アイドルマスターシンデレラガールズ 〜Ifストーリー〜   作:東仙ミカゲ

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溜めてたぶんはこれでラストです。

構想練れた分中身は難産でした…


和久井留美編 あなたとだから私は…

 

 

 

彼と出会ったのは、きっと運命だったのだろう。

 

今となっては、そう思えるくらい毎日が幸せだ。

 

 

 

――――これは、彼と私の出会いの話。

 

ここから始まる、シンデレラストーリー。

 

 

 

彼との出会いは、よくある仕事場での上司と部下の関係。

 

 

 

「今日から和久井さんの補佐として働くことになりました!これからよろしくお願いします!」

 

 

「ええ、よろしくね。早速だけど、覚えてもらうことは沢山あるの。一つずつ教えていくから全部覚えるのよ?」

 

 

「はい!頑張ります!」

 

 

彼はとても真面目で、教えたことはすぐに身につけてしまうスポンジのような人だった。

 

 

「あなたは教えがいがないわね...言ったことを一回で全部覚えてしまうんだもの。」

 

 

「だって、和久井さんが教えてくれるんですよ?そりゃ、気合入れて全部覚えますよ!」

 

 

 

――――これだ。

彼はこういって私を惑わす。

本心で言っているのか、それとも上辺なのか...

それは私にはわからない。

 

 

けれど...その言葉で、喜んでいる私がいるのも事実だ。

 

 

 

 

そして、私の人生を変えたある日のこと...

 

 

 

 

「はあ...なんでわざわざ写真を送ってくるのかしら...私はいらないって言ったのに...」

 

 

この前、私は友人の結婚式に出席した。

その友人はとても輝いていて、その姿に嫉妬してしまった。

 

...そして、そのあと激しく後悔した。

 

私は、なんて醜いのだろう、と。

 

 

 

「なんて、今更悔やんでも遅いのだけどね...」

 

 

「あ、お疲れ様です!」

 

 

「あら、お疲れ様。帰りかしら?」

 

 

「はい!和久井さんは?」

 

 

「私も帰りよ。...今から時間はあるかしら?」

 

 

 

...何を言ってるのだろう。

なぜこんなことを言ってしまったのか自分でもわからない。

 

 

「はい、大丈夫ですよー。...あ!もしかして飲みのお誘いですか?それならお付き合いしますよ!」

 

 

 

――――ああ、そうか。

私は――――

 

 

 

「そうよ、おすすめの場所があるから行きましょう?」

 

 

「はい!お供します!」

 

 

彼と、一緒の時間を過ごしたかったのだ、と――――

 

 

 

 

「ここの料理おいしいですね!」

 

 

「でしょう?値段もリーズナブルで味もいいの。」

 

 

「へー...和久井さんって、すごいですよね。」

 

 

「なにが、かしら?」

 

 

 

...すごいなんて、初めて言われたわ。

 

彼は、どういうつもりでそんなことを言ったのだろう...

 

 

「だって、仕事が出来て、美人で...言うことなしですよ!きっと才色兼備って言葉は和久井さんのためにあるんだと思いましたね。」

 

 

「お世辞ならよして頂戴。私はそんなに大層な人間じゃないわ。」

 

 

「えー...本心なんですけどね...彼氏さんとかいないんですか?」

 

 

「...生まれてから今まで彼氏とかできたことないわ。」

 

 

どうしてこんなことを聞くのだろう。

 

 

年甲斐もなく、期待してしまう...

 

そんなこと、あるはずないのに。

 

 

「ええっ!?今まで出会った男の人には見る目が無かったんですね...」

 

 

「...じゃあ、あなたはどうなの?あなたにとって、私は魅力的な女性に見えるかしら?」

 

 

「…今まで出会った中で、一番素敵な女性です。」

 

 

 

…この人は、なんでこんな言葉をくれるのだろう。

私が望む言葉を、この人は…

 

 

「なら…」

 

 

重いと思われるかもしれない。

本当は私のことなんてなんとも思ってないかもしれない。

けれど…ここで思いを伝えないという選択肢は、私には無かった。

 

 

「なら…私をもらってくれる?仕事を趣味だと思ってしまっている私に、女としての幸せを、あなたは与えてくれるかしら?」

 

 

 

「…僕なんかでいいのなら、喜んで。」

 

 

「本当に?本当にあなたはそう思ってるの?」

 

 

「僕は嘘は嫌いです。…それに、和久井さんは僕の初恋の人なんです。」

 

 

「そう…そうなのね。…嬉しいわ、あなたと、私の気持ちが同じで…」

 

 

 

…これが、両思いってものなのかしら。

なんて、甘酸っぱくて、気恥しいのだろう…

 

 

だけど、たまにはこんなのも悪くは無いかもしれないわね…

 

 

 

「…和久井さん、改めてになりますが。」

 

 

「ええ、私が望むとおりの言葉を、私に頂戴?」

 

 

「はい。…和久井…いえ、留美さん。結婚を前提に、僕と付き合ってください。…初めて出会った時から、あなたのことが好きでした。凛々しい仕事姿も、ふとした時に見せるあなたの笑顔も、全部、全部が好きです。」

 

 

 

「私も、あなたが好きよ。真面目なところも、無邪気な笑顔も…あなたのすべてが、私にとって愛おしいの。」

 

 

 

これが、偽らざる私の本心。

全てをさらけ出す、とても怖いことだけど、あなたなら…

 

 

 

「恥ずかしいけど…それ以上に嬉しいです。…絶対に幸せにして見せます。だから…」

 

 

「共に、行きましょう?これからの未来を…」

 

 

 

「…はい!」

 

 

 

こうして私たちは歩みだした。

この先、困難なカベが幾つも立ちはだかるだろう。

 

でも、傍にあなたがいるのなら、どれも乗り越えていけるだろう。

 

 

 

――――まだまだ未熟な僕ですけど、留美さんがいるなら、何でもできそうです!

 

 

 

――――焦っちゃダメよ。先はまだ長いんだから。でも安心しなさい。これからも手取り足取り、教えてあげるから…ね?

 

 

 

確かなことは、今、間違いなく、幸せなのだ、と――――

 

 




ここまであげて思ったのが文香さんだけ後日談あるんだよなぁ…

書いてくれって言われたから仕方ないんですけどね。


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