ラブライブ!~武闘派高校生とμ's II~   作:ステア(STER)

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どうも、STERです。

またまた、十日ぐらいほったらかしにして申し訳ありません。

なかなか忙しいんですよね~…いや、マジで…。

今回は、今さら感満載ですが、五人衆のライバル的なモノをブッ込んでおこうかと思います。オリキャラ出したい病にもう少しお付き合いください。


【44th Live!】我らはUTX五人衆!

 もうすぐラブライブの予選…。俺たちは打倒A-RISEのために時間を惜しまず練習に明け暮れていた。

 

 予選で披露する曲も真姫の作曲、海未の作詞、ことりの作った衣装、そして皆で考えた振付と、完璧に出来上がっていて今はただパフォーマンスの向上のために練習してはまた練習を繰り返し、汗を流していた。

 

 その時だった。新曲が流れてる中で誰かの携帯のバイブレーションが響く。

 

「ったく、誰のだよ~…。電源は切っとけって言ってんだろが。」

 

 そう言って俺は音楽をストップ。皆が鞄をおいてる所を少し探る。

 

 

 …俺の携帯が鳴っていた。

 

「ちょっと! 鳴ってるのは私たちのじゃなくて、信翔さんのじゃない!」

「すまんすまん…。」

 

 そう言って画面を見てみると、『親父』という二文字が映っていた。俺の親父、織田大信(おだひろのぶ)…。言わずと知れた大企業のボス、俺のスーパービックダディだ。

 

「もしもし?」

『もしもし、信翔か~?』

 

 快活な声が電話から聞こえてきた。東織グループ総裁で超多忙なハズなのに、なんでいつもハイテンションなんだ…?

 

「んだよ…。今練習中なんだが。」

『わしが今どこにおるか分かるか? ん?』

「知るかよ…。」

『今、沖縄にいるんだ。お母さんと清華と一緒にな。』

「大企業のボスが何遊んでんだよ…。」

『いーいじゃないか。レクリエーションってやつさ。いくらわしでも、羽を休めんと死んでしまうわい。』

「そうか…。まあ取り敢えずお土産は頼んだぞ。」

『相変わらずがめついな。流石はわしの息子だ。』

「ああ、あんたの息子だよ、俺は。」

 

 その時、携帯から雑音が聞こえたかと思うと、お袋の声が聞こえてきた。お袋…すなわち、織田香織(おだかおり)。まあ通称『おりおり』だ(笑) 織田夫人だわな。お節介焼きで、口うるさい。ガキの頃はしょっちゅうお説教を食らったもんだ。

 

『アンタ! 元気にしてるかしら?』

「ああ、おかげ様で元気だよ。」

『ご飯はちゃんと食べてる? バランスはとってるんでしょうね?』

「ったりめぇだろ。何のために中学時代、お袋から料理を教わったと思ってんだ。」

『それにしてもアンタの服、ダサいわねぇ~…。いっつも部屋着みたいな格好でほっつき歩いてるんでしょ? 何でジーパンはかないの?』

「面倒くせぇんだよ…。いつも練習の時はあんな感じだ。」

 

 俺は格好よりも実用的なのを好む傾向にあってな…。最近、練習のときは暖かいゴツめのズボンと、パーカーを着てる。まあでも、ちゃんとキメるときはキメるぜ? 家出してきた穂乃果とどこか行ったときは、普通の男並みにキメたからな。

 

『これだから、彼女できないのよねぇ…。』

「るっせぇ!! それとこれとは話が別だッ!!」

 

 そう怒鳴りつけると、また雑音が聞こえてきて、今度は俺と同じ血を持つ二人目の人間…まあ、我が妹だ。織田家の令嬢すなわち織田清華(おださやか)。言わずもがな、妄想癖のある面倒くせぇ女だ。普通にしてりゃ美人だし品格もあるものの…ドルオタで、虚妄を抱く女が妹だなんて、これ以上面倒くせぇこたぁねぇだろ。

 

『やっほ~。お兄ちゃんの愛しい清華ちゃんですよ~♡』

「やかましい。お前は何の用だ?」

『μ'sの皆さんと仲良くやってる?』

「あぁ。今練習中だったんだよ。それを親父が邪魔しt」

『ベッドの上では?』

「待て! 何回も言わせるな! 俺たちに肉体関係はねぇ!」

『ところで、紗奈ちゃんに替わってくれる?』

 

 清華が珍しく妄想をやめ、紗奈に替わるよう要請してきた。俺は後ろを振り向くと、すっかり態勢を崩したメンバーは思い思いにくつろいでいた。

 

「紗奈、清華だ。替わってやってくれ。」

「あ、はい!」

 

 紗奈は俺の携帯を取ると、清華と話し始めた。

 

「ってかお前ら、俺の知らねぇ内に態勢崩してんだよ。天地が裂けようがポーズを崩すなって言ってるだろ。」

「そんなの無理だニャ~!」

「無理に決まってるでしょ! ったくもうっ!」

「…ハァ。」

 

 

「えぇぇぇぇーっ!?」

 

 その時だった。携帯を持ってる花陽が、悲鳴をあげた。

 

「どうしたんだ?」

「み、見てくださいっ! これ、これっ!!」

 

 そう言って、花陽は俺に携帯を押し付けてくる。花陽の携帯が映してる画面は、インターネットの記事みたいだ。その記事はA-RISEが新曲を発表している記事だ。それだけならまだよかったが…。

 

「誰だこいつら?」

 

 UTXの制服を着たワケの分からん連中が別の画像に映っていた…。

 

「新A-RISEか? まあどんな奴が来てもツブすだけだが。」

 

 そうしてると、間もなく紗奈が俺の携帯を持ってこちらに来た。

 

「大信おじさんが、兄さんに替わってくれと…。」

「切ってもよかったんだがな…。」

 

 そう愚痴を漏らすと、再び俺は親父と回線でつながった。

 

「今度は何だ、親父?」

『もう一つ、聞いてほしい事がある。』

 

 さっきとは打って変わって、シリアスな雰囲気を帯びた親父の低い声が聞こえてきた。

 

『大翔が…何やら怪しい動きを見せとるようだ。何かを狙ってるのだとすれば、標的はお前だ。』

「あのクソヤクザが…?」

『もしマトがお前なら、目的は家督相続を遂行するためのお前の殺害だろう。お前は大切な我が嫡男だ。気を付け給え。』

 

 そういうと、ブツッと親父の電話が切れた。

 

 あのクソ野郎…。まだ総裁職と家督を狙ってんのか…。まあヤクザになっちまったからには俺が死んでも家督は回ってこねぇだろうがな。

 

「信翔君、電話は何だったの?」

「…いや、家の問題だ。お前は首を突っ込むな。」

 

 

 *

 

 

 夜は更けた。練習もやっと終わり、皆帰っていく中穂乃果は俺と帰ると駄々をこねて俺にまとわりついて離さない。仕方ねぇから、穂むらまで送ってやることにした。

 

「信翔君♪ やっと二人っきりになったね♡」

「お、おう…。」

「嬉しいな…。送ってくれるなんて…♪」

「仕方なく、だからな。ったく、雪穂と一緒に帰ればよかったものの。」

 

 俺はため息をつきながらも穂乃果と手を繋ぎ、薄暗ぇ所を歩いていた。

 

 

 ………その時だった。

 

 リムジンが俺たちを横切ったかと思うと、俺たちの帰路を阻むような形で止まった。

 

「これは…A-RISEの車!?」

「何だと!」

 

 俺たちが眼差しを鋭くすると、前と後ろのドアから何人かの人間が姿を現した。そいつらはあのあの三人ではなく…。

 

「あ、あんたらは…?」

 

 UTXの制服を着た五人だった。新A-RISEなのか…?

 

「お初にお目にかかります、織田信翔さんと、高坂穂乃果さんですよね?」

 

 リーダー格と思われる男が、俺たちにそう問いかけた。

 

「そう…ですけど…。」

「あんたらは…一体?」

 

 すると、五人の紅一点と思われる女性がドアを開く。すると…今度こそA-RISEの三人が姿を現した。

 

「久しぶりね。織田信翔さん、高坂穂乃果さん。」

「アンタか…。強引なヒッチハイク以来だな。」

 

 A-RISEの三人は、この前会った瞳ではなかった。態度には示してねぇが、敵意がある。

 

「紹介するわね。この人たち、私たちのお手伝いさんよ。」

「なにっ!?」

 

 そう、ツバサが言うには、この五人はA-RISEのお手伝い。つまり…“A-RISE版の五人衆”というわけだ…。俺たちみたいな。A-RISEは打倒我らのためにこいつらを芸能科から選抜してきたのだという。

 

「僕は、星城徹也(せいじょうてつや)と申します。」

「この人は私たちと同じ三年生。五人衆のリーダー格、つまりは信翔さんと同じ役割を担ってるわ。この人のみが普通免許を持ってるから、普段は運転士をしてもらってるわ。」

「いいツラしてるじゃねぇか。ケッ。」

「マジメそうな人だね。」

 

「私、神谷時代(かみたにときよ)…。」

「彼女は二年生。五人衆の中では唯一の女の子になるかしらね。おうちが作曲家さんらしくてね、彼女も並外れた作曲能力を持ってるわ。今回の新曲は彼女作曲よ。」

「つまりは真姫ちゃんポジションだね…。」

「あれはこの女が作ったものだったのか…。」

 

「俺は、榊原有紀(さかきばらゆうき)。」

「彼も二年生。信翔さんと同じ、愛知からの転校生よ…。彼は文才があって、今回の新曲の作詞をしてくれたわ。」

「まて、まず何で俺の出身地を知ってる?」

「アハハ…。」

 

「俺は四ノ宮敏行(しのみやとしゆき)! ヨロシク!」

「彼は一年生だ。とにかく元気な輩でな。熱血な演技派の人間で、演劇部に所属している。」

「一年生のクセにタメ口きくとはとか、クソ野郎だろ…。」

 

「私は統堂尊矩(とうどうたかのり)だ。お目にかかれて光栄である。信翔殿。」

「彼も一年生。名前から察せるだろうが、私の弟だ。小学生のころからボクシングをやっていてな。その実力は相当なものだ。言わば、私たちのボディーガードだな。」

「ふぅん、ボクシングなぁ…。」

 

 こうして、五人衆はそれぞれの紹介をご丁寧にやってくれた。俺たちはただ頭の中が空っぽになっていた。A-RISE五人衆ってことは、俺たちのライバルって位置づけでいいのかねぇ…。

 

「なるほど、確かにこれは万全の対策だ。いよいよ俺たちの対決もらしくなってきたって訳だ。」

「そういう事ね。まあ、一週間後、秋葉原での特設ステージでのライブ、楽しみにしてるわね。お互い頑張りましょう。」

 

 そういうと、A-RISEたちは再び車に乗り込んだ。その時だ。

 

「姉御、私は少し残りたいと思っているのだが、よいだろうか?」

「どうしたんだ?」

「私は…ゴニョゴニョ…。」

「そうか。怪我をしないようにな。」

 

 こんな会話が聞こえてきた。その後、統堂尊矩だっけ…?そいつ一人を残しリムジンは去っていった。

 

「何のつもりだ?」

「信翔殿。私は武術家の端くれとして、貴殿と闘ってみたかった。私と“喧嘩”していただけるかね?」

 

 尊矩はそう言って来た。まあ、喧嘩を売られたって訳だ。だがしかし、俺は今この注文には答えかねない。なぜなら、俺の身を案ずソルゲ組に喧嘩禁止を命ぜられたからだ。

 

「残念だが、その質問には答えかねる。」

「何故!? 貴殿はこの“裏東京”で武闘王として名を馳せる武術の天才であろう?」

「喧嘩禁止令が出ているからな。すまない。」

「私は貴殿と拳を交わすことが目標の一つだったのだ。頼む。ぜひとも手合わせいただきたい。」

 

「尊矩と言ったな…。」

「はい。」

「怪我しても…知らねぇぞ? 俺をボクシング歴10年程度の実力で圧倒できると思うなよ。」

「それは承知の上。」

 

 すると、構えも取らず尊矩は俺の頬に右フックを打ち込んできた。俺はのけぞり、態勢を崩してしまった。

 

「不意打ちねぇ…。」

「油断は大敵、昔からそういうではないだろうか。」

「なるほど、メンドくさそうだ。おい穂乃果、少し離れてろ。危ねぇぞ。」

「う、うん!」

 

 そういうと穂乃果は裏路地の方に離れた。

 

「手加減は…まあ一応してやる。」

「いいのか? 私は手加減しないつもりだが。」

「こいよ。全力でな!!」

 

 そういうと、再びヤツは俺へと寄ってきてジャブを決めてきて、更には光の速さで懐に入り込んできてアッパーを決めた。見事にヒットし、俺は再びのけぞるも、バク転で距離を取り、血を吐き捨てた。

 

「やるな。アンタ。」

「申してなかったな。私はボクシングの世界大会を制したこともある。」

「俺は、様々な武術で賞を取ってる。それにお前は勝てるのか…?」

 

 俺は奴を上回るスピードで奴の腕を取ると、地に伏せた。

 

「まだまだだな。」

「やはり、敵わなかったな…。」

「もっと修行して、出直してきやがれ。」

 

 地に伏せた手を振り払うと、奴は颯爽と去っていった。

 

「な…なんだったんだ奴ら…。」

 

 そう思いながらも、俺は再び帰途へと着いた。

 

 そう、この五人が、後に大きなカギを握るとは露知らず…。




UTX五人衆は、この五人です。

○星城徹也 …リーダー格
○神谷時代 …作曲担当(紅一点)
○榊原有紀 …作詞担当
○四ノ宮敏行…演技派
○統堂尊矩 …喧嘩担当

こんな感じですかね。近いラブライブ予選でぶつかります!

さて…次投稿するこはいつになることやら…。
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