霊夢side
「ところであんたは何者?猫の妖怪?」
「もと猫又、今は式神の橙よ。」
「ふーん、私は異変解決専門の巫女、博麗霊夢よ。まぁいいや。じゃあ行くわよ。」
「先手はもらうよっ!仙符『鳳凰卵』」
「パスウェイジョンニードル。」
同心円状に回転しながら飛んでくる楔弾を針で迎撃する。そんなに厄介なスベカではない。隙を見て針を飛ばすが…
「ああもう!すばしっこい!」
猫だけあって動きが素早く全ての攻撃を避けられる。
「改良版霊符『夢想封印 集』」
ホーミング弾を飛ばすだけの従来品とは違い相手を確実に追い詰めるための改良を施した。最早改良と言うよりは新作だけどね。
まず自分の回りにお札を配置する。次にそれらを相手の回りに囲むように飛ばす。そして最後に一気に殺到させる…ってだから速い!お札のスピードじゃ到底ついていけない。
「ちっとはじっとしてなさいよ!この化け猫!」
「あんたこそいいかげんに逃げだしなよ!式符『飛翔晴明』」
星形を描くように飛び回ると飛んだ所から楔弾が出てくる。
「はっ!なんのこれしき!」
相変わらずたいして難しくない。
ドンッッッ!
「今の力は…妖術!?」
と、急に弾幕の軌道が大きく変わった。
「!!!」
ピチューン
「ちっ!このやろっ!」
「もういっちょ行くよ!」
「これ以上させるか!霊符『夢想封印 散』」
さっきのとはうってかわって今度はお札やら霊力弾やらをばらまきまくる、質より量のスペカ。敵弾の迎撃やストレス解消にとても役立つほか、精密な避けが必要なスペカなのであのスピードで飛び回っていたらまず避けるのは無理でしょうね。
もくろみ通り被弾させることが出来た。
「ええい!翔符『飛翔韋駄天』」
っと更にスピードアップした。超スピードで飛び回り弾をばらまかしている。このスピードを封じるには…
「あなた向けの取って置きのスペカがあるわ。改良版夢符『封魔陣』」
大量のお札で相手を取り囲み外から楔弾で狙い打つ。スピードが信条のあいつには良い薬になるはずだわ。
「っっ!動けない!」
どうやら細かい動きは苦手のようね。見事に被弾してくれた。
「最後はこれで終わらせるわよ。夢符『二重結界』」
自分の回りに二重の結界を引き
お札を乱射する。放たれたお札は結界によって進行方向を変えられ不規則な動きで相手を襲う。
「仙符『屍解永遠』!」
あまり動かないで楔弾を撃つスペカ。高速で動くことを止めたのは賢明ね。これで後はどちらが最後まで避けきれるのかの勝負。そうなれば私に負けなど…
ピチューン
あるはずがない。
「さて、私の勝ちね。」
「参りましたー」
「確か迷い家にあるものを持ち帰ると幸運になれるんだっけ?」
「なれるわよ。」
「じゃあ適当にその辺に有るものもって帰るわ。」
「あっ、それ私の…」
さて、結局異変の原因はわからなかったわね。
魔理沙side
「蒼符『博愛の仏蘭西人形』」
「相変わらずお人形遊びか!甘いぜ!」
「ちょろちょろと鬱陶しいわね。これでも喰らいなさい。」
「お?やけに太った人形だな。」
「そりゃあ中に火薬をたっぷり仕込んであるからよ。」
「やっぱりか!」
ドカーーン
ふー、間一髪だったぜ。
「なぜわざわざ人形に火薬つめるかね。普通に爆弾で良いじゃないか。」
「爆弾だと警戒されるじゃない。」
「なるほど。」
「次行くわよ!白符『白亜の露西亜人形』」
「望むところだぜ!恋符『ノンディレクショナルレーザー』」
パチュリー直伝のスペカだぜ。時計回りと半時計回りのレーザーを絶妙なタイミングで回す。そして更に星弾を撃つことで難易度を大幅に上げる。
「あっ!人形が…」
そう。そして高火力のレーザーは人形など一瞬で焼き尽くす。こいつのスペカの殆どは人形に頼っているためこのスペカ発動中にあいつが私を攻撃することはまず不可能。必然的に避けに徹することになるがそんな簡単に避けれるスペカじゃないぜ。
ピチューン
「ふん、こんなもんかい?少し弱くなったんじゃないか?」
「相性の問題よ。」
「戦いに言い訳は要らないぜ!次、魔符『スターダストレヴァリエ』」
魔方陣を多数展開し星弾幕を作る。避けには精密な移動と集中力が必要とされる。
「お返しよ!操符『乙女文楽』!」
大弾が発射され破裂する。それと共に弾幕が展開され多数の人形が出てくる。そして人形からレーザーが飛んできた。
「げ。お前もレーザー使えたのか。」
「練習したのよ。」
弾幕ごっこにおいてレーザービームはかなり有効だ。大抵の弾幕は迎撃出来るしガードも困難だ。唯一の弱点は発射前に予告線を引く必要があることくらいか。それゆえにメイン火力として使われることは以外に少なく相手の動きを封じるために使われることが多い。「でもまだまだ隙間が多いな。」
「ちっ!ならこれならどうよ!雅符『春の京人形』」
「私に吹き飛ばしてくれと言わんばかりだな!改良版恋符『マスタースパーク』」
「あなたのマスパは見飽きたわよ。」
「そうかい?これでもか?」
「えっ!うそ!?」
従来品に星弾を大量追加した。極太レーザーによるプレッシャーが星弾を避けるのを難しくしている。
ピチューン
「あなた随分強くなったわね。この私が追い込まれるなんて。」
「はっ、私だって成長しているんだぜ。」
「…もういいわ。今戦っても勝てなさそうね。」
「相変わらず本気を出さずに負けるやつだな。」
「で、異変だっけ?春を集めているやつがいるのよ。集まっている春からは風が吹いているから取り敢えず風上に向かえば良いと思うわ。」
「なるほど、分かったぜ。」
朝投稿のほうがUAが付きやすい事がわかったので暫く6時台に投稿します。それとこれから先更新速度は次第に遅くなっていきます。