魔法少女リリカルなのは~刃の行き着く先~   作:レティウス

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第31話

「そうだ、俺は化け物だ。化け物で十分だ」

 

 目の前の紅莉君が笑いながらそんなことを言う。

 

 けど、笑っているけどその本質は違う。紅莉君にとってそんな人間、化け物なんかのカテゴリーはほんの些細なことなんだろう。

 

 真っ直ぐと前を見て振り返らないその背中が語っている。

 

"守る"

 

 と

 

 刀を構える紅莉君を見て、ああ私はもう大丈夫なんだと安心した。

 

 

 

†――――†

 

 

 

 午後の日差しが暑くなってきた今日この頃。兄さんは夏休み前だというのにも関わらず塾や予備校なんかに行かずにすずかの家に行っている。

 

 受験生としてそれはどうなんだろう?と思わなくないが、そこは忍さんがいいように誘導してくれたのか最近は受験しようとしているそうだ。

 

 今日も忍さんの家に行って勉強するようなのだが……兄さん食われないだろうか?

 

 いや、それよりもフィアッセさんのことはいいのかな?なんか、かなりいいムードだったんだけどさ。

 

 忍さんは常日頃から内縁の妻だとかなんとか言ってかなり兄さんにアピールしているから邪魔するつもりはないのだが。

 

 なのはも今日はなにやら久遠とお散歩とか行って朝からそうそうに出かけていってしまったし、リニスもなにやらエアから与えられた課題をやっている。

 

 なんでも、リニスは技術者としても優秀だからもし、与えた課題全てをクリアしてくれるならば、メンテをさせてあげてもいいと言っている。

 

 エアは管理局に世話になったころ、別れ際にお礼にメンテをしてあげるというエイミィさんの申し出にものすごい拒絶をした。

 

 なんでも、あまり他人に触れられたくないようだ。

 

 それは、使われている技術を見せるのもそうなのだが、俺以外に持たれるのに嫌悪感を感じるという……人間かよ。

 

 まぁ、そう思ってくれるのは主としては嬉しいのだがメンテをしなくていいのかと前に尋ねたら。

 

《私自身でメンテナンスは可能です。他人にされる必要はありません》

 

 とのことだ。なんとも高性能なことで。

 

 そんな割と暇な午後を部屋で奥義書を読んでいたとき、携帯にメールが届く。

 

 なんの気なしに適当に開くと送り主はすずかであった。

 

 件名も何もないメールをすずかがするのを珍しいと思いつつ本文を開けると…

 

『助けて』

 

 ただ、一言そう書いてあった。

 

「エア、どこから送られてきたかわかるか?」

 

《少々お待ちを……これは、月村邸からのようですね。彼女のGPSが未だに月村邸から動いていません》

 

 万能じゃ言い表せないくらいの高性能なエアの情報を元にロングコートを羽織り家を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

 

 

「すずかちゃん、下がって!」

 

 ファリンが前に立って、私達に向かってくるファリンやノエルと同じタイプの自動人形が腕に刃物をつけて襲い掛かってくるのをなんとかしのいでいる。

 

「ははは!今日はいないのかと思っていたらそんなところにいたとは。私は運がいい」

 

 安次郎さんが笑いながらそんなことを言って来る。

 

 今日は久々にゆっくりと読書をしようと家にいたら、突如轟音がなったと思ったら慌てたファリンが部屋へとやってきた。

 

 少し前から私達の遺産の関係でごたごたしているのはお姉ちゃんの様子をみていたし、直接にも言われた。

 

 そんな安次郎さんが強攻策にでて、私達の家を襲ってきたらしい。

 

 ファリンと私はお姉ちゃんとたまたま来ていた恭也さんの指示で逃げようとしたのだけど、家の周りにはファリンなんかと同じ自動人形が配置されていて逃げられなかった。

 

「おやおや、どうやらすずかちゃんは何かやっていたのかな?」

 

 隠れていた私は紅莉君に助けてと送ってしまった。前に助けてもらったときのように助けてくれるかもと淡い希望を抱いて。

 

 けど、それがいけなかった。どうやって調べたのか分からないけど、私が携帯を使ったのがばれてしまい、見つかってしまった。

 

 ファリンもいざというときのために戦闘能力をもっているようだけど、素人の私が見ていても劣勢なのがわかる。

 

 そんなファリンと自動人形との攻防、ついにファリンは吹き飛ばされてしまい私に向かってきた。

 

「逃げて!」

 

「すずか!」

 

「間に合わない!」

 

 ファリンやお姉ちゃんの叫び声を聞きながらどこか他人事のように迫り来る光景を眺めている。

 

 ああ、私はここで……

 

「――緋凰流・奥義【断空】」

 

 突如頭上から声が聞こえたと思ったら、私に迫っていた凶刃と私の間に一筋の煌きが走った。

 

 迫ってきた自動人形の腕は煌きと共に切り落とされていた。

 

「間に合ったか」

 

 ふと、横を見てみると白いロングコートを翻し刀を手に私と自動人形の間にたっている紅莉君がいた。

 

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

 

 

 すずかからのメールを見た後急いで月村邸にやってきたのはいいのだが、月村邸から酷く歪んだ殺気を感じて更に足を速めて中に入っていくと飛び込んできた光景はすずかになにやら女性のような何かが手を出そうとしていたので飛び込んで勢いで腕を落としてしまった。

 

 状況が状況だけに力が入りすぎて斬り落とした瞬間、やばいと思ったのだが腕からは血が流れてはいない。

 

 見えるのは機械の部品であった。

 

「間に合ったか」

 

 兎にも角にも、危機一髪といった感じで間に合ったわけだ。

 

「紅莉!」

 

 俺を呼ぶ兄さんの声が聞こえたのでそちらを振り向けば兄さんが無手で腕を切り落としたやつと同じ顔のやつを相手にしていた。

 

 いや、よくみたら鋼糸なんかは持ってきたようでそれでなんとか凌いでいるようだが無茶をする。

 

「兄さん!」

 

 腰に巻きつけておいた八景ともども兄さんのほうへと投げると兄さんは鋼糸を使って自分の手元に小太刀を手繰り寄せた。

 

「何故こんな子供がこんなところに?いや、それよりも子供が自動人形の腕の斬っただと!?」

 

 なにやら別の方向から声が聞こえたので、そっちを見てみると一人の男が俺が現れ、かつそこにいる女性の腕を斬ったことに驚いている。

 

 魔力で強化したままだったので、当たり前といえば当たり前なのだがそれでも硬かった。

 

「兄さん、こいつら生半可の攻撃じゃ斬れないぞ」

 

「分かった」

 

 兄さんに軽く告げてから改めて現状を確認する。

 

 俺が割り込んだことですずかは無事だ。忍さんも現状は兄さんとノエルさんが守っているから無事だし、兄さんに小太刀を渡したからこれから反撃に出るだろう。

 

 ファリンも怪我はしているようだけど、命には別状は無いだろう。

 

「くっ、貴様は一体!?」

 

 現状の確認が終わろうとしたときに再び男の声が聞こえたのでそちらを見る。

 

「俺は緋凰紅莉。すずかの友人だよ。彼女に助けてといわれたので急いでやってきたのだけど、いいタイミングだったようだ」

 

 ヒーローを気取る気は一切ないが、それでもだ。すずかに怪我がなくてよかった。

 

「ふん、そこの小娘の……いや、そいつらのことをよくも知らんくせに」

 

 何が気に入らないのか、男は忌々しげにこちらに言って来る。

 

 後ろからすずかが身震いしている感じからして何かあるのか?

 

「そいつらはなぁ、夜の一族といって異常な跳躍力や、鋭い聴覚視覚、並はずれた再生回復能力などの高性能な肉体を持っていて、更には血を求める吸血鬼………いわゆる化け物なんだよ!」

 

「やめてぇ!」

 

 男の言葉をさえぎれず後に悲痛な叫びを上げるすずか。

 

「違う、私は化け物なんかじゃ…」

 

「何が違うだ!貴様も夜の一族であるならそんな甘ったれた考えを捨てるのだな」

 

 すずかの泣きそうな懇願も罵声で消え去る。

 

「どうだ、貴様。貴様が守ろうとしているのは化け物なんだよ」

 

「だから?」

 

「は?」

 

 俺の言葉に間抜けをさらす男。

 

「だからどうした。俺は言ったはずだぞ、すずかを助けに来たと。すずかがどういう存在だろうと関係ない」

 

 そう、そんな括りは関係ない。

 

「ましてや、俺や兄さんなんて常日頃から人外だ人間やめてるだ好き勝手言われているんだぞ?

 異常な力?それがどうした。鋭い視聴覚?羨ましいじゃないか。再生能力?怪我がすぐ治って便利じゃないか」

 

「いや、紅莉。そこで俺達を出すか?」

 

 兄さんからの突っ込みを無視しつつ男を睨む。俺に睨まれたことにより一瞬怯む。

 

「き、貴様は…」

 

「そうだな、確かにお前が言うとおりすずかは化け物かもな」

 

「っ!?」

 

 俺の言葉にすずかの息を呑む声が聞こえる。

 

「そして、お前はちっぽけな人間だよ」

 

 切っ先を向けて告げる。

 

「わ、私が人間だと!?」

 

 俺の言葉がよっぽど気に入らなかったのか顔を真っ赤にして怒りを隠さずに睨み返してくる。

 

「そうさ。自分より優れているのを妬み、故に常軌を多少逸していることを口実に蔑む。そんなちっぽけな奴とそっくりだよお前は」

 

「もういい!殺せ!そのガキも殺せ!」

 

 男が喚き散らすと武装した女性達が俺を囲い込む。

 

「紅莉君!」

 

 後ろからすずかの心配そうな声が聞こえたので振り返る。

 

「少しじっとしていな、直ぐに終わる」

 

 息をゆっくりと深く吐き出した後、改めて周りを見ると5人に囲まれている。

 

「綺麗な女性は嫌いじゃないし、囲まれるなんて男冥利に尽きるってもんだが……流石にここまで物騒だと何も感じないね。

 忠告しておく………俺はフェミニストでもなんでもない……悪いが襲ってくるならば死を覚悟しろ」

 

 改めて構えると同時に襲い掛かってくる女性達を幻武で全て交わし背後に回る。

 

「ふっ!」

 

 さっきの感触から下手な攻撃は全て弾かれると分かったので申し訳ないが首を狙おうとしたら別の箇所からの攻撃が来て中断して距離を取る。

 

「ちっ、まだ集団相手にはきついな」

 

 思わず舌打ちしてしまう。別の角度からの攻撃を別の誰かにフォローされると流石に攻撃に回れない。

 

 ましてや、俺の現在の身体能力はせいぜいが大人一人を圧倒できる程度だ。

 

「仕方ない……エア、セットアップ」

 

《ゲットレディ》

 

 小さく呟いてエアに指示をしてセットアップを行う。

 

 本当は使いたくなかったが、仕方ない。そんな風に思っていると再び二人で襲い掛かってきた。

 

「――緋凰流・奥義【葬刃】」

 

 すばやく刀を鞘にしまい一気に抜き放つと襲い掛かってきた二人はその場で崩れ落ちる。

 

 機械だからといって流石に人型を斬るのを躊躇うかと思ったがそうでない自分に驚くもそれも一瞬で直ぐに孤立している一体に向かい首を刎ね飛ばす。

 

 攻撃後の一瞬の隙を突こうと攻撃してきたが、それすらも遅く感じ身を屈めて攻撃を回避した後足を切り払い更に倒れるまでに武器を破壊する。

 

 5体全て片付けた後、一度刀を振って鞘に収め男に向き直る。

 

「化け物が」

 

 男が怯えた目で俺を見て言って来る。

 

「そうだ、俺は化け物だ。化け物で十分だ」

 

 俺はその言葉を否定せずに肯定する。誰かを助けるこの力を否定などさせるか。それが人としての範疇を超えて化け物だというならいいじゃないか。そんな覚悟と共に睨む。

 

「覚悟しろ。すずかを泣かせ、ここを襲撃したことを後悔させてやる」

 

「くっ……イレイン!何をやっているこのガキを殺せ!」

 

 一歩あいつに近づくと後ずさりながらイレインと呼ばれる女性に声をかける。

 

「がっ!?」

 

 イレインと呼ばれた女性は男の横に立ったと思ったら腕についている刃で男を突き刺した。

 

「な、なぜ……」

 

「はっ!いつまでもぴーちくぱーちく叫んで煩い。あんたはもうここで消えな」

 

 まるでゴミを見るような目で男を一瞥した後こちらに振り向く。

 

「これで私はもう自由だ。誰に縛られること無く自由だ」

 

 狂気ともつかないような表情で声高らかにいうイレイン。

 

「おいおい、そいつは俺が斬ろうとしたんだぞ?何してくれるんだ」

 

 殺すまでは考えてなかったがそれでも後悔させてやるつもりだったのだが。

 

「知ったことか。まぁ、こいつの最後の言葉だけは実行させてもらうとするか」

 

 イレインはそういうと鞭を取り出すと同時に鞭からなにやら紫電がほとばしる。

 

「紅莉」

 

 横から兄さんに声をかけられる。どうやら兄さんのほうも全て片付けたようだが消耗が激しいようだ。

 

「兄さんは下がっていて。こいつは俺がやる」

 

「しかし」

 

「誰がやっても一緒だよ。それに……譲る気はない」

 

「気をつけろよ」

 

 そういって兄さんは下がっていく。後ろで忍さんが俺を残して下がっていく兄さんに何か言っているようだけど、今は目の前のことに集中しよう。

 

「やれやれ、子供一人が相手か……嘗められたものだ」

 

「子供と侮って痛い目を見ないことだね」

 

 再びゆっくりと息を吐いて心を落ち着かせる。

 

「はっ!」

 

 気合の声と共に電撃鞭が俺を襲ってくるのを避けて一気に近づこうとしたとき後ろから嫌な感じがして横に飛びのくと先ほどまでいた俺の場所に鞭が通過しているところであった。

 

「外したか、勘のいいやつめ」

 

 忌々しそうに言って来るイレイン。鞭の特性を忘れていた。

 

 鞭はそれこそ変幻自在で操れる人ならば行きだけでなく帰りも攻撃が可能だったな。

 

 イレイン自体にそこまでの技量があるわけはないが、データとしてあれば使えるだろう。

 

 つまりは避けても安心できない。しかも攻撃の軌道はとても読みづらいときたもんだ。

 

 こんなことなら、もう少し魔法を練習しておけばよかった。フェイトのソニックムーブあたりを使えれば確実に何もさせずに出来たのだが…

 

 加速は完全に移動専用で攻撃に移った瞬間に効果が切れちまうから攻撃とあわせづらい。

 

「テトラ・グラマトン」

 

《ディーヴァ・レヴ、ドライブ》

 

 ここで使う必要もないが、確実をきすために一撃で決める。

 

 鞘から刀を抜いて構える。やるのは緋凰の中でも貫通力を持つ水樹さんが得意とする奥義。

 

「――緋凰流・奥義」

 

「何をするつもりか知らないけどやらせるか!」

 

 俺の雰囲気が変わったのを察したのか鞭をこちらに飛ばしてくるイレイン。

 

 だが遅い!

 

「【咬牙】!」

 

 鞘の背を走らせた刀は鞘を抜けた瞬間に前へと押し出される力も解放され一筋の矢のごとく相手に向かい胸を貫いた。

 

「なぁっ!?」

 

「追の太刀【絶咬】」

 

 胸を貫いただけじゃ止まらなかったのでそこから横薙ぎに振ってイレインを胸部から真っ二つにした。

 

「緋凰を阻めると思うな」

 

 刀をしまいながらイレインだったものに背を向けて言ってすずか達の元へとむかった。

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

「というわけで、掟で紅莉君はすずかのことをよろしくね♪」

 

「何がというわけなんですか?」

 

 ことが終わったあと、忍さんに拉致され月村邸でそんなことを言われたのだが意味がわからん。

 

「いやぁ、うちの一族のことを知られて黙っていてお仕舞いってわけにはいかないのよ」

 

「いや、わりと俺も知られたくないとこ見せたしお相子じゃないですか」

 

 なんというか軽いな。言っていることは重いはずなのだが。

 

「わりとでしょ?」

 

「いや、正確に言えば秘密なんですが子供があれを撃破したといっても頭大丈夫?ってことになりますしね」

 

 魔法の使用にレヴの開放と大盤振る舞いだったのだが、俺の力って地味だから気づかれにくいんだよね。

 

「それじゃ、俺もとっておき見せるんでお相子でいいですか?」

 

「生半可なことじゃダメよ?それに、すずかを貰ってもらうことは決定事項だし」

 

 見せる意味ねぇ!

 

「てか、貰う?」

 

「そそ。秘密を漏らさないためにも常に一緒にいるんだしね」

 

「つまりは?」

 

「YOU 結婚しちゃいなYO☆って感じかしら?」

 

 イラっときたがそれは我慢だ。

 

「てか、すずかの意思は無視ですか?」

 

「嫌なの?」

 

 忍さんは素の状態ですずかに尋ねる。因みに話しの当人のすずかといえば、この話が始まったころから真っ赤になって俯いている。

 

「えっと、その……」

 

 かなりテンパっているようで、わたわたとしているすずか。

 

「そ、その……ふ、ふふつつつかかか」

 

「落ち着けって」

 

 何を言いたいのか全く分からないほど落ち着けてないすずかにとりあえず深呼吸させる。

 

「その、不束者ですがお願いします!」

 

「「「「………」」」」

 

 すずかの発言に俺を筆頭に兄さん、忍さん、ノエルさんが黙り込む。

 

 ファリンはなんだか後ろで目を輝かせているけど知らん。

 

「ふ、ふふ、あははははは!さすがすずかね!まさかこんな時にそんな台詞を言うなんて!」

 

 ついには噴出した忍さん。俺も当事者じゃなかったら恐らく笑い転げているだろうな。

 

「あー、そのなんだ?とりあえず、すずかは言葉の意味をもう少し考えてくれ」

 

 そんなことを言って俺は脱力せずにはいられなかった。

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

 

 

「「えーーーーーっ!?婚約者ーーーーっ!?」」

 

「イエイ」

 

「はぁ……」

 

 あの出来事の次の日、学校にきた俺達はすずかが何故かばらしやがった。

 

 あの後、とりあえず秘密を教えるということで空を飛んでこれをばらしたら命は無いと思えと脅したのだがあまり効果がなかった。

 

 あと、婚約者という形になっているがそれはすずかが20歳までに恋人もしくは結婚してなかったら必然的にすずかと結婚しろという妥協点である。

 

 すずかも今のうちから一生を決めるのではなく、そのうちすずかのことをきちんと理解してくれる人が現れるかもしれないから俺にこだわるなと言ったんだがあまり効果は無かった。

 

 てか、アリサやなのは……特になのはに対して勝ち誇ったその顔はなんだ?

 

 兎にも角にも俺の運命が決まった瞬間であった。




†久遠放送局†

久遠「イエーイ!みんな元気かな?久遠だよ!なんと紅莉に婚約者ができてしまったよ!?ゲストはもちろん」

すずか「月村すずかです」

久遠「紅莉は久遠のものだ!」

すずか「大丈夫だよ?私と結婚しても紅莉君と久遠ちゃんと離したりしないから」

久遠「ほんと?」

すずか「うん、本当だよ」

久遠「じゃあ、がんばってね。そして、今回のシナリオは実は作者がこんな話だったな~で結構適当に作った話だよ」

すずか「それ言っちゃっていいの?」

久遠「OKでたからね。だから原作何それおいしいの?って感じだよ」

すずか「そっかぁ」

久遠「では、次回もお楽しみに!」
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