「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
男が、一気にナッパに接近する。
ナッパは空中で、それを待ち構える。
「でぁ!!」
男は、ナッパに拳を振るう。
ナッパはそれを受け止め、ナッパも男に拳を振るう。
男はその拳を受け止め、またナッパに拳を振るう。
二人はそれを何度か繰り返し、ぶつかり合う。
そして、ナッパの攻撃を回避し、その隙を見逃ずに一気にナッパの右頬をぶん殴る。
そして、今のは結構なダメージになったはずだ。
「て……てめぇ……」
ナッパは怒っている。
「来いよ……僕の力は……まだまだこんなもんじゃないぞ!!!」
「調子乗りやがって!! 今すぐ黙らしてやる!!」
ナッパが拳を振るう。それを男は避け、ナッパの腹に拳を入れる。
そして、さらにナッパの右頬に殴り、左頬を殴り、怒濤の連続攻撃を与え、最後はナッパを蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされたナッパは岩山に身体を強く叩きつけられ、崩れた岩山の下敷きになる。
「お返しだ……」
男はフッと笑う。
今のはかなりのダメージを与えたはずだ。もう立ち上がることは……
「チ、チキショーーーーー!!!!」
岩山の下敷きになったはずのナッパがその中から出てくる。
「すごいな……なんてタフだよ……」
男はビックリする。
「俺様は名門出のエリート戦士だ!!! 貴様のような得たいの知れない奴なんかになめられてたまるかっ!!!」
ナッパは拳に力をため、中指と人差し指をクンッ、と上方につき出す
「………!!」
男は、急いで上空へジャンプする。
すると、さっきまで男がいた場所は広範囲な大爆発を起こす。
「今だ!! 消えてなくなれ!!」
ナッパは、上空へジャンプした無防備な状態の男に、強大な気功波を放つ。
男はその迫り来る気功波を
「この程度なら!!」
両手で受け止め、上空へ弾く。
「な、なにぃぃぃぃぃ!!?」
ナッパは驚く。今の技は自分の、自慢の技だったからだ。それを、男は軽々と受け止めた。
「お返しだ!!」
男も、ナッパに向かって気功波を撃つ。
「ちぃ!!」
ナッパはそれを避ける。
そして、視線を上空へ向けて、しかし
「や、やつがいねぇ!?」
「後ろにいるさ」
「なっ!?」
ナッパが振り向くより先に、ナッパを蹴り飛ばす。
蹴り飛ばした先には、もう一人のサイヤ人がいる。
「ち、チキショーーーーー!!!!」
ナッパは地団駄を踏む。
「おろかものめが………頭を冷やせナッパ!!! 冷静に判断すればとらえられん相手ではないだろう!!」
ナッパはそのベジータの言葉に、
「そ……そうか……ありがとよベジータ……。お……おかげで目がさめたぜ」
さっきまで血がのぼっていた様子とは変わり、ナッパは冷静さを取り戻す。
だが、対照的にベジータは最初の頃とは違い、イライラしていた。
「す、すげぇ……何て奴だ。か、勝てる。勝てるぞ!!」
クリリンは、男を見ながらそう言う。
ナッパは男に近づく。
「いままで俺は頭に血がのぼっていた……これからが本領発揮の時だ。 死ぬ覚悟はできたか?」
「死ぬのはおまえだ」
「へへっ強がり言いやがって」
そして、一気にナッパが接近してくる。
男と、ナッパはぶつかり合う。
なんどもぶつかり合ったあと、お互い一度距離を取る。
「へぇ……確かに動きが変わった……さっきよりいい動き……けれど僕には勝てない」
「勝てないだと……? その減らず口を叩けなくしてやるぜ……これで終わりだ」
ナッパは口をカパッ、と大きく開ける。
そしてそこから、極太の気功波をだす。
「…………!! まずい!!」
男は右腕に力をため、それを放つ。
男の放ったエネルギー波はナッパの技を押し退け、そのままナッパに当たる。
「い、今のをまともに食らっていたらやばった……」
男はナッパを見ながらそう言う
「バ……バカな……!! 俺の最高の技だぞ………!!! 押し退けやがった………!!!」
ナッパは、わなわなと震えていた。自分の放った最高の技が、こうも簡単に押し退けられたことがあまりにも、ショックだった。
「チッ、本当にタフだな……きりがない」
と、そこで業を煮やしたベジータが
「もういい!! 降りてこいナッパ!!! 貴様ではラチがあかん!! 俺が片付けてやる!!」
と、ナッパに言う。
「情けないやつめ……わざわざ俺が動くことになるとはな……」
ベジータは舌打ちしながらそう言う。
「い……いよいよあいつが………あのサイヤ人でさえ怯えていたあいつが……」
ピッコロがそう言う。
「ち………ちくしょう………きさまごときに……………ベ、ベジータに、きさまの処刑をゆずるとは………」
ナッパは悔しげな顔をしながら、しかしすぐに、にやりと笑いながら
「覚悟しておけ……ベジータにかかればきさまなど一瞬の命だ………。やつは惑星ベジータの名をもらうほどの天才戦士だからな………」
ナッパはゆっくり地上に高度を下げながら
「命令だからきさまはベジータにまかせる……たが俺様もこのままひっこんじゃ気がすまん」
「どう言うことだ……」
男が、そう問う。
ナッパはチラッ、と悟飯がいる方を見る。
そして男が気づく。
「しまった!! 悟飯さんが!!!」
だが、気付いたときには遅かった。
ナッパは悟飯に急接近しながら、口を大きくカパッ、と開ける。そして、
「死ねぇぇぇぇぇ!!!!」
そこから、極太の気功波を放つ。
悟飯に迫る大きな力。
男は間に合わない。
その力が悟飯に直撃する寸前で、気功波と悟飯の間にピッコロが入る。
そして、ピッコロはまるで悟飯を守るように仁王立ちする。
カッ、と光り、爆発がおこる。
爆発の煙が消え、そこにいたのは……
ボロボロになったピッコロと、無傷の悟飯がいた。
「に………げ…………ろ……………ご………悟飯」
ピッコロはその場に倒れる。
「ピ……ピッコロさん……ど……どうして僕を……た……たすけて……」
「に……逃げろといっただろ………は………はやく………しろ………」
「し、死なないで!!! ピッコロさん!! お………おねがい……!!! 死なないでーーーーーーっ!!!」
「へっ………なさけない話だぜ……ピ……ピッコロ大魔王ともあろう…ものが………ガ……ガキをかばっちまうなんて……最低だ………へ……へへ……」
ピッコロは言葉を続ける
「き……きさまら親子のせいだぞ……あ……あまさがうつっちまった………だ……だが悟飯……オ、オレとまともにしゃべってくれたのは……お前だけだった……」
ピッコロは涙を流す
「き……きさまといた数ヶ月………悪くなかったぜ……死ぬ………な……よ……悟…………飯………」
そして、ピッコロは息を引き取った。
「ははははは!! ばかめ!! きさまも死ね!!」
ナッパはそのまま悟飯に接近してくる。
「うわあああああああ!!!!!」
悟飯は、悲しさに叫ぶ。そして、涙を流した目でナッパを睨み。
「魔閃光!!!!」
逆上した悟飯の魔閃光が、ナッパを襲う!
読んで頂きありがとうございます。 なんか展開が無理矢理ですね。悟空くるまでどうしよう……。 主人公の名前はいまだに決まってません(泣)