ラブライブ!~武闘派高校生とμ's II~ 作:ステア(STER)
それは読んで字の如くですが、変態と化します。
なんで? 知らんがな。読めば分かるでしょう。
いつも生真面目で変態否定派の彼が性の衝動を抑えられなくなり心の中で葛藤して困惑する信翔をご覧ください。
ついでに、一番ヤバいかもしれないので、R-18であろうことは警告しておきます。
あ…でもどうだろう。強いて言うならR-17.9ですかね。
…ん? どこだここは…!? 俺の視界に飛び込んできたのは穂乃果の部屋と。穂乃果だった。服を脱いで全裸のようだが、ぼやけてよく見えない。
…って、えぇぇぇえっ!? なんで? なんでだよ!?
「そろそろいいか…俺…穂乃果と…。」
「うんっ…。いいよ信翔君…きて?」
俺も掛けて服を脱いだ後、穂乃果の腰に手を掛けた。ちょっと待て! 俺、どうしちまったんだ!?
「俺…ずっとお前が欲しかったんだ…。」
「お…大きいね…。こんなのが穂乃果の中に…。」
*
「…はっ!!」
俺は目が覚めた…。さっきのは夢だったようだ。気づけばそこは、稜のラーメン屋だった。他の三人もそこで寝ていた。
「なんて夢を見ちまったんだ俺は…。俺が…あんな破廉恥…あんな変態じみた夢を見ちまうとは…。」
夢なんていつもすぐに忘れちまうモノなんだが、今回だけはそうでなかった。まるでガキの頃に見た悪夢のように、鮮明に俺の瞼に残る。だが、見たことがないからか、華奢な穂乃果の姿だけはぼやけていた。
…今日は、土曜日か。学校はないが、今日も練習がある。今日から俺も復帰するので、急がねばなるまい。
俺は寝てる三人はお構いなしにオトノキへと急いだ。登校途中、俺はあの不思議な夢の事で頭がいっぱいだった。そしてメンバーの事を思うと…心が締め付けられるような感じだ…。胸が熱くなる感じもする…。どうなってやがんだ? 今日の俺、おかしいぞ…!?
そう思ってる間に俺はオトノキに着いた。最初に俺は、花陽と逢った。
「あっ…おはようございますっ。信翔さん。」
「はな…よ?」
俺は、自然と胸に目が行ってしまう。すると、我慢ができなくなってしまう…。どうやら俺は、発情しているようだ…。しかし…何故なんだ…!?
「もうっ、さっきから何処見てるんですか…!?」
「…はっ! いや、なんでもない…。気にするな。」
俺はケダモノを掃除するのが仕事のようなものなのに、俺がケダモノになってどうするんだよ…。だが俺の目は自然と花陽の身体をなぞっていく。あぁっ…気を抜いたら抱き着いちまいそうだ…。
「…今日の信翔さんおかしいですよ? どうかしたんですか…? 花陽なんかでよければ、聞いて差し上げますよ?」
「いい…のか?」
そう言ってくれた花陽の優しさに俺の中で何かが折れて、すべてを打ち明けることにした。花陽なら分かってくれるだろう…。
「え…えぇぇぇっ!? 信翔さん、朝から性欲があふれ出て止まらないのぉ!?」
「あ…あぁ…。正直な話、お前を見てるといつ押し倒しちまうかも分からねぇ程で…。」
「…そうなん…ですか。」
あぁ…見て取れる。花陽が引いていることが…。
「…分かるさ。離れてぇんだろ? 確かにそうしたい方がいい。俺も、理性がいつ崩れるか分からんからな。」
「あ…あぁ…。ええと…はうぅ…。だ、だ、誰か助けてぇ~!」
「待て待て! 俺まだ何もしてないだろ! 誤解されるようなこと言うのはやめてくれ…!」
「あ…ごめんね? 花陽ったら…。」
その後…しばらく静寂が流れた。しかし、俺の性衝動は収まらない…いやむしろ増大していた。遂に息遣いが荒くなってきた。そろそろリミットが近いのかもしれない。その時、花陽が口を開いた。
「あの…その…。信翔さん? 苦しい…ですか…?」
「正直、苦しい。」
また、メンバーが俺の頭をよぎる…。俺は…もしかして隠れ変態…いや認めん! これも、少しおかしくなってるだけだ! そうだ!
「どうしても我慢できないのなら…花陽が慰めて差し上げましょうか………?」
「えっ」
何…? あの花陽がこんな事を言うとは…?
「…本当に、いいのか?」
「信翔さんがそれで苦しむのなら…少しだけなら…。」
…花陽がかなり苦渋の決心をしていることが目に見える。だが、変態と化した俺はそんな事お構いなしで胸へと手を伸ばす…。その時、俺の強い思いが、性欲の赴くまま突き進む俺を止めた! ダメだ! 手を出したら本当に変態の仲間入りだ!と。俺の右手が花陽の胸へと伸びる俺の左手を止めた。
「…どうしたん…ですか?」
「気にするな…。俺はなんとしても耐えてみせる…! お前と俺は付き合ってねぇんだ…。ここで欲望に負けると…俺は腹を切らねばならん…!」
「信翔さん…。」
その時、向こうからスキップしながら凛がやって来た。凛は俺に気付くと、こちらに走ってきた。
「あ~っ! いたいたっ! お~いかよち~ん、信翔く~ん! そんな所で何やってるニャ~? 練習始まるよ~?」
凛が俺の前で座り込み、こちらを見てきた。
「ん? 信翔くん何だか顔色悪いよ? 大丈夫ニャ?」
「いや…大丈夫だ…。気にするな。」
凛が顔を覗き込んでくる。こんな堕落した俺を心配してくれるなんて…なんていい子なんだ…。まあ気づいてねぇんだろうが。だが俺は既にそんな純粋な凛の身体を目でなぞってしまっている。クソッ…。
「大丈夫なんかじゃないよっ! 聞いて凛ちゃん! 信翔さん、今日の朝から性的欲求が止まらないんだって!」
「な…なんだってー!? って、信翔くんも男の子なんだから、特におかしいことなんて無いと思うんだけどニャ…?」
凛のその言葉は、俺の胸に深く突き刺さった…。俺は他の男と一緒にされたくない。性欲を出さず、レディーファーストを重んじる紳士を目指していたが、今凛ともあんなことやこんなことをするところを妄想している俺も最早ただのケダモノだ。どうしてこうなってしまったんだ…。特に、海未や絵里、真姫、雪穂なんかに知られてしまったら信用はがた落ちに決まっている。
「とにかくっ! 皆心配してるニャ! だから、早く行こう!」
すると、俺は凛に手を引っ張られて連れられ、あっという間に屋上へとついた。ああ…もう終わりだ…。こんなんだったら、病気になったって休めばよかった。いや実際病気なのかもな。これまで毎日毎日性欲を押し殺して…何時の間にか性欲が沸かなくなった人間だからな。
屋上に出ると、俺は既に血色が悪いようだ。それを、真姫がいち早く察知してこちらに寄ってきた。
「の…信翔さん? 血色が悪いみたいね。どうしたの?」
こう改めて見てみると…かなりの美人だ。…はっ! ダメだダメだ!
「何かあってからではダメだわ! ことり、一緒に保健室へ連れて行きましょう!」
「そうだね! さあ信翔くん! 行こう?」
俺は真姫とことりに手を掴まれ、保健室へと行くことになった。はぁ…助かった。これ以上長居したら、いつ吹っ切れるか分からんからな。だが………屋上のドアを開けようとした時、不意に二人の胸が俺の腕に当たった。
その時…すべてが吹っ飛んだ。
すべて吹っ切れた。
理性という性欲を溜めるダムが、音をたてて崩れ去った。
―変態信翔の誕生…か。
「うがぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!!!」
俺は二人の手を振り払った。
「ヤらせろ!! ヤらせろぉっ!!」
そう雄叫びを上げると、ことりを押し倒した。
「きゃっ…! いきなりどうしたの信翔くん!」
「いい身体してるじゃねぇか…! 俺に、捧げてみないか…?」
すると、バンッと扉を開けて晃太が入ってきた。
「こ…これ以上はヤバいでっ! すまんかった信翔!」
俺がことりの腰に手を掛け…はだけた服に手を伸ばした時、晃太はスタンガンを取り出し、俺を突き飛ばしてことりから離した途端、スタンガンで気絶させたのだった。
*
俺が目を覚ますと、部室で晃太と12人が俺をかこんでいた。
「悪かった…! 俺の悪ふざけが過ぎてもうた…!」
「…どういうことだ?」
「実はな…昨日の晩、お前が寝た後、悪ふざけで媚薬飲ましたらどないなるんかと思って飲まそう思たら、すべって飛んでもない量の媚薬を飲ましてもうたんや…!」
「ほう…つまり、俺が乱れた原因は…すべてお前の所為ってことか…?」
「…そう言う事や。」
「………そうか。相変わらずテメェは変態野郎だな。」「………おおきに。」
「褒めてねぇよっ!!!」
見る見るうちに、俺は頭に血が上って行った。俺がどんだけμ'sに痴態を晒したと思ったんだっ………!
…その後、俺は何も悪くないはずなのに、海未にたくさん油を絞られた。そして、全ての発端・晃太をシメ上げたのだった。
…はい。結局は、晃太の悪戯でした。はい。
その後…信翔は晃太をシめ上げて、二度とこんな悪戯をしないように誓わせたのでした。
ちなみに、信翔にとってかなりの黒歴史になったようです。
葛藤すごかったねw
さて、次回は…いまだに個人回のないことりの回になりそうです。
乞うご期待!