実力は紅莉では絶対敵わない設定です。
天界。神様が過ごすその場所で一人の男が仕事をしていた。
「ふぅ、結局隠し全部取るのに4週かかってしまったか」
………訂正。仕事しているふりしてゲームをしていたようだ。
「さてと、どうするかな」
仕事をするという選択肢はないようで、パソコンを起動してマウスをポチポチとクリックしている。
「ん?へぇ……」
何かを見つけたのか男の顔に笑みが浮かぶ。十中八九周りが見れば悪巧みしていると思うような顔だ。
「いい暇つぶしができそうだ」
そういうと、男は立ち上がり光になって消えた。
†――――†
「こんにちわー」
突如目の前に現れた男はニコニコと俺を見ながら挨拶をしてきた。
「はぁ、相変わらずか」
ため息をつきながらそんなことを言うが……相変わらず?
「まあ、いいや。ボッシュート!」
「は?」
なんか手を上に上げたのでつられてみるも何もなかったが突如の浮遊感からの……
「なぁっ!?」
「神威!」
気づけばあいつと亜美が視線のはるか上におり、そこでようやく俺は下に落ちていっているのに気づいた。
†――――†
「神威!」
突如現れた男の人がなんか言ったら神威の足元に穴が開いて落ちていってしまった。
「さて、君もいってらっしゃ~い」
彼が私に向かって手を向けたと同時に意識が遠くなった。
†――――†
「うっ……ここは……?」
俺は確か、変な男に穴に落とされたんだったな。
周りを見渡すも一面白い世界でどこに出口があるか分かったもんじゃない。
だが、俺の力を使えば……
「っと、相変わらず突然だったな」
力を使ってもとの場所に戻ろうとしたら、さっきの奴とはまた違った奴が目の前に現れた。
「ん?先にもう来ていたのか」
今の状況が分かっているのか目の前にいる奴はこちらに歩いてくる。
「よ、俺は緋凰紅莉」
片手を挙げながら挨拶をしてくる。
「ん?日本人っぽかったから言ったが通じなかったか?ニイハオ~」
俺が返事をしなかったのを通じなかったと思ったのか今度は中国語(?)で挨拶してきた。
「日本語で通じる」
「そかそか」
俺がそう答えると緋凰紅莉はなにやら安心している。
「お、もう挨拶は終わったか」
「げふっ」
横から声が聞こえたと思ったら俺をここにやった張本人が女神をボロ雑巾のごとくにしてにこやかに片手を挙げながら近づいてきた。
「なんだ、そのボロ雑巾のような女性は」
「違う、女神のようなボロ雑巾だ」
言い直した言葉のほうがより酷いことになっている。
「それで、ここに呼んだってことはまた戦えと?」
「顔合わせのつもりだが、まぁそんなもんだ。けど、お前じゃ勝てんよ」
あいつは神か?神が緋凰紅莉にそう言うと緋凰紅莉は眉をよせる。
「そんなこと……」
「覆せないこともあるんだ。まぁ、やるなら一撃勝負ってところか?」
神がそんな風にいうと、緋凰紅莉は盛大にため息を吐いてこちらに向き直った。
「どうするやるかい?」
「……いいだろ」
落とされた恨みも無くはないし、こいつの実力も知りたいからな。
「んで、お前は?」
「??」
「名前だよ名前」
やれやれと言った感じで首を振る。
「ああ、俺は神威」
「神の威をかるものねぇ。さっきも言ったが俺は緋凰紅莉。紅莉とでも呼んでくれ」
緋凰紅莉……紅莉はそういうとやや離れる。
「エア、セットアップ」
《ゲットレディ》
デバイスも持っているらしい。ということはこいつもリリカルなのはの世界からきたということか。
「ダーク、セットアップ」
《セットアップ》
俺もダークに指示してセットアップを行い神滅竜剣[絶]を構える。紅莉のデバイスの形状は刀のようだ。
「テトラクテュス・グラマトン」
《ディス・レヴ、フルドライブ》
紅莉が何かを呟くと一気に力が増幅する。どうやらあれがあいつの能力のようだな。
「一撃勝負ならもっとも自信がある技でやるしかないな」
腰を落とし、刀に手をかける。どうやら抜刀術のようだな。
「だったら、こっちも」
同じように腰を落とし絶を横薙ぎの形にする。紅莉は一瞬目を見開いたがすぐに口端をあげる。
「面白い」
紅莉の雰囲気が変わる……鋭く冷たい感覚だ。
「んじゃ、俺が合図出してやる」
女神の上に座っている神が言う言葉に俺も紅莉も頷く。
「このコインが落ちたらだ」
どこからか取り出したコインを見せ付ける。
――チーン
コインが弾かれた音が聞こえ……
――チャリン
「――緋凰流・奥義【葬刃】」
紅莉が俺よりも先に指導して刀を滑らしていくが…
「刹那・壱式」
俺の高速の斬撃が紅莉を容赦なく分断した。
一瞬の閃光。それで気が付けば神威の奴が振りぬいた姿勢になっていた。
恐らくは既に切られたんだろう。
だが!
「ッ!」
神威が気づくがもう遅い。こと抜刀術でただ負けたじゃカッコがつかないんだ。微々たるダメージだろうが関係なく俺は
「痛っ!?」
突如の痛みに思わず顔をしかめて声に出してしまう。
「お、起きたか」
目の前にはあいつがなにやらD○をやりながらこちらを窺ってきた。
「あいつは?」
「ん?とっとと帰ったぞ」
「そうか」
起き上がり神威のことを聞いたがどうやらあいつは帰ったようだな。
「しっかし、ぶった斬られたのに関係なく技を撃つとは思わなかったぞ。しかも気づけば半身ずらしていたしな」
D○を閉じて言って来る。
「何も出来ないで負けるのは悔しいんでね。んで、ずらした理由はなんとなく嫌な感じがしてな」
ただの意地で使っただけなんだが、まぁあんなもんだな。
「まだまだ弱いって実感できただけでもめっけもんだな」
「やれやれ、向上心が強いんだか負けず嫌いなのか」
どっちもだな。負けっぱなしは悔しいし、俺は頂に上りたいだけだしな。
「んじゃ、帰って修行するわ」
「あいよ」
あいつと別れて次に会うときまでには同程度の力を手に入れようと決意した。
†久遠放送局†
久遠「皆さんこんばんわ。久遠だよ!今回はコラボ回でお送りしました。ついでにゲストの紹介です」
亜美「こ、こんにちわ。竜崎 亜美です」
久遠「よし、ジュース買って来い」
亜美「ふぇっ!?」
久遠「金持っているでしょ?ジャンプしてごらん」
亜美「え、え?」
久遠「ほらとっとと、行って……ん?なにプロデューサー。え?台本が違う?え?ちょっと待って……あ、ごめん」
亜美「その……」
久遠「次回の分と間違えちゃった。てへ☆」
亜美「酷い……」
久遠「誰だってミスはあるよ!ちなみに本編の久遠と放送局の久遠は別キャラと考えてね!本編の久遠はここまではっちゃけてないよ」
亜美「だったら触らせて!」
久遠「痛くしたり、長すぎたりしないでね。では、次回もお楽しみに」
亜美「ふさふさ~♪」