ラブライブ!~武闘派高校生とμ's II~ 作:ステア(STER)
今回は、ハワイへ飛ぶ前の事を書きます。
ちなみに今日は私の誕生日なんです(((だからなんや
祝って(((ずうずうしいぞ
そして緊急会議の翌々日…。残りの夏休みを懸けた合宿が幕を開けようとしていた。俺は普段より早起きをして、迎えに来たグループの車に乗って、ある場所へと向かった。その場所は…穂むらだ。車が穂むら前で止まると、近くの駐車場で待機するよう運転手に指示し、中へと入っていた。
「おはようございます。信翔さん。」
既に、雪穂は準備万端の状態で俺を待っててくれていた。しかし、雪穂の姉、穂乃果の姿はない。
「穂乃果は?」
「お姉ちゃんなら、今上で急いで準備してます。」
「ったく…あの野郎は………。」
俺はため息をついて、近くの椅子へと腰をおろした。輝穂さんが、穂乃果を催促する。まあ、いくら遅くなろうが構わん。飛行機が離陸するのは二時間後だ。それまでに羽田空港に着きゃいいんだ。焦る事は…まあ、そんなことを言っていては、あいつが出てこなくなりそうなので口を塞いでおこう。
「雪穂は、海外旅行初めてか?」
「はい、実は初めてなんです。」
「なるほどな…。じゃあ今回は練習をしながら、楽しもう。海未にもそういうスケジュールを組むように頼んであるから。」
「はい!」
雪穂は少し笑顔を俺に見せた。クールな奴だと思っていたが、意外と可愛げあるのかもな。よし、こいつの素性…合宿で少し探ってやるか。
雪穂と普通の会話をすること数十分。やっと穂乃果が俺たちの前に姿を現した。
「お待たせ~。待った?」
「ったりめぇだろうが。」
「お姉ちゃん、遅いよ…。」
「にしても穂乃果…その荷物の量はなんだ?」
「あ、コレ? 秘密ー♪」
「…ケッ。何しにいくつもりなんだよお前は…? ほら行くぞ。その荷物持て。」
穂乃果は大きな荷物に手を掛けたが、案の定というかなんというか…。
「お…重たい…!」
「ったく、荷物大すぎなんだよ! ほら、持ってやるから離せ。」
そういうと俺は荷物をひょいと持ち上げた。さすがの俺でもかなりの重さを感じる…。まったく、この中には一体何が入ってるんだ…? 考えたくねぇがな…。
あらゆる疑問を胸に秘めながらも、俺はトランクに二人の荷物(穂乃果優先)を突っ込んだ。
「信翔君…くれぐれと穂乃果と雪穂を…宜しく頼むわね。」
車に乗り込もうとした直前、輝穂さんと寡黙そうなご主人が店の外へ姿を現した。
「俺がいるからには、こいつらが死ぬことも、怪我をすることも、穢されることも………一切ありませんので心配しないで下さい! 何があっても一際成長した娘さん達をご主人と輝穂さんの下へお返ししますよ。」
「頼もしいわ。それでこそ信翔君ね。」
輝穂さんがそういった。ご主人も無言でウンウンとうなずいている。そして俺は軽く会釈をして、車の中へと入っていった。
「車を出せ。一時間以内に羽田に行くんだ。」
俺はそう言い放つと、車はゆっくりと動き出したのだった。
*
「ねえねえ信翔君! ハワイのプライベートビーチでリゾート満喫…とかあるよね? あるよね!?」
「あぁーうるせえっ! 知らん、知らんっ!!! 今回スケジュールを組んだのは俺じゃなくて、海未だ! あいつに聞け!」
「でも、海未さんはあるんじゃないかな? だって、信翔さんの練習メニューに比べると、天国だと思うよ。」
「あはは…どうだろうね…。海未ちゃん、頭は石でできてるっぽいし…。」
「ダイヤモンド頭の俺の前で言うか?」
俺は、練習に関しては抜かりない。ゆえに、鬼といわれてしまうのであろうか…? 今回は海未に完全委託だ。多分、去年の合宿よりは妥協的なスケジュールを組んでいる事だろうな。…去年の合宿の様子は知らんが。
「まあ、そうだな。あっても悪くないんじゃねぇか?」
「だよねぇ~。海未ちゃんもそれくらい思慮してくれてるだろうしねぇ~!」
「私も…少し楽しみ♪」
…はッ! もしや、あの大きな荷物の中には…はち切れんばかりのリゾートグッズが入っているでは!? そんなもの、俺がいくらでも準備してやるのに…。
「…水着はちゃんと持ってきたか?」
「当たり前だよぉ~! こんな時に水着を忘れるなんて、おバカさんのする事だよっ!」
「…お姉ちゃんはバカじゃなかったの?」
「ゆ…雪穂酷いよ! 姉をバカ呼ばわりするなんて! ねぇ信翔君!」
「いつも赤点ギリ回避のお前が何抜かしおる。」
「プッ!」
「二人ともひ~ど~い~!!」
その後、思いっきり穂乃果をいじくり倒してやったのだった。その時だった―――
「ねぇ信翔君…。実は私、水着を新調したんだ…。見たい?」
「いやいや、その時がくれば嫌でも見ることになるんだし…見てぇ見たくねぇとか関係なくないか?」
「じゃあ、質問を変えるね。期待…してる?」
「…えっ!?」
「…もしかして信翔さん、私達をそんな目で…」
俺は、少し言葉が詰まってしまった。更に雪穂のダメ押しで凍ってしまった。
「い…いやいやいやんな訳ねぇだろ!! 俺はお前たちを導くのが役目だ! 恋人じゃねぇんだから、淫らなことなんて考えても時間のムダっつー訳だ!」
俺は必死に二人を始めとする女に性欲を向けてないことを釈明する。だって、晃太を筆頭に普通の男と同じにされたくないからな。
「本当ですか…? この前凄い勢いでことりさんを押し倒しt」
「あれは晃太が俺に大量の媚薬を飲ませたからだ! 勘違いするな!」
…でも、その所為で『変態信翔』という新しいトレンドが生まれそうなんだけどな。チッ…。
「じゃあ、この前凛ちゃんと海へ行ったときに凛ちゃんを…」
「あ…あれは…! いや、アレは別にエロくないだろ! エロいことした憶えはねぇぞ!」
あ…あれは…Passionateになったからで…まあでもセクハラには変わりないのかな…。ブタ箱にいないことを、凛に感謝しねぇとな。
「とりあえず、大丈夫だ! 俺を変態と一緒にするな! 以上!」
「だよね~。安心した♪」
「やっぱり、信翔さんは頼もしい人ですね♪」
二人の目には疑いの眼差しが残りつつも、この話は集結した。
*
気が付くと、空港は間近となった。飛行機が離陸し、着陸する滑走路を見て、俺たち三人は興奮気味となった。
そして、入口へと到着。二人をおろし、俺はあの荷物を持って、空港へと入っていった。入口へ入った先には、メンバーが集結していた。メンバーが一気に俺の荷物に集中した。
「ちょ…信翔さん! その荷物は何なの!?」
「これは俺の荷物じゃねぇ…。穂乃果の荷物だ…。」
「穂乃果! この荷物は何なんですか!? バカンスに行くわけじゃないのですよ!!」
「…半分、バカンスのような感じだと凛は思うけどニャ~?」
俺は重い荷物をスタッフに引き渡し、一息ついていると、紗奈が俺の真に立ちはだかった。
「さ…紗奈? どうした?」
「兄さん…どうせなら紗奈も迎えに来てくれればよかったのに…。」
「そうしてほしいなら何で言わねぇんだよ…。」
俺は紗奈を押しのけて、海未の所へ近寄って行った。
「海未…スケジュールはどういう感じだ?」
「あっ…はい…。これです。」
そういうと、俺は海未から一枚の紙をもらった。その紙には、達筆な字で様々な事で書いてあった。
「よし、じゃあスケジュールを発表する。」
そういうと、皆こっちを振り向く。さて、えーとこれは…なんて読むんだ?
「えっと…。22、23日。29日は練習休み。午前は9時から12時まで勉強会。午後は1時から6時まで練習。昼食は1時間だ。」
「おぉ~! 良心的だニャ~!」
「いつもは…信翔の鬼練習をなんとか耐え抜いているので、これくらいはいいんじゃないかと思いまして…。」
「海未ちゃん、なかなか妥協的!」
「…まあ、いいか。」
「ハラショー! 流石は海未さん! 天国に見えます!」
亜里沙が海未に抱きつく。けっ、それだけ俺の練習は鬼だという事か…!!
ここで、搭乗を促すアナウンスが流れた。俺はそれで冷静さを取り戻し、飛行機の中へと入って行って、皆と騒ぎながら飛行機の中を過ごした。
眠たい…!
結局、三時までこれを作るハメになるとは…。
寝ます。おやすみなさい。
次の投稿は何時になるのやら…。