「よしっ!」
パンッと頬を叩いて気合を入れるティアナ。
現在の時刻は早朝と言うには更に早い時間。あたりはまだまだ暗く、生物のほとんどは活動を停止し、眠りにつく中、ティアナは起き出していた。
何故ティアナがこの時間から起きて、なおかつ訓練着にまで着替えているかといえば単純で、この前のアグスタの事件のせいである。
自分の不注意で愛犬……もとい相棒が怪我をしてしまった。
それはティアナにとって、自分を責めてもあまりあるほどの失態である。愛犬とは、自分が好きにしていいものではないのだ。
自分が至らないせいで怪我をしたのならば、どうすればいいのかなんて簡単である。至らない部分を伸ばすために鍛えればよい。
ゲームや漫画みたいにすぐに、という訳にはいかないし、隊長陣のように才能に恵まれている訳でもない。
自分に出来ることは積み重ねるしか方法はないと、ティアナ自身がよくわかっている。
少し前までのティアナならば、焦りもあったが、今はそれはない。
その理由は単純で、この前の地球に行ったのが大きかった。
地球での任務は、紅莉が余計なことをしてしまったために、おじゃんになってしまったが、余った時間は実に有意義であった。
特に、なのはと紅莉の姉である美由希と話せたのはよかった。
紅莉や恭也が頭がおかしいとしか表現できないような鍛錬をしている中、自分のペースをきちんと守り、自分の納得がいくように鍛え続けてきた人間であるというのを知ったからである。
ただ、ティアナは知らないことだが、紅莉、恭也、美由希の中で一番才能に恵まれているのは実は美由希である。ただし、紅莉と恭也が才能を努力で上回るという言葉がちゃちになるぐらいのことをしでかしているので、目立たないだけである。
更に言うならば、この三人以外の武術家が美由希を見れば、十二分に美由希を人外というくらいのレベルである。
とにかくとして、ティアナは自分が新人の中でも目立たないのはしかたないと割り切り、ならばせめて脚を引っ張らず、なおかつ、ある程度のことをやってのけるくらいの実力はなくてはと考えての個人鍛錬であった。
意気揚々とまでは行かなくても、しっかりとした足取りで訓練場までやってきたティアナが訓練場の設定をしようとパネルを開いたら、既に設定はされており、中で誰かが訓練しているのが分かった。
後からやってきたものが、勝手に変えるのもいけないと考え、その設定のまま訓練場に入るティアナ。
(もしかして、隊長の誰かが?)
うっそうと生い茂る木々の間を歩くティアナ。
鍛錬のために、早起きしたのに鍛錬を行わずに、先に来ているものが誰かなんて気になるのは、意味がないが、気になるものはしかたないと先に来ている人物を探すティアナ。
ほどなくして、カキンやガキンなど金属同士がぶつかり合う音が聞こえてきた。
邪魔しないようにと、こそこそと隠れながら音の発生場所まで足を向けると、そこには二人の人物が対峙していた。
「剣筋が荒くなってんぞ」
「分かってるよ!」
白と黒、対照的な二つの色がぶつかり合っていた。
黒の装束を纏う大剣使いは肩で息をしながら、白を纏う刀使いに翻弄されていたのであった。
紅莉とクロードである。
二人の戦いに目を奪われたティアナは結局、二人の戦いがひと段落するまでひっそりと見守り続けるしかなかったのであった。
「ぜぇ、ぜぇ……」
「だらしねぇなぁ」
膝に手をつき、肩で息をするクロードに、紅莉はケロッとした表情で呆れていた。
「おま、……体力が……」
「疲れている時こそ、真価が発揮される場面もあるんだぞ?基礎力と言ってもいいけど……ティアナ嬢もそう思うだろ?」
呆れて説教していた紅莉が突如としてティアナが潜んでいる方へと視線を向けると、ティアナは「えっ」と驚き、身を跳ねてしまった。
それにより、枝が折れた音があたりに鳴り響き静寂が覆う。
少しばかりの静寂の後、ティアナは観念したのかひっそりと出てきた。
「一体いつから……」
「訓練場に入ってきたときから知っているよ」
なんでばれたか分からなかったティアナは色々と考えたが、結論が出なかったために、素直に紅莉に尋ねた。尋ねられた紅莉はあっけからんとした感じで答えるが、内容がティアナの理解の範疇を超えていた。
訓練場の入り口から、ここまで少なく見積もっても数百メートルは離れている。それなのに、入り口から入ってきたときにばれたとはこれいかにと言った心情である。
「あー、紅莉に関してはそんなもんだで納得しておいたほうがいいぞ?疲れないし」
脳がオーバーヒートしそうになったところで、回復したクロードが助け舟を出す。それにより、現実に帰ってくるティアナ。
そういえば、美由希も似たようなことを言っていたなぁと、改めて思い出したからだ。そういうもんだと考えれば疲れないよ、と。
「俺もそこそこには、自信があるけど、流石に余裕がなかったなぁ」
「だらしねぇな」
「お前と一緒にするな!」
「兄さんだって出来るぞ。流石に範囲は俺より狭いが」
「だから、一緒にするな!」
納得がいかないとありありと示しながら大声で叫ぶクロード。そんなクロードに一瞥をくれながら、改めてティアナに向き直る紅莉。
「一体どうした?」
「あ、えと、その……」
そこで漸く、ここに来た目的を思い出したティアナ。
「あの、紅莉さんもなんでこんな朝早くから?」
漸く空が白み始める時間から、鍛錬をしている紅莉にティアナが疑問を返す。ティアナも早く来ているのは分かっているが、紅莉達はそれよりも早かった。しかも、途中から覗いていたから詳しくは分からないが、戦っていた時にはもう、結構な時間が経過していたと思われる。
「朝早く?」
ティアナの言葉に首を傾げた紅莉がエアに時間を尋ねると、驚きの表情をした。
「いけね、またやっちまった」
「はい?」
「うわぁ、俺この後普通に仕事なんだけど」
クロードも同様であったのか、何やら複雑な表情をする。ますます、訳が分からなくなるティアナに気がついた紅莉が苦笑いしながら理由を教えた。
「まず、ティアナ嬢に訂正すると、朝早くからいるんじゃなくて、昨日の夜からずっといた、だな」
「えぇっ!?」
紅莉から伝えられた内容に今度こそ驚くティアナ。早いとは思っていたが、夜通しでやっているとは考えてなかったのである。
「ちょいちょい、やらかしちまうんだよなぁ。また、リニスに怒られる」
「俺だってはやてに何を言われるか。仕事中に居眠りなんてしたら……何を要求されるからわかったもんじゃねえ」
二人してがっくりと肩を落とす。それをただ唖然として見ることしかできないティアナ。
「あの、紅莉さんは仕事は……」
「ああ、大丈夫大丈夫。こいつ、18時間ぐらい戦い続けられるぐらいだから、夜通しだろうが、完徹だろうが仕事のクオリティは落ちないよ」
紅莉ではなく、クロードが答える。だが、伝えられた内容がまた意味が分らなかった。
18時間戦え続けられる?どうやって?そんなことが頭の中でぐるぐると廻るために、先ほどから混乱しっぱなしであった。
「俺から言わせりゃ、体力なさすぎ。お前だって、魔力サポートがあれば、10時間ぐらいは余裕だろうが」
紅莉の呆れた台詞に異議を申し立てたかったが、なるほどと思った。確かに、魔力で何かしらの方法を取れば、そんなことが可能かもしれない。魔法とは千差万別なのだから、そういったことに特化していればあるいは……と考えられた。だがしかし、ティアナの思いはあっさりと打ち砕かれた。
「何もしなくて出来るお前に言われたくねえよ!」
「は?」
今、クロードは何を言ったんだろうか?何もしてない?一体何が?
「要所要所で休んでいるからな」
「間合いが離れた一瞬で息を整えているだけだろうが!」
口論する紅莉とクロードを余所に、ティアナは再び混乱の渦に巻き込まれる。目の前にいる人物は一体何者であるのだろうか?
「まぁ、それでだ、ティアナ嬢はこんな時間から鍛錬か?精が出るな」
「へぇ、自主練か、頑張れよ」
ティアナの目的をあっさりと看破した紅莉に、それを聞いたクロードが感心したように励ました。
「あれ?でも、なのはの鍛錬があるし、それでいいんじゃないか?」
「限界なんて、2.3回くらいは越えて、体がぶっ壊れるくらいまで鍛えたほうがいいんだよ。今の、鍛錬はヌルイしな」
「まぁ、前時代的と言われて、やらないらしいからなぁ。気持ちはわからんでもないけど」
「よく言う。それで実力が伸びた奴が言うセリフかよ」
「だから、わからんでもないで留まっているんだって。それに、紅莉が言うように、ぬるい部分は否めないよな」
「一番は、精神的に作用すっからな」
暢気に会話を続ける紅莉に、ティアナは自分の思惑を注意されるどころか、応援されてしまったことに戸惑い続けていた。一体、目の前の人種はなんだろうか?
「まぁ、頑張れよ。鍛錬に混ざりたかったら混ぜてやってもいいが、遺言は書いておけよ?」
「物騒すぎませんか!?」
「あー、うん、ティアナ、君にはまだ早い」
結局、その日は色々と混乱して実入りはなかったティアナであった。
ティアナ嬢が自主錬を開始して数日がたった。来る日も来る日も毎日頑張っていることだ。
近づいてきた魔力弾を刀で弾いて、再び型の練習を開始する。
最初の頃はこっちに教えてほしそうな顔をしていたが、生憎と教えられるようなことはこの前の任務の前に言ったことしかなかったので、頑張れとしか言えなかった。
そもそもが、俺は誰かにあーしろ、こーしろと教えるのは苦手だ。
実戦主義者に近い俺としては、美由希も鍛えていた兄さんを心から尊敬する。
まぁ、人に教えることは自分を見つめなおせるという言葉もあるのだが、残念ながら、ここには剣士はいないからどうしようもない。
唯一言えるとしたら、経験を詰めくらいかな。経験は何にも変え難い価値を持つから。
そういう意味では、朝練の最後でやっているなのはとの模擬戦はいい経験になっているだろう。何だかんだで、シチュエーションを変えてやっているし。
そんなわけで、ティアナ嬢に教えることなく、俺は自分のペースで鍛錬をしているのだが、一昨日くらいからティアナ嬢が癇癪を起したのか、俺に攻撃をしてくるようになった。
別に邪魔になるわけでもないし、好きにやっていればいいと思う。
これも経験になるならば、喜びはしないが、協力はしてやろうと思う。
それにしても、先ほどから迫りくる弾丸は直射型が多いな。
もともと、銃型のデバイスを使っていたから、弾速は早くした方がいいと、訓練校に通っていた頃に教えはしたが、なんとなく戦い方がこの前の奴と似て寄っているな。
まぁ、同じ銃使いとしては、あれも参考になるだろうし、恐らくティアナ嬢もそれを思って真似ているのだろう。
確かティアナ嬢は、操作弾も適性が高かったはずだから、直射一本は合わないだろうし、自分には合ってないとすぐに悟るだろう。
そのあと、いい時間となったので戻ろうとしたらなにやらヴァイスがいたので、近づいて行った。
「お疲れっす」
「おう」
飲み物をよこしてくれたのでありがたく頂くとしよう。貰った、飲み物を一気に煽るティアナ嬢。余程、疲れたのだろう。だが、最初の頃に比べれば持つようになったのも事実だ。
「紅莉さん、やらせすぎじゃないっすか?」
「限界なんて、2.3回くらいは突破させないと、強くならんぞ」
「いやいや、そこは高町隊長も考えているんじゃないっすかね?」
どうだろうな。あいつは、何だかんだでじっくり型だからなぁ。
「それにしても……お前さん、俺とどっかで会ったことない?」
「ナンパですか?最低ですね」
「いやいやいや、違う違う違う!」
何の脈絡もなく、いきなりティアナ嬢を口説こうとするヴァイスだったが、にべもなく断れてやんの。
「もしもし、ラグナちゃん?ああ、久しぶりだね。おう、俺は元気だよ。うん、それでね、ちょっとヴァイスについて報告が……」
「うぉぉーーーーいっ!なにをしてるんですか!?」
流石に、隊の風紀が乱れるのは俺としては勘弁願いたいので、最終兵器に出張って貰おうとしたら、通信に割り込まれてしまった。その動きは、この前の奴ら並に素早かった。
「いやいや、なんでもないよ、ラグナ。心配すんなって、俺は大丈夫だから!ああ、今度の休みに一度、顔を出してくるから。ああ、紅莉さんにもよろしく言っておくから。じゃあな」
そう言って、通信を切ってしまったヴァイス。人の通信に割り込んで、勝ってに切るなんて何事だ。
「何をする」
「それはこっちの台詞ですよ!なんで、ラグナに電話をかけるんすか!」
「なんとなくの嫌がらせ?」
「最低だこの人!」
失敬な。俺はこれでも紳士で通っているんだぞ。決して、変態のほうではない。
「それにしても、なんとなくだけど、ここに集められる前から知っている気がするんだよなぁ」
「ストーカーですか?紅莉さん、変態がここに」
「俺に捕まえろと?」
「いえ、斬ってください」
「おし」
「おし、じゃないっすよ!」
刀に手をかけたら、凄い勢いで後ずさっていきやがった。凄いな、地面に後が残ってやがる。
「紅莉さんも知りませんか?なんとなく、記憶に残っている部分にティアナの名前とか紅莉さんの姿が残っているんですが?」
「はぁ?」
ヴァイスの台詞に思わず眉根がよってしまう。てか、汚物を見るような目でヴァイスを見ていたティアナ嬢が俺にも同じ視線を送ってきやがった。
「つか、俺はティアナ嬢の事は訓練校に通っている時から知っているんだが」
「いや、そうじゃなくて」
うーんと腕を組んで悩むヴァイス。一体何を言いたんだろうか、こいつは。
「何をやっているんだ、貴様ら」
ヴァイスが考えているのを蔑んだ目で見ていた俺達に、隊服に身を包んだシグナムがたまたまやってきたのか、声をかけてきた。
「あ、姐さん。そういや、姐さんの姿もあったような気が……」
「何を言っているんだ?」
「なんか、ヴァイスがティアナ嬢のことをここに来る前から知っていたようでな」
「なんだ、それは……ストーカーか?」
「違います!」
やっぱり、そういう結論になるよな。俺も関係していると言われなければ、とっくにその場を後にするんだが、流石に気になってしかたない。
「エア、このメンツで、何かしらの関わりがあるものがあるか?」
《少々お待ち下さい》
一向に思い出さないヴァイスに焦れたので、エアに尋ねる。こいつの事だから、データベースあたりにアクセスすれば、回答が得られるだろう。データベースになくても、自分の記録からでも色々あるだろうし。
《検索ヒット……一件ヒットしました。ただ、ティアナ嬢ではなく、ランスターという姓でのヒットですが》
「ん?」
ランスター?おろ、そういえば、なんかあったような気がしてきた。なんだったっけなぁ?
《事件名は……シスコン大戦争になっていますね》
「は?」
「ああっ!」
「あれか!」
エアが告げた事件名にティアナ嬢が呆けるが、俺とシグナムは得心がいった感じで声を上げる。うわぁ、そういえば、そんなのもあったな。
「なんですか、そのアホ見たいな事件は」
エアの言葉を聞いて、滅茶苦茶呆れて訪ねてくるティアナ嬢。
「呆れるのも分かるが、ぶっちゃけ、名前はアホでも内容はシャレにならないからなぁ」
「まぁ、内容も呆れたものなのだが、結果が、な」
俺とシグナムでそろってため息を吐く。あれは本当にどうしようもなかった。
「思い出した!ティーダ・ランスターが言っていたんだ!」
「は?兄さん?」
漸く思い出したのか、ヴァイスの顔が晴れ晴れとしている。なんか、すげぇムカつくな斬ってやろうか。
「そうだそうだ。ティーダさんがお前さんの名前を言っていたんだよなぁ。いやぁ、懐かしい」
「ほう、それで済ませるつもりか、ヴァイス陸曹」
「あ、姐さん?」
額に血管を浮かびあがせるほどまで怒ったシグナムが、ヴァイスに素敵な笑顔をプレゼントしている。あっちは任せようか。
「あの、一体何が」
「数年前に、地上本部の一部が更地になったって知っているか?」
「え、ええ。有名ですから」
俺の質問にどもりながらも答えてくれるティアナ嬢。そうか、しっていたか。
「あれの原因は知っているか?」
「えっと、変装したテロリストが暴れたと」
「それは、表向きだな」
「はい?」
「あれは、あそこにいるバカと君の兄であるティーダ空尉が自分の妹のほうが可愛いと言い争った結果、最終的に武力戦争起こして、起こったことだ」
「はい?」
あれは本当にどうしようもなかった事件だ。いきなり、本部の一部が吹っ飛んだとおっさんから連絡を受けて、急いで駆け付けたら、爆心地の中央で、射撃型故か、お互いを射殺さんと乱発しあって、周りが大被害を受けていたのだ。
駆けつけて、事の顛末を聞いた時は、本気で帰りたかった。同様に、同じ隊に所属していたシグナムも駆り出されたのだが、揃って溜息を吐いていたのが記憶に残っている。
「最終的に、俺がティーダ空尉を、シグナムがあのバカを制圧して終わったんだが。その間の被害が酷くてなぁ……結果、ティーダ空尉は謹慎。あのバカは、武装資格を剥奪という形で終わったな」
「あの時、謹慎になったのは上司を殴ったからぁとかほざいていたのに、本当の理由はこんななんて……あの、クソ兄貴が!」
妹LOVEであったためか、真実を伏せていたティーダ空尉は結果、今現在罵倒されているが、どうなんだろうな。
ちなみに、ヴァイスのほうはラグナちゃんに俺が真実を教えてやったので、一週間口を聞いてくれなかったそうだ。その時のあいつは死にそうになっていたっけ?
俺も、なのはという妹がいるんだが……あまりそういった考えはないなぁ。まぁ、大切だし守ってやりたいとは思っているが、こいつらとは違うと言い切れる。
とりあえず、思い出してキレたのか、シグナムにボコられているヴァイスを放置して、俺たちは戻って行った。
後日あった試験では、ティアナ嬢の限界がピークに達していて、なのはにしこたま怒られた後、バインドで縛られてブレイカーを喰らっていた。ついでに、止めなかったスバルちゃんも連帯責任として喰らっていたが。
「もう、なのはさんに逆らいません!」
「まぁ、事前に相談した方がよかったのが正解だな。俺にも止めろと言われたが、自主錬は自己責任だし、知らんと返したら不貞腐れてしまったが」
その後のなのはを宥めるほうが、面倒だったのは内緒だ。
†久遠放送局†
久遠「あれ?なんか、重要な場面があっさりしていた」
リニス「紅莉という異常がいるからか、ティアナさんの暴走が変な風に押さえられたのでしょう」
久遠「ああ、紅莉菌だね」
リニス「懐かしいですね。あれに感染すると、なんだかんだで図太くなりますし」
久遠「ねー」
リニス「それに、危険行為にはおよんでませんしね。今後のティアナ嬢は図太くなっていくでしょう」
久遠「そういえば。近接鍛えたりしないの?」
リニス「紅莉に付け焼刃なんぞ脅威にもならんと言われてやめたようです。それに、なのはさんも紅莉やフェイトさんとやり合っている経験上、ティアナさん程度じゃどうしようもない程度には対処が上手いですからね」
久遠「なるほど!では、次回もお楽しみに」