魔法少女リリカルなのは~刃の行き着く先~   作:レティウス

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相変わらずMHP3をプレイ中。久々にやると面白いですよね。

とりあえず、アルバまでは大剣でクリアしたことあるので、現在は弓でのソロクリアに挑戦中。

それが終わって飽きてなかったらハンマーかな?

けど、デジモン(来月購入予定)やガンダムブレイカーなどもやりたい……時間ないお(`・ω・´)


第40話

 あれから、これといった進展は大してなく、ユーノが管理局にあるという無限書庫というところに向かった程度だ。

 

 なんでも、今まで集めた資料などの多くが収められているらしく、もしかしたら闇の書について何か分かるかもしれないとのことだ。

 

「作られた理由?」

 

「ああ、ただ魔力を奪って破壊するってのは何か違う気がしてな」

 

「確かに、それだと効率が悪いな」

 

 今までクロノに聴いた話やその他に聞いた話から考えても何かが引っかかっていたのだ。なので、この機会にユーノにそれについて調べてもらおうと頼んだ。

 

「ジュエルシードみたいに願いに反応するという性質があるのに対して、現在は蒐集して、その後の破壊って話だけだからな」

 

「まぁ、相手の力を奪ってその後に破滅をもたらすという力というのも否定はできないが」

 

 勿論それも考えたのだが、それだとあいつ等の必死さの理由が繋がらないのと、あくまで魔力本位の力を地球で発動するには効率が悪すぎるという理由だ。

 

 俺やなのはのような存在はイレギュラーであって、本来地球には魔導師の資質を持つものなんて一握りもいない数だしな。

 

「頼むぞユーノ」

 

「ああ、任せてくれ。それに、クロノに紹介されたアリアさんやロッテさんも手伝ってくれるようだしね」

 

 ここで知らない人の名前が出てきたな。まぁ、クロノに紹介されたというのだから関係者だろうけど。そんな風に考えながらクロノを見る。

 

「彼女等はしいて言うなら、僕の師匠だ。アリアからは魔法を、ロッテからは格闘戦を学んだ」

 

「へぇ。だからお前って最初からある程度の近接戦闘に対応できたのか」

 

「これでも僕は、君と会うまでは近接型相手でも優位に立てていたんだがな」

 

 そんなのは知らんよ。あれじゃね?魔力など無い人間が徹底的に肉体を鍛えてきた技術の結晶だからじゃね?

 

「まっ、頼むわ。俺はこれから病院だ」

 

「どこか怪我を……最近はざらだったな」

 

「いや、古傷のほうだよ。こんな細かい傷なんて2日かそこらで消えるわ……その前に傷ついているから治ってないように見えるけどな」

 

 俺の場合は兄さんやとーさんみたく傷が残らないんだよなぁ……別にそれがいいという訳ではないが、昔は不思議に思ったが、能力を知ってからは納得だ。

 

 右肩が直らないのは無意識にそこにのみ能力が発動しないようにしていたのだろうってエアが言っていたな。

 

 まぁ、俺も自分で治す気満々だから別にいいか。

 

 クロノたちと別れて病院へと向かった。

 

 

 

 

 

「どうして、いつも以上にボロボロなんですか!しかも、右手で武器持ってますよね!」

 

「ぐおぉぉぉ………」

 

 病院に行ったら、フィリス先生のお小言を貰いながら入念に整体を受ける。

 

「お小言ってなんですか!私はまだ若いですよ!」

 

「ぬ、がぁ……」

 

 考えていたことが漏れてしまっていたようで、更に入念に受けるのであった。

 

 

 

 

 

「相変わらず、受けた後の体の軽さがいいです」

 

「紅莉君は若いんですから、回復力は恭也さんよりもありますからね。ただ、小さい頃からあまり鍛錬し続けるとそのうちぷつっと切れてしまうかもしれませんよ」

 

「出来るだけ気をつけていますし、兄さんなんかもそこら辺は気にかけてくれてます」

 

 美由希がいる分、きちんとペース配分は考えてくれる。体力でも素の俺はまだ兄さん達に遠く及ばない。今は徐々につけている最中だ。とはいっても、そこいらの高校生くらいまでなら普通に勝てるぐらいはあるんだけどね。

 

「そうだ、恭也さんにもこっちに来るように伝えておいてください」

 

「あ、了解です」

 

「紅莉君は、きちんと定期的に来てくれるのに」

 

「まぁ、何だかんだで兄さん病院苦手ですからね」

 

 理由は単純に医師に見放されたためだ。まぁ、ここの病院っていい先生が多いんだけど、たまたまその時にあった先生がダメだった。俺もだけど。

 

「そうだ、紅莉君にちょっとお願いがあるんでした」

 

「お願いですか?」

 

 フィリス先生がお願いとは珍しい。久遠かリニスでも触りたいのかな?

 

「はい。小児科の先生にお願いされて私がカウンセリングしている患者さんがいるんですよ」

 

「フィリス先生がカウンセリング……HGSですか?」

 

「いいえ、違います。最初はそう思われて私が呼ばれたのですけどね。それとなく、誘導したり、反応を見てもその可能性はないと思います」

 

 HGSの可能性があった患者?しかも、小児科ということは俺と同年代から下となるということだよな?

 

「その子は原因不明の下半身麻痺を起こしてまして」

 

「原因不明ですか。過去の事故とかではなく?」

 

「ええ。それに、幼少期にはきちんと歩いていたと言っていますしね」

 

 突如、原因不明の下半身麻痺ねぇ。

 

「学校にも通っていないからお友達もいませんしね。だから、よければ紅莉君がなってくれると助かるかなって。それに、可愛い女の子ですよ?」

 

 フィリス先生は俺に何をさせるつもりなんだ?俺はナンパ野郎ではないぞ。

 

「まぁ、いいですよ?なんだったら、針打ちましょうか?」

 

「流石に、病院内ではやめてください」

 

 針の腕は認めてもらえているらしく、場所を選べといわれてしまった。

 

「あ、でも、彼女。彼氏がいましたね。12月から一緒に来るようになってました」

 

「とんだませた子供ですね」

 

「紅莉君が言えた義理ではないですよ?」

 

 藪をつついたら蛇が出た。けど、あえて言うなら俺は彼女なんていねえ!

 

 

 

 

 

 

 

「さ、こちらです」

 

 フェイトの携帯を買いに行くのに付き合おうとした日にフィリス先生から連絡が入り、フェイトに謝りこちらに来た。フェイトの凄く残念そうな顔に罪悪感が沸いたけど、先に約束していたのはこっちだったので心を鬼にした。

 

「レンちゃん!?」

 

「二度ネタはやめい!」

 

「エガシラ!?」

 

「ちょーっ!?」

 

 フィリス先生に案内された場所には何故かレンちゃんもどきとエガシラがいた。

 

「あれ?お知り合いだったんですか?流石ですね」

 

 流石ってなに!?俺は兄さん見たくやたらめったらフラグたててねえぞ!?

 

「どっちもどっちです。聞いた話だと海外にも彼女がいて、最近紅莉君のためにやってきたとか」

 

「……すっげぇ、捻じ曲がって伝わっているんですが、その情報誰から?」

 

「美由希さんです」

 

「ちょっと殺ってきます」

 

 そういって部屋を出て行こうとしたのだが、フィリス先生にツボを押されてその場に倒れてしまった。

 

「い、いつ……こんな技を……」

 

「紅莉君が、針を打つときに色々教えてくれたじゃないですか」

 

 そういえばそうだった!?

 

「なんや、今のは!ちょっ、私にも教えて」

 

「はやてさん。それを覚えてどうしようと言うのでしょうか?」

 

「なに、蔵人が女にちょっかい出したときにお仕置き用にと」

 

「俺ははやてさん一筋なんですが!?」

 

 けっ、俺の前でノロケんじゃねえ!

 

「何、このカオス?って、貴方は!」

 

 色々とカオスになっているところに、扉から新たな人が入ってきた。ん?確かあいつってシャマルとか何とか言われていた人だっけ?

 

「あれ?シャマルってこの人のこと知っていたん?てか、名前知らんかったな」

 

「あの時も別に名乗らなかったからなぁ」

 

 あの時って確か図書館に読書感想文用の本を借りにいったときだったな。

 

「改めて俺は緋凰紅莉。そこにいる、エガシラに芸を仕込んだ張本人さ!」

 

 親指を立てながら自己紹介をする。

 

「私は八神はやてや。そか、緋凰君が蔵人に芸を仕込んだ人か!ありがとな!」

 

「ちょっー!?そこはお礼を言うところなの!?俺が芸人みたいな行動していいのですか!?」

 

「今もやっているけどな」

 

「私としては願ったりやで?」

 

「しまったぁぁぁぁっ!?」

 

「もう一回言うけど。なに、このカオス?」

 

「なんでしょうね?」

 

 

 

 

 

 場が落ち着くのに5分くらいかかってしまったが、改めて自己紹介が終わった。

 

 しかし、というか、やはり、というか。エガシラとシャマルがめちゃくちゃ俺を警戒しているな。

 

『安心しろ。ここじゃ、暴れないし、暴れさせない』

 

 念話でエガシラとシャマルに伝える。ここには、レンちゃんが入院しているんだ。先日、手術は無事に成功したけど、それでもまだ安静にしていなければいけないんだ。それが、原因で何かあったらたまったもんじゃない。

 

『いいか、お前等も気をつけろよ?ここで、暴れるな。俺を暴れさせるな……もし、暴れるならば……刻むぞ?』

 

 エガシラとシャマルのみに殺気をぶち当てる。殺気に当てられた二人は一瞬、戦闘態勢を取ろうとしたが、俺の言ったことを思い出したのか慌てて解除する。

 

 俺自身は、殺気は出したがそれ以外はなにもしない。

 

「そんで、緋凰君は何で蔵人……エガシラを芸人みたくしたん?」

 

「はやて、何で言い直した……」

 

「いやな、小一のころさ、こいつが自慢げに名前を漢字で書けるって自慢しまくっていたからな、からかってやろうとわざとエガシラって呼んでやって、それから渾名がそれになったんだよ。

 ただ、それがこいつ嫌がってなぁ……」

 

「誰だって嫌がるわ!」

 

「それじゃ、嫌がらないように行動だけでも似たようなものにしようと仕込んだんだ」

 

「どうやって?」

 

「ふっ、動物に芸を仕込むのに何をすればいいかお前も分かるだろ?」

 

 笑いながらはやてに答える。今の俺の顔は恐らく悪くなっているんだろうなー。

 

「なるほど……おぬしも悪よのぉ」

 

「いえいえ。それほどでも」

 

 はやてと寸劇を繰り広げている間、周りは何かポカンと見ていた。

 

「いやぁ、緋凰君がいるとボケとツッコミが両方出来て楽しいわぁ」

 

「俺もだ。基本はツッコミなんだが、やはりボケをしたいよな」

 

 最近はレンちゃんがいないのも含めてこんなやり取り無かったし。

 

「それじゃ、俺は帰りますね」

 

「はい。これからも、出来るだけ気にかけてあげてください」

 

「俺がいなくても大丈夫な気がしますがね」

 

 フィリス先生に断りを入れて、帰路に着く。帰り途中に襲ってくるかなって期待したんだけど、なんもなくて拍子抜けした。

 

 

 

 

 

†――――†

 

 

 

 

《マスター。クロノ殿から連絡が入りました。守護騎士たちの動きが掴めたようです》

 

「ん、分かった」

 

 エアから報告が入り。フェイトの家へと向かうと、リンディさんはおらずエイミィが必死に指示を出していた。

 

「おつかれー」

 

「ありがとー。って、今はのんきなことやっている場合じゃないよ!悪いけど、直ぐに指示する座標に向かって」

 

「おーらい」

 

 流石に切羽詰っているのか、いつもの軽いノリがないエイミィに言われて指定された座標まで転送するとなにやら巨大生物をぶっ倒しているエガシラがいた。

 

「よ」

 

「ああ、緋凰か……って、ノリ軽いなおい!」

 

 戦う前なんだ、緊張感をほぐしてやろうという俺の気持ちが分からないのか?

 

「まぁいいや。沈め」

 

《スライダー、パージ》

 

 セイバーを抜くと同時にエアがスライダーを操作してエガを襲うが、素早い動きで避けられてしまう。

 

 しかも、それだけではなく、俺に向かってくる。

 

「ふっ!」

 

「はぁっ!」

 

 大剣と大剣がぶつかり合い火花を散らす。

 

「お得意の魔法剣はどうした?」

 

「お前相手に効果がないことは二回の戦いで分かった!だから、力で正面から倒す!」

 

 どうやらバカではないらしく、魔法剣は使ってこなく力で俺を倒すことを選択したようだ。

 

「リジェネ、マイティガード!」

 

《了解!》

 

「おいおい、チートだな」

 

 とんでもないものを使ってきやがったな。まぁ、正面からぶち抜くから関係ないか。

 

「そんなちゃちなもの効くか!」

 

 それぞれの魔法をかけ終えたエガはスライダーによる、突撃・射撃の両方を無視して俺を攻撃しだす。

 

 しかも、先ほどよりも素早さが上がっているために、ところどころで攻撃を食らってしまう。

 

「チッ」

 

「! この隙は逃さない!ロードカートリッジ!」

 

《リミットブレイク!》

 

 重い攻撃に僅かばかりの隙を作られてしまう。エガシラの大剣からカートリッジが飛び出したと思えば、剣に魔力が纏われる。

 

「凶、斬りぃ!」

 

「ぐおっ!」

 

 強力な三連撃が俺を襲う。何とか右手でガードをしたのだが、甲冑が弾け飛んだ。

 

「まだだ!ブレイバー!」

 

 更に俺より高く飛び上がり、上から思いっきり切り落とされる。それを剣の腹で受け止めたのだが、威力が高く地上に落とされかけた。

 

「はぁ、はぁ。くそっ!」

 

 エガシラが毒づくが俺はそんなことは関係なく剣を持つ手に力を込める。

 

「エガシラ、俺はお前を見くびっていた。こまごまと搦め手を使ってくるから期待してなかったんだが、今のお前は違う。十分に……俺の敵だ」

 

 宣言した瞬間に一気にエガに肉薄し剣を振るう。エガにかかっている補助魔法により威力が軽減されたようだが、エガは吹っ飛ぶ。

 

《厄介ですね。だったら、これでどうです?直撃(ダイレクト)

 

 剣に淡い光がともるが俺はそんなことを気にせずにもう一度剣を振るうと、今度は先ほどまでの手ごたえの無さは無く、確りとした手応えを感じた。

 

「なっ!?バリアとマバリアが斬られた!?」

 

 驚くエガ。そういや、直撃とか言っていたな。

 

「今のはなんだ?」

 

《お忘れですか?精神コマンドですよ》

 

 そういや、そんなのあったな。加速以外使ったこと無かったから忘れていたよ。

 

《直撃はその名の通り、一度だけですが防御を無視して攻撃できますよ》

 

「そりゃ便利だが。言っていいのか?」

 

《日に何度かは使えますからね。マスターの精神力次第ですが、マスターの精神力は測りきれませんからね。疲れたら言ってください》

 

 結局は俺次第か。まぁいい。けりをつけるか。

 

「またお前か!邪魔だ消えろ!」

 

《全スライダー、パージ!》

 

 いざ、止めを刺そうとしたら、また邪魔者が現れた気配がし、そちらに向かって叫ぶと同時にエアがスライダー全てを仮面の男に向かって飛ばした。

 

「ぐっ、なぜばれた!?」

 

「俺から半径10m以内にいて隠れられると思うなよ!」

 

《マスターの邪魔をした罪を知りなさい!》

 

 俺の怒りがエアに伝わったのか、エアが容赦なく仮面の男に向かって攻撃をしていく。

 

《ローリング・フォーメーション》

 

 スライダーが開き、砲身が現れると同時に男を取り囲み四方八方から攻撃しだす。

 

「沈め」

 

 腰についているライフルを取り出し、容赦なく撃つと煙が上がった。

 

「やったか?」

 

《直前で逃げられましたね。すいません》

 

「気にしちゃいない。しかし、エガシラにも逃げられたな」

 

《申し訳ありません、追跡は無理でした。あちらのデバイスもかなりの性能かと思われます》

 

「アイツに関しちゃ仕方ない。戦って分かったが、あいつは戦の機微に敏感だ……あれは、誰かが鍛えないと培えないものだ」

 

 戦いにとって、引けぬ戦いもあるが、あいつ等の場合は引くときに引く選択ができないと詰んで終了だ。

 

 しかも、あいつの戦い方は洗練されている。誰かに師事して鍛えたんだろう……しかも魔法関係者によって。

 

 ただ、あのシグナムという奴とは違うだろうな。あいつの攻撃は一回しか受けてないが、あいつとエガシラの戦い方は違う。

 

 獲物云々ではなく、スタイルの話でもない。それに、あいつの戦い方はある程度の年季が入ったものだ。ここ1.2年で鍛えたものでもないだろうな。

 

《マスター。どうやらフェイト嬢が襲われたようです》

 

「襲われた?負けたではなくてか?」

 

《襲われたです。バルディッシュからの通信で、どうやら仮面の男の片割れに不意打ちを貰い、リンカーコアの蒐集を受けてしまったようです》

 

「分かった。帰るぞエア」

 

《イエス》

 

 どこの誰かは知らんが、お前は確実に刻む。戦いにちょっかいを出すだけじゃなく、俺の大事なものまで手を出したんだ、無事で済むとは思うなよ。

 

 先ほどまで仮面の男がいた場所を一回だけ睨んだ後、エアが展開した転送陣にのり、フェイトのところへと向かった。




†久遠放送局†

久遠「皆さんこんばんわー!作者が怠慢で久遠が出て来れないよ!」

リニス「落ち着いてください久遠」

久遠「本編に出てる奴は言うことが違うね?」

リニス「うっ、文句は作者に……」

久遠「言っても出れないんだよ!そういえば、エガシラのフルネームがついに出たね」

リニス「江頭蔵人ですか、随分と行動と名前にギャップがありますね」

久遠「クラウドではなく、くろうど。一文字違った残念!」

リニス「それでも十分にカッコいい名前ですがね」

久遠「芸人には過ぎた名前だよね」

リニス「芸人の前に騎士ですがね」

久遠「では、今回はここまで!次回もお楽しみに」
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