週愛知で、お偉いさんを呼んでライブショーを楽しんでもらいたいんじゃが、元μ'sの皆さんを連れてきてくれんか?」
「はぁ? そんなの皆に悪いじゃねぇか!」
「高額のギャラ云々も考えよう。見事連れて来たら、お前の小遣い上げも考えてやるから、あの連中を連れてきてくれぬか?」
「…金は、工面してくれるか?」
「ああ分かった。そんなモンいくらでも出してやる。いくらだ?」
「今、音ノ木坂学院に居るんだ。帰ったら見積もりをして、知らせる。だから、明日中に俺の口座に振り込んでくれ。」
「ああ。わかった。」
そして俺は、親父からの電話を切った。
「…誰からやったん?」
希が、電話の相手を聞いてくる。
「皆、愛知に行こう!」
俺は、突拍子にこう行った。皆は、少し唖然としていた。
「親父から電話がかかってきた。ライブショーをしてぇんだとよ。出発は翌週の土曜日! 異論がある奴は手を上げろ!」
「私が信翔君に決めてって言ったんだから、私は別に構わないよ♪」
「凛はどこに行っても楽しめるニャ♪」
「兄さんとなら、何処にでも紗奈はついていきます。」
「私も、特に異論はないわ。はっきり言ってどこでもいいし。」
12人、誰も異論を唱える者はいなかった。
「よし決定! 午前8時までに東京駅集合! その後は新幹線にに乗って名古屋まで行く! 異論は?」
「え~!? 穂乃果、そんな早い時間には起きられないよ~。」
「分かりました。異論はありません。穂乃果は私が起こしにいきます。」
「よし。じゃあ一週間後会おう!」
そうやって意見が一致した…はずだった。皆と校舎を出て、下校しよとした時、厳つそうな服装をして、ごっついグラサンを変えた奴を筆頭に3人が俺たちに押し寄せてきた。
「話は聞かせてもらったでぇ…信翔…。」
「俺らも連れて行け…。合計、17人だ。」
グラサンをつけてる奴がグラサンを取ると、晃太だった。他の奴もグラサンを取ると、稜、そして俺の友達・政武だった。
「何だ変態か。」
「喧しいわ! エエから俺らを連れてけ!」
「つーか、お前ら含めて16人だろ。あと一人誰だよ?」
「アイツや。」
晃太が指さした先には、隠れてこちらを見ている大悟がいた。
「そうか…っていうかどうやって聞いていた?」
「これや。」
そういって晃太がポケットから飛び出したのは、広帯域受信機だった。
「まさかテメェっ、部室に盗聴器仕掛けやがったな!!」
「アホ言うなや。んな訳あるかいな。おのれのポケットの中、探ってみ?」
そう言われたので、ポケットの中を探ると、マイクロチップみたいなものが出てきた。
「…誰が作った」
「I was made by me.」
政武が英語で答えた。こいつはオレによって作られた、っつてやがる。
その後、四人は俺の手で粛清した。だが、奴らの要請はメンバーと審議した結果、のむことにして、翌週17人で行くことにした。
*
翌週、東京駅…。俺は午前6時に着き、集合場所でずっと待っていた。最初にたどり着いたのは、凛と花陽だった。
「おはよう信翔くん~! さっすが、早いニャ♪」
「おはようございます…。」
「おはよう。お前ら早すぎねぇか? あ、はい切符。」
その後、続々と集まり、14人となった。穂乃果と海未とことりがまだのようだ。
「あいつら、何してんだ…。」
俺たちが乗るのは、8:30発のぞみ17号博多行である。その時、ことりから電話がかかってきた。
「もしもし信翔くん? 穂乃果ちゃんが起きるの遅くって、今秋葉原駅にいるんだ。何時の新幹線に乗るの?」
「八時半の新幹線だ。遅れたら知らんぞ。」
「わかった。じゃあ急ぐね!」
そう聞こえると、電話が切れた。その後、何とか間に合って、17人で愛知へと出向いた。
*
名古屋駅に着くと、『音ノ木坂学院他 御一行様』と掲げられた観光バスが止まっている。その運転手として乗っていたのは、俺の叔父で東織グループ最高幹部の一人・織田威大(たけひろ)おじさんだった。
「久しぶりじゃな信翔。元気にしとったか?」
「ああ、威大おじさん。」
「兄貴に、お前たちを迎えに来るように言われたんだ。じゃあ、織田邸に行こうか。」
他の奴らを乗せると、バスは織田邸へと走り始めた。あっという間に田舎の方へ出て、俺の実家へと着いた。メンバーのみならず、晃太たちも俺の家のデカさに驚いていた。俺の家のデカさは西木野邸なんて目じゃない。敷地はいくらあるかは聞いた事がないが、とてつもなくデカい門を入った先に、使用人などを除いて約20人の親戚が同居している。住み込みの使用人を入れると、100人はゆうに超えるだろう。俺の実家はいまどき見ない純和風の家だが、そのほかに住み込みの使用人たちのための寮もあるほどである。
そして、使用人達が俺たちを向かいいれる。使用人達の奥には、親父が居た。
「よく来なさった。ようこそ、織田家へ。」
「…信翔さんの家がこんなに大きいなんて…ふぇえ…。」
「…思ってたより大きいわねぇ…。ウチなんてまだ小さいものよね…。」
俺たちは、昔俺が住んでた部屋へと入った。
「君たちにはこの部屋と、隣の部屋を使って今日一泊してもらうよ。」
そういって親父は障子を外して部屋を拡張した。
「え…ってことは、もしかして、今日はこいつらと寝ろと…?」
「当たり前だ。何だ照れるのか?」
「るっせぇ。」
親父が出てゆくと、俺は皆に明日のライブショーの説明をした。
「え…えぇぇぇぇ!? そんな人までくるのぉぉぉっ!?」
「そうだ。ある意味ラブライブ本大会よりすごいVIPが来る。とりあえずこの家には広い庭があるから、そこで練習しよう。」
そして俺は穂乃果、花陽、雪穂たち9人を庭へと向かわせた。さて問題は…OG組と男連中だけだ。
「ウチらは何すればええの?」
「そうやで! 俺たちは今日と明日、何しときゃええねん?」
「明日、舞台や機材の準備を手伝ってもらう。今日は一緒に練習を眺めておこう。特にOG連中。お前らは一応先輩なんだから、いい助言を待っている。」
「え…ええ。わかったわ。」
「アドバイスなら、にこに任せるニコ!」
そしてその後…俺たちはメンバーの練習を眺めていた。俺はメンバーの指揮をとり、素人ながらも自分が思ったことをメンバーに伝えて、ひたすら練習させた。
*
そのうち夜も更け始め、飯の時間となった。料亭棟で俺たちは飯に食らいついた。
「す…すごい…!」
「い…いままでこんなご飯食べたことないニャ!」
「お前らは客人だ。たーんと食え! なぁ親父!」
「う…うむ。」
皆、未曽有の豪華さの飯に驚いて、飯ばっかりに食らいついている。すると、玄関の方から扉をガラガラガラー!と乱暴に開ける音が聞こえた。
「ちっ、帰ってきやがったか。」
「もしかして…大翔がか?」
「うむ。実はお前が出て行ったあと、更に不良化に拍車がかかって…もうわし一人じゃ抑えられん。」
「そうか…。ちょっと行ってくる。」
そして、俺は玄関へと向かった。そこにはボサボサの金髪をして、厳ついグラサン、周りを威圧するような服装をした俺の双子の弟・大翔がいた。実はジジィが死んでから顔を見てなかったが、明らかに前よりヤバい道寄りになっている。
「…大翔。」
「なんじゃい信翔! 恩知らずのウツケがのこのこと帰ってきやがって!!」
大翔はそう言い捨てた。実は大翔はジジィっ子で、ジジィに可愛がられ、ジジィに懐いて育ってきたのだった。俺はジジィに可愛がられた記憶がなく、いつも厳しくされたジジィを嫌っていたが、今では感謝している。
「信威じいさんの恩を仇で返すたぁ…罰当たりが! オレがいつか必ず殺してやるからな! 信翔!」
そう言って俺を押しのけると、大翔は自室へ行ってしまった。
「大翔! 飯ができとるぞ! いらんのか?」
「こっちゃ持ってこいや! でねぇとテメェも殺すぞクソ親父!」
そうして暴れまわす始末だ。最悪なことに、今日は喧嘩で負けて気分が悪いとのことだ。
「ありゃあ…重症やで。」
晃太がいつの間にか後ろにいて、こう言い出した。こいつもツッパリやってたが、人の荒行を見てこんなことを言うのは初めて聞いた。
「お前の弟、いつかヤクザになりよるかも知れんど。信翔、信翔のおやっさん、くれぐれも気ぃつけて下さい。」
「う…うむ。」
「それよりもライブを成功させる為に頭を使わねぇと…!」
そして、飯を食い終わった俺たちは最終ミーティングを行い、寝床の準備を始めた。
*
寝床も準備し終わり、そろそろお風呂の時間である。俺たちは風呂棟へ来た。
「さてお前らから風呂入ってこい。12人皆でな。」
「えっ? そんなに入るの信翔君?」
「ああ。ここは銭湯以上に広いぞ。露天風呂もあるしな。」
「いいご飯が食べれて、いいお風呂に入れて、凛は最高に幸せだニャ~。信翔くんのお嫁さんになるのも悪くないニャ! ねぇかよちん?」
「えっ…おっお嫁さん…? あっ…あっうん…そうだね…。」
凛がその言葉を放った時、稜が半端ない程の憎悪の目を向けてきた。とりあえず、凛に「なんでやねん」みたいに突っ込んでおいた。まぁ凛の事だから冗談とかそんなものだろうが。
「ああ、それと晃太。」
「な…なんじゃい」
「ぜ~ったいに女湯を覗いてはいけないよ♪ ボクからだけじゃなく稜君や海未ちゃんとかからの鉄拳があると思っておいてね。へ~ん~た~い~さんっ♪」
俺は今にもドス声に変わりそうな自分を抑えて茶目っ気を含めた声と口調で晃太に警告した。晃太はおかしな俺に恐怖を抱いた顔をしていた。
「…あ、はい…。」
「アイドルに興味ないんで…早く離れたいんだけど…。」
「ああはいはい。」
それにしても大悟は、この前まで海未がアイドルと知っただけで逃げ出す始末だったのに、よくここまで耐えたものだ。それにしても何で参加したんだ? 多分晃太にでも強引に誘われたんだろうな…。そんなことを考えながら俺らは男湯に入った。
そして俺たちは、湯へと浸かった。風呂の事になると目の色が変わる大悟に風呂や温泉の事をずっと聞かされてる途中、奴らが隣にいないことに気付いた。
「やろっ…おい大悟、晃太たちは?」
「さあ? サウナじゃないっぽいけど。」
「さては…!」
そして俺たちは露天風呂に来た。すると案の定、女湯を覗こうとしていた晃太がいた
。しかも、政武、稜もグルである。
「おい政武、何か見えるか?」
「エリチカのNice Bodyが見えるぜ。」
「俺にも見せて~や。」
「おい、次は俺だろ?」
「あとで見せてやるって。次は俺や。これでやっと…のんたんのナイスバディが…。」
俺はメンバーたちを覗いて興奮してるケダモノどものケツを順に蹴っ飛ばしてやった。
「ってぇ! おい信翔! 何すんねん!」
「お前らが何しとんねん!!! そんなけったいなモノ勃たしよって!!!!」
おもわず、関西弁になってしまった俺であった。こりゃ晃太がウツったな。
「何って…。男のロマンやないか! お前はそう思わんのか?」
「思うか変態野郎どもが!」
「お前はバカ真面目すぎるんだよ。男の欲望に素直になって…一緒に覗こうぜ、な?」
稜が俺の瞼を閉じさせて、誘ってくる。
「アホかっ! 欲望に忠実になってどうするんじゃ!」
そういって俺は稜をはり倒した。
「いいやないか。男なら女を求めるのが当たり前やし。変態が間違っとるんやない。性欲を否定するこの世の中がおかしいんじゃ!」
「おかしいのはお前じゃ! 限度があるだろ!」
「ホンマはお前も…覗きたいやろ? 誰を覗きたいんや? まあそれはいいや。己の欲求に素直になりなはれ。んで、ムスコをいきり勃たせて、己の欲望の赴くまま…進め。」
今、このアホンダラは何て言った…? 己の欲求に素直になって、ムスコをいきり立たせて己の欲望の赴くまま進め…? 言ってる意味が分からん。ちなみに俺のモノはさっきから垂れて微動だにしてないのを敢えて言っておこう。これで俺がどんなに健全か分かるはずだ。
そして俺は今悟った。晃太は純粋な変態なんだと…。ん? 純粋な変態ってなんだ? 女の、しかも12人の天使たちの裸体を必死になって覗こうとしてる時点で不純か。そうかなるほど、あいつはただのケダモノか。
そう言って口論になっている時、後ろから殺気を感じた。
「だ~れ~で~す~か?」
海未だ。海未は破廉恥を嫌うことで有名である。その後、晃太たちは勿論、何故か俺と大悟まで海未に説教された。俺止めようとしただけなのに…と言っても取り合ってくれなかった。
夜は、まくら投げとか起こるかも…と思っていたが、明日のこともあってか、皆すぐに寝てしまった。俺は眠りにつきにくいタチのため、庭などをブラブラしながら郷愁に浸っていたのだったが。
*
さて翌日…俺たちは会場へとやってきた。俺たちがリハーサルを済まし来た頃には晃太たちによって既にセッティングが終了しており、客も続々と来ていた。
そんな会場は各有名企業のお偉いさんたちでいっぱいだった。果てには皇族や外国からも客がいる始末…。既に舞台裏に来ていた俺は勿論、メンバーはガッチガチに緊張していた。特に一年生組は…。
「うわぁ…。お客さん、多いね~。」
「もう雪穂! それぐらいで緊張してちゃ、スクールアイドルは務まらないよ!」
「雪穂ちゃん達が緊張するのも無理ないよ穂乃果ちゃん。雪穂ちゃん達は今回が初舞台なんだし、お客さんが皆、信翔君に負けず劣らずの超VIPなんだから…。」
あのことりでさえ緊張気味だ。だが穂乃果、凛には緊張がまるで見られない。凜は逆に興奮している。
「ニャ~! そんなにすごいお客さんが凛達を観に来るなんて、なんだか奮い立ってきたニャ!」
「凛ちゃん。すごいね…。」
「まあ、そういう所が凛の凄いところだと思うけど。」
皆のガッチガチな姿を見て、にこが皆に喝を入れた。
「皆、穂乃果や凛を見習いなさいよ! 私たちはラブライブ本大会を優勝した組・μ'sの名前で出るのでしょう?」
…9人にはなったものの、まだ新しいグループ名が決まっておらず、結局決まるまで去年のグループ名・μ'sを一時的に使用することに決めたのだった。もともとにこはμ'sが解散するのは反対らしかった。ので、にこは少し嬉々としている。
「μ'sの名前を使うのならば、ラブライブ本大会に優勝した組として誇りを持ち、緊張を打ち破ってこれまでの練習通り精いっぱい踊ってみなさい! 特に雪穂、亜里沙、紗奈の一年生組! 分かった!」
「…」
「返事がないわよ! 本当に分かったの!?」
「は、はい!」
さすがは元部長にしてアイドルに情熱を注ぐにこだ。発言力はあるようである。こんな発言の中でも、後輩を思いやるお姉さんのような優しさが垣間見えていた。
「ちょっとにこっち、そんなにキツく言わんでも…。」
「アンタは黙ってなさいよ!」
「まあ、確かににこの言う通りよ。緊張してたって、仕方ないわ。μ'sという栄光の名に泥を塗るだけ。」
確かにそうだが、緊張するのは仕方ねぇだろ…。ましてや紗奈達一年生組は本格的なアイドル衣装に身を包んで、こんな大勢の前で歌うのは初めてなのだから…。
「まあまあ。よし、じゃあ皆。深呼吸をして…ゆっくり目を閉じて、このライブが大成功で終わった後の事を考えろ。お客さんや俺たち皆が笑顔になって、拍手が飛び交う大成功を。」
皆、目を閉じてイメージする…。俺もイメージした。俺が目を再び開けると、そこには決心したかのような清々しい表情をした皆がいた。
「よし、行ってこい!」
そして、遂に幕が上がる…。
「点呼、始めッ!」
俺の号令と共に、メンバーが点呼を始める。そういえば、μ'sのライブは点呼から始まっていたな。それに俺が号令をかけられるとは、光栄だ。ちなみに、号令に関しては絵里にするように頼まれた。
「1!」 ―高坂穂乃果
「2!」 ―南ことり
「3!」 ―園田海未
「4!」 ―西木野真姫
「5!」 ―星空凛
「6!」 ―小泉花陽
「7!」 ―高坂雪穂
「8!」 ―絢瀬亜里沙
「9!」 ―南原紗奈
「「「「「「「「「ミュージック、スタート!!」」」」」」」」」
皆の掛け声で、ライブが始まった。あぁ…これを舞台袖から見れるのは本当にうれしいものである。俺たちはあいつらがVIPや他のお客さんたちの前でパフォーマンスをしている様子を絵里、希、にこ、晃太、稜、政武と共に観ていた。大悟? 奴はパフォーマンスの間、ずっとトイレに引き籠ってやがったぞ。
それにしても皆、本当に清々しく、ダンスが刻み付けられた体の赴くまま、パフォーマンスをしていた。それを見た俺たちは、本当に見惚れてしまっていた。
パフォーマンスが終了すると、アンコールも巻き起こったので次は別の曲で
舞台袖へと降りてきたメンバーは、俺たち見物組と一緒に大興奮、バンザイしながら喜びまくってる奴もいれば、嬉し泣きをしていた者までいた。その後、俺は多くのVIPの方などからお褒めの言葉をいただいたのだった。
*
そして場所は変わり、東京へと向かう新幹線の中…。
「今日は本当に楽しかったね!」
唐突に穂乃果がこういった。皆、それに賛同する。その時、俺の後ろに座っていた絵里が俺に話しかけていた。
「信翔さん、ちょっといいかしら?」
「何だ。」
「もう少ししたら…部活、引退よね?」
「俺の学校はな。」
「頼みごとがあるのだけれども…。」
頼みごと…? なんだろう、部活に絡む事なのか?
「何だよ。」
「部活を引退したら…このμ'sの…プロデューサーになってくれるかしら? マネージャーと言うか…。」
ぷ、プロデューサー? あ、アイドルではよく居るものだが、お、俺がか…?
「な…何故だ? 何故俺に…? 絵里がすればいいだろう。」
「私は大学の事もあるし…私たちがこのまま面倒を見てあげれればいいのだけど、流石に大学となるとそうもいかなくて…だから、穂乃果たちと同年代である男の人に頼んでみるのがいいかもって思ったの…。あ、貴方が…メンバー達の中では一番信頼されてる男の人なの。こんなこと頼むと…悪かったかしら?」
絵里は、普段のメンバーを牽引するときに見せる大人びた顔ではなくなっており、まるでおねだりをする子供のような顔つきになってしまっていた。そんな顔をされては、断る事などできねぇじゃねぇか…。
「しかし、そんな事が可能なのか?」
「大丈夫だよ!」
急に、穂乃果が会話に入ってきた。すると途端に皆がこっちを向いた。
「私たちが、これから理事長に頼むんだ。“部活顧問”としてね…。」
「は、顧問!?」
「うんっ! っていうことで、信翔君…。せーのっ!」
「「「「「「「「「「「「宜しくお願いしますっ!!!」」」」」」」」」」」」
「…。分かった。引き受けよう。もしもそんなことが可能なのならばな。」
そうすると、皆歓喜の声を漏らした。それにしてもここは新幹線の中だ。あまりうるさくするのは宜しくない。前の客から、「うるせぇぞ」と苦情を言われてしまった。
ごめんなさい…。
その後、そんな前代未聞の無理難題を理事長に嘆願した所、あっさりと許可を頂き、俺が顧問という名目でプロデューサーに就任することになってしまった。どうなってんだ音ノ木坂学院は…。というか、あの親鳥もなんて柔らけぇ頭してんだ…。
…後悔は(多分)してない。
信翔君を真面目キャラにしといてよかったと思えるシーンです。今思ったんだけど、信翔って本当に性欲ないんだよね。まるで生殖能力ねぇんじゃねぇか…ってほど。
だからって信翔を晃太と同じ変態キャラにしたらボケとボケになっちまうしなぁ…。
やっぱり、信翔はツッコミキャラであるべきだ(結論)
ので、残念ながら信翔君は変態否定キャラです。何を言おうが、鼻で笑われて一蹴されるでしょう。しつこく言及すると、キレて殴られるかも。
まあ、信翔君ももう少し欲望に素直になればいいのに…と思いますがいいのです。でもこれだけ性欲なかったら跡取り失格じゃないのか…。まあいいか。
ちなみに大翔君ですが、この人も信翔と正反対の性格してます。双子なのに。
ちなみに変態度
信翔≒大悟<稜<政武<<<<<<<晃太
さて…そろそろハーレムを築き始めてる信翔君に痛い天誅を食らわしたいものです。
信翔「ハーレムじゃねぇよ!! やめろよ俺に危害を加えるのは!!」
(*^言^*)
まあ残念ながら次回はそういう予定ではありません。あっ、そいや明日はにこにーの誕生日だな…。ってことで、にこにーの特別編を用意しておりますので、乞うご期待!