英雄(姫)が異世界から来るそうですよ?   作:エクスタ

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今日はこれくらいにしようかな


イラつく英雄(姫)

「さて!十六夜さんがゲームに勝利したのでギフトを戴きましょう!相手は蛇神様だったのですからきっと凄いのが戴けますよ!」

 

黒ウサギはギフトを貰いに蛇神に近づいて行った。

 

十六夜は命の左手に煌くブレスレットに目をやりながら聞いた。

 

「見てくださいお二人さん!こんなに大きな水樹の苗が貰えましたよ!」

 

蛇神から貰った苗を持って満面の笑みを浮かべながらピュンピョンと跳ねていた。

 

(何処の世界のウサギも跳ねるもんなんだね)

 

そして十六夜のカマかけから

黒ウサギの長い話が始まったのであった

 

要するに黒ウサギのコミュニティは

三年前に魔王の襲来で滅びかけている

人材や土地を失ってギフトを持っているのが

ジンと黒ウサギだけ

だから優秀な人材を手に入れるために

わたし達を呼んで

越させたとなら呼ばれなかったら違った

世界に行っていたってことかな

 

「ちょっと目を離した隙に他コミュニティに喧嘩を売るってどういうことですか!?しかもゲームの日取りは明日って・・・・一体どういう思惑があっての事なんです!?」

 

「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しますし非常に申し訳ない気持ちで一杯です」」」

 

「黙らっしゃい!!」

 

(まるで打ち合わせでもしてたかのように・・・・・・・・・)

 

「別にいいじじゃねえか。見境なく喧嘩売ったわけじゃねえんだから許してやれ」

 

「そうはいきません!十六夜さんの場合は面白ければいいと思っているかもしれませんが、このゲームで得られるのはただの自己満足だけなんですよ!この契約書類ギアスロールを見てください!」

 

黒ウサギは十六夜と命に契約書類ギアスロールを見せた。内容は相手側が勝利した場合は相手の罪を黙認してこちらが勝利したら相手は罪を認めコミュニティを解散し、法の下に正しい裁きを受けるといったものであった。

 

ガルドの行った事は間違いなく違法行為。時間さえかければ必ず罪は暴かれる。

 

「そうです。だって人質の子供たちはもう・・・・・」

 

「そう。人質は既にこの世にいないわ。そこを責め立てれば必ず証拠は出るでしょう。だけど時間をかけてしまえばあの外道に逃げられる可能性があるわ。だからあの外道に時間を与えたくないの」

 

箱庭の法は都市外では働かない。そこまで逃げられたら法によって裁くことができなくなってしまう。

 

「それはわかりますが・・・・・でも・・・」

 

「それにね黒ウサギ。私は道徳云々より、あの外道が私の活動範囲で野放しされることも許せないの。ここで逃せば、いつかまた必ず狙ってくるに決まっているわ」

 

「確かに・・・・逃げられれば厄介かもしれないですけど」

 

「僕も同じ気持ちだよ黒ウサギ。あんな悪党を野放しにするわけにはいかないんだ」

 

ジンもまた飛鳥の言い分に追加する。

 

「ジン坊ちゃんまで・・・・もう、わかりましたよ!」

 

「まあ腹立たしいのは黒ウサギも同じですし。 フォレス・ガロ 程度なら十六夜さんか凛劉さんのどちらか一人いれば楽勝でしょう」

 

「何言ってんだ?俺達は参加しねえよ?」

 

「だ、ダメですよ!コミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しましょうよ!」

 

「そういうことじゃねえよ黒ウサギ」

 

十六夜は真剣な顔つきで黒ウサギを見る。

 

「この喧嘩はコイツらが売ってヤツらが買ったもんだ。それなのに俺達が手を出すのは無粋だって言っているんだよ」

 

「ふふっ、わかってるじゃない。私も十六夜くんと凛劉さんを参加させる気なんてなかったわ」

 

「・・・同じく」

 

(私は面倒くさいからパ〜ス〜)

 

「そ、そんな凛劉さん何か言ってくださいよ〜」

 

黒ウサギは縋るような目で凛劉を見て言った。

残りの一人なのだ、まだ答えていなかったのは

 

「え、面倒くさいからやだ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

たが黒ウサギの願いは届かず四人とも同じ考えであった。

 

「・・・・ああ、もうわかりましたよ。好きにしてください」

 

誰も味方がいなく黒ウサギは納得することにした。

 

「それじゃあ今日はコミュニティに帰る?」

 

話がまとまったところでジンが提案してきた。

 

「ジン坊ちゃんは先に帰っていてください。黒ウサギは皆さんのギフトの鑑定を サウザンドアイズ お願いしに行きます」

 

「 サウザンドアイズ ?コミュニティの名前か?」

 

「YES。 サウザンドアイズ は特殊な目のギフトを持つ者達の群体コミュニティです。箱庭の東西南北・上下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティでこの近くにも支店があるんですよ」

 

「じゃあさ、ギフト鑑定って自分の能力を知ること?」

と私は聞く、だけどタグに説明あったから要らないんだけど

 

「その通りです。自分の力の正しい形、名前を把握していた方が引き出せる力はより大きくなります。皆さんも自分の力の出所は気になるでしょう?」

 

黒ウサギはが尋ねると4人は複雑な表情を浮かべた。それぞれ思うところがあるらしい。ただ誰も何も言わないので異論はないらしい。

 

 




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