ラブライブ!~武闘派高校生とμ's II~ 作:ステア(STER)
今回は、まだまだ入ってまもない一年生。これを鍛えます。
誰だって、あんな大物と一緒に大きな舞台でパフォーマンスをするとなったら緊張するよなぁ。
今日は、9人を緊急招集して、ミーティングを行っていた。俺たちメンバーは、再活動を開始したあと調べると、やはりと言うべきか、1年生につくファンが少ない。これでは均衡がとれない。
「1年組。A-RISEに真の実力で勝つには、お前らの力が足りないと思うんだ。」
「えっ? 私達…ですか?」
素人目ではあるものの、1年生組はダンスがまだぎこちなく感じたり、曲の歌詞を間違えたりすることが目立つ。これではファンが集まらないのは当たり前だ。愛知のライブのときだってそうだ。こいつらだけ間違いが目立ている。
ちなみに俺は、オフィシャルサイトで度々推しメンバーアンケートをとったりする。その結果、安定して1年組が下位にきてしまうのである。
「あれ? もう最新アンケートの結果が出たの?」
「ああ。」
「1位は? 1位は誰ですか!?」
すると、皆の視線が一気に俺に集中した。
「1位は…西木野真姫。なんか、意外だな。」
「ちょっと! 意外って何よ!」
「おいおい、でも1位なんだぜ? 素直に喜べよお嬢さん。」
「と…当然の結果よっ! 曲を作曲しているのは誰だと思ってるのよ!」
それはともかく、1年生が足を引っ張っていると俺は思う。雪穂は穂乃果の妹、亜里沙は絵里の妹、そして紗奈は俺の従妹だ。素質がない訳がないだろう。特に紗奈に関しては天賦の才があるはずだ。俺の目に狂いはないことを祈る。
「雪穂、亜里沙、紗奈。正直に答えろ。お前ら、緊張してないか? それともあれが素か?」
「私は…緊張してます。」
「雪穂に同じく、緊張してます。」
「私も…緊張してます。」
はぁ…なんてこった。1年全員が緊張にやられていたのか。このままラブライブ予選に臨めば、こいつらがアガってパフォーマンスがメチャクチャになることは素人である俺も容易く予想できる。まあ…でもよかった。アガっているならまだ直しようがあるだろう。
「練習に関しては絵里から認められるほど成長してるんだ。アガり性をどうにかすれば、それなりの実力はあると思う。」
要は慣れだ。喧嘩慣れと同じような…ものかは知らないが、慣れればどうってことはないかと思う。しかし、こいつらのメンタルを鍛えるにはどうすればいいか…。
「もしかして、私達と一緒にいるから、緊張するのですか?」
海未がそう質問した。…なるほど、もしかしたらこいつらと一緒なのはまだハードルが高いってのかな?
「…実は、そうなんです…。」
「えー? なんでなんで?」
「あのね…いくらお姉ちゃんや、同じ学校の先輩方といえども、全国をわかせたμ'sなんだよ? 私も、亜里沙も、紗奈ちゃんも、もともとはファンだったんだよ?」
「それが、私達も舞台に立つことになっちゃって…舞台からみる景色はハラショ―で、ついつい緊張しちゃうんです!」
「兄さんは武道大会なんかに多くでて慣れてるから、私達の気持ちなんてわかりませんよ!」
…確かに俺は、大きな舞台に立つことは物心ついた時から慣れていたため、特に恥ずかしいという気はない。ゆえに、こいつらが緊張する所以が分からない。
「ならば、舞台なれするまでしばらく隔離するほかあるまい。」
「はい?」
「お前たち3人でユニットを組め。次のオファーライブまでかなり時間がある。その間、俺たちはお前を重点的に鍛える。3人で路上ライブもしていって、とりあえず舞台に慣れよう。こいつらと共にするパフォーマンスに慣れるのはそこからだ。結構時間がかかるだろうが、是が非でもお前らを導いてみせる。だから、精いっぱいついてこい!」
「「「は…はいっ!」」」
「お前たちはこれから通常通り練習を開始してくれ。俺はこいつらを鍛えて、明日、アキバで路上ライブをさせる。」
「ええっ!?」
「路上ライブ。まずはそこからだろう。今回はそれゆえに衣装はない。制服で踊ってもらうぞ。さあ、解散!
そして俺たちは、屋上に場を移して練習を始めた。
「明日、路上ライブをしてもらうにあたって、お題の曲はこれだ。」
他の奴らと離れて俺のもとに来ている1年生たち。こいつらに明日踊ってもらうのは…去年存在した絵里、にこ、真姫のユニット…BiBiの曲。その名は『
「きゅ…Cutie Panther!?」
「色々と難易度は少し高めかと思うが、まあ頑張るがいいさ。さて、練習を始めようではないか。」
PVの振付を見ながら俺たちは練習を始めた。俺が見込んだ通りだ。覚えが早くて、一時間ほどで大体の振付と歌詞を覚えてしまった。まあ、簡単そうだからな(素人目線)。歌詞はハードではあるがな。
翌日、アキバに簡単な舞台を作った。緊張を助長すると思ったので、メンバーは呼んでいない。すなわち、三人だけだ。
「何か…恥ずかしいね。」
「歌が…歌だからね…。」
「兄さんの為なら…紗奈は頑張ります!」
そして…路上ライブは決行された。彼女たちは昨日指示されたばかりのものを一生懸命にパフォーマンスしていた。
パフォーマンスが終わると、見ていた人は少ないものの、大きな拍手が巻き起こった。
路上ライブが終わり、信翔の車の中…。
「どうだ…今、どんな気分だ?」
「なんだか…複雑な気分です…。」
「恥ずかしい…ですけど、達成感もあるというか…。」
「その気持ちが、いつか恥ずかしさに勝る時が来るさ。その時が、慣れたって言うんだよ。」
「まだよくわからないけど…頑張ります。」
その後、路上ライブを頻繁に行い、あいつらの緊張をとこうと奔走する俺であった。
…どうやら投稿された時には、途切れていたようですね。
こちらの手違いです。まことに申し訳ありませんでした。
さて…この話もそろそろお盆に入ってもいいよなぁ。っていうことで、そろそろいつかお盆に入ると思います。