魔法少女リリカルなのは~刃の行き着く先~   作:レティウス

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久々に友人とMHP3をやっていたらハマってしまいました。久々だとやっぱり面白いですね。
私は主に大剣と弓がメインです。ネタでハンマーを適当に振り回します。(主に打ち上げ用)


第36話

「ちょっと待て。その話があるならば、今回の事件もそれと同じというには無理がないか?」

 

 クロノの話を聞いていたら、闇の書はクロノの父親と共に消滅したはずとなっている。

 

 なのに、今回の事件はその闇の書関係の事件だとクロノは言ってきた。

 

「もちろん、なんの根拠もなくてそういっている訳じゃない。君もやられたがリンカーコアを蒐集されただろう?闇の書は相手のリンカーコアを蒐集するように作られた魔導書型のロストロギアなんだ」

 

 クロノに言われて先ほどの戦闘で俺となのはの胸から腕が生え、その手の上になにやら球状のものが浮かんでいたのを思い出す。

 

 エア曰く、あれがリンカーコアだったらしいが。

 

「本来ならリンカーコアが抜き取られたら、かなり苦しいはずなんだがな……」

 

 クロノが呆れた顔をしながらこっちを見てくるが、そういわれても知らん。

 

「もしかしたら、君が言った魔力が減らないというのも本当かもしれないな。

 抜かれても減らないんだったらそれに伴う魔力の喪失感も感じないだろうし」

 

 あぁ、お前の推測は正しいかもしれない。実際に俺は魔力使っても減らんし、そういった喪失感は感じたことも無いから。

 

「この話はこれまでだな。相手が本当に闇の書に関係しているかもまだ確定してないんだ、ここでああだこうだと言っても仕方ないだろ」

 

「そうだな」

 

 クロノと共に立ち上がり、部屋を出て行く。それにしても闇の書が関係しているのは分かったが、エガシラが関係している理由が全く分からん。

 

 もしかしたら、あいつが闇の書の主なのか?いや、それにしてはなんとういうか、あいつらの関係がちぐはぐだったような気がするが……

 

 

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

 

 

「おぉ!アルフがちっこい!」

 

 海鳴市の引越しの手伝いをしていたら、なんかアルフが見せたいものがあるといってきて、期待してなかったら物凄いものを見せてくれた。

 

「へっへ~ん!どうだい?新モードの子犬モードさ」

 

 尻尾を振りながら胸を張るアルフ。

 

「ぬぉ、可愛いなもう!」

 

「あ、ちょっと!や、やめろよ!」

 

 思わず抱きしめて頬ずりしてしまう。ちっこい肉球で押し返そうとしてくるんだが、それがプニプニしてて気持ちがいい!

 

「あ~あ」

 

「なんか、紅莉のイメージが……」

 

「紅莉君って動物凄く好きなんだ。ただ、何故かは知らないけどあまり好かれなくて、ね。

 だから、ああやってアルフさんとかリニスさん、久遠ちゃんみたいに嫌われて無い人だと箍が外れるみたいなんだ」

 

 アルフのもふもふとした毛も気持ちよく、堪能していたらチャイムが鳴り響いた。

 

 どうやら、アリサたちがやってきたようである。

 

「こんにちわ~って、あんた何やってんの?」

 

「わんこを抱っこしている」

 

「紅莉君がわんこって……紅莉君がわんこって……」

 

 なんか、すずかが口元を押さえてぷるぷるしているな。別に笑ってくれてもかまわないんだぞ?

 

「くぅっ!」

 

「にゃぁっ!」

 

「あだだだだだだだだだっ!?」

 

 そして、アリサたちが来てもアルフを堪能していたら久遠が噛み付き、リニスが爪を立ててきた。

 

「いだだだだだだっ!?た、たんま!」

 

「わ、わふ?」

 

「くぅっ!」

 

『いつまで抱っこしているんですか!』

 

 リニスからの念話が響く。どうやら、お姫様二人は俺がアルフにかまいすぎているのに嫉妬したようで攻撃したらしい。とりあえずアルフを下ろしたら二人の攻撃がやんだ。

 

「お~いてぇ……」

 

「あ、あはは……」

 

 噛まれたところと爪を立てられたところを抑えながら文句を言っていたら念話を聞いていたなのはとフェイトが苦笑いしていた。

 

「さてと、あまりここにいても邪魔だしうちの店に行くか」

 

「そうだね」

 

 引越しの邪魔しても仕方ないし、子供ができることなんて限られているしな。

 

 

 

 

 

 

 

「おや?新しい友達を連れてくると聞いて誰かと思っていたら、前に紅莉が連れてきた彼女じゃないか」

 

 翠屋にやってきて早々にとーさんが爆弾を落としやがった。

 

 そういや、前にフェイトがなんかふらふらしているところを見つけてここに連れてきたっけ?

 

「紅莉君、どういうこと?」

 

「きっちり説明してね?」

 

「お、おおう…」

 

「か、彼女なんて……」

 

「がんばれー」

 

 そして、なのはとすずかの嫉妬による暗黒オーラ。怖いです。

 

 そして、フェイトはフェイトでお願いだから照れてないでなんとか言ってくれ。

 

「前にフェイトが一人でふらふらしていた所を見つけてな、そんときにご馳走しただけだよ」

 

「あれ?フェイトちゃんってこっちに来るの初めてじゃなかったっけ?」

 

「いや、話を聞くと前に保護者と一緒に来ていたらしいんだが、なんでも色々やっていたら逸れたらしくてな」

 

 すずかに鋭くツッコミを入れられたが何とか誤魔化すことに成功した。

 

「それでなのはも知り合ったんだよ」

 

「なるほどね」

 

 一応は俺の母親経由の知り合いということで話はまとまった……よかったこじれなくて。

 

「フェイトさん」

 

 みんなで盛り上がっていたらアースラのスタッフのメガネのイケメンさんがなにやらやって来た。

 

「これを」

 

「え?」

 

 そういって、何か丁寧に包装された箱を渡されたフェイトは恐る恐るといった感じで包みを開き、箱の中には

 

「わぁっ!」

 

「へぇ」

 

「これって…」

 

 箱の中には、聖祥の制服が折りたたまれて入っていた。リンディさんも中々粋なことをしてくれるね。

 

 その後、話を聞けばプレシアにそうしてやってくれと頼まれたそうだ。

 

 アリシアもと当初は考えたのだが、あのちっこさでフェイトの姉だというのも中々にメンドクサイ説明だったし、フェイトのバルディッシュの改良を手伝いたいそうで見送ったらしい。

 

 まぁ、見た目五歳でフェイトの姉っていうのも難しいな。

 

 

 

 

 

 

 

「今日は皆さんに新しいお友達を紹介します」

 

 週明けの学校でフェイトが転入してきた。しかし、クラスまで同じとはなんか操作されていそうで怖いな。

 

「それじゃ、どうぞ」

 

「は、はい」

 

 先生に言われて廊下から入ってくるフェイト。

 

「ねぇ、フェイトちゃん……」

 

「ああ、大分緊張しているな」

 

 隣の席のすずかと共にフェイトを見てみる。あいつよっぽど緊張しているのか手と足が同時に動いてまるでロボットみたいである。

 

「へぶっ!」

 

 あまり少女が出していけないような声と共にフェイトがこけた。

 

「だ、大丈夫フェイトさん?」

 

「だ、大丈夫です」

 

 鼻頭を押さえて立ち上がるフェイトに先生も声をかけるが、なんだかんだで丈夫な俺等なんですっと直ぐに立ち上がった。

 

「ふぇ、フェイト・テシュタロッサです……あう」

 

「噛んだ」

 

「ああ、噛んだな」

 

 緊張しすぎだ。別段そこまで感じるものはないと伝えたんだが……まぁ、今まで周りが大人で近い年代はなのはしかいなかったから仕方ないといえば仕方ないか。

 

 てか、エア。録画は?

 

《バッチリです》

 

 おし。これでなのフェイの面白画像が結構溜まってきたな。そのうち誰かに見せてやろう。

 

「えっと、よろしくお願いします」

 

 フェイトのお辞儀と共に拍手に包まれる教室。

 

「それと、エガシラ君だけど、家庭の事情で今月はお休みするみたい。皆、彼が登校してきたら色々と教えてあげてね?」

 

『はーい』

 

 流石にエガシラは休みを選んだか。しかし、何がどうなっているやら。

 

 すずかやアリサは何で休んだか分からないためか首をかしげているが、なのははなにやら複雑そうな顔しているな。

 

「ねえねえ、今まで何処に住んでいたの?」

 

「綺麗な金髪だよね」

 

「はぁはぁ、フェイトたん」

 

 おい、最後の奴お前はダメだ。誰も気づいていないようだが俺には確りと聞こえたぞコノヤロウ。

 

「うぅ…」

 

 フェイトはフェイトで回りを囲まれてしまったためかどうしていいか分からずにおたおたとしているし。

 

 まぁ、そういう姿が可愛いっちゃ可愛いのだが。

 

「うぅ……なのは~紅莉~」

 

 もう、どうしようもないと言った感じになってしまい、ついには俺達の名前を挙げるフェイト。

 

 だが、フェイトよタイミングを考えて欲しかったよ。お前が名前を挙げた瞬間に男どもの目線がお前から俺に変わってしまった。

 

「おい、緋凰。お前はまた女の子を囲い込んでいるのか」

 

「囲い込んでいるって最低な言い方だなおい」

 

「そういっても仕方ないだろ?高町に月村、バーニングって可愛い子全部お前の近くじゃねえか」

 

「ちょっと待ちなさいよ!誰がバーニングよ!」

 

「そうだぞ。思っていてもそれは心にしまっておけ」

 

「あんたも何を言ってんのよ!」

 

 アリサが文句を言うが、今は男共が俺を囲っているために攻撃できないようだ。

 

「まぁ、なんだ?ひがみはかっこ悪いぞ?」

 

「うるせぇ!」

 

 その後はアリサが取り仕切り、無事に質問など色々とやって一日は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、鍛えるといったわけだが……お前等にやることってどうすればいいんだ?」

 

「え、行き成りそれ?」

 

「えっと、想像していたのと……」

 

 夜になり、鍛錬についてきたなのは達なのだが、魔導師を鍛えるってどうすればいいんだろう?

 

「まぁ、紅莉がこうなるなんて想像していましたけどね」

 

 リニスがため息をつきながら言って来るが否定できない。色々と考えてはみたものの俺となのは達では前提が違いすぎる。

 

「俺の鍛錬をやらせるわけにもいかないし」

 

「紅莉のあの攻撃が当たらない技を教えてもらうことはできないの?」

 

 俺が悩んでいたらフェイトがおずおずと尋ねてきた。

 

「見ていて真似るならまだしも、緋凰流は誰かにきちんと教えるつもりはないよ」

 

 そろそろ兄さんあたりができそうな気がするが、恐らくはめったに使うこともないだろうな。

 

「なんでか聞いていい?」

 

「まずは俺自身がまだまだ修行中の身だからな。奥義も全て収めてはいないし」

 

 あと一つの奥義で一応は全て収めたことになるのだが、あれは色々とタイミングが難しく一人だと習得しづらいんだよなぁ……兄さん達相手にやるには色々と準備不足で難しいし。

 

「次にいえるのは、これは人殺しの技だからな」

 

「「っ!」」

 

 俺の一言になのはとフェイトが息を呑む。淡々と言ったけど、結果は変わらない。

 

 御神よりは多少はマシだが、それでもこれはあくまで人を殺すために生み出された流派だから、なのはやフェイト。他の誰にも教える気は無い。

 

 別に人殺しをするなとは言わないけど、こいつ等は綺麗なままでいて欲しい。

 

 そういや、前に兄さんがなのはにやるかって聞いていたけど実際はどうなんだろう?

 

 とーさんの子だし全く適正は無いとは言わないけど……恐らくは冗談半分だろうな。

 

「と、言うわけで一部分だけでも教える気はないよ」

 

「わ、分かった」

 

「う、うん」

 

 多少青ざめた顔で納得してくれた二人。よかったこれでごねられたら殺気を叩きつけてでもやめさせただろうし。

 

「まぁ、心がまえくらいは教えてやれるけどな」

 

「心構え?」

 

「そうだ。魔導師にありがちなんだが、相手の攻撃を待ってやる理由なんてないだろ?」

 

 俺がいった言葉が分からないのか首を傾げる二人に思わず苦笑いが出てしまう。

 

 これはこいつらに限ったことではなく、クロノもわりとそうなのだから無自覚なんだろうな。

 

「この前のなのはの戦った映像をみたんだが、あのハンマー少女が攻撃してくるときに動かずに防御を選択しただろ?」

 

「うん」

 

「俺からいわせりゃ、ありえない」

 

「えぇっ!?ど、どうして!」

 

 俺の言葉がよっぽど予想外だったのか、驚いている。

 

「未知の敵と戦うのに当たって、相手の力量がわからないのに攻撃を受けるのは愚策だぞ。結果は言わずもがなだな」

 

 ハンマーということである程度攻撃がどういったものかは理解は出来るだろうが、それでもカートリッジとかいうシステムを使って威力を底上げしていたらしいそれを受けるのは無いな。

 

「あの場合は避けるか、攻撃させないように打ち抜くかのどっちかだな。もし躱してみて受けれそうなら次からはそうしても問題ないが」

 

 俺や兄さんの戦いなんて避けるか受けるかの選択を一回でもミスったら次に待っているのは死だし。

 

 だから、基本的に攻撃は避けるが最初に来る。

 

 別に防御力云々ではないのだこの場合は。

 

「それに、あれだけ派手にぶん回しているからな、外したらそれはそれで大きな隙になるし。それはお前も良く分かっているだろ?」

 

 火力特化のなのはも覚えがあるからか、俺に言われてうっと息を詰まらせる。

 

 俺とは2,3回模擬戦をしただけだが、その時にバスターなどを外していいようにあしらわれたのを思い出したのだろう。

 

「んで、フェイトもだな。お前は元々防御が薄いんだから攻撃を避けてなんぼだろ?」

 

「あの時は、あのシグナムって言う人が使った変換資質に驚いて……」

 

「変換資質っていやぁ……なんだっけ?」

 

 俺の呟きにこけるなのはとフェイト。

 

「はぁ、私やプレシア、フェイトの魔力を電気に変えるあれですよ」

 

「ああ、あれか」

 

「あれで分かるんだ」

 

 付き合い長いからなぁ。もう、ほとんど主語抜いても話せるし。

 

「とりあえず、戦場で止まるな、バカ」

 

「ごめんなさい……」

 

「紅莉、あまりフェイトを苛めないでくださいね」

 

「わーってるよ」

 

 俺の言葉がきつすぎたのか、フェイトがしゅんとなりリニスに注意を受けてしまった。

 

 苛めるつもりはないんだが、弄るといい反応をするのも事実なんだよな。

 

「ちなみに避け方は大きく分けて二つな?紙一重で避けるのと大きく下がって避けるの二つだ。

 フェイトの場合は速度を重視しているから後者のがいいんだろうけど、その分攻撃が後手に回るから一概にどっちとは言いがたいな」

 

 遠距離も持っているだろうけど、あくまでこいつの特徴は高機動による近~中距離戦闘だし。

 

「まっ、俺から言えるのはここら辺だけだな。ほれ、よい子は寝る時間だぞ?帰って寝なさい」

 

「紅莉君は?」

 

「俺はこれから修行だ」

 

 なのはと俺とじゃ寝る時間が違いすぎるからこれから修行である。てか、早い時間だと刀を振っているのを万が一見られて通報されたら目も当てられない。

 

 残ると渋っていた二人だが、リニスに諭されて帰っていった。

 

「助かった」

 

「まぁ、なのはさん達にあなたの修行姿を見られたくないというのが大きいですよ」

 

 確かに危ないし、殺気もかなり凄いからなぁ……リニスも最初は呼吸困難になったぐらいだし。

 

「さてと、あいつらが怪我しないためにももっと高みを目指すとしますか」

 

「お手伝いしますよ」

 

 俺の大切なやつ等に手を出すことがどれだけバカだったか教えてやるためにも、今よりももっと上へいくとしますか。




†久遠放送局†

久遠「紅莉ったら酷いよね。久遠がいるのに浮気なんて。そんな思いと共に放送局始まりだよ」

リンディ「あらあら、紅莉君ったらモテモテね」

久遠「紅莉はナチュラルに気遣い美人だからモテるみたいだね。でも、ヒロインは今のところ3人」

リンディ「本当にどうなるかしら?出来ればフェイトさんに頑張ってもらいたいわね」

久遠「そこらへんは全く決めてないみたいだよ?次はリリなのと関係ない話のようだよ」

リンディ「では、次回もお楽しみに」
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