サブタイトルに書いてある短文は小説の内容とは全く関係ありません。ただの数字の紹介です。
第1話 1 =X^0 最小の自然数
朝起きたら空が真っ赤に染まっていた。
朝焼けか?とか考えてみたけどどう考えても違う。こういうときは異変解決専門の巫女に聞くのが一番だと思い俺は博麗神社に出かけた。どうせ今日も授業ないだろうし。
神社につくと霊夢と一緒に普通の魔法使い、霧雨魔理沙がいた。
「よう、霊夢。魔理沙もいたのか。」
「あら、掛。私たちは今晩この異変を解決しに行くところよ。暇ならついてくる?」
「おう。暇だからついていくよ。」
そんなこんなで俺は霊夢と魔理沙と一緒に異変解決に行くことになった。
その夜…
「そういえば霊夢?俺たちは今どこへ向かっているんだ?」
「あんたそんなのも知らないでついてきたの?」
「俺が知っているわけないだろ。」
「あそこの湖の向こうに吸血鬼が住んでる洋館がある。この赤い霧はそこから出ているみたいなんだぜ。」
「なるほど。吸血鬼だから夜に出かけるのか。ありがとう魔理沙。ついでだから聞くがあそこに漂ってる黒い霧の固まりはなんだ?」
「ん?ああ、あれか。妖怪かなんかじゃないのか?」
「そこそこ力はありそうね。私はめんどくさいから魔理沙倒しといて。」
「わかった。倒したらすぐ追い付くぜ。」
「魔理沙頑張れ~」
魔理沙に黒い霧の妖怪らしきものを任せて俺と霊夢は湖の上を飛ぶ。
「なぁ。俺たち進んでいるのか?霧が濃くてわからないぞ。」
「そうね。この前通ったときはこの辺りに島があったんだけど。」
「きた!!にんげんだ!」
「誰だお前は?」
「アタイはサイキョーのようせいチルノさまだ!ここをとおりたければアタイとしょーぶしろ!!」
「まためんどくさいのが来たわね…掛任せた。」
「………相変わらず面倒くさがりだなぁ。分かったよ。チルノとやら、俺が相手だ。かかってこい!」
「ふう、やっと館についたわ。あ、なんか門番みたいなのがいる。」
魔理沙side
「さて、さっさと終わらせるぜ。おいそこの黒い妖怪。スペルカードルールは知っているよな?」
「知ってる~」
「スペカ2枚、被弾一回の短縮ルールで行くぜ!」
「そーなのかー」
「そーなのだ」
黒い妖怪(ルーミアと言うらしい)は妖力弾やらビームやらを適当に撃ってくる。正直ビームが飛んできたのには少し驚いたぜ。
魔力をミサイル状にして打ち出して攻撃してやるとすぐに怯んでスペカ宣言してきた。弱いな。まだ早いぜ。
「夜符『ナイトバード』」
妖力弾が弧状になって飛んでくる。
「はっ!その程度か!」
スペカを使うほどの敵ではないがここは格の違いを見せつけてやるぜ!
「くらえ!恋符『マスタースパーク』!!」
大量の魔力をミニ八卦炉から極太のレーザービームにして打ち出す私の代名詞的スペカ。初見殺し?パクり?知ったこっちゃないぜ。呆気なく吹き飛んでった妖怪を眺めながら箒に魔力を充填。さて霊夢達を追うぜ。
掛side
俺はチルノという妖精に理由もなく喧嘩を吹っ掛けられた。面倒臭いがウォーミングアップにはちょうど良いかもしれない。
「チルノ?勝負は弾幕ごっこで良いのか?」
「うん!アタイがかったら3じかんアタイたちとあそぶこと!!」
うん?アタイ達?やな予感がする。
「標準ルールで良いか?」
標準ルールはスペカ使用制限なし。(ただし同じスペカは一度だけ)3回被弾で負けの幻想郷で何かを賭けた戦いでは最もよく使われるルールだ。
「うん!」
「じゃあ俺が勝ったらここを通すこと。」
「わかった!じゃあスタート!」
さて座標軸を設定してと…まずは相手の戦い方を見るか。
「いまだ大ちゃん!!」
「行くよチルノちゃん!!」
ん?遠くになんかいる…消えた!
次の瞬間背中に激痛が走った。
ピチューン
「!!??」
後ろを見ると違う妖精がクナイ弾を打ち散らかしていた。…やられた。まさか1対2でくるとは。あと瞬間移動使えるなんて。取り敢えず後ろにいる妖精に素早く弾幕を当てる。どうやら瞬間移動による不意討ちが基本のようで呆気なく3回被弾してくれた。その間チルノは妖力弾と氷弾を打ち出している。空気中からいきなり氷弾が出てくるところを見ると空気中の水蒸気を凍らせているのか?湖の上だから水蒸気も豊富なのだろう。
取り敢えず弾幕を避けつつ適当に攻撃してるとチルノはスペカを取り出してきた。
「氷符『アイシクルフォール』!」
上の方で氷弾を作って次々と落としてくる様だな。
ん?これってもしかしてチルノの正面にいれば当たらないんじゃね?試してみるか。
…やっぱりあそこら辺は弾が通っていない。
「よし!突げkうおっとぉ!!」
いきなり真っ直ぐな弾撃ってきやがった。こっちを油断させてから撃ってくるとか以外と策士か?チルノ。
「あっぶな~まただんまくふやすのわすれるところだった…」
あ、あんなこと言ってる。要するにただのバカか。
よし。じゃあ反撃だ。
「行くぞ!関数『グラフ描画』」
相手のいる座標に合わせてレーザービームを放つ…が結構難しい。弾幕避けながらだと計算してる余裕が少ない。ともすると飛ぶことを忘れそうになる。飛ぶのにもスペカ使うにも弾幕作るのにも計算が必要というのはなかなか大変だ。
「ええい!!くらえぃ!」
ピチューン
よし。取り敢えず一発当てた…がそこで時間切れ。このスペカはもう使えない。
お互いスペカを使わずに相手を攻撃している。
今は多彩な軌道で弾を打てる俺がチルノを翻弄している。チルノの弾幕はどうも直線的なんだよな…
「凍符『パーフェクトフリーズ』」
チルノが二枚目のスペカを出してきた。少し大きめの弾を適当に撃ってくるだけかな?多少スピードもあるけどやっぱり直線的に飛んでくる弾なんて俺には当たる気がしな…「ソイやっ!!」ピチューン
え?
脇腹に鈍痛が走ったので真横を見るとついさっき横を通りすぎていったはずの弾が静止している。
「アハハハ!自分から弾に辺りに行ってる~!!」
おかしい。さっきから全ての弾の運動方程式を導きだしていたけど減速している弾なんてひとつもなかったはず…とそこまで考えたところで次の弾が飛んできた。どうやら自機狙いの様なのでちょん避けしながら回りを見渡すと同じ様に静止している弾が幾つもある。しかもどれもうっすらと白くなっている。
「ぼんやりしてるとつぎいくよ!!」
「おっと危ない」
「あといっぱつでアタイのかちだからね!」
「そういえばもうリーチか。不味いな。」
新たな弾幕が飛んでくると共にさっきまで止まっていた弾がふらふらと動き出す。
「これ自体はそこまで難しく無いんだけどな~油断大敵だね。」
今度は周りに気を配りながら注意深く避ける。
「そりゃあ!」
「!」
チルノが声をあげた瞬間周りの空気がピンとはりつめ弾幕が動きを止める。
「まさか…」
「ん?」
「弾幕を凍らせているのか!?」
「そのとおり!さあこれでアタイのかちだ!」
自機狙い弾が飛んでくる。
「ふっ、甘いな。ベクトルをマイナス一倍。」
「えっ?ちょっと!」ピチューン
自機狙い弾の進行方向を正反対にしてやると狙い通りチルノは被弾してくれた。
「!!! これでおわりだよ!雪符『ダイアモンドブリザード』!」
大量の氷弾がこれでもかと降ってくる。
「ああ、終わらせよう。操符『空間支配』」
自分の集中力を一気に高め半径10メートル以内にある弾全てを俺の意識下におく。そしてそれぞれの弾についているありとあらゆる数式を俺の思い通りに操る。
「あれ?アタイの弾が?」
「ぐっ!やっぱこれきつい。」
頭が破裂しそうだ。でもよし!準備OK
「くらえ!!」
「えっ!?きゃぁぁぁぁぁぁ!」
全ての弾をチルノとその周辺に集める。あの様子じゃまず避けるのは無理だろう。落ち着いて大きく避ければ問題ないのに。
ピチューン
山数掛VSチルノ
俺の勝ち!!
チルノ相手に苦戦しているオリ主…この先大丈夫でしょうか。