魔法少女リリカルなのは~刃の行き着く先~   作:レティウス

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今回は雨期様のチートじゃ済まないとのコラボです。

戦闘なしのほのぼのでお送りします。

あと、前作を知っている人ならば要君といえば?

今回はそれが起こるよ。


コラボ第二弾

「いやっほっぉぉぉぉぉぉっ!」

 

「うるせぇ!」

 

 天界、そこで再び混ぜるな危険な二人が面会をしようとしていたのだが、一人の神のテンションが上がりすぎているのか兎に角うるさかった。

 

 話しかけられたもう一人はというとどこに繋がっているのかは分からない紐を引く。するともう一人の足元に穴が現れ、哀れもう一人の神はドップラー効果を残しながら消えていった。

 

「いきなり、何をするのさ」

 

「普通に戻ってくるな。あと、音量はそのくらいにしろ」

 

 落とされたほうも落としたほうも何事もなかったかのように会話を始める。

 

「そんで、どうしたんだ?」

 

「聞いてよ。要君ったら生意気にも彼女ができてさー」

 

「最近の子供はマセてるねぇ」

 

 要神からの報告に紅莉神の反応はまるで歳食ったおじさんの言葉であった。

 

「まま、それは君だって」

 

「お前だけには言われたくない」

 

「「………」」

 

 

 紅莉神の言葉に要神がおちょくろうとしたが、返しの一言によりお互い黙ってしまう。

 

「そんでさー。ちょっと生意気だから祝ってあげようかなって」

 

「言葉の並びがおかしいぞ。そんで?」

 

 再び何事も無かったように話し始める二人。

 

「実はさ――ってのはどうかな?」

 

 要神の提案を聞いている紅莉神の表情がどんどん愉悦にゆがみだす。

 

「面白いな。そうすると……あいつにも協力をお願いしなくちゃな」

 

「うん、お願いするよ」

 

「そうと決まればさっそく!」

 

 二人の表情はどんな悪巧みする悪魔よりも怖かったとたまたま通りがかり見てしまった神は後に語った。

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

 

『そーれ、飛んでけー』

 

「は?」

 

 突如頭に響き渡る声が念話のようで違うと言うのは何回か経験していることだから分かったのだが、突如景色が変わりそして……

 

「ガッ!?」

 

「あ」

 

 鍛錬中……しかも思いっきり刀を振っている最中に飛ばされたせいか、突如目の前に現れた人を躊躇無く斬ってしまった。

 

 斬ってしまったわりに、落ち着いてられるのにはまぁ、簡単な理由があるんだけどさ。

 

「か、要さん!」

 

 そう、目の前にいたのは要だったのでまぁ、大丈夫だろと思ったからそのまま手を緩めることなく振り切った………決して、前に負けたのが悔しかったわけじゃないんだからな?

 

「あー。すまん」

 

「謝罪が軽すぎる!?」

 

 要に駆け寄った少女――どう見てもすずかだよな――少女が要の傷を抑えながら睨んでくる。

 

 うむぅ……世界が違う(恐らく要の世界?)とは言え、友人に睨まれるというのは堪えるな。

 

《しょっちゅう、アリサ嬢やなのは嬢に睨まれているではありませんか》

 

 そうだったか?まぁ、兎に角コラボだからといって出しゃばるな。

 

「まぁ、なんだ。要いい加減起きろ。不意打ちとは言ってもそれくらいなら直ぐ治るだろお前は」

 

「痛ってえな!コノヤロウ!」

 

 跳ねるように飛び起きた要が拳を振るってくるも、テレフォンパンチなもんだから簡単に避ける。

 

「いきなり何をするんだ」

 

「てめえが先だろうが!」

 

 飛び掛ってきた要に文句を言うが、もっともなので黙る。

 

「てか、行き成り何のようだ?」

 

 要が俺が突然現れた理由を尋ねてくる。近くにすずかがいるから、神様の名前を出してはいないが、目で尋ねてくる。

 

「それが、俺にもわかんないんだよ。気づいたら目の前に獲m……ゲフン!要がいてさ」

 

「獲物って言おうとしてませんでした?」

 

 気にするな。些細なことだ。

 

 それにしても、すずかは俺が突然現れたことにもあまり驚かないんだな。

 

「えっと、それで……」

 

「ああ、悪い。俺の名前は緋凰紅莉。適当に呼んでくれ」

 

「月村すずかです」

 

 知っていると口が裂けても言えないね。

 

「それで、要さん。この人は魔法関係で?」

 

「ああ、そんなもんだ」

 

 ふ~ん。こっちのすずかは魔法について知っているんだ。まぁ、だからなんだという感じなのだが。

 

「紅莉!」

 

 軽く自己紹介を済ませた後にどうやって戻るか考えていると、後ろから声が聞こえてきたので要たちと共に振り返る。

 

「久遠?お前も飛ばされてきたのか?」

 

「気づいたらあっちにいた」

 

 近づくと胸に飛び込んできた久遠を抱きとめながら尋ねると指を指して教えてくれる。

 

 ううむ、あのときの声は要の神様だとは思うんだが何で久遠も飛ばしたんだろう?

 

「ん?」

 

「どうしたんだ?」

 

 久遠が俺から視線をずらすと要をロックオンする。

 

「要!」

 

 久遠は要の名前を呼ぶと要に飛びついた。

 

 

 

†――――†

 

 

 

「要!」

 

 突然目の前に紅莉が現れて斬られたことにも驚いたが、紅莉が久遠と呼んだ少女が飛びついたことにも驚いた。

 

 久遠と言う子はなんか巫女っぽい衣装に耳と尻尾をつけたコスプレをしている。

 

 紅莉の趣味にとやかく言う気はないが、こんなちっちゃい子にコスプレさせるとは……

 

「要会いたかった!」

 

「何?」

 

 満面に笑みでそういってくる久遠。それに伴い耳と尻尾も動く……コスプレじゃない?

 

「待て、俺はお前とは初対面だよな?」

 

「要は久遠のこと忘れちゃったの?」

 

 ぐお!こんな小さな子が泣きそうな顔になると、悪いことをしたはずじゃないのに罪悪感が……

 

「要、久遠を泣かせるとは………どうやって死にたい?殴殺か?斬殺か?刺殺か?好きなのを選べ」

 

「要さん、久遠ちゃんと知り合いだったんですか?」

 

 久遠とは別に紅莉からの殺気が半端ない。あいつと戦ったときより凄いぞ。

 

 そして、すずか。何か見損ないましたと言いたげな目なのだが……

 

「待て。俺は久遠とは初対面だ。だからまず殺気と共にその刀を引っ込めろ。

 そして、すずか。とりあえず、本当だからその目はやめてくれ」

 

「ちっ」

 

「……分かりました」

 

 紅莉は舌打ちしながらとりあえず、刀を背中の中に入れるようにして隠し。すずかも一応は普通の顔になったが、疑惑の目は残っている。

 

「えっと、俺と久遠は初対面だよな?」

 

「要、いつも一緒にいたのに忘れたの?お風呂も一緒だしご飯や寝るのだって一緒だったのに……」

 

「おし、有罪。死ね」

 

「要さん見損ないました!」

 

 み、味方がいない。暴力で解決できるならばなんだろうと出来るが今回は……

 

 紅莉にしてもORTを使おうが何を使おうが今の殺気だと勝てる気がしないし……

 

 そして、すずかは目に涙を溜めて睨んでくる……

 

「ぐっ!?」

 

 な、なんだ……何もされてないのに体の中心から痛みが……そして、痛みを感じた瞬間に視界が変わった。

 

「「イェーーーイッ!」」

 

 神様と紅莉の神様がテンション振り切ってハイタッチをしている。

 

「なんだ?一体」

 

 紅莉も訳が分からないのか神様たちのほうを唖然としてみていた。

 

 俺はというと痛みを感じた部分……胃を抑えながら膝を突いていた。

 

 久遠はとっくに紅莉の元へとよっている。

 

「いやぁ、要君が彼女できたって知ったらさあ、これはからかわなくては!って思ってね」

 

「それで、どうするかを聞いてちょっとしたことをな」

 

「それで久遠を利用したと?」

 

 紅莉のターゲットが俺から神様たちに代わる。それにより多少は楽になった。

 

「まぁ、待て。久遠にも了解はキチンと取ったぞ」

 

「そうなのか?」

 

「うん」

 

 紅莉が尋ねると久遠は素直に頷く。

 

「えっと、そっちの人がねこう言えって」

 

「お前な……」

 

 紅莉の神様を指しながら久遠は紅莉に伝える。

 

「お前が普段久遠としていることを言えって言っただけだぞ。まぁ、台詞は考えたが」

 

「紅莉」

 

「………」

 

 俺が紅莉のほうを見るもあいつは目を逸らした。やっているのか。

 

「それじゃ、改めて要君。彼女おめでとう!」

 

「うれしくねぇ!」

 

 力の限り叫んだが、結局そのまま帰された………すずかへの説明をどうしろと?




†久遠放送局†

久遠「こんばんわ出番があって嬉しい久遠です!今回は特別ゲストをお招きしたよ」

要「チー済まの一条要だ」

久遠「別名胃痛!その痛みと引き換えに強くなる人だよ!」

要「なんだその紹介は!?」

久遠「え?向こうのディレクターから送られてきた紹介文だけど……」

要「分かった!分かったから、泣くな!お前が泣くと紅莉が怖い!」

久遠「(ちょろいね)今回は戦闘なしでほのぼのをお送りしたよ」

要「俺はこの歳で胃痛になったがな」

久遠「それは運命だよ」

要「嫌な運命もあったもんだ……」

久遠「どんまい☆」

要「チー済まもよろしくお願いします」

久遠「では、次回もよろしくお願いします」
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