否定者とほぼ無能者も来るそうですよ?《一時凍結かつ作り直し予定》 作:tomlet
では本編へ。
1話「いざ北側へ」
夢を見る。
いつかも見た、草原の城と白い剣とそれを守る女性、そして呪いだけがある世界の夢。零斗はいつかの夢のように、城の中へ入っていく。
そこにあったのはやはり1本の剣と今度はその近くの椅子に座って彼を眺める女性。
前の夢より剣に近づき、零斗はあることに気づいた。
(あれ?この剣、錆びてる?)
錆というより黒い何かに侵食されたようにその刀身は少し淀んだ光を放っていた。
(なんなんだ、この世界は?)
零斗は剣の横に座り、自分を見つめる女性に話しかける。
「あんたは・・・何だ?」
すると女性はひどく悲しそうな顔をする。
『思い出して、この世界の意味、そしてあなたの名前の意味を』
口は動いていないのに女性の声が零斗に届く。
その女性が悲しそうな顔を見ているのはとても辛い。そんな事を考えていると、零斗の視界が光に包まれる。
(あぁ、こんなところで覚めるかよ)
零斗は目を覚まし、着替えをしようと立ち上がると、今日は桜と街を回る予定だったのを思い出し、起床と準備の手をはやめるのだった。
※
「零斗くん、どこか行きたいところとかある?」
朝食をすませ街をブラブラしていると、桜は零斗に唐突に尋ねた。
「行きたいところか?特にねぇな、近くで祭りでもあるなら行きたいところだが」
「なに?おんし、それは本当か?」
すると突然会話に白夜叉が入ってきた。
「うわ、どっから湧いた、セクハラ夜叉!桜に触れたらぶっとばすぞ!」
「なにか私の扱いがひどくなってないかの?まぁ、そんな事はよい。少し私の私室にこんか?とっておきの話があるぞ」
そう言って笑う白夜叉の言葉に零斗と桜はのせられることにした。
※
「なんだ、十六夜達までいるのか?なんの集まりだ?」
”サウザンドアイズ”の拠点の前に着くと、問題児全員とジンがいた、黒ウサギとレティシアがいないのを考えると、どうやら何か問題を起こしたか、起こすつもりらしい。
「うむ、おんしらも来たのならすぐに奥に通して話をしようかの」
そう言って店の奥に入る白夜叉の後を零斗達も追った。
※
白夜叉の部屋に入り、説明を受ける。
どうやら”火龍誕生祭”というイベントが北側で行われるのでついてこないかということらしい。ただ
「俺たちを同行させる理由はなんだ?」
零斗は白夜叉に気になったことを訪ねてみた。
「それはの」と理由を説明しようとする白夜叉。するとすかさず。
「ちょっと待って、その話長くなる?」
「ん?そうだの…少なくともあと1時間ほどは」
その反応に十六夜は。
「白夜叉!今すぐ北側へ向かってくれ!依頼は受ける、事情は追々話す、その方が面白いからな!」
「む、むぅ?本当に内容を聞かずにか?」
「いいから早く頼む!」
その反応に零斗はどうやら自分が厄介ごとに巻き込まれていることを理解した。
すると白夜叉は分かった、といい、両手をを前に出しパンパンと柏手を打つ。
「ふむ…北側に着いたぞ」
「「「・・・は?」」」
十六夜が襖を開けると、外の景色は本当に変わっている。
「マジかよ」
改めて白夜叉が規格外であることを悟る問題児たちであった。
続きなるだけすぐあげます。
では今回はこの辺で。