魔法少女リリカルなのは~刃の行き着く先~   作:レティウス

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第66話

「数年たっただけで、結構様変わりするもんだなぁ」

 

《基地の位置は変わってないですがね》

 

 首都部隊の隊舎までやってきて、ついキョロキョロと周りをみてしまう。数年前まで自分が所属していたっていうのに、懐かしさなどはなく、初めてきた場所に感じてしまう。

 

「待っていたぞ、緋凰」

 

「おろ?シグナム?」

 

 入口から入って受付に行こうと思っていたら、近くにあった椅子に座っていたシグナムが立ち上がりこちらに歩いてきた。

 

「なんでここに……って、そういや前に航空隊に所属しているとかってクロードが言っていたな」

 

「そういうことだ」

 

 あうこともないと思っていた知り合いがいて疑問に思ったのだが、そこでふと前にクロードが言っていたことを思い出し、口にしてみるとシグナムも肯定した。

 

「お前の昔の古巣ということだが、出迎えも必要だと思ったのでな。公私も必要だが、知り合いということもあり出迎えに来たということだ」

 

「なるほどな。まぁ、助かるよ。古巣と言っても、結構変わっているっぽいからな」

 

「そうなのか?」

 

「ああ」

 

 シグナムに案内されながらも他愛もない話をし続ける。公の場だったら色々と危ないものだが、別に今は完全に公の場ということでもないし、必要でもないか。

 

「姐さん、ちょっといいすか?」

 

 シグナムに案内されながら歩いていると、そこにやや軽そうな俺よりちょっと年上の男性がやってきた。

 

 そんな男性にシグナムが一瞬こちらを見てきたので、どうぞとポーズをとる。

 

「ああ、どうした?」

 

「実は、今度の物資の配給にかんしてなんすけど、隊長がシグナムの姐さんにも言っとけって」

 

「分かった。後で、データを送ってくれ」

 

「了解っす。ところで、そちらさんは?もしかして、新人すか?」

 

 一通りのことをやり終えた後、最初から気になっていたのか話がこちらに飛んできた。

 

「ああ、こいつは……」

 

「いやぁ、ここって入れ替わり激しいし、場所が場所だけにすぐに辞める奴もおおいし、何より俺にも後輩が!」

 

 シグナムが何かを言う前に矢継ぎ早に色々と好き勝手なことを言いまくる。

 

「いや、だからな……」

 

「俺の名前は、ヴァイス・グランセニック二等陸士だ。困ったことがあったら、なんでも聞いてくれ」

 

 すげぇな。シグナムが困った顔をしている。戦闘面でこういう顔を拝んだことは数多いが、平時でこんな顔は珍しい。

 

「ご丁寧にどうも。特務隊員の緋凰紅莉二等陸尉です。お見知りおきを」

 

「二等……陸尉……?」

 

 はて?耳でも遠いのか?なにやら、ポカンと固まっているが。

 

「初めに言っておくが、こいつは新人でもなければ、入れ替わりの人員でもないからな。隊長も言っていたが、これから暫くの間、航空部隊に回された人物だ。ちなみに、何だかんだと既に4年以上の実績をもつお前の先輩だ」

 

「し、しつれいしましたーーーっ!」

 

 漸く再起動したと思ったら、ガッチガチに固まりながらヘンテコな敬礼を俺にするヴァイス。

 

「じょ、上官だと知らずに、と、とんだ無礼をーーーっ」

 

「気にしなさんな。これと言って、上下に五月蠅いわけじゃないし。てか、階級章見えなかったん?」

 

「はい」

 

「目に見えてすぐにわかる物でもないしな」

 

 襟についている階級章を指すが、二人そろって肯定してくる。まぁ、俺も全く見ないし、何か不備があれば問題は全てレジアスのおっさんに回るから気にしたこともない。

 

「とりあえず、気にしなくていいから。シグナム、案内の続き頼むわ~」

 

「ああ」

 

 こうして、古巣となる首都防衛隊へとやってきたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ」

 

『任務中にため息をつくな』

 

「すまんね。ただ、やっぱり言わせて貰うならば、なんで俺の任期が終わる日にテロなんて起こすんかねって、愚痴りたくもなるんだよ」

 

 俺のため息にシグナムが苦い顔をして突っ込みを入れてくる。それを、苦笑いとともに謝るのだが、やはり気分は悪い。

 

 大規模テロ犯ならばこれと言って問題など発生させずに正面から潰せばいいんだが、今回はちんまいテロだからなぁ。

 

 何をやらかしたかは知らんが、建物に人質を連れて逃げ込むなんて、ベタにもほどがある。極めつけは身代金と逃走経路の確保ときたもんだ。

 

『それで緋凰、首尾はどうだ?』

 

「とっくに、建物の中に入っているよ」

 

 相手の警備もザルすぎて話にならん。確かにセキュリティロックはかけられていたが、それを解くなんて誰でもできるし扉を普通に開けたにも関わらず、誰も気づいてないときたものだ。

 

『早いな』

 

「ザルすぎる」

 

 幻武を使えども、電子機器のない時代に作られたものだからサーモグラフィなどには当然ひっかかるんだが、全くと言っていいほど静かなものだ。

 

 監視カメラもついているのだがなぁ、未だに発見されてないっぽい。まぁ、監視カメラに関しては、どこまで映るのかってのは大体推測できるから、それを避けては通ってきているのだが。

 

「つか、いつもは話に加わってきそうなヴァイスが静かだってのも気になるんだが」

 

 ここに派遣されて仲良くなったヴァイス。ややお調子者なきらいはあるけが、それを踏まえても気の知れた奴くらいにはなったんだが。

 

 それに、こういう場面でも割と余裕を持てるくらいには図太かったとも思うのだが、先ほどから俺達の話に全く加わってこない。

 

『先ほど判明したことなのだがな、どうやら人質はヴァイスの妹だそうだ』

 

「ありゃま」

 

 運がないねぇ、ヴァイスの妹も。

 

「っと、現場に到着したから念話に切り替えるぞ」

 

『本当に早いな』

 

 通信からシグナムの呆れた声に苦笑いしてしまう。

 

 道中で確かにそれなりに見張りはいたにはいたが、慢心しきっていて逆に萎えそうになったわ。

 

 ……ふむ。

 

『お~い、ヴァイス』

 

『なんすか。いまちょっと、余裕がないから後にしてほしいんすけど』

 

 念話でヴァイスに話しかけると、本当に余裕がないことが声で判断できる。まぁ、まかり間違って妹に当てたらとか考えちまっているんだろうなぁ。

 

 この期間で任務は当然として合同訓練なんかも一緒にしたが、ヴァイスの狙撃性能はBランクとは思えないほど正確で速い。

 

 魔力ランクが低いせいもあってか誘導弾は使えないそうだが、それでも長距離狙撃ともなれば、なのは以上の命中精度を誇るとエアのデータが教えてくれた。

 

『いやなぁ、近場で敵の首領?の顔を見たんだが……あいつって、ロリコンに見えねぇ?』

 

『『は?』』

 

 俺の一言にヴァイスとシグナムの言葉が重なる。重なった声は完全に呆けていたが。

 

『ほれ、あの後退した髪の毛といい、脂ぎった顔といい、な?』

 

『な? ではないわ!貴様は、いきなり何を言っているんだ!』

 

 ヴァイスではなく、シグナムが念話なのにもかかわらず怒鳴ってくる。やめてくれよ。念話で怒鳴られちゃったら、耳を塞いでも意味がないんだから。怒鳴るのなんて、レジアスのおっさんで十分だ。

 

『どならなくても聞こえてるって。それに、お前もそう思わんか?』

 

『いやまぁ……っ、そうではなく、任務中にだな!』

 

 一瞬同意しかけたのだが、生真面目な奴なので冗談が通じないでらっしゃる。けど、マジでエロゲーなんかで幼女を凌辱してそうなおっさんの外見そっくりなんだよなぁ。

 

『わーった、わーったよ。そんなにがなるな。マジでうっさい』

 

『分かればいいんだ、分かれば。ヴァイスもあんな人外の言葉に惑わされるなよ?』

 

 扱いひでぇなぁ。てか、厳密に言うならばお前も人外だろうに。

 

『ふ……』

 

『ヴァイス?』

 

 再び黙っていたヴァイスにシグナムが声をかけたのだが、何やら震えた声を漏らした。

 

『ふざけんじゃねぇぇぇぇぇぇっ!』

 

『うるせーーっ!』

 

 今日一番の大声に意味がないのは分かっているのだが、耳を塞いでしまう。

 

『俺のかわいい、かわいいラグナを犯すだとぉぉっ!』

 

『おい、おちつけヴァイス!』

 

『そして、数年後には子供を携えて、『お兄さん、妹さんを僕にください』ってね』

 

『お前も煽るな!』

 

『てめぇにお兄さんなんて呼ばれる筋合いなんてねぇぇっ!』

 

 なんか、念話ごしでもヴァイスの息がすっげぇ荒い。

 

『死ねぇっ!』

 

『死っ!?ちょ、まてヴァイス!』

 

 それにしても、今日は珍しいなぁ。あのシグナムがツッコミに回ってら。

 

 そして、ヴァイスが放った一発は狙いたがわずに首領の頭に命中し昏倒させることに成功する。

 

 それと同時に飛び込もうと思ったのだが、何やら背後からスドドドとかいう効果音がこちらに近づいてくる。

 

 なんだと思い、一応確認しておこうとしたら何かが超スピードで通り過ぎて行った。いや、何かが何かは分かっているんだが。

 

「なっ、貴様は!?」

 

「死ね!」

 

「げふっ」

 

「ぎゃぁっ!」

 

「ぐあっ」

 

 おーおー、凄まじいな。

 

「お、お兄ちゃん?」

 

「大丈夫かラグナ!?酷いことはされなかった!?変なところを触られなかったか!?気持ち悪視線を感じたか!?いや、感じたよな!?もう安心しろ、兄ちゃんが来たからには大丈夫だらな!」

 

 妹さん、めっちゃ戸惑ってるじゃん。

 

「おら、死ね!死んでしまえ!いや、死ぬな!てめえは生きて、地獄を味あわせてやるんだからなぁ!」

 

「げはっ!?ごはっ!?ぐふっ!?おほっ!?」

 

 んでもって、倒れている首領に向かって非殺傷とは言え、近距離で攻撃を加えまくるヴァイス。はた目から見て、どっちが悪役かわかったもんじゃねえな。

 

「あー、緊張をといてやろうと思って発破をかけてやろうと思ったんだが……やりすぎた?」

 

『やりすぎだ!』

 

 この時のツッコミはシグナムだけじゃなく、防衛部隊全ての人にツッコまれた。

 

 

 

 

 

「いやぁ、兄貴には世話になりやした」

 

「お前のほうが年上だろうが」

 

「いやいや、親愛の意味も込めてなんで」

 

「だが、断る」

 

「なん……だと……」

 

「きさまら、もう少し頭のいい会話をしてくれ」

 

 シグナムが額に手を当ててため息をつく。

 

「そうそう、お前今度のあれは大丈夫なのか?」

 

「ああ、きちんと休みを取った」

 

「なんすか、いったい」

 

「ん?俺の姉的存在のコンサートさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 任期も終わり、その後の細々とした雑務は全てエアとオーリスに投げ渡し、地球で久方ぶりに実家を手伝っている。

 

 いつもの感じで言いあいから喧嘩に発展する蓮ちゃんと晶の二人を笑いながら、なんか久々なような感じで楽しくなる。

 

 ここ最近の蓮ちゃんは体調もいいみたいで、昔みたいに細っちょろくも無くなってる気がする。

 

「レンちゃーん?晶ちゃーん?まさか、この忙しい時に喧嘩なんてしてないよね?」

 

「も、もちろん!」

 

「うちら、仲良しやで?」

 

 おーおー、ひきつった笑顔になのはに見えないように相手を攻撃しながら肩組んでら。

 

「私、これから銀行に両替いってくるから、紅莉君レジよろしくー」

 

「あいよー」

 

 そういって、なのはが引っ込むと二人がそろってため息を吐く。

 

「最近のなのちゃんは怒らない分、怖い」

 

「同感や」

 

「それで、フェイトちゃんがトラウマ作ったんだろ?」

 

「いや、フェイトのは別だと思うがなぁ」

 

「でも、逆らったら魔法でどーんされそうで」

 

「いやいや、さすがに人が多いところではやらんって」

 

「つまり、少ないところだとやれるってことだろ?」

 

「なんとも言えないなぁ」

 

 魔法を私的に使うことはいけないんだが、なのはの場合はどこかでタガが外れそうで怖い。そして、何故かは知らんがその対象が俺に限定されていそうで。

 

「とにかく、笑顔が相手を威嚇するものだってのは証明されたわけだ」

 

「あ、あはは……」

 

「そんなん、知りたくもなかった……」

 

 がっくりとうなだれている二人に苦笑いしながら、俺は厨房からレジへと向かっていったのだった。

 

 

 

 

「なのはー、紅莉ー、お兄ちゃんとお姉ちゃんがテレビに出ているわよー」

 

「なに?」

 

「え?ほんとだー」

 

 店に備え付けられているテレビからは、ちょうどフィアッセさんが日本に来日したというニュースが流れている。

 

「帰ってきてないと思ったら、護衛していたのか」

 

「知らなかったの?」

 

「うむ」

 

 警防隊の訓練に向かったきり帰ってこないなーとは思っていたが、そのころは俺も防衛隊に出向中だったから、わりと忙しくて聞く暇がなかった。

 

「そういや、そのころってちょうど紅莉って忙しかったな」

 

「んだ」

 

 晶のそういえばという言葉に素直にうなずく。

 

「ったく、うちの子たちはなんで揃いも揃って危険なことをするのかしらね?」

 

「にゃ、にゃはは……」

 

「ごめん」

 

「お前らー、あんまり桃子を心配させるなよー」

 

 いたのか父さん。

 

 そうして、店ももう大丈夫だろうということになり休憩していたら兄さんから電話がかかってきた。

 

「もしもーし。羨ましいぞこの野郎」

 

『いきなり何を言っているんだ、お前は』

 

 電話口でも呆れているのがわかる兄さんの声になんとなく笑いが出てくるが、話が進まないので気合いで我慢する。

 

『いま、一人か?』

 

「うんにゃ、店の手伝いしていたから周りに人がいるけど?」

 

『すまないが、ちょっと席をはずして一人になってくれ』

 

 なんとなく、兄さんの声に緊張感が含まれているのを感じ、素直に席を立つ。

 

「どうしたの、紅莉君?お兄ちゃんからの電話でしょ?後で、私にも話させてね」

 

「おう、なんかあるらしくてね。母さん、メモ帳どこだっけ?」

 

「事務所にあるわよ」

 

「了解」

 

 そういって、事務所に移ると誰もいなかったので、鍵をかけて改めて電話をとる。

 

「おまたせー」

 

『大体察しはついているだろ?』

 

「まあね」

 

 人を遠ざけて話を通したいとのことだ。裏の仕事に近いことだろう。

 

『実はな、現在フィアッセはどこかのテロ犯に狙われている』

 

「ふむ」

 

『なんでも、ティオレさんの遺産をよこせとのことらしいのだが、フィアッセ自身は知らないとのことだ』

 

「あれは、秘書さんは?」

 

『ああ、一応聞いてみたが、知らないと言っていた……だが』

 

「本当に知らないか、知らせるべきでないと隠しているか、だね」

 

『俺も同じ意見だ。それに、さきほど弓華さんからこちらに向かって何人か曰くつきの人物が向かったとの情報もある』

 

 曰くつきねぇ、それだけなら胡散臭いんだけど、弓華さんからの情報ならば確実にあるとみたほうがいいだろうな。

 

『そこで、悪いがお前も来てもらいたい』

 

「了解だよ。何か、足りない装備はある?ついでに持っていくけど」

 

『ああ、頼む。後で、美由希にメールを送らせる』

 

「メールも覚えようね。忍さんにせっつかれてるでしょうに」

 

『黙れ』

 

 ったく、アナログ人間もここに極まりだな。

 

『それと、伝えるかどうか迷ったが、伝えとく』

 

「どうしたん?」

 

『今回の首謀者は、かつてとーさんを、そしてお前の母親の因縁の相手だ』

 

「っ!?」

 

 兄さんの言葉にズドンと頭をうちぬかれた気分となる。兄さんが何をもって因縁の相手と言ったかなんて、聞かずとも分かる。何かをいう前にゆっくりと息を吐いて心を落ち着かせた。

 

『大丈夫か?』

 

「流石に、不意打ちで言われると驚くけど大丈夫だよ」

 

 なんとか、平静を取り戻し兄さんに告げる。

 

『気負うようなら、即外すが』

 

「兄さん、さすがに怒るよ?」

 

『分かった。すまない』

 

「了解」

 

 兄さんとの電話を切り事務所を出るとそこにはとーさんと桃かーさんが待ち構えていた。

 

「ちょうどよかった、兄さんの援軍に行ってくる」

 

「はぁ、しょうがないわね。フィアッセによろしくね。あと、これを持って行って」

 

 桃かーさんから菓子箱を手渡されたので、それを受け取る。

 

「とーさん」

 

「どうした?」

 

「これ」

 

 事務所を出る前に美由希から届いたメールの画像をとーさんに見せる。

 

「こいつは……っ!」

 

「それが、相手らしい」

 

「そう、か……任せたと伝えてくれ」

 

「あいよ」

 

 さてと、美由希から送られてきたメールの内容を見るにあまり消耗してないようだ。後は、正装でと記されているから帰ってスーツに着替えんとな。

 

 

 

 

 

 

「あれ?紅莉君、おめかししてお出かけ?デートのお誘いなら嬉しいけど」

 

「そうなの!?」

 

「デートのお誘いと聞いて!」

 

「どこから現れたお前ら」

 

 家に帰りスーツに着替えて今に戻ると何故かなのは、フェイト、すずかが現れていた。

 

「お姉ちゃんが翠屋にゆうひさんが来たって言うから、色紙を届けにきたんだ」

 

「私はなのはに呼ばれて」

 

「で、さすがに大人の会話が始まったから、巻き込まれるのも面倒だし家に逃げてきたんだ」

 

 そういえば、ゆうひさんは日本に帰ってくるたびにうちに来るからなぁ。大ファンの忍さんが暴走するのも仕方ないか。

 

「それで?誰を誘ってくれるの?」

 

「わ、私は当分の間任務はないよ?」

 

「ハリーハリーハリー!」

 

「落ち着け。ネタに走るな」

 

 人のことは全く言えないけど。

 

「兄さんに呼び出されたからフィアッセさんに会いに行ってくるんだよ」

 

「なんだー」

 

「がっかり」

 

「期待はずれにもほどがあるよ!」

 

 なんで、勝手に騒いでいてここまで言われなきゃならん。

 

「とにかく、行ってくるわ」

 

「移動はどうするの?」

 

「駅まで出てタクシー拾う」

 

 流石に時間も差し迫ってきたので、三人の頭をなでてあわただしく兄さんの元へと向かったのであった。




†久遠放送局†

久遠「次回からまたシリアスだよ」

リニス「けど、これが終わればStsにかなり近づくようですね」

久遠「てか、無印でもA'sでもなくその間の期間の話が一番ながく続いているよね」

リニス「作者もそこに驚いているようですよ?もう少し軽くするつもりが、全然圧縮できないとかいって」

久遠「でも、とらハも売りにしているからこの内容は外せないしね」

リニス「むしろ、これをやりたがっていましたからね」

久遠「では、みなさんよいお年を」
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