魔法少女リリカルなのは~刃の行き着く先~   作:レティウス

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緋凰流の武器のくくりを変更…流石に無理がありましたw

全武器おk→太刀の長さ自由

些細な変化だけどこんな感じになっています


第6話

「ひ、緋凰!」

 

「どうした、エガシラ?」

 

「エガシラ言うな!江頭(えとう)だ!」

 

 なんだよ、折角俺が皆に親しみが持てるようなニックネームつけてやったのに何がきにいらんのか

 

「お前がエガシラ言うもんだから、先生にもエガシラ言われるようになったじゃないか!」

 

 だってなぁ?漢字だけみたら誰だってそう思うだろう?てか、そんなに嫌なら自慢げに自分の苗字漢字で書けるって自慢するんじゃない

 

「そんで、どうしたんだ?」

 

「そ、そうだ!高町って確か知り合いだろ?」

 

「なのはか?そうだが」

 

 一体なんだっていうんだ

 

「その高町が喧嘩しているんだよ!」

 

「へー」

 

「へーってお前、心配じゃないのか?」

 

「心配だが、あのなのはがねぇ」

 

 あいつはある意味で自分の意見を引っ込める部分が強かったりするしそれが原因で人が離れることを恐れている節があるからせんと思っていた

 

 いや、案外頑固だし怖い部分はあるけど…レンちゃんや晶なんてなのはに頭上がらないとか言っているしな

 

「まぁ、ともあれ場所の案内よろしく」

 

「だから、急げって」

 

「けが人に無茶言うなし」

 

 いまだに肩をぶら下げてなきゃきついんだぞ?走るなんてもってのほかだ

 

 

 

 

 

「痛い?痛いよね。でもね、この子が受けた痛みもそれと同じようなものなんだよ」

 

 現場に到着してみるとなにやらなのはが金髪の…たしかあいつはアリサ・ローじゃなくてアリサ・バニングスだったかな?

 

 あと、もう一人の大人しそうな女の子は確か月村すずかとかいったかな?

 

 月村の頭にいつもつけていたヘアバンがバニングスが持っていることから考えるとこの歳特有の人のものが羨ましいとかでちょっかいかけたのかな?

 

 んで、なのははたまたまその現場にて目撃していいあっていたのかと思われる

 

 ああ、確かに大事なものがなくなるという痛みは知っているだろうなあいつは…

 

 なにせ、家族の愛情と言うのがある意味ほんの一時期でも欠落した時があったから、な

 

「おい、早く止めろよ」

 

「大丈夫だろ。あいつらなら、な」

 

 それだけ言い残して俺はその場を後にする。まだ学校が始まって少ししか経っていないのにあれだけぶつかり合えるんだしな

 

 俺がくつくつと笑いながら遠ざかっているのをエガシラはテンパリながら見送った

 

 

 

 

 

 

「ねえねえ、紅莉君」

 

「どうした?」

 

「なんで、1週間程度で左がまともに使えるようになっているの?」

 

「てか、誰よそいつ」

 

「あ、アリサちゃんそんな言い方。それに、同じクラスでしょ?」

 

 次の日のお昼の時間に弁当を食べていたらなのはに質問されたがいつもはなのはのみか一人で食べているのに今日はお客さんがいた

 

「とりあえず、回想からいくか」

 

「なにがとりあえずよ!」

 

「では、回想GO!」

 

「無視するな!」

 

 

 

~回想~

 

 怪我をした次の日の早朝、俺はいつもの癖でついいつもの時間に起きてしまいどうしたものかと考えていたんだが

 

「起きたのは仕方ない。鍛錬でも…」

 

「紅莉?」

 

「するわけないじゃないか、桃かーさん」

 

 普段の兄さん達よりは若干遅く起きる俺は当然だれかと出くわす可能性があるわけで、たまたままだ家にいた母さんと勝ち合わせたわけだ

 

 ちなみにこの日の美由希はとーさんと一緒に鍛錬を行っていたらしい

 

「つってもなぁ、いつもの癖で起きちゃったし何より寝なおすにも眠くないんだよね」

 

「はぁ、うちの男共はなんでこうなっちゃてるのかしら…もう少し歳相応にできないのかしら?」

 

「つってもなのは見たいに起きられないのも問題だと思うんだけど?」

 

「何で例が極端なのよ」

 

~一時中断~

 

「そこで、なのはを引き合いにださないでよ!」

 

「回想に割り込むな」

 

「へぇ~、なのはって朝弱いんだ」

 

「笑っちゃかわいそうだよ」

 

 バニングスがニヤニヤとなのはを見ると、その視線に気づいたのかなのはは顔を赤くしながら俯かせつつ俺を睨んできた

 

 恥ずかしくなりたくないならもう少し早起きしてくれ。いつも俺が起こしに行かなきゃいけなんだから

 

 てか、月村も笑うなといいつつ何だかんだで笑みが浮かんでいるぞ~…微笑ましいだけなんだろうけど

 

「兎に角、回想続けるぞ」

 

~再開~

 

「左手だけだと本を読むのもねぇ」

 

 握ったりなんかするのは別段問題ないんだが、肩を動かす動作をすると流石に痛いし

 

 痛み止め飲んでいるけどあまり効果が感じられないからなぁ

 

 ああ、でも秘伝書読まなきゃいけないからそこらへんは何とかしなきゃいけないか

 

「はぁ…」

 

 桃かーさんは俺をみて溜め息をついている。失礼な

 

「紅莉、あなたは趣味はないの?」

 

 呆れたような表情で俺に尋ねてくる桃かーさん

 

「なんだろ?外国いる時は結構マーケットとか見るのはやっていたけど…」

 

 日本にいる時はむしろ鍛錬ばっかしていたなぁ

 

 …あれ?俺って無趣味?兄さんですら爺臭い盆栽という趣味があるのに…

 

 あ、でも休み時間の間に刀の手入れをするのは結構好きだったなぁ…汚れなく透き通るような刃に映る風景が幻想的に感じて…

 

 いや、これは趣味じゃない、義務だな…好きだけど

 

「あ、やりたいことあった」

 

「何かしら?出来る限り協力するわよ?」

 

 俺としたことが、忘れていたよ

 

「桃かーさんさ、小豆ってある?」

 

「小豆?確かレンちゃんがお菓子作るために買ってきていたけど?」

 

 助かった。洋菓子メインの桃かーさんだとない可能性のほうが高かったし…

 

 いやでも、晶辺りが今度手作り豆腐に挑戦するとか言ってレンちゃんに無理だ言われて喧嘩していたから大豆ならあったかな?

 

 って、話が逸れたが

 

「だったらさ、皿二枚とこの前買った漆箸あったよね?」

 

「ええ、ってまさかあんた…」

 

 どうやら桃かーさんも俺が何をやりたいかわかったようだ。溜め息をつくと準備をして持ってきてくれた

 

 俺はそれをテーブルの上で受け取り、左手に箸を持ち

 

「ぐぬっ!?」

 

 つるつるとスベル小豆を何とか左の皿から右の皿へと移動させようとしているのである

 

「なんで、そんなことまで」

 

「一つは右がダメなら左で剣を振ればいい」

 

「そんな、パンが無いからケーキをの理論で…」

 

 これは、純粋に考えていたことだ。俺の肩の具合から考えても今後の数年はまともに使えない

 

 ということは、だ。修行が一切滞ることになる。それは流石に避けたいので左でやろうと考えていたのだ

 

 幸いなことに緋凰流は左右のバランスをとるように出来ているので持ち手を変えても影響は無い

 

 昔からの流派だから右で固定されているのかと思ったがそうじゃないとわかって助かった

 

「あと一つは…」

 

「一つは?」

 

 桃かーさんが俺の言葉の続きを待っているが俺は気恥ずかしくゴニョゴニョと喋るのであるが

 

「それじゃ聞こえないじゃないー」

 

 いやだって…

 

「ま、まさか紅莉は今回の怪我でまた遠慮を…ヨヨヨ」

 

 桃かーさんがわざとらしく泣きまねをしながら俺にはよ言えと訴えかけてくる

 

 てか、もう凡そ予想はついているのか口元がニヤケている。この人は…本当に楽しいことが大好きだな

 

 感情表現も大きいし、何より本心からそう感じるから好きなんだけどね

 

「それで?」

 

「はぁ、分かってて聞くなんて」

 

「かーさん、紅莉の口から聞きたーい」

 

「昨日の夜のなのはのあれは流石に恥ずかしい」

 

 まさかあ~んなんてやられる日がくるなんて思わなかった

 

「二人っきりならまだしも、あんなみんなの目の前でやられるとは…晶や美由希の視線がうざかった…」

 

「二人っきりならいいんだぁ~」

 

「しまったっ!?」

 

 つい口からこぼれてしまった言葉を桃かーさんは聞き零さなかったようでなにやら準備し始めた

 

「はい、紅莉。あ~ん」

 

「あの、桃かーさん?」

 

「あ~ん」

 

 桃かーさんがケーキを持ってきてそんなことを言う

 

「いや、朝からケーキはきついって。てか、なんでやろうとしてんの?」

 

「だって、紅莉って甘えてくれないし甘えさせてもくれないんだもん」

 

「いや、なのはにやってやれよ。俺がいるからって結構寂しがっているよ?」

 

「うっ…そうなのよねぇ…」

 

 桃かーさんも自覚はあるんだろうけど仕事が忙しくて余裕がないのも事実だからなぁ

 

 とーさんが手伝っているとはいえとーさんは厨房なんてできないしね

 

「とりあえず、がんばりなさい」

 

「応援してくれるのはいいけど、フォークを下げてくれ」

 

 桃かーさんは結局俺が食べるまで粘り続けて最終的に俺が折れて終わったのであった

 

 

~回想終了~

 

 

 

「とまぁ、こんな感じかな?」

 

「紅莉君、恥ずかしかったの?」

 

 そりゃあもうね

 

「それより、一週間でマスターできるものなの?」

 

「あのな、お前が起きてくる2時間前+お前が寝てからの1時間を黙々とやり続けたんだぞ?小豆に比べれば楽勝だ」

 

 まぁ、やりすぎた結果、小豆の皮が大分傷ついてしまったようでレンちゃんが使えないと嘆いていたっけ?

 

 今度、丹波の小豆をプレゼントしてあげよう

 

「さっきから聞いていたんだけどさ、あんたたちって一緒に住んでいるの?」

 

 今まで黙って聞いていたバニングスから質問を受けたので口に含んでいたご飯を飲み込んでからそちらを向く

 

「言ってなかったか?一応兄妹だぞ俺となのはは」

 

「「ええぇっ!?」」

 

 月村と揃って驚くバニングス

 

「で、でも名前が違うじゃない」

 

「ああ、俺の母さんが死んでしまってな。それで、なのはの両親に子供にならないかって誘われてな」

 

「あ…」

 

 どうやら、バニングスや月村もなのは同様年以上の精神年齢らしく言っていることがわかるようだ

 

 二人共かなりバツが悪そうな顔をしている

 

「まぁ、気にすんな。母さんが死んでしまったときは流石に悲しかったが今はなんとか割り切れた」

 

 乗り越えたといえない辺り俺もまだまだ弱いと感じる

 

 母さんは自分の事は気にするなと言っていたのにな

 

「それより、なのはと友達になったのか?」

 

「え、ええ。昨日きちんと話してね」

 

 俺が話題を切り替えるときちんと返してきたので、もうこの話は無しだ。その内笑い話にしてやろう

 

「それにしてもビックリしたわよ。なんか行き成り横から割って入って来るんだもん」

 

「うん、私もまさかそうなると思って無かったよ」

 

「にゃはは」

 

 まぁ、そうだわな。特に仲良しとかじゃない限りは静観するか見てみぬふりするだろうし

 

「えっと、紅莉君?でいいのかな?」

 

「ああ、好きに呼べばいいぞ月村」

 

「それじゃ、私もすずかって呼んで。なのはちゃんじゃないけど友達なら名前で呼んで欲しいかな?」

 

「了解した、すずか」

 

 すずかは何となく引っ込み思案っぽいかなって思っていたけどそうでもないのかな?でも、将来は必ず美人になるな。大和撫子っぽい感じがする

 

「ちょっと、私を置いて行くんじゃないわよ」

 

「すまんすまん」

 

「それで、紅莉は私の名前を覚えているんでしょうね?」

 

 挑戦的な笑み。ふむ、ここは一発ボケるか

 

「当然だろ?アリサ…」

 

「ふふん」

 

「バーニングスだろ?」

 

「だれが、燃えているのよ!」

 

 おお、思ったとおりの反応だ。ツンデレっぽいところもいいが、こういった激情タイプは何となく晶と同じで返ってくる反応が面白くてついついからかってしまう

 

「冗談だ、よろしくな二人共」

 

 こうして、学校で友人ができたのである…男いねぇ

 

 

 

 

 

 

 

「フィアッセ・クリステラです」

 

「フィアッセはねぇ、歌手なんだけどちょっと病気で日本で治療することになってうちで預かることにしたの」

 

 アリサとすずかという友人が出来て少ししたら高町家に家族が増えた

 

「もう、桃子。そんなことないって」

 

「う~ん、でもフィアッセの声は綺麗でいいじゃないか」

 

「士郎まで…」

 

 頬をほんのり染めて照れるフィアッセさん。すっごく美人で声もとーさんが言うとおりとても綺麗だ

 

「ん?クリステラ?」

 

「あれ?紅莉君はフィアッセさんと会った事なかったっけ?」

 

「いや、初めてだけど…クリステラ?」

 

 あっれ~、どこかで聴いた記憶があるんだけど何処だっけなぁ?

 

「ん?桃子、士郎。そっちの子は?」

 

 フィアッセさんが俺を見てとーさん達に尋ねる

 

「ああ、そうか。会ってなかったな。紅莉ちょっと来い」

 

 とーさんに呼ばれたので近づく

 

「こいつは新しいうちの子でな」

 

「緋凰紅莉です。養子として高町家に引き取られました」

 

「そう、よろしくね」

 

 ニッコリと人懐っこそうな笑みで此方を見てくるフィアッセさん。綺麗と同時に可愛いという言葉が出てくるような人だ

 

「むぅ…」

 

「あらあら」

 

 なにやら向こう側でなのはがむくれており、そんななのはを桃かーさんは微笑ましく見ていた

 

「とりあえず、紅莉って呼んでください。それと…」

 

「うん、よろしくね紅莉。それと…」

 

「「同士よ!」」

 

 そういって、二人で硬い握手を交わす

 

 俺とフィアッセさんが突如に意気投合したように握手を交わしたことに回りは怪訝な表情をするが俺達の共通点を見れば分かるだろう

 

「あ、もしかして髪型…」

 

 どうやら美由希が気づいたらしい。そう、俺とフィアッセさんの共通点とは

 

「そういえば、フィアッセも紅莉も触覚があるな」

 

 兄さんがポツリと呟けば回りもどうやら納得がいったようだが

 

「兄さん、いつも言っているけどこれは癖毛であって断じて触覚ではない」

 

「そうだよ恭也。それに、女の子にそんなこと言うなんて酷いよ」

 

 俺は女じゃないけど虫なんかと同格に扱われたくないんだ

 

 なぜかしらんが、俺の髪に傍から見れば触角としかいえないように2本たっているのだ

 

 フィアッセさんは前に降りる感じだけど、俺は逆のほうに向かって行くように立っている

 

 まぁ、フィアッセさんのはまだ個性的で可愛らしい触覚だけど男の俺の触覚は誰得だ?

 

「それより、クリステラ、クリステラ…どこかで聞いたことあるんだよなぁ」

 

 それも、かなりの頻度で。ここに住む前は特に…

 

「もしかして、ママのことかな?」

 

「お母さんですか?」

 

「うん、うちのママって歌手だから」

 

「歌手…そうだ!ティオレ・クリステラだ!」

 

 あの人の歌声は大好きで、母さんとヨーロッパを回っているときなんて国が違ってもどこかしらで流れていたんだ

 

「大ファンです!あの人のCDを聞いた時は衝撃が走りました」

 

「あはは、そう言ってもらえると娘としても嬉しいな」

 

 本当に嬉しそうに微笑むフィアッセさん。くそう、そういや高町家とクリステラ家は縁があったっけ?

 

「フィアッセの歌声も綺麗だぞ」

 

「うん、昔は良く聞かせて貰ったっけ?」

 

 なぬっ!?兄さん達は実際に聞いたことあるのか!?羨まし過ぎる

 

「ぜひ聞かせてといいたいですけど療養って言ってましたよね?」

 

「そうなの、ちょっと喉を、ね」

 

「えぇっ!?大丈夫なのフィアッセ」

 

「うん、それも含めてこっちの病院を通うことになったんだ」

 

 どこか悲しそうな顔で告げるフィアッセさんに美由希だけじゃなくて兄さんや他の人たちの顔も陰る

 

「あ、ほらほら。そんな暗い顔しないで。治すために来たんだから」

 

 自分のせいで暗くなるのがいやだったのか、フィアッセさんは明るくそういった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、士郎。緋凰って」

 

「ああ、あの橙璃の子供だよ」

 

「橙璃は?」

 

「そうか、知らなかったか。…死んだよ。事故でね」

 

「!?」

 

「紅莉も元々橙璃が捨て子だったあの子を拾って育てたようだ」

 

「そう…」

 

「紅莉自身もそれは知っているからあまり暗くならないようにな」

 

「強いんだね」

 

「ああ、強いさ。あいつが死んだとき一時期は荒れそうになったが、折り合いをつけて向き合っているからな」

 

 紅莉がなのはに連れて行かれた後にフィアッセはふと思い出したことを士郎に尋ねてみれば予想通りの答えが返ってきた

 

 しかし、予想外な答えも返ってきて顔が曇るがそれ以上に紅莉が強くその強さに微笑みを浮かべたのであった




リリカルなのはの漫画版がどこにも見つからず…どうやら、なくしたようで超ショックです

あれのネタを色々と含みたかったのに

そして、主人公に触覚がある事実。なぜかって?そのうち本編で言いますよ
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