半神ショタと黒い雌豹が出合うのは間違っているだろうか?【更新停止】   作:ベクセルmk. 5

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番外迷宮

ダンジョンの13階層。そこから先は中層と呼ばれ、下層とは比べ物にならないほどのモンスターの質と量、悪意に満ちた迷宮構造。そしてなにより、夥しい危険種と呼ばれるダンジョンの内外関係なく生息する強力なモンスターの群れ。

死地と呼ぶには相応しい場所だった。

~~~

「せいっ!」

『万物両断・エクスタス』使われている素材は不明。形状は巨大な鋏、付与されている属性は不懷属性(デュランダル)発光属性(ガラディーン)の二重付与がなされている。形状が鋏である以上、一番威力を発揮する使い方は挟み、斬ること。しかし、ハサミとして使っているだけでは攻撃の軌道は直ぐに読まれ、刃を開いて閉じるという、動作のロスまである。

普通の冒険者なら数年かけて使いこなす武器を、リュートは数日で使いこなせるようになった。

「ふむ、大体コツは掴んだ。『突けば槍、薙げば大剣、挟む姿は死神の鎌』っていったところかな?」

目の前にいた危険種、ホワイトオーガに対し鋏の刃を開き、距離を詰める。閉じる直前に後ろに飛んで避けるホワイトオーガ。閉じた瞬間、勢いをそのままに突きを放つリュート。突きはホワイトオーガを貫いた。

元から槍、斧、大剣を使っているリュートでも、ここまで早い習得速度は異常である。当の本人は周りの疑問を一切気にせず、モンスターや危険種を狩っていった。

「エビルバードだ。コイツの肉美味しいんですよね」

「それたべれるの!?」

ティオネが問う。

「はい。皆魔石ばっかり取ってるから気がつかないと思いますが、魔石を取る前の新鮮な肉は美味しいですよ?」

「遠征中にリュートの持ってくる肉は全部危険種の肉だぞ?」

リュートが答え、りヴェリアが補足する。

「あー。たまにお肉の塊持ってきてたけど、危険種のだったんだー」

ティオナが納得したかのように頷いた。

~~~

踏み出した一歩とともに景色が変わった。

「あれ?」

可笑しい。さっきまで16階層のゴツゴツした岩肌だったのに、いつの間にか18階層のような森に来ていた。

「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!俺はさっきまで16階層にいたんだが、気がついたら見たことのない階層にいたんだ!何を言っているのか分かんねえと思うが、俺にもわからねえ!催眠術とか魔法やスキルとは違う、もっと恐ろしいナニかの片鱗を味わったぜ!」

母が持ってきてくれた本の登場人物に銀髪を棒のようにまっすく上に整えた男が行っていた言葉を少し真似てみる。

リュートはおろかほかの冒険者にも中々知られていないことだが、極稀に番外迷宮と呼ばれる階層が現れる。この階層の入り方は簡単。引きずり込まれるだけである。しかし、脱出する方法はわからない。否、わかったとしても生きてここから出ることはできない。

危険種はある程度分類されており、「三級」「二級」「一級」「特級」「超級」に分類されている。

この近くにいるエイプマンと呼ばれる危険種は特級。特級危険種相手に必要な戦力はLV5冒険者4人。

「あ、あはははは」

笑えない。しかし笑うことしかできない。

 




mk5「ふ、ふふふふふ」
mk5「あははははははははは!」
mk5「一体どこの誰が、ポルナレフネタをここで使うとわかっていただろうか!!」
※前回の活動報告のアンケートが不評だったので急遽最新話を投稿しました。残念ながらあのデータ塊は消えてしまったので今回の小話は無しです!(三話周期にしようと思っていたのに)
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