半神ショタと黒い雌豹が出合うのは間違っているだろうか?【更新停止】 作:ベクセルmk. 5
「何だったんだろう?」
リュートは、先程助けた二人の冒険者を目で追った。
一人は赤目に白髪の兎のような少年。もう一人は、黒髪金目の少女だ。ただ、走り方が豹見たいだった。
「あ、ベート遅かったね」
「何でLV 4のオメエがLV5の俺より速く動けるんだよ!? 」
そこに狼人《ウェアウルフ》のベート・ローガがやって来た。自分よりも下の物を見下すベートの事が気に入らないのか、アイズがベートを睨んでいた。
「さて、団長達が来る前に―――――――――そこにるやつ、出てこい!」
リュートはいつも以上に真剣な声で、後方30mの壁に大弓(アルジェナ)を向けた。勿論矢を引き絞り、いつでも射てる様にしておくのを止めない。
「クスクス。よくわかっね」
ボコン。と言う音と共に褐色の手がダンジョンの壁から生えた。それと同時に、矢を放つ。
音を置き去りに飛んでいった矢を、見ずに掴んだ。
「―――――――――危ないなあ。危うく死ぬとこだったよ」
中からは銀髪に青い目をしたアマゾネスが、笑顔で出てきた。
そのアマゾネスには、武器らしい物は見えず、装備も防御力の低そうな―――――――――超の付くような軽装に、黒色のマントだけだった。
「何もんだ。あんた?」
「教えない。それより、勝負しようよ?」
アマゾネスは悪戯っぽく笑う。
「僕には戦う理由が無い」
「嘘、戦う理由が無い人間何ていない」
爽やかな笑顔を浮かべ、近寄ってくるアマゾネス。歩み寄りながら、歌う様に魔法を詠唱する
「『貴方が望まなくてくても、私は貴方を祝おう。貴方が望まれて無かろうと、私は貴方を祝おう。例えどんな出会いであっても、貴方の名をした怪物を祝おう。ハッピーバースデーモンスター』」
唱え終わると同時に、アマゾネスの両腕に変化が現れた。
爪は太く鋭く、手の甲は厚い甲殻が覆い、禍々しい刃のような鱗が腕全体を包んだ。
「―――――――――その魔法、どこで!」
「教えない」
アマゾネスは優しい笑顔を見せた後、リュートに向かって走り出した。
リュートは一切の感情を見せず、アルジェナから矢を放つ。それを右腕で弾き、リュートが間合いに入った瞬間、左腕を横に薙ぐ。
「聖武具顕現《リアライズ》、盾!!」
アルジェナを持っている左腕に盾を顕現し、受け止める。半透明の盾と黒い竜の爪が火花を散らす。
「『我が怒りは大地を燃やし、天を焦がし、海を溶かす。我が怒りを持ってして竜を葬る』『ドラゴンブレイズ』」
竜すら燃やす熱線と炎がアマゾネスの零距離で直撃した。
魔法も撃ち終わり、やり過ぎたかなと後ろで観ていたアイズとベート、いつの間にか五階層まで降りてきた団長達に目を向けるが、
「危ないなあ。危うく死ぬとこだったよ?あ、これ二回目か」
いつの間にかアマゾネスは、脚と腕以外の全身を覆った蒼色の鎧を着ていた。しかも、半透明の薄い壁が鎧から放たれている。
「それじゃ、帰るね」
「―――――――――、待て!何者だ!?」
追いかけようとしたが、見失った。
ベートに目で合図を送ったが、首を横に振る。
リュートだけではなく、ベートがいたにも関わらず見失った。
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???
LV ???
所属???
職業:???
種族:アマゾネス
到達階層:50階層
武器:???
使用魔法:『ハッピーバースデーモンスター』
詠唱式『貴方が望まなくてくても、私は貴方を祝おう。貴方が望まれて無かろうと、私は貴方を祝おう。例えどんな出会いであっても、貴方の名をした怪物を祝おう。ハッピーバースデーモンスター』
発展アビリティ???
スキル:
自分が本心から浮かべた嬉しい笑顔を見た者の攻撃で致命傷を受けない。
笑顔を見た者に怒りを覚えないと、解除されない。
新キャラ、これからも増えていきます。
因みに、『ハッピーバースデーモンスター』は最初はスキルで出すつもりで考えていました。
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