スコアマッチじゃないから面倒だけど、頑張ります。目指せ2万位以内!
六課にギンガがやってきた。ついでとばかりにチンクもやってきた。
「なんで、お前まで来るんだ?」
「ギンガがこちらに来ると言うので、私が108部隊に応援に行こうと考えていたのだが、母上が私もこちらに行ってきてとのお達しだ。まぁ、あちらは、母上がいれば問題もなかろう」
「だなぁ」
管理局に入っている訳ではないが、民間魔導師としてちょいちょいと108部隊に応援に行っているからなぁこいつは。ギンガの変わりと考えたんだろうけど、クイントさんがこっちに送り込んだようだ。恐らくは、他者への顔つなぎかな?
「あ、チンクだやっほー」
「うむ。元気だったか?いや、これは意味がないか」
「どういう意味だよー」
そのまんまの意味だろ。スバルちゃんが元気がないというのが想像できん。ティアナも同じ意見なのか仕切りに頷いていた。
「えっと、ギンガはスバルの姉で、チンクはスバルちゃんの妹になるのかな?」
「ああ。宜しく頼む」
まぁ、身長からみれば、妹なんだろうけど、精神年齢で考えれば、確実にチンクが姉だろうなぁ。
「といっても、チンクは民間魔導師だし早々に戦闘には参加させないが」
「了解だ。まぁ、母上から二人の様子を見て、報告してほしいとお願いされているからな、それを中心にやらせて貰おう」
「「えぇっ!?」」
チンクからの暴露にスバルちゃんとギンガちゃんが驚きの声を上げる。ギンガちゃんも大人になったと思ったが、まだまだ子供っぽいところもあるからなぁ。
それに、二人とも割と無茶をするタイプだから、クイントさん的には心配なんだろう。
「そうだ、手を余らせているのはもったいないから、ヴィヴィオの面倒を頼むか」
「あ、それいいかも。チンクなら、人柄的にも安心だしね」
「ヴィヴィオ?」
よくわからないと言った表情をするチンクに事情を説明すると、了承とばかりに大きく頷いた。
「任せておけ」
「頼むわ」
その後、スバルちゃんとギンガちゃんの模擬戦を行い、ギンガちゃんがスバルの成長に大きく驚いていた。
「毎日、ぶっ飛ばされているからな。その後にミーティングもやっているだろうし、成長してなかったら、それこそ説教だ」
『キャーっ!?』
説教という部分で、スバルちゃん達ではなく、隊長陣が悲鳴を上げる。当然だな。
「さてと、体もあったまったろう?やるぞ」
「やるぞって……紅莉さんとですか!?」
「そうだよー。今日こそは、一撃入れようね」
「なんで、当たらないのよ」
「頑張りましょう」
「そうだね」
張り切る新人達と、未だに驚きから回復してないギンガちゃん。油断しているとすぐにピチュるぞ。
「おら、来い。いつも通り、先手は譲ってやる」
さてと、ギンガちゃんも交えれば、多少はましになるかね。
「やぁぁっ!」
「はぁぁっ!」
「どアホ」
先手を譲ったことにより、ティアナ嬢の弾幕の間を縫ってやってくるギンガちゃんとスバルちゃんが挟み込むように拳を打ちこんでくる。
それを前に出ることで避けると、お互いの拳が勝ち合い弾き飛ばされる二人。
「でやぁっ!」
動いた直後を狙ったエリオがストラーダと共に突っ込んでくるが、切っ先を弾き方向をずらす。ブースターがついて加速は便利なんだが、その分、その攻撃を逸らされると完全に隙を晒すなぁ。
方向をずらされたことにより、体勢が大きく崩れたエリオの頭めがけて刃を振るおうとしたのだが、そこまで読んでいたのか、ティアナ嬢の高速射撃弾とキャロの指示のもとに放たれたフリードの火炎弾が近づいてくる。
エリオへの追撃を取りやめ、近づいてきた弾丸を全て斬り落とす。
「なんで、あれが間に合うのよ!」
ティアナ嬢の悲鳴に近いような怒声を聞きながら、バックステップであえて距離を離す。
「はぁっ!」
今度はスバルちゃんは伴わず、一人で接近戦に持ち込んでくるギンガちゃん。
こうして見ると、やはりギンガちゃんのほうが戦い方が出来ているな。まぁ、クイントさんにはまだまだ届いてないが、若い分、力強いな。
「たぁっ!やぁっ!はぁっ!」
ギンガちゃんによる連撃を紙一重で避けていく。
「当たらない!けどっ!」
「おっと」
当たらないことに焦りを見せるかと思ったのだが、それどころか口元に笑みを浮かべたギンガちゃんを見た瞬間に、首筋に嫌な気配を感じて屈むと、そこにはスバルちゃんの脚が通り過ぎて行った。
散々っぱら注意したのが漸く生きてきたのか、声を出さずに攻撃を仕掛けてきたことに点数を上げたい気持ちになる。
まぁ、ローラー音が聞こえていたから近づいていたのは分かっていたけど。
「今のも当たらない!?」
今度こそ本当に驚きの顔を見せるギンガちゃんに容赦なく、刀を振るって吹き飛ばす。新人達よりも現場にいるし、スバルちゃんよりやるようだし力はちょいと強めに。
案の定、斬られた部分を押さえながらも、体勢をすぐに立て直していた。
こうして見ると、非殺傷は本当に便利だな。訓練でやりすぎなくてすむ……本気になりすぎると、効かなくなってきているけど。まぁ、このレベルならばまだまだ、加減が効くから大丈夫か。
「ふっ」
針を取り出して、後ろから迫ってきていたエリオに放つ。
針を投げられたエリオは慌てて回避を選択。残念。刺されば動きを止められたんだがな。
まぁ、ギンガちゃん以外は散々俺の針で苦い思いをしているから、防御を選択するような奴はいないか。てか、未だに防御をするならば、説教だ。
と、言う訳で受けたことがないギンガちゃんに向かって、針を投げる。
先ほどのエリオの無理な回避を見ていたはずなのに、安定のシールドでガードを選択するギンガちゃん。
「きゃぁっ」
小さな悲鳴を上げながら、上半身に衝撃が走り完全に体勢が崩れる。流石に、まだシールドを砕くほどの威力はでんか。
無防備なギンガちゃんを攻撃しようと近づこうとしたら、割り込むようにスバルちゃんがこちらに攻撃を仕掛けてくる。
右の正拳を回転しながら回避しながら、肺あたりを狙って刀を振るう。
短く息が漏れる声が聞こえたし、感触的にもいくら丈夫なスバルちゃんでも、これで終わりだろう。
んで、今まで遠距離に配置されている連中を放置していたが、うざくなってきたし、まずはこちらから沈めるか。
手っ取り早く、一番距離的に近かったティアナ嬢に近づいていく。
「くっ」
後退しながら、乱射してくるティアナ嬢。頭の回転が早いティアナ嬢のことだ、俺の狙いがばっちりと分かっているだろう。
狙いも早く、弾速も早くなっているティアナ嬢の弾丸だが、残念ながらまだまだ幻武を使わなくても、避けるのは容易い。
と、思っていたら、どうやら高速弾の中にいくつか操作弾を紛れ込ましていたようだ。
背後から近づいてくる弾丸の気配を見切り、後ろを見ずに鞘で叩き落とす。
後退しながらの攻撃というか、全体的にみても、素早さで劣るティアナ嬢が俺から離脱出来る状況でもないため、一気に駆け抜け、抜き去り際に首筋に一撃を加えて気絶させる。
これで鬱陶しい弾丸の援護は無くなったな。次は、キャロか。流石にボルテールを召喚するわけがないだろうが、あの子はテンパると関係なしでやらかしそうだからなぁ。
「こ、来ないで~」
既に涙目のキャロが鎖を召喚してバリケードを作成する。ほう、考えたな。
まぁ、迂回するのも面倒だったから正面からぶった斬ると、そこにはガクガクと震えるキャロの姿が。罪悪感がわくけど、とりあえず撃墜せんとな。
そう思って、手刀を落とそうとしたら、エリオが割って入ってきた。さながら、助けに来た王子様だな。お前は、騎士だろうに。
「やらせない!」
「いい覚悟だ。まぁ、キャロはもうアウトだが」
「えっ!?」
エリオが割って入ってきた次の瞬間には針を投げて行動不能にしたのだ。まぁ、あの状態からやろうと思えば、援護ができるだろうが、やったら次は確実に気絶だからな、やらんだろう。
「はぁっ!」
「やぁっ!」
拳と槍の連撃を全て紙一重で避けていく。あの後すぐに合流してきた、ギンガちゃんとエリオの即席コンビだが、中々どうしていい連携がとれているじゃないか。
「リボルバー・キャノン!」
「大技はもう少し相手の体勢を崩した時に放て」
これといって、隙を見せてない俺にギンガちゃんがSAの技を撃ってきたが、当然簡単に避ける。
「これでいいんです」
「そういや、エリオがいつの間にか離脱していたな」
ギンガちゃんとの戦いを楽しんでいたので気にも留めんかった。
「これで……どうだぁーっ!!」
声が聞こえたほうを見れば、そこには上空で槍を逆手に持っているエリオの姿。というよりも、槍投げのスタイルだなありゃ。
そして、ツヴァイフォルムにまでしたストラーダを俺にめがけて投げつけてきた。
「ふぅ……はぁっ!」
相当の速度を持って放たれてきたストラーダを気合を入れて弾く。
手がしびれると思った。あいつ、電気の魔力を纏わせて更に速度をあげやがったな。距離も近かったせいで、俺が認識できるギリギリの速度で放たれたもんだから、威力も凄まじかった。リニスの奴、どんだけ改良したんだ?
「ここ!」
そうして、ストラーダを何とか弾いた俺にギンガちゃんが、千載一遇のチャンスと思って攻撃してきた。
「見事だ」
「へっ?」
ギンガちゃんが放った拳は俺に当たることなくて素通りしたように見えただろう。
まさか、この子たち相手に幻武を使わざる得ない状況を作り出されるようになるとは思わなかった。
完全に決まったと思った攻撃がすかされたのだ、動揺が簡単に消えるものでもあるまい。固まっているギンガちゃんの胴に撃ちこみを入れた後、落ちてくるエリオを迎撃して、模擬戦は終了した。
「そこそこに出来るようになったなお前ら」
「相変わらず、攻撃を入れられなかった……」
ずーんと深く沈みこむ新人達。別段、俺は防御が薄いというわけでもないが、わざわざ防御で動きを止めるのことにより、次の動きが遅れると危険と学んできたからなぁ、回避が当然の俺に当てられなくて落ち込まれても、なんて声をかければいいのか、分からん。
「あのぉ……私の攻撃が当たったと思ったのに、外れたあれは何ですか?」
「ああ、ありゃ俺の使っている流派の奥義で幻武っていうものだ」
「奥義ですか」
「ああ。俺の流派は別に素早さがそこまで早くなくても銃火器100人に囲まれても、制圧できると言われていてな。あれが、根幹をなすんだよ」
「原理は?」
「教えると思っているのか?」
「ですよねー」
流石にギンガちゃんは物分かりがいいな。自分もSAという流派を習っているから、そこらへんはわきまえているか。
「だが、これを使わせるまでに成長した褒美だ。もうひとつの奥義を見せてやる。あと、一撃ぐらいは大丈夫だな?」
『はい!』
俺の台詞を聞いて立ち上がる新人達。ふむ、ここで一番成長したのは精神か?この程度で泣きごとを言う奴も多いからなぁ。
「確りと構えて、防御をしておけよ」
そう告げてから、一歩前にでようとする瞬間、世界から色が失われる。
まるで水の中を移動するかのように体が重く動かしづらいが、自分の認識とは別に、目に見える距離が一瞬でつまり、新人達に一撃ずつ加えると同時に世界に色が戻った。
「一体何が?紅莉さんが目の前から消えたと思ったら、突如目の前に現れて……」
「どやぁ」
「アウトーっ!」
「げふっ」
驚いているギンガちゃん達に向けて決め顔を決めた瞬間に頭に衝撃が……
痛む頭を摩りながら後ろを振り向けば、レイジングハートを担いで何やらプリプリ怒っている顔のなのはがいた。
「何をする」
「奥義を見せてあげるのはいいんだよ?普段、そう言ったものを見せたがらない紅莉君が決めたことだもん、文句はないよ?」
「だったら、なんで殴ったんだ」
「でも!さっき使ったのは紅莉君の流派のじゃないでしょ!うちの流派の奥義でしょ!」
どうやらなのはは、俺が使った神速に対して文句があったらしい。
「うちのってお前なぁ……習ってもないくせに」
「うぐっ……だ、だって、私運動音痴だし……」
「美由希も決して運動神経がいいとは言えんぞ?俺だって、スポーツに関してはさっぱりだ」
美由希はそれでもなお、約束を果たしたいためにそれこそ血が滲んでも剣を振り続けたんだからな。まぁ、兄さんが確りと管理していたから、無茶はなかったんだが。
「紅莉君がスポーツがさっぱりって」
「サッカーなんかは晶に付き合っていたから、ルールは覚えている程度だからなぁ。剣道や柔道なんて、普段の癖が出るから、その瞬間にルール違反だし」
俺は正眼に構えることが無いし、基本的に片手振りが基本のためにルールに障るらしい、後は両手持ちの時は振り上げの時くらいか……あぁ、断空撃つ時は威力をより出す時には両手か。
柔道に関しては、投げ方が適当だから一本が取れない。というよりも、頭から落としそうになる。
空手はまぁ……晶経由で知ってはいるが、あいつの奥の手って空手で大丈夫なんだろうか?試合じゃ使わないと言っていたが。
「ようはやる気の問題だな」
「今さらだよ……昔にお兄ちゃんにやるかって尋ねられたけど、それを理由で断った時に悲しそうな顔をしたのはそれが理由かなぁ?」
「いや、それは単純に寂しかったんじゃないか?武術に関しては、義務感や惰性でやってほしくないからなぁ……兄さんも無理強いはしなかったろ?」
「そうだね……そういえば、お姉ちゃんも7歳くらいから始めたんだっけ?」
「らしいな。出会った時には既にやっていたから、詳しくはしらないが」
「紅莉君は?」
「俺か?物ごころついた時には戦場にいたな……3つくらいか?」
初っ端から白凰の影打を渡されはしたが、実際にはその長さの竹光を使っていたっけ?懐かしいなぁ。
「うぅ……今度お兄ちゃんにあったら、あの時の事謝ろう」
「大丈夫じゃないか?雫がやる気になっているからな。表情には出さないが、嬉しそうだ」
「そっか」
そこで、放置して忘れていた新人達を見れば、ダメージから回復して立ちあがっていた。
「まぁ、とにかくとして、人間に限界はないということだな」
『あるわっ!』
「変な時に突っ込みを入んな」
そもそもが、誰が限界を決めた。自分でここまでだと思ってしまったら、成長がなくなってしまうじゃないか。
「んじゃ、お疲れ様」
『お疲れまでした!』
こうして、訓練は終わりを告げた。
「は?公開意見陳述会?出んぞ」
「なんでやっ!?」
おっさん主催の催しというには物騒な内容だが、それについての警備の話になったのだが、俺は行かないと告げると、はやてが驚いていた。
「ふける」
「アホか!」
愛用のハリセンで頭をどつかれたが、意見は変わらん。
「なんの面白みもないのに誰が行くか」
「いやいやいや、紅莉君はあのおやじの部下やろうが!」
「しっとる。だから、ここ数週間はおっさんからのアドレスを拒否っているし」
「酷い。これは酷い。同情したくないけど、してしまう」
なんでそんな面倒な物に俺が出なくてはいけないんだ。誰が何と言おうと、俺は行かん。
「紅莉君、お客様……メガネをかけた綺麗な人なんだけど知り合い?」
「とりあえず、心当たりはあるが、男女の関係じゃない」
物騒な表情で尋ねてくるなのはを窘めてから通された人物は予想した人物だった。
「なんで、お前がここにきているんだ?」
やってきのは、やはりオーリスであった。
「中将が、どうせメールしてもみないか拒否しているだろうから、直接行って連れて来いと」
「うげっ」
「ああ、あと逃げたら逃げたで、ないことないこと吹きまわるのでよろしくお願いします」
「ひでぇ、酷すぎる。個人の自由はないのか!」
「その前に、社会人の常識を持とうな?」
はやてまで敵にまわりやがっただと!?いや、最初から敵か。
「すんげぇ、メンドイんだけど」
「私もです。どうせ、これといって中身のない内容ですし」
「身も蓋もねぇな」
「事実です」
キリッと言い放つオーリスなんだが、言っている内容は酷かった。
「とにかく行きますよ。貴方の場合は、本部直属での出席になりますので」
「ますます行きたくねぇなぁ」
つっても、ここで行かなきゃ、社会的に抹殺されかねん。その前に、なのは達に殺されるかもしれんが。
「わーったよ。準備すっから待ってろ」
「分かりました」
そう言って、自室に戻り必要なものを纏めて部屋を出ると、ヴィヴィオが通りがかった。
「パパ、どっかに行くの?」
「ちょっと、出かけてくるな。チンクやリニスの言うことをよく聞くんだぞ?」
「うん!」
「チンク、頼むな」
「任せておけ」
ヴィヴィオの頭を撫でてから、オーリスを連れ添って本部へと向かって行った。
†久遠放送局†
久遠「最近の前書きのあれ……何?」
リニス「どうやら、作者が激ハマりしてしまっているようですね」
久遠「作者の最後の音ゲーってビーマニだよね?しかも、10年くらい前だし」
リニス「だから、割と苦戦してらっしゃるようですよ?でも、楽しいらしくて無駄に課金しているようです」
久遠「みんなもソシャゲ系にはまるのはいいけど、課金には気をつけようね」
リニス「気が付いたら、カードの明細が!?とか、預金が!?とか無いように気を付けてくださいね」
久遠「では、次回もお楽しみに」