英雄(姫)が異世界から来るそうですよ? 作:エクスタ
「先にこやつらの 挑戦 をやらせてもらうぞ」と
十六夜達が挑戦したギフトゲーム、 鷲獅子の手綱 はグリフォンを興味がありそうな耀がやることになった。
このゲームにおけるクリア方法である 力 知恵 勇気 のいずれかでグリフォンに認められるという条件を満たすには大きく分けて二つの方法に分けられる。
一つは力勝負や知恵比べでグリフォンを打ち負かし、潰す方法。もう一つはグリフォンに対してとてつもない覚悟を示すことで、その覚悟を認められることであった。
今回、耀が選んだ手段は後者であり、
グリフォンに対して勇気を示し、認められる方法だった。
耀は自身の持つギフトでグリフォンと言葉を交わし、彼の誇りに対して命を懸けることで耀は彼に認められたのだった。
「うん、行ってくる」
薄明の空に飛び出したグリフォンは大気を踏みしめ、文字通り夜空を駆ける。
耀はグリフォンの風を切り裂くような疾走に伴う強烈な圧力に苦しみながらも歯を食いしばって耐え続けた。その様子を見て、もはや手心は不要とみたグリフォンはその強靭な四肢だけでなく巨大な翼も用いて旋風を操る。
グリフォンは大気の壁を貫くような疾走に加え、旋回をも交えて耀を振るい落としに掛かる。耀は死んでも離すものかと手綱を握り締め、グリフォンもそんな彼女を振るい落とそうと旋回を繰り返す。
そしてゲームの結果は耀はその背から身を投げ出されながらも手綱を掴み続け、グリフォンの全力疾走に見事耐えきり、彼女が勝利したのだった。
彼とのゲームを経て、得られたグリフォンの旋風を操るギフトを使い、皆の元に帰ってきた耀。
『お嬢! 怪我はないか!?』
「大丈夫。指がジンジンするのと服がバキバキになっただけだよ。ちゃんと勝ってきたよ」
そこにパチパチと拍手を送る白夜叉と感嘆の眼差しで耀を見つめるグリフォンが声を掛けてきた。
『見事だ。お前が得たギフトは私に勝利した証として使ってほしい』
「うん、大事にする」
「いやはや大したものだ、このゲームはおんしの勝利だの。ところでおんしの持つギフトだが、それは先天性のものか?」
「違う。お父さんに貰った木彫りのお陰だよ」
「木彫りとな? よかったらその木彫りを少し見せてくれんか?」
耀はペンダントとして首に掛けていた丸い木彫り細工を白夜叉に手渡した。
「これは………これは凄い!!!!本当に凄いぞ!!!本当に人造ならばおんしの父は神代の大天才だ!! まさか人の手で独自の系統樹を完成させ、あろうことかギフトとして確立させるとはな! これは正真正銘 生命の目録 と呼べる名品だ!」
白夜叉は耀から手渡された木彫りを見ながらぶつぶつと何か呟き、木彫りがどういった物かの答えに行き着くと心底驚いたように声を上げた。
「ええい、なんということだ。これ程の芸術がまさか人の手で産み出されるとは…………、実にアーティスティックだ。おんしさえ良ければ言い値で買い取りたいぐらいだ!」
「ダメ」
耀は白夜叉の申し出を考えるまでもないと一蹴し、再び首に掛ける。白夜叉はお気に入りの玩具を取り上げられた子供のように未練がましく手を伸ばす。
「ううむ、残念だの。だがまあ売りたくなったら何時でも言ってくれ。さて・・・・・・・・・次はお主じゃ覚悟はできておるかのぉ」
「当然、ババ・・・・・・・・・白夜叉」
わざとらしくババァと言おうとしながらていせをしていると、白夜叉に青筋が立っていた。
「なら行くかのぉ・・・・・・・・・・・・・・・」
『ギフトゲーム名 白夜の王と桃園の英雄
・ゲームマスター名
・白夜叉
・プレイヤー一覧
・木葉月 凛劉(制限あり)
・ホスト側勝利条件 プレイヤーの打倒
・プレイヤー側勝利条件 ホストの打倒
・敗北条件、降参、又は相手の殺害、プレイヤーが上記の条件を満たすことができなかった場合
・宣誓 上記を尊重し、御旗と誇りとホストマスターの名のもとにギフトゲームを開催します。
サウザント・アイズ印
』
そしてその内容は白夜叉との一騎打ちであった、相手の殺害を制限されている分まだまともであった。
それを見た黒ウサギはなんとも言えない表情をしていた。
頑張れよと十六夜達が応援をしてくれる中
「でははじめるとするかのぉ」
「・・・・・・・・・分かった」
まず先に動いたのは白夜叉であった。
白夜叉の手のひらには熱の塊・・・・・・・・・熱弾が作り出された
「さて、小手調べじゃぁあ」
熱弾は勢いよく凛劉の方へやって来る。
凛劉は青竜刀を一本取り出して、
「あそっれ〜」
抜けた声で振り払う風圧で熱弾は消し飛んだのだが
青竜刀が根元から折れた力が強すぎたのだろう。
「ほほぅ、あれを防ぐとはならば最チカラを込めて良いのぅ」
流石に遠距離にならない限り負ける事はないと思っていたが・・・・・・・・・
「うむ、ならばもう少し本気を出そう」
次の瞬間、目の前に白夜叉が現れた、
速いと思っている間もなく鳩尾に拳が突き刺さる
私は結構な距離を吹っ飛ばされた。
「流石にもう終わりだよな・・・・・・」
「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
その戦いの様子を見ていた十六夜達4人は、
戦いの余波でさえこちらにビリビリと来て余裕が無くなっていた。
凛劉の起きるようすは無かったように見えた。
「・・・・・・・・・どうやらここまでのようじゃな」
そう言った白夜叉の額には冷や汗が流れている
久しぶりに自分と渡り合えそうな存在がいたのだから。
そのはずであった。
(ふふふ、イタタっ、流石に制限を解除したらあのニタニタ顔に余裕は無くなるだろうね。
もう既にゲーム盤には余波などで被害出てるし
さっき手に入れたゲーム盤だけど流石に出すのはまずいなら諱開放だけでいいや)
白夜叉はおかしいと思っていた、
負けたのなら何かしらのことがあるはずそれが何も起こらないとは、まだギフトゲームが続いていることに気づく
「ふふふ・・・・・・・・・」
凛劉は立っていた、さっきまで着ていた緑色のチャイナドレスではなく緑色のビキニアーマーじみた鎧を着ながら。
「なんじゃと、あれほどの攻撃を受けてまだ立っていられるのか」
「この世界において綴るモノ達に告げる
我が魂による最高の姫乱舞を見せてあげようと
我が名は『劉備』いざ参らんとする」
白夜叉を含む5人は唖然としていた・・・・・・・・・
そう言い放った凛劉の身体が赤く発光する
急に意識が飛んだ凛劉がいた。
〜〜〜〜〜〜〜・・・〜〜〜〜〜〜〜
「ここは一体・・・・・・・・・」
あれ・・・・・・・・・声が男に戻っているだと
「ふふん、君が私の憑依者か、いわゆる神様の見習い的存在だね」
目の前にはそうあのゲームの『劉備』が立っていた。
彼女はそのまま話を続ける
「貴方は戦いのない世の中にいたんでしょう、なら今まで剣や槍なんて使ったことがなかった。
憑依したあなたは単に剣を無理矢理振っているだけ、それじゃあなんの意味もないわ」
そうだろう日本は平和な国であった
俺がいた頃は呑気にゲームのが出来るそんな平和があった
だが、彼女は違う三国志 いくらゲームの世界であっても、戦いには変わりない
「あのさ、何の為に貴方が憑依者になったか覚えていないでしょう、でも憑依者になっても戦いはできないならさ、私と2人だったらどう貴方がゲームや憑依者になる前の世界にいた頃の知識や記憶を使い、私が三国志にいた頃の戦いを見せてあげる」
一体どういうことなのだろうか・・・・・・・・・
「はぁ、憑依者は元々2つ精神を持っている、1つは憑依した貴方、もう一つは元々いた私ってことね。
だから貴方は私のことがその・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・」
劉備は顔を赤くしながら言いよどむ。
要するに2人だったら出来るってことだな
「貴方は私じゃないなら凛の名は貴方のもの、劉の名は私のもの一緒に戦いましょう・・・・・・・・・」
こうして、俺は、私でもなく、『劉備』でもなく、凛となった。
「さぁ、戦場に戻るわよ」
〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・〜〜〜〜〜〜〜
「白夜叉第2ラウンドやるわよ」
そう今2人は1人になった
〜to be contents〜
補足
感想の所に流石にTSは無理なんじゃないのとあったので
三国志の英雄がそう簡単に人格消失したらまずいと自分で思い、急遽ルート変更に至る
ちなみに肉体、精神感覚が可笑しくなるのを防ぐためと
まぁ友人からそんなに戦争とかしたこと無い奴が戦えるの?と来たんで入れましたね