半神ショタと黒い雌豹が出合うのは間違っているだろうか?【更新停止】   作:ベクセルmk. 5

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サポーター

「え?ベルって馬鹿なの?」

ギルドの中で、急に犬人(シアンスロープ)の少女を連れてきたからだ。それもサポーターらしい。

サポーター。後方で冒険者の支援をする者達を指す。冒険をすると荷物が増えていくのは想像に容易い。魔石やドロップアイテムを拾えば荷物も増える。武器も振るえば劣化していくので予備が必要だそんな大荷物を持ったままモンスターとは戦えない。だからサポーターがいるのだ。サポーターに荷物持ちや魔石、ドロップアイテムの収集等を任せることで冒険者は万全な状態で戦うことが出来るのだ。

「サポーターだったら点蔵さんいるじゃん。人間なのに犬臭くてLV4の【ミアハ・ファミリア】の」

「エリーゼ殿、何故自分を貶したでござるか!?」

いきなり目の前に帽子に描かれた目が表情を表現するマフラーマスクの青年、点蔵・クロスユナイトが現れた。

「汚い、急に現れてツッコミするとは、さすが忍者きたない」

「自分さっきからいたでござるよ!?」

おそらく忍者だから誰にも気づかれなかったのだろう。

「とりあえず、私は点蔵さんと中層行くから。二人して7階層行きなよ」

「それは無理」

背後から声が聞こえたので振り返ると、【ミアハ・ファミリア】所属の犬人、ナァーザがそこにいた。

「ナァーザさん、点蔵さんより忍者っぽいですよ!?」

「ベル殿も大概にござるな!?」

叫ぶベルと突っ込む点蔵。凹め忍者、慈悲はなし。

「点蔵はこれからポーションの売りに行くから」

と言って点蔵を引きずって行く。

「で、誰君?」

~~~

「しっ!」

剣でキラーアントの頭を切り飛ばすエリーゼ。その後ろではベルがキラーアントを甲殻ごと切り裂いていた。

「ふむ、キラーアントは手ごわいと聞いていたんですが・・・・・・たいしたことないですね」

「いやいや、エリーゼ様が凄過ぎるだけですから!」

サポーターとして連れてきた少女、リルルカ・アーデが突っ込む。

先程まで、キラーアント34体とパープル・モス27体に囲まれていたのだが、エリーゼひとりで半分以上倒していたのだ。

「リリちゃんも優秀じゃん。私たちの邪魔にならないようにモンスターの死骸を一箇所にあつめるなんて」

後ろを向きながらキラーアントを真っ二つに斬った。

~~~

リルルカ・アーデは逃げていた。その手にはベルの装備品のナイフを持っていた。

ベルからそれを盗み、さあ売り飛ばすぞと思っていたとき、背後から視線を感じた。それも普通の視線じゃない。例えるなら獲物を見つけた狩人の目つきだった。恐る恐る振り返る。

『みぃつぅけぇたァ』

赤いフード被ったダミ声の女性が口が裂けんばかりに笑った。

リリは恐怖のあまり逃げ出した。しばらく走ると、銀髪の人間の女性と、エルフの女性とぶつかりそうになって、慌てて避ける。その際にナイフを落としたことをその当時はわからなかった。

~~~

「あ、シルさん、リューさん」

ベルと共に落としたと思われるナイフを探していると、前方にリューとシルを見つけた。

「ベルさん。エリーさんも、どうしたんですか?」

「ベルがナイフを落としまして・・・これくらいの黒いナイフを見ませんでしたか?」

エリーゼが手でナイフの大きさを表すと、

「それって」

「こちらのことですか?」

リューがそう言って差し出したのは神のナイフ(ヘスティアナイフ)だった。

「あああああ!!ありがとうございます!本っ当にありがとうございます!」

ベルがガシッとリューの手を掴んだ。

「クラネルさん!その、困る。このようなことは私ではなくシルに向けてもらわないと・・・」

「リューは何を言ってるの!?」

「あーリューさんずるいー。ベル、私にもやってね」

ベルに手を掴まれ、困惑するリュー。それを見て羨ましそうにリューを見るエリーゼ。

「ところで、ベルのナイフはどこに落ちていたんですか?」

エリーゼの質問に答えたのはシルだった。

「あそこの裏路地で小人(パルゥム)の男性が落としたので」

「小人の男性がねぇ?」

「なにか心当たりが?」

「いえいえ。・・・・・・それにしても良かったですねベル。現元関係なく善良じゃない冒険者が見つけてたら質屋に直行待ったなしですよ」

そう言ってリューを見る。

「ところでリューさん、赤いフードを被ったダミ声の女を見てませんか?」

 




昨日投稿するはずだったのに、今日になってしまった!
そろそろあれの準備をせねば!
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