半神ショタと黒い雌豹が出合うのは間違っているだろうか?【更新停止】 作:ベクセルmk. 5
「こんにちは」
南の果てにある巨大な屋敷。その庭で一人読書を続けている少年と呼ぶには少し幼い男の子と、男の子によく似た女性がいた。
「は、初めまして!」
大慌てで読んでる本を閉じ、女性へと挨拶をする男の子・・・・・・幼きリュート。
「ふふ、どんな本を読んでいたのかしら?」
長い黒髪、整った顔立ち、スラリと細く、長い腕。額に目のような紋章のある、着物を着た女性だ。
これが、女神シヴァとその息子、リュートの出会いである。
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リュートは毎日、庭で本を読んでいると現れる女性と話をすることを楽しみにしていた。彼女はリュートの知らない世界をたくさん知っていて、面白い話をしてくれるからだ。
ある時は祖国を滅ぼした国々に対して復讐を遂げる兄妹の話を、またあるときは傲慢な女王に仕える女王の双子の弟の話を。そして、オラリオと呼ばれる地で冒険者たちのした冒険の話を。
しかし、シヴァとリュートが出会ってから早くも半年が過ぎた頃。リュートは屋敷で働いている使用人の立ち話を偶然聞いてしまった。
「あの人、屋敷で倒れたって本当?」
「ええ、
「リュート様のお母様なんでしょう?あの方」
「父親の顔も知らないのに・・・」
母親と自分の血が繋がっていないことは、薄々勘付いていた。しかし、その母親が今まで自分に話しかけてくれていた女性だとは気が付つなかった。
「あら、今度はあなたから来てくれるなんて」
気が付けば、シヴァの目の前にいた。
「貴方は、僕の母なのですか?」
「・・・・・・気づいてしまったのですね」
シヴァは微笑む。
「貴方の父はすごい人なのよ。あと一歩で、オラリオの頂点になっていた」
・・・・・・ひょっとしたら、あなたはあの人を超えられるかも。と呟く。冗談のつもりで言ったその一言に、リュートは
「なってみせます、オラリオの頂点!」
その一言と、目に宿した意思に目を見開くシヴァ。
「そう。なら、そこに置いてある槍と、弓を持って行きなさい。それから、机の上に置いてある手紙を届けるのよ。それから、」
部屋の隅に置かれている槍と弓を指さした後、手紙を指さす。直後、シヴァの存在感、が強く感じた。
「神・・・威?」
「ええ。そして今から、母親としての最初で最後の贈り物をするわ」
リュートの額に唇を付ける。其処から、じわりと力が滲んでくるようにリュートの中に染み込む。そのままシヴァの体が輝く。
「まさか、
シヴァは
「リュート、貴方は笑いなさい。どんな時でも」
最後にこう残し、女神シヴァは消えた。
シヴァが消えた部屋で、リュートは静かに泣いた。
その後、リュートは旅に出た。そこで最も大切な仲間と出会い、最も辛い別離をするが、それはまた別の話。
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「リュート?」
「ん?ああ、二度寝してしまったのですか?」
バベルの前の広場で、リュートはフィン達を待っていた。
「ちょっと、目赤いわよ?」
「何かあったのー?」
ティオネとティオナが疑問を口にする。
「ええ、ちょっと‘‘欠けた夢’’を見ていたみたいです」
そう言って巨大鋏、『万物両断・エクスタス』の柄を握り締めた。
遅くなってしまった。それにしても上手くかけたか疑問だ。そのままリュートの訓練と新キャラ登場したほうがいいのかなぁ?
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